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【感想】 シルヴァリオ ヴェンデッタ(体験版)


 「――”勝利”からは逃げられない」
 「さあ、逆襲(ヴェンデッタ)を始めましょう」


・シルヴァリオ ヴェンデッタ
http://www.light.gr.jp/light/products/vendetta/index.html

さあ、逆襲(ホモソーシャル)を始めよう――という所で、シルバニアもといシルヴァリオヴェンデッタ体験版を読了。厨二業界きっての星辰体官能筆者・昏式龍也氏が率いるチーム第十四臀部駐屯部隊(Vermilion)も早4作品目となり、気が付けばlightの影の首領・正田卿の作品数に肩を並べました。おめでたい。

さて、このシル(以下略)、舞台は過去二作続いた日本から離れというか日本消滅してた、原点回帰の海外、ドイ……軍事帝国アドラー。そこはかとなくDies何とかを連想させる舞台と導入部でしたが、厨二病患者はみなヨーロッパとナチ偏愛なので問題ありません(偏見です)。掴みはOK。でも内容はもはや語るに及ばない燃え燃え異能力バトル(いつもの!)なので割愛。どうか君達の目で確かめて欲しい!(ファミ通的なアレ)

そんなわけで、登場人物について言及したい。

主人公は前作に続きCVルネッサンス山田――そう、みんな大好きルネッサンス山田劇場の再演です。体験版での彼、ゼファー・コールレインの振る舞いをネタバレなしに例えるなら、「真面目に働く正社員に途中退社した小心者フリーターが逆襲(理不尽)した!」であり、傍目から見ると本人が自称する通りにクズまっしぐらですが、似たような小心者の主人公でも、不殺を貫くより「メ~ンゴ。顔見られたから死んでくり☆」と残虐非道にぶっ殺す方が自分は好みであり、そんな彼が今後どのような逆襲(理不尽)を演じてくれるのか期待に胸が膨らみます。今後どのような逆襲(ホモソーシャル)を演じてくれるのか期待に股間が膨らみます。

次いで、ラスボス候補のMr.デリンジャー総統閣下。間違えた。クリストファー・ヴァルゼライド総統閣下。「パツキンのドイツ軍人は強さが人外」というお約束から外れない御仁で、中の人が後ろの処女作ことヴァー何とかのトシローさんという点も高ポイントです。うん、完全に敵対する未来しか見えないし、十中八九ラスボスでしょうが、これで実は味方だったら土下座します。

最後ルシード・グランセニック。ゼファーの親友としてホモソーシャル・アタラクシアが期待されますが、ドMでロリコンという性癖がどのように活かされるのか注目です。ドMでロリコン、しかしホモでないとは言っていない(名推理)。

……え、ヒロイン?
いや、だから、前作の感想でも言いましたが、ジブン――
――厨二ゲーにオンナは求めてないんすよ(ハードボイルドな面構え)。

ミリアルテ・ブランシェは淫乱。
チトセ・朧・アマツはヤンデレ。
ヴェンデッタナニを擦りつけたい。
それでいいじゃないか。

以上、シルヴァリオヴェンデッタ体験版の感想でした。
誤解を恐れずに言うと、ホモソーシャル、期待しております。

・【感想】 Vermilion -Bind of Blood-
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-171.html
・【感想】 Zero Infinity -Devil of Maxwell-
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-217.html
・【感想】 Electro Arms -Realize Digital Dimension-
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-237.html

【C87】 楽園追放(意訳 三日目の島中、人多過ぎて弾き返された)

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はああああぁぁぁぁぁあん♥(開幕絶頂)

当ブログが崇拝する同人ゲーム『ひまわり』の絵師様、たつきちさんにマイフェイバリット女神たるアクアを描いて頂けました。たつきちさん、自分の無茶な懇願を快く引き受けて下さいまして、まっことに、ありがとうございます、そして、ありがとうございます。サークルチェックの折、数年振りに参加なされていたのを発見したときから遂行中になっていた脳内任務「尊敬する絵師様にご挨拶せよ!」の達成報酬はコミケ参加歴11年の中でも至高の創造でした。家宝として末代(=自分)まで引き継がせて頂きます。ひまわりは神ゲー、アクアは女神、たつきちさんは現人神、事此処においては異論という概念は存在を許されない。


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(2010/04/22)
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そんな神ゲーたる『ひまわり』の私的にオススメなフルボイスであるPSP/PS2版を布教です。まあ、当ブログを訪問・閲覧するような奇特な方々は漏れなく全員プレイ済みかとは思いますが、釈迦に説法、 孔子に論語、河童に水練かとは思いますが、本ッ当に言うまでもない蛇足極まりない情報かとは思いますが、『ひまわり』は原作Windows版、PSP版、PS2版、iOS版、Android版、Kindle版(Amazon)、GREE版、Mobage版と多種多様なプラットフォームにてプレイ可能ということをお伝えしておきます。万が一、億が一にでも未プレイの方がいたとしたら是非共に。

えっ? コミケ記事? いやいや、そんなことより『ひまわり』でしょう、常識的に考えて。
冗談(八割方本気)はさておき、今回は『ひまわり』が主題ですので、適当に流します。

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初日は楽園追放の為だけに馳せ参じたと言っても過言ではない。
そして、スペース極狭なブースに大勢が押しかけた結果どうなるかは考えるまでもない。
この楽園追放3DCG原画集、実に素晴らしいものでしたので、是非とも通販して頂いて皆さんの手にも渡って欲しいですね(既に所有している者特有の余裕っぷり)。

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そして、全日程通しての毎度のブツ(一部抜粋)。本当に毎度のこと過ぎて特筆すべき点が皆無です。強いて言えば、冷静に思い返すとF4 COMPANYのグッズセットが買えたのは初めてかもしれません。しかも艦これ。壮絶な新刊争奪戦で勝利を持ち帰ってきてくれた某氏、さーんきゅ!(次も宜しくお願いしますの意)

また、所感ですが、前回・前々回に比べると三日目壁大手の艦これ本の割合は下がった気がします。アニメが放映したらまた盛り返しそうなので、次回は激戦になりそうですね(他人事)。

以上、C87の戦果でした。
この度もお手伝いしてくださった友人の方々に感謝を(定型文)。
それでは、8ヶ月後、2015年8月の夏コミ、C88でお会いしましょう。


自分用メモ。今回購入したサークルは後日追記

【感想】 ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動


 切太刀こそ地獄なれ
        踏みゆけばあとは極楽



大石内蔵助が戦場に赴けば、我等の勝利に疑いなし……だぜ?(数右衛門並感)

全国47千人(現実的な値)のご城代シンパの皆様、さして長らくはお待たせしませんでした。2013年に有終の美を飾った『ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1-』のファンディスク、『ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動』が駿馬の如く登場です。特に自分にとっては本編プレイから数ヶ月しか経っていないこともあり、熱冷めぬまま忠臣蔵ワールドに浸れるというもの。そう、発売から一年以上も本編を放置したのはファンディスク発売を見越してのことよ。計画通り。正義こそ我に有り。2014年内に本作が発売するであろうことをこの私は予測していました。さあ、今宵も我等がご城代の忠実なる臣として、忠魂義胆の武士ロードを共に参ろうではないか。


・ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動
http://inre-soft.com/csgfd/index.html

【シナリオ】 A+
 「生きて大業を成せるのであれば、生きるべき。
 死んで不朽の価値があるのなら死んでもよい。オレの師匠の言葉だ」


――等と、前口上でご城代万歳しておいて何ですが、今回の敵サイドは新選組なんですよね、新選組。
うーん。新選組かあ。話が新選組となると、ちょっとなあ。いやね、実は地元が新選組の故郷と自称しているだけあって、新選組に対しては昔から並々ならぬ想いがあるんですよ。何というか、親近感?みたいな?
だから、さすがのご城代率いる赤穂浪士といえど、自分の中で新選組を超えるのは難しいかなあ。まあ、新選組の評価は揺るぎないという大前提であり、最初から結果が見えている勝負ではありますが(苦笑)、ご城代たちの奮闘を、物語を、敬意を払って読み解くとしましょう――。

(プレイ中....)

(プレイ中....)

(プレイ終了)

やっぱり赤穂浪士がナンバーワン!(華麗なる手のひら返し)

いやあ、ご城代の器のデカさは新選組連中とは格が違いますね。知ってた。最初から知ってた。そもそも、なんちゃって武士集団な新選組が、元とはいえ赤穂藩家老を務め上げた生粋の武士たる大石内蔵助に勝てるわけないんですよ。ああ^~ご城代は格好いいんじゃあ^~。

さておき、本作の舞台は幕末、相手取るは新選組ということで、今回の肝として赤穂浪士の面々がどのような大義名分で新選組をボッコボコにするのか期待と不安が半々の興味津々でしたが、蓋を開けてみると――

 「近藤勇。貴方は赤穂浪士を尊敬していると言いながら、その子孫である大高又次郎を殺した」
 「その仇を討つために我等、赤穂浪士が直々に参った次第! どうか、お覚悟を!」


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完全に試合解説役の列海王と化しました。
赤穂浪士の戦の動機といえば仇討ち。それ以上でも以下でもない。グゥの音も出ないとは真実このこと。
またも葉山こよーて氏に見事討ち取られた自分、ここに辞世の句を記し、腹を切る所存であります。

 おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは エロゲなりけり

面白いのう……。


【キャラクター】 A+
 「されど、黒幕は隠れてこその黒幕。出てきたらただの一兵卒ですわよ」

それ本編の黒幕さんの前でも同じこと言えんの?(解答: 言えます)
他作品では新選組は強い・凄い・格好いいの美味しいポジションで描かれることが多いですが、本作での新選組は「忠臣でもなければ武士でもない。残虐非道なただの人斬り集団よ」的な本編四章での扱いをされており新鮮でした。なるほど、こういうのもあるのか。個人的にもトッシーが狂犬っぽく描かれていたので満足です。

【システム】 A+
本編参照(手抜きではありません)。


【総評】 A+
 「大山の……峰の石根に埋めにけり……」
 「我が年月の……」
 「我が年月の……大和魂……」


声優さん迫真の泣き演技による辞世の句!効果はばつぐんだ!(相変わらず脆い涙腺)
本編同様、「幕末って結局のところ何してたのかよくわかんない☆(テヘッ)」という歴史知らずな自分が所謂ひとつのゴミであったことを思い知らせてくれる作品でした。今回に限っては過言ではない。うん、忠臣蔵はともかく、幕末のアレコレは歴史的なターニングポイントとして、知っていて然るべきですよね、常識的に考えて(初めて『常識的に考えて』を文字通りの意味で使えた瞬間である)。赤穂浪士が幕末に飛ぶという、本編以上にぶっ飛んだ設定でしたが、無理やり感なく自然にのめり込める内容でした。今後とも武運長久を祈っております。

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話は変わりますが、本日(12月14日)は赤穂浪士討ち入りの日ということで、泉岳寺の義士祭に行ってきました。いやはや、失礼ながら数百人規模のローカル祭りかと思ってましたが、足を踏み入れるとコミケ並の人口密集地でした。超大手サークル並の行列だった為、境内を見て回るだけで数時間が消し飛びましたが、無事にご城代たちの墓参りをすることができました。いやあ良かった良かった。

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折角なので忠臣蔵塩羊羹と赤穂浪士扇子を購入して帰りました。

【C86】 ComicMarket85+1 -コミケ85+1-

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 「最早、我等に退く道は無いのだ!」
 「金を惜しむな!」
 「ヲタクの名こそ惜しめ!」


さすがに初参加から十一年目ともなるとコミケ期間中の国際展示場を目にしてもさしたる感慨を抱かなくなってしまった今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。などと言いつつ、開場したらテンション上がるんですけどね。特に寝取られ本を購入すると奇声を発する程度には大興奮ですけどね。うん、いつも通りっぽい。

ところで、初日のRONDO ROBEは、開場時の列形成から一向に音沙汰が無くなり、徹夜組・始発組でさえもお目当ての品が買えずに終わるという心ぴょんぴょんな展開だったらしいですね。初っ端からRONDO ROBEに並んだ方々に「初めが肝心詰んだ詰んだ」を実践して差し上げるとは、ごちうさグッズを取り扱うブースの面目躍如と言えましょう。完全に他人事ですが、自分も十年前の雪降る冬コミ(C67)のRONDO ROBEにて同様のトラップを経験しており、その節は外に出された列が瞬く間に雪化粧されていき、並んでいる人々が微動だにせず虚空を見つめる彫像と化すというコミケ珍百景でした。あれから一度も並んでないです。今回、かのブースでブラブレ本を買ってきてくれた某氏、さーんきゅ(適当)。

余談ですが、企業にて購入した『ChuSingura46+1 大石内蔵助Tシャツ』が写真に含まれていないのは、現在進行形で着ているからです。ご城代を脱ぎたくないからです。正義は我等、赤穂にあります。

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そして、ここ数年、並ぶサークルが固定されている感が否めないので新鮮味は皆無に等しいですが、いつもの薄い本の戦果(一部抜粋。グッズ系は除く)がこちらになります。ご確認下さい。予想通りに大半の本の中身は艦これorラブライブといった塩梅でした。自分、ラブライブ未視聴なので完全に絵師買いです。まあ、エロければ何でも良いんですが、有名作品を題材にしたが故に、恒例よりも列が長くなるという現象は心臓に悪いので勘弁して下さい。斬鬼楼とかビビりました。普段、あそこまで列長くないじゃん!やだやだ!信者をいじめちゃやーだー!

余談ですが、相変わらずMTSP(みとすぱ)さんの新刊、『橘さん家ノ男性事情 まとめ版』は素晴らしい出来でした。お世話になりました。貴方がNTRナンバーワンです。ありがとうございました。

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最後に、艦これ絵師の皆様方の新刊がこちら。艦これ絵を描いてくださらず、感謝しております。
前回の冬コミで確信しましたが、艦これ絵師さんが安易に艦これ本を出すと爆発します。列が。
自分はぽいぽい教なので、今後もカハッ本部は追っていきたいと思います。可能な限り。

以上、C86の戦果でした。
この度もお手伝いしてくださった友人の方々に感謝を(数年間、変える気がないコピペ)。
それでは、4ヶ月後、2014年12月の冬コミ、C87でお会いしましょう。


自分用メモ。今回購入したサークル一部。

・1日目
東A-02b 七色ぱーかー
東A-03b コーヒー飲み過ぎ
東A-42a alicemiller
東A-45ab NtyPe
東A-61ab うつらうららか
東シ-53a クインテッド
東シ-54a しあわせーのかたち
東シ-55a 双尾無双
東シ-60a 5年目の放課後

・3日目
東A-21b 天然石
東A-28a 斬鬼楼
東A-33a 恋愛漫画家
東A-44a CUT A DASH
東A-54a MTSP 
東A-82b 天然水道水
東M-48b koinu computer
東シ-03ab 偽住所不定
東シ-16ab キャッスルトン/Life is free
東シ-21b Yellow avantgard
東シ-33a 琴乃舎
東シ-37b GOTHICAL BLADE
東シ-44b カハッ本部
東シ-53b Passing Rim
東ネ-18b VM500
東ネ-32b WINDFALL
東ネ-37a あっちょんぶりけ
東ヘ-15b 宿(仮) 
東マ-25a Traumatize
東ミ-20a ENGINE SMOKER
西あ-04b れいんどっぐ
西あ-53a でっかい剣が好き 
西れ-53a スタジオファーボ

【感想】 ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1-


 「なぁ? 直刃? 僅か五十人足らずの我等がたとえ、
  仇討ちの後に腹を切って命を散らせたとしても。そんなことは些細なことだ」
 「だが、我等の行動が後世の人間の希望になるのなら、素晴らしいことじゃないか?」
 「その素晴らしさを直刃? お前にもっと元の世界で伝えて欲しい」
 「我等のような馬鹿で、剣以外では訴えることの出来ない不器用な人間がいたことを」
 「そんな侍が存在したことを……」



エロゲ道とは、積む事と見つけたり。(これまで未プレイだった言い訳)

いやさ、お待ち下され。発売から一年以上も経過していることもあり、「えっ、今更?」とお思いになられる同志が大多数とは思われますが、皆まで言いなされるな、まずは話を聞いて頂きたい。知ってはいたのです。『ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1-』という、2013年の作品で評価の高いエロゲが存在したことを。買ってはいたのです。初回限定版は逃しつつも通常版の新品を。しかし、そのまま時の流れに埋もれていたのです。何故か――端的に言うと見くびっていたのです。「そちの言う歴史上の人物を女体化した作品は往々にしてキャラゲーであり、シナリオは二の次であろう?(下卑た笑い)」と思っていた時期が自分にもあったのです。
そう、つまり――……、……ええと、その……だから、あの……変事失態でございますぅ!!(切腹)

そんな江戸時代に乗り遅れること甚だしい本記事ですが、皆々様に『ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1-』が如何に魂込められた作品であったかを布教したい。ご城代こと大石内蔵助という人物のデカさ(おっぱいの大きさに非ず)というものを余すことなく伝えたい。まあ母娘共々おっぱい最高だがな!(変事失態というより変態)

・ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1-
http://inre-soft.com/index2.html


【シナリオ】 A+
 「よいか! 皆の者!」
 「我等が狙うは唯一つ!」
 「不倶戴天の仇! 上野介の御首を頂戴すること!」
 「それが、亡き殿のご無念を晴らす唯一の手段!」
 「そして、それこそが!」
 「我等の悲願であるぞ!」


さて、本作がどのような作品かというと、『ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1-』というタイトルの通り、言うまでもなく忠臣蔵(元禄赤穂事件)を元ネタにした、同人あがりの商業サウンドノベルであります。これで忠臣蔵ではなく新選組や鬼女紅葉伝説が元ネタだったりしたら逆にびっくりだよ。ちなみに『北向山霊験記 戸隠山鬼女紅葉退治之伝』をモチーフにした同人ゲームに『幻想のアヴァタール』という素晴らしい作品がございますので、興味のある方はこちらからどうぞ(惚れ惚れするほど違和感のないナチュラルかつスマートな布教)。

そんな本作、お約束と言いますか、あくまで男性向けPCゲームという枠組である結果、冒頭で言及した通りに赤穂浪士の歴々を筆頭に大半の登場人物が女体化しているのはご愛嬌。エロゲの摂理。しかし、侮る無かれ。武士娘に夜の討ち入りヌキヌキポンするだけの作品かと思いきや、蓋を開けてみれば、「どれほどの資料を読み漁ればこれだけの作品を――!」とキルアも戦慄するレベルでございました。インタビュー記事によれば、優に100冊以上は読み漁ったとのことです。侮っていたのは自分だったという事実に切腹を禁じ得ない。むしろ女体化したことで史実の結末(どうせみんないなくなる)への感情移入度が増す可能性もなきにしもあらず。今わかりました。やっぱりおっぱいは正義だったんですね。

肝心のシナリオですが、本作は第一章『假名手本忠臣蔵編』、第二章『江戸急進派編』、第三章『百花魁編』 、第四章『仇華・宿怨編』、第五章『刃・忠勇義烈編』の全五章構成であり、元々同人版では第三章までの各章を単品で販売していたことからもクッソ長いのが伝わると思います(嬉ション)。某ひぐらし・某うみねこ同様に、大体、各章8~10時間かかります。堪能できるよ。やったね直刃しゃん。

以下、各章における雑感(ネタバレあり)。

①第一章『假名手本忠臣蔵編』
 「よいか! 正義は! 我等! 赤穂にあるぞっ!」

第一章は副題の通り、忠臣蔵を忠実に再現したらしいお話。らしい、というのも自分は忠臣蔵というものに疎く、書籍を読んだこともなければドラマも見たことがない、かろうじて知っているのは小林幸子さんのポケモン曲から赤穂浪士は四十七人ということだけあり、肝心の内容については「どっかに討ち入ったんでしょ。知らんけど」的な歴史の偉人に対しては余りにも不敬な認識。そんな一般教養に欠けた自分が忠臣蔵を題材にしたエロゲにドハマリしてアヘ顔ピース感想記事を書いてくる程なので、この第一章(ひいては假名手本忠臣蔵)がどれだけ面白い魅力的な物語であったか知れようというものです。

内容としては、現代から300年前の赤穂にタイムスリップしてしまった主人公・深海直刃が、最終的に赤穂浪士の一員として吉良上野介を打ち取る、という王道ストーリー。一章ヒロイン担当の我等がご城代、大石内蔵助はおっぱいのついたイケメンであり、初めて昼行灯モードを見た時は「ちょっとぉぉぉ!誰か突っ込めよぉぉぉ!身体縮んだぞオイぃぃぃ!」と江戸時代風(誤解)に違和感を指摘していた自分が、途中から「まあ、ご城代だからな……」と忠実な家臣に変貌してしまうレベル。あんな偉人を目の当たりにしては現代人の直刃しゃんがドハマリしてアヘ顔ピース晒すのも致し方ない。ご城代マジご城代。でも大石内蔵助の晩年の歳って(突如、背後から何者かに斬り付けられフェードアウト)。

②第二章『江戸急進派編』
 「武士道とは……」
 「死ぬ事と見つけたり……」
 「や、安兵衛さん……?」
 「オレも小平太のように……」
 「本当の武士になれましたよ……ね……?」


討ち入り後、迂闊だったねぇと刺客にぶっ殺された直刃しゃんが目覚めると、そこは元禄十四年の赤穂でした。まさかのループものでした。その発想はなかった。自分はループもの大好きな人種(厨二脳)なので、この時点で神ゲー認定した節があるのは否めません。第二章は、前回の記憶を元に、単身で吉良上野介を討とうとする直刃しゃんが江戸詰めの堀部安兵衛さんに昼も夜もシゴカれる話。まあ、前回の記憶がないご城代に強制失恋した手前、安兵衛さんに惹かれちゃうのは分かるのですが、毒を抜いてもらうのは下劣畜生、邪見即正の道理。そんな直刃しゃんですが、前回はご城代、今回は安兵衛さんに修行してもらったので大分強くなりました。やはりループものの醍醐味は、周回を重ねるごとにパワーアップすることに尽きる。また、安兵衛さんもご城代に負けず劣らずおっぱいのついたイケメンっぷりなので惚れる。台詞がいちいち男前なんだなあ。桐谷華さんの本気を見るのです!

③第三章『百花魁編』
 「あふ時は、かたりつくすと思へども……」
 「別れとなれば、残る言の葉……」


善戦空しく討ち死にしてしまった直刃しゃん、さすがに三周目はやる気ゲージが底をついてしまい、オレはもう戦わないと悟空が死んだベジータ状態になってしまいました。そんな中で初っ端からご城代に目をつけられた上、練習試合でご城代から一本取ってしまう展開には正直笑った。どうですか、ご城代、自分が教えた技で弟子に負ける気分は、ってそれは新八の台詞だった。まだ早かった。第三章のヒロインはご城代の娘さんである大石主税さんですが、前回、あれだけ直刃しゃんを目の敵にしていながら、開幕直後にフォーリンラブしてしまう乙女モードな松之丞殿には赤穂の大草原。ここにきて初めておっぱいのついたイケメンではないヒロインらしいヒロインの登場です。そうだ、これはエロゲだった。忘れていた。危ない危ない。しかし、松之丞殿には悪いですが、やはり第三章の見所は何と言っても眼帯天然痴女バーサーカー侍たる新八さんのエントリーでしょう。赤穂浪士を差し置いて人気投票トップの座に輝いてしまったサディスト侍は役者が違った。ノータイムでエッチ選択肢をクリックして昇天(二重の意)させられたのは自分だけではないはず。そして、討ち入り後の直刃しゃんと新八との一騎打ちは私的に本作でも屈指の名シーン。新八に伝授した巻き上げを使われて窮地に陥るだろうとは予想していましたが、その状況すら読み切って打ち勝った直刃しゃんは、もはや冒頭でバルドスカイとかパルフェとか熱弁していたエロゲマイスターの面影は微塵もない、自他ともに認める立派な侍でありました。勝ったッ! 第三章、完ッ!

④第四章『仇華・宿怨編』

 「この勝負! 貰った! 無念にも散った上野介とその家臣に捧げる!」
 「この私が!」
 「私が歴史を変える!」
 「今こそ見失っていた光を我が手中に!」
 「正義こそ!」
 「正義こそ! 吉良に有りぃぃぃぃぃぃっ!」


せっかく現代に戻れた直刃しゃんですが、ある日いきなり現れた吉良家で見たような謎の女性に「これから江戸時代に飛んで赤穂浪士ぶっ潰すから(意訳)」と言われたら、そりゃあ元禄の世に再降臨せずにはいられません。余談ですが、おそらく黒幕にとって第三章で直刃しゃんが現代に戻ってしまったのは、二章の終わりで「さぁ? 次が最後の宴よ? 足掻いて足掻いて、せいぜい、失意の中、悶え苦しんで死ぬといいわ」とドヤ顔で語っていたことからも、計画外のことだったのでしょう。急転直下の第四章は、赤穂浪士ではなく吉良側の視点から仇討ちの是非を問いただす忠臣蔵という物語のアンチテーゼ。直刃しゃんと共に赤穂浪士の心情で忠臣蔵を追ってきたプレイヤーとしては甲佐一魅(清水一学)を何言ってんだこいつと思いがちですが、現代において常に悪役扱いされる吉良家の末裔としては残念ながら当然でした。なるほど、確かに、赤穂浪士の仇討ちを天晴忠臣の鑑、大正義と思ったかは十人十色だったであろうことは忠臣蔵に疎い自分でも想像に難くないので、彼女の主張には一理あることが窺い知れます。いやあ、面白いな、この一学先生による歴史の授業。しかし、ご城代との決闘における一学さんの「正義こそ! 吉良に有りぃぃぃぃぃぃっ!」は真に迫っていて凄い。御苑生メイさんの演技好きです(小並感)。

そして、長かった忠臣蔵の物語は、泣いても笑っても次が最終章。清水一学が語った黒幕の野望を、果たして直刃しゃんは食い止めることができるのか。最後に残ったヒロインは矢頭右衛門七。彼女をラストルートに持ってきた意味、そして黒幕は深海直刃に対して恨みがある、これらの符号が意味するところは唯一つ。そう、黒幕の正体はあの子に違いないですよ。確信しましたね。さあ、直刃しゃんと清水一学、赤穂浪士、全員のチカラを合わせて、いざ、クライマックス!

⑤第五章『刃・忠勇義烈編』
 「私の目的は唯一つ。赤穂浪士の武勇を地に貶めることよ」

最終決戦での心境←

木を隠すなら森と言いますが、まさか黒幕を隠すならモブとは思わなんだ。彼女の生い立ちを聞くと、なるほど、赤穂浪士や深海直刃という存在に恨みを抱くことは分からないでもないのですが、その、なんだ、もうちょっと表に出てきてもよかったのではないかい(黒幕に対して表に出ろという理不尽な要求)。黒幕に徹しすぎたせいで犠牲になったのだ……むしろ他作品の黒幕が表に出過ぎと、そういうことなのか……。

そのような黒幕さんが一発芸人みたいな立ち位置になってしまう等のハプニングはありましたが、最終決戦自体は死んだと思われていた仲間たちが続々と集結するという王道展開で、千鳥が届いてからの何でもあり厨二バトルによるご都合主義も、これまでの悲劇を帳消しにする意味合いではアリであろうと十二分に燃えることができました。とりあえずご城代や安兵衛さんの本気が見られれば満足する感、あります。赤穂浪士の面々は魅力的なキャラクター揃いなので、ラストは切腹回避のハッピーエンドで安心しました。途中のバッドエンドは大好物ですが、やはり最後は気持ちよく終わりたいですよね、うん。救いのない話も大好物ですけどね。


【キャラクター】 A+
 「最早、我等に退く道は無いのだ!」
 「命を惜しむな!」
 「武士の名こそ惜しめ!」


何度でも言おう。ご城代と安兵衛さんはおっぱいのついたイケメン。男らしい男たちが登場する作品は数あれど、男以上に男らしい女たちが活躍する作品は貴重であり、特にご城代のカリスマっぷりときたら、直刃しゃんだけでなく、赤穂浪士を憎むべき仇敵としている一学(一魅)さんにさえ「役者が違った」とか「有難き幸せ」とか言わせちゃうからヤバい。ご城代のカリスマで元禄の世がヤバい。そんなご城代たちの忠義に敬意を払って仇討ちを見て見ぬ振りした垣見殿と土屋殿も、その場限りのモブとは思えないオーラでヤバい。あの手の無関係な立場の人間が陰ながら応援してくれる展開が好きなのは自分だけではないはず。そんな数多くのリスペクトを受けるご城代マジご城代。でも一番エロいのは立ち絵の時点で横乳さくらんぼポロリしている新八なので、エロゲ的には新八が一番好きです(唐突な裏切り)。


【システム】 A+
作風を体現しているボーカル曲は素晴らしいの一言ですが、本作で何よりも感心したのは戦闘演出(スクリプト)。戦闘シーンにおいて、OPムービーさながらに登場人物が目まぐるしく動いていたのは、エフェクト多用で誤魔化している厨二エロゲが多い中、頭ひとつ抜きん出ておりました。演出は大切大切!


【総評】 A+
 「赤穂こそ」
 「赤穂こそ我が故郷じゃ」


オゥ、アコーローシ! セ シ ボン!(とっても素敵だ!) セ シ ボン!(とっても素敵だ!)
本作は、これまで時代劇というジャンルに一片足りとも興味を抱いていなかった自分、ひいては日本史という先達が築いてきた足跡を軽んじていた自分が所謂ひとつのゴミであったことを自覚させてくれる作品でした(言い過ぎ)。面白いじゃないか忠臣蔵。格好いいじゃないか赤穂浪士。黒幕の扱いが黒幕過ぎた嫌いはあれど、全体を通してここまで楽しませて頂けた作品は久方振りでした。これだからエロゲはやめられぬのよ。シナリオライターである葉山こよーて氏が忠臣蔵の面白さを世に知らしめるべく製作した『ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1-』、それが2013年エロゲにおいて最上級の高評価を受けたということ、それは即ち我々ユーザが葉山こよーて氏の討ち入りにより見事討ち取られ、御首を頂戴されたということに他ならぬ。おのれ赤穂浪士、この歓び晴らさでおくべきか――ファンディスクも期待しています!空白の一年間、現代におけるご城代たちの反応を超見てぇ!
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みとす@ミトシィ

Author:みとす@ミトシィ
生後二年から様々なゲームを節操無くプレイし続け、どこに出しても恥ずかしいゲーマーとなった社会人。救いようのないエロゲマイスターだと近所の奥様方の間では評判。

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