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【感想】 コミュ-黒い竜と優しい王国-



  「敵は殺す。敵でなくても邪魔なら殺す。
   どちらにしても暁人は殺す」       比奈織カゴメ/“魔女”
  「俺、まったく関係ねーよ!」        瑞和暁人/“道化”
  「仲間じゃないの?」             竹河紅緒/“正義の味方”
  「吐き気がするほど青春臭い」       柚花真雪/“うそつき”
  「早く帰りたいよねえ」            春日部春/“偽メイド”
  「ドジ踏みやがったら殺すぞ」        伊沢萩/“チンピラ”

   道化と魔女と4人の仲間《コミュ》の、長い旅が始まる。
   ――さあ、今夜のおとぎ話をはじめよう。



『るいは智を呼ぶ』製作陣による期待の新作。半年振りの日野亘ワールドへようこそようこ!
「相変わらず、さすがです」な読み手を取捨選択する癖っ気文章に加え、今回はジャンルすら人を千切っては投げる中二設定全開の召喚獣バトル系なため、とりあえず前作を楽しめた人から門を叩かないと心不全による集団死は必至。――まずは“るい智”。話はそれからだ、道化。


【シナリオ】 A-
「なんか見知らぬ四人と勝手に命を繋がされて、召喚獣を破壊されたら死ぬ件について」

この手のジャンルにおける王道、“唐突に意味不な超能力を与えられて、日常から非日常に強制シフト”から始まり、仲間と喧嘩したり和解したりと絆を深めながら危機を乗り越えつつ、とりあえず敵っぽい何かを打ち破れればいいな、というストーリー。よし、大体あってる。

共通ルート⇒挿入ムービー⇒個別ルート×5という前作同様の分かりやすい構成で、総プレイ時間が30時間弱とボリューム増し増しなのは万々歳だが(長すぎるのは勘弁)、どのシナリオも中途半端に広く浅く、風呂敷を広げすぎて畳みきれずに終わった感が否めない。紅緒さんは胸と同様に見せ場が足りないためウザキャラと化し(自分は紅緒のような初心な性格と慎ましい胸は大好物である)、まゆまゆは最後の展開は盛り上がりつつもコミュネット関係は何ら進展しておらず(自分はロリコンではないが、真雪のような容姿のキャラクターは大好物である)、アヤヤはどうでもいいし(ひでぇ)、カゴメさんは「俺たちの戦いはこれからだ!」。

副島さんシナリオのGIG編のように、カエサル編・ラウンド編・機構編と明確に分類したほうが好印象だった気がする。紅緒さんシナリオがカエサル編なのかもしれないが、最終章でも同じ展開を繰り返したので板胸の存在価値が問われ……いや、板胸自体には需要がある、主に俺得的な意味で。シナリオが無かったラウンドのこと、時々でいいから思い出して下さい。

全体的に非常に面白かったが、投げっぱなしジャーマンが気になる内容だった。


【キャラクター】 A
『桜吹雪~略~』でも述べたように、日野亘ワールドは登場人物で出来ている。
キャラがいいのだから、バビロン・コミュの人間だけでも、もう少し掘り下げてくれよ…!

主人公の瑞和暁人はフェミニストの皮を被った女好きのお人好しで、日野亘ワールドの主人公としては珍しい、ボケとツッコミの両刀使い。それでも、やはりツッコミの比重の方が大きい気がする。言動も立ち位置も中途半端なので、あんまり好かれないかもしれない。やっぱ智ちんには勝てないな。智ちん可愛いよ智ちん。

カゴメは開始1秒で正体の予想がつくサプライズ(がない)チートキャラで、紅緒はお嬢様学校の生徒というステータスを有しながら、何故か制服姿の立ち絵が無いという、胸はそのままでも出番が欲しかった不憫な娘。真雪と密、伊沢は見せ場も私生活も掘り下げられてて十分。お春さんは……まあ、いいや(ぇー)。


【システム】 A
一度読んだシナリオに何時でも飛べるシナリオセレクトは大変助かる。
演出・音楽・声優は相変わらずの高水準で大満足である。


【総評】 A-
るい智が“狭く深いシナリオ”であるなら、コミュは“広く浅いシナリオ”。
コミュも全体的に面白かったけれど、クリア後の満足感や爽快感がるい智の方が上だったのは、るい智が綺麗にまとめたのに比べてコミュは読み手の想像に任せた感があったからか。話の土台が悪くないだけに勿体無い印象が拭えない。まあ、相変わらずキャラの掛け合いやギャグは普通に面白いので、日野亘ワールドが好きな人は十分に楽しめるであろう良作一歩手前の作品といったところ。良い意味で言うなら安定しているので、今後の作品に期待したい。
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Author:みとす@ミトシィ
生後二年から様々なゲームを節操無くプレイし続け、どこに出しても恥ずかしいゲーマーとなった社会人。救いようのないエロゲマイスターだと近所の奥様方の間では評判。

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