スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【感想】 きっと、澄みわたる朝色よりも、


  きっと、澄みわたる朝色よりも、
  今、確かに此処にいるあなたと、
  出逢いの数だけのふれあいに、
  この手は繋がっている。



本題に入る前に、本作『きっと、澄み渡る朝色よりも、』の主人公・崇笹丸に言っておかねばならないことがある。その理由の一点目に、主従関係でも何でもない幼馴染の少女・与神ひよに“だんなさま”(平仮名なのが重要)と付き添われ、加えて同様に幼馴染な二人の少女、夢乃蘭(ロリ巨乳)と樫春告(姉御)とも文字通り寝食を共にしているだけに飽き足らず、ツンデレデレデレな青姉を筆頭としたサブヒロインにも好意を寄せられていること。そして二点目に、そんな魅力的な彼女たちを前に、プレイヤーの期待を真っ向から裏切る行為――まさかの“ひよ以外お楽しみシーン絶無”という成年向けゲームとしては類を見ない暴挙に及んだことである。
「……なるほど、確かに。崇笹丸は好きな娘一人以外に何もできないだろう。」
本作の主人公。四君子が≪竹≫崇笹丸。 僕は、きみにこう言おう。


笹丸、屠られろ。
(血涙を流しながら)


【シナリオ】 A
最初に断っておくと、シナリオは想像以上の出来だった。ライターが過去作『あやかしびと』『BulletButlers』の東出祐一郎氏ではないから期待薄かなフヒヒ、とか高を括っていた過去の自分に、双七君と九鬼先生のダブル焔螺子を見舞いしたい程である(間違いなく死ぬ)。物語中盤から終盤にかけた登場キャラ全員良い奴すぎだろ泣くぞオイな展開に、「さすが『良い話』はpropellerのお家芸だな!」と耐えつつも、エンディング最後の若の台詞で涙腺崩壊。クロノベルトといい、最後の最後で不意打ちするの大好きですねぇ?!と負け惜しみしつつリザインせざるを得ない。

しかし、悲しいかな、本作は“攻略”ルートが一本道。この意味が分かるか――?(渋い声で)
そう、公式HPの登場人物紹介から、「どんなに少なくとも、ひよは当然として、アララギと春告も鉄板(シーン回想的な意味で)。サブとして若と青姉妹も完備に違いない(シーン回想的な意味で)。」と信じて疑わなかった僕らは「え?お預け喰らったアララギさん放置プレイ?」と茫然自失。本編クリア後に「さぁて、アララギと青姉(趣味丸出し)の回想シーンを回収だ!」と意気込んだら全CG埋まってて俺涙目である。

つまり、その、なんだ……笹丸、屠られろ。


【キャラクター】 A
屠られろ屠られろ言ってるけれど、笹丸を含めて四君子の面々は嫌いじゃない。むしろ大好きと言っても良い。特にアララギは俺の胸に飛び込んでこいと常にポート開放である。でも、一番に可愛いのは青姉だと思うんだ。

・崇笹丸(cv木島宇太)
「髪? 髪って!? べべべべ別に薄くなんかないよ?
 前から微妙に気になってたけどここ最近近づいてよく見ると
 ハッキリわかるレベルになってきたとかないから! ないから! ないんだけど何ィ!?」


四君子の“竹”。鈍感王でもツッコミ担当。誰に対しても温厚なお人好しだが、頭部に生える毛について触れるとブチ切れる――そんな体感時間を止めるギア●能力は有しておらずとも、やけに立ち絵がル●ーシュっぽい若さんにボロ雑巾呼ばわりされて良かったね(?)な本作の主人公。何だかんだ言っても、ヘタレ格好良かったよ。そして屠られろ。


・与神ひよ(cv青山ゆかり)
「こちらこそよろしくお願いいたしますわ。だんなさま。」

四君子の“菊”。年は笹丸と同じ。私服が看護服でナースな、だんなさま(遺憾ながら笹丸のこと)の言葉はオール絶対遵守の健気ヒロイン。もし笹丸が下衆野郎だったら、即座に調教陵辱ゲーにシフトしてたところだ…! 本作の女性キャラで唯一の本番があった勝ち組。まさに大勝利である。


・夢乃蘭(cv有栖川みや美)
「フレー! フレー! さーさーまーるー!
 がんばれー! がんばれー! さーさーまーる!
 ひよちゃんを泣かせたら、承知しないぞー!
 おーい! だいすきだぞー! ささまるー!」


四君子の“蘭”。蘭と書いてアララギと読む。年は笹丸のひとつ下。ボケも嗜むツッコミ担当。序盤はロリ容姿とは裏腹のおっさんキャラをウリにしていたはずが、中盤以降は別にそんなことはなかったぜ。友人との和を尊ぶ、良い子過ぎるほどの良い子で損をするタイプ。本作のファーストインパクト(性的な意味で)かと思ったら、お預け喰らって終了した不遇のヒロイン。嘘みたいだろ、今際の際の台詞なんだぜ、これ……アララギを筆頭に、みんな最期の台詞がカッコよすぎだろ…。何かいいことでもあったのかい?(台無し)


・樫春告(cvさくらはづき)
「男が“おっぱい!おっぱい!”と二回繰り返すのは、女性の胸は二つあるからである、
 という統計学的な証明があるんだ。 どうせきみは貧乳が好きなんだろうがな、いいか?
 おっぱいってのはな、あってもなくてもいいことなんだよ。それを忘れるな。」


四君子の“梅”。年は笹丸のひとつ上。ボケしか嗜まないボケ担当。本作のボケの九割は彼女であり、さすがは四君子のお姉ちゃんだぜ。普段はおちゃらけつつも、シリアスなときは真面目な、まさに姉御肌。にも関わらず、下ネタとギャグが余りにも印象深く、アララギのツッコミがあって、ようやく成り立っているキャラではないかと専らの噂。


・若(cv真中海)
「……わかったわかった。ハゲというのは訂正しよう。で、“行方不明の毛髪”くん。」

笹丸を「じじぃ」、ひよを「おねーさま」、アララギを「おとーさま」と呼ぶ(春告は略)サブヒロインと見せかけた何かだった少女。立ち絵にル●ーシュなスメルを感じたが、笹丸をボロ雑巾呼ばわりしたのがネタなのか偶然なのか判断に困るところ(どうでもいい)。笹丸を頭髪ネタでイジれるのは、作中でも彼女だけである。


・青姉(cv海原エレナ)&青妹(cv霞春香)
「あたしは、負けず嫌いだから。」
「こんな状況になんか負けてやりたくない。」


青妹と一緒になって、青姉かわいいよ青姉と夢見鳥学園の中心で愛を叫ぶ俺。
『きっと、澄みわたる朝色よりも、』の最大の欠点は、彼女たちの姉妹d(枯れろ!)。


【システム】 A
四章構成の所謂セカイ系なアレであり、章を終えるごとに画像が変わるタイトル画面に戻されるのは、『AIR』や『車輪の国、向日葵の少女』に近い。最初、どうして『きっと、澄みわたる朝色よりも、』と最後が句点なのか疑問だったけれど、なるほど、そういうことですか…。それ以外はいつものpropellerでした。燃えがなければ青春すればいいじゃない。


【総評】 A
よく「シナリオ重視の作品にとって、エロはオマケ」という認識があるが、本作は去年に紹介した『漆黒のシャルノス』以上に濡れ場が皆無という、「オマケどころかサービスですら無かった(性的な意味で)。」とエロゲーとしてはダントツに間違った部類の作品ではあるものの、純粋にシナリオだけ楽しめばまごうことなき良作。朱門優氏の愛が込められまくってます。「シナリオさえ良ければエロとかどうでもいいッスから。おれ、紳士ッスからマジ。」という方にのみオススメ。しかし、アララギや春告目当てで購入したプレイヤーは爆死。合掌である。
スポンサーサイト

comments

comment form

管理者にだけ表示を許可する

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

みとす@ミトシィ

Author:みとす@ミトシィ
生後二年から様々なゲームを節操無くプレイし続け、どこに出しても恥ずかしいゲーマーとなった社会人。救いようのないエロゲマイスターだと近所の奥様方の間では評判。

Twitter
絶賛応援中
『シルヴァリオ トリニティ』応援中!
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
巡回サイト
バナー
『ef - a fairy tale of the two.』応援中です!当サイトのバナーです。
(C)KADOKAWA/HOBIBOX/ blank-note
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。