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【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その6(√Double編③)


                 「……君がぼくを消すというのなら……」
                   「ぼくは君と戦わなきゃならない」
              「ぼくの背には、渡瀬たちの命がかかっているんだ」
                        「だから……!」

                     「うん、それでいいんだよ」
              「『私とあなたは違う』。『私はあなたにはなれない』」
           「それが全ての人々の間に横たわる、絶対の真理なんだから」


・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その1(√Before編)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-204.html
・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その2(√After編)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-205.html
・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その3(√Current編)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-206.html
・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その4(√Double編①)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-207.html
・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その5(√Double編②)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-208.html

Xbox360『ルートダブル - Before Crime * After Days -』感想連載、最終回は√Double編③。ようやくここまで辿り着けることができました。長い道のりでしたね。感慨に浸るのはまだ早いですが、みんなで力を合わせれば、ラボからだって絶対脱出できます。あとは自分たちの力を信じるだけです。行きましょう、風見さんの元へ!(元ネタが古い)

前回のあらすじ:渡瀬に続き、宇喜多、洵、恵那先生、サリュという愉快な仲間たちが夏彦のパシリに加わりました。体が軽い! こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて! もう何も恐くない! いくぞ副隊長――ヤンデレの貯蔵は十分か!




⑥√Double Chapter5

・【2030/09/16 17:19】
 (すま、ない……)
 渡瀬は心の中で、彼に謝った。
 (俺は……どうやら、ここまでらしい……!)

 夏彦たちが美しい母子愛をお茶の間に提供している一方その頃、渡瀬さんは三途の川を横断中でした。
 「すまない、俺はどうやらここまでのようだ」的な台詞の死亡フラグ率は作品によってまちまちですが、
 語尾に「だが俺はお前の拳法では死なん!」と付け加えると屋上から投身自殺フラグになります。
 笠鷺渡瀬さんも、この危機的状況から脱するために、是非ともお試し下さい。

「それでいいんです。あなたはテロリストじゃなくて、レスキュー隊長として死ぬんですから」
 風見さんは2012年ヤンデレヒロイン枠にエントリーされるとかされないとか(されません)。

(……俺にはちょうどいい、罪滅ぼしかもな)
 (風見もそれを、望んでいるのなら……)

 渡瀬がそう思いかけた時、
 《なに言ってんだ馬鹿野郎!》
 《悠里との約束、破るつもりか!?》

 (――ッッッ!!)
 その言葉が、渡瀬の心に活を入れた。
 このやり取りだけ見ると、心に活を入れ直したきっかけが、夏彦に叱咤されたこと自体なのか、
 はたまた悠里というワードに反応したのか判断できませんので、お好きな方をお選び下さい。
 ホモォな方は前者、ロリィな方は後者を選んでいただければと思います。自分は両方で。

・逃げる風見さんに突き飛ばされて洵が死んだ!この人でなしー!(気を失っただけです)

・【2030/09/16 17:24】
 「サリュ、あいつは許せないとは思うけど……今だけは、攻撃しないでやってくれるか?」
 俺の渡瀬に手を出すな宣言ですねわかります。デュフフwwwけしからんwwwいいぞもっとやれwww
 余談ですが、ロボティクスノーツのプレイ中は脳が腐りますね。ホモ的な意味で。

「それじゃまた、私が夏彦をおんぶする。ほら早く」
 13歳少女におんぶされる男子高校生がそこにはいた。というか夏彦だった。
 次のセンシズ分岐で夏彦が死ぬバッドエンドがあることを願うばかりです。

「壊れると嫌なので、隠してある。第4エリアの女子トイレの中に」
 サリュはアリスを女子トイレに隠しているそうです。ふむ、一緒について行っても構わんかね?
 ところで、ツッコミ忘れてましたが、奇しくも、サリュの母の名前は「アリス・アンフラメ」。
 その場の思いつきで、偶然にもサリュの母と同じ名前を付けるとか、ましろさんマジパネェっす。
 そもそもサリュが好んだSF作家の本名がアリスだったことが運命的であったとも言えましょう。

「……ぼくのテレパシーが、残り続けて……?」
 ~
 「う、うーん、どうしてだろう……」
 「WX粒子が蔓延している状況下で、わたしたちが何度もBCを使ったからかな?」

 おかしいな テレパシーが 遅れて 聞こえて くるよ?
 この現象は、BC物知り博士な悠里さんにも判断がつかないようです。

・【2030/09/16 17:25】
 「隊長があの時のヒーローだったんだね?」
 風見さんを撃退し、洵をおぶって夏彦らと合流すべく帰還中の渡瀬。
 主人公はヒロインを背負うものであって、背負われるものではありません。なあ夏彦さんよ。
 しかし、悠里と違って背中に当たるブツの感触はあまり楽しめなさそう……いや、なんでもない。

「……覚えてるよ。お前が配属されて、顔見た時に思い出した」
 「……どうして言ってくれなかったの?」
 「言えるわけないだろう」
 「俺はもう、お前が思うヒーローなんかじゃないんだ」

 洵が入隊した頃には、既に渡瀬はQの一員として、絶賛テロに向けて邁進中でしたものね。
 ここで洵が「なら、隊長の代わりにあたしがヒーローになってやるよ」とか言い出そうものなら、
 ポコンと死亡フラグが立ちます。渡瀬に。うん、安心できない。すげぇ安心できない。

「隊長はみんなを助けるため、必死になってくれたじゃない?」
 「隊長は今も、あたしの憧れたあのヒーローだよ」

 √Aの隊長さんはヒーロー。異論は認めない。

・【2030/09/16 17:27】
 「答えて、ワタセ。あなたは今日、何をしたの」
 とうとう風見さんを除いた全員が集結しましたが、重症のましろんを見たサリュちゃんがMK5。
 ほら、渡瀬にとっての死亡フラグことサリュと対面させた結果がこれだよ。だいたい渡瀬が悪い。

「うるさい! どんな事情があっても、この男だけは許すわけにはいかない!」
 正直に話したらボッコボコにされました。だめぇ!渡瀬を殺さないでー!(ナウシカ風)

《サリュ、皆、見てくれ!!》
 《これがここにいる、8人のたどってきた道だ!!》

 と、ここでネタばらし。今まで夏彦がセンシズシンパシーで見た全員の過去の記憶が共有されます。
 つまり、渡瀬の「プライバシーもクソもなくなるし、おちおちスケベな妄想もできない」発言もシェア。
 本当にプライバシーもクソもないですが、夏彦とましろんのキスシーンも共有されたので痛み分けです。

「……ずるい」
 「……ずるいって……?」
 「他人の心がわからない私が……」
 「今、初めて……」
 「人の気持ちを、理解できた……」
 「そこにいる……渡瀬の事でさえ……!」

 なんかもう、サリュちゃん可愛いよサリュちゃん。
 サリュの渡瀬に対する呼び方が「ワタセ」から「渡瀬」になったのが印象的です。
 ちょっと、というか、かなりチートな気がしますが、夏彦グッジョブと言っておきましょう。

「……それでも許す気には、とてもなれないけど……」
 「今だけは、殴らないでおいてあげる」

 夏彦はその言葉に、ぐっと拳を握り締めた。
 「……感謝する」
 渡瀬が心底申し訳なさそうに言う。

 互いの過去や気持ちが共有されたと同時に、互いに好感度が強制アップされました。
 サリュ×渡瀬は意外とアリなんじゃないかと思わないでもないんですよねボカァ。

「悠里ぃいい!!」
 ましろが悠里に抱きついた。
 「生きてたんだね! 生きててくれたんだね!!」

 起きた! 起きた! ましろんが起きた!
 まあ、ここで目覚めておかないと置いてけぼりになって本当に出番が皆無になりますからね。

「わたしなんかのために、泣いてくれてありがとう……」
 「わたし、ましろんに会えてよかった……ましろんと友達でよかった」
 「大好きだよ、ましろん……」

 キマシタワー!
 もう夏彦は放っておいて、百合百合してようぜ。

・【2030/09/16 17:32】
 「い、いやぁ……皆さん、お恥ずかしいところを見せました」
 仕方ないさ。回想シーンを除くと、√B終盤以来の出番だったから、はしゃぐのも無理ないさ。
 全員、温かい目で見ておりましたが、渡瀬と宇喜多は立場的に自重しておりました。

「そう、渡瀬の馬鹿野郎が仕掛けた爆弾が、Zeroエリアに眠っているんです」
 夏彦の軽口に、渡瀬が居心地悪そうに言う。
 重くなり過ぎないため、わざと軽口を言った夏彦さんですが、ぶっちゃけ滑っております。
 かくいう自分も冗談と本気の見分けがつかないとよく言われるのでやべぇ死にたくなった。

そこには『18:19』と表示されている。
 (;^ω^)

「難しいんじゃないかな。各エリアのWX粒子の粒子エネルギー量は、もう1mSv未満まで下がってるし」
 2000mSv/hほどの割合で下がっているようです。放射線に比べると簡単に減衰するんですね。
 先ほど、夏彦が美夜子さんや渡瀬と遠距離通信をするときにノイズが多かったのは、その影響でしょう。

「40分以内に橘さんを見つけるか。あるいはZeroエリアに降りて、爆弾を解除するか」
 「安全を期し、後者を選びたい。俺たちレスキュー隊員は、爆弾解体の技術も持ってるしな」
 「え、そうなのか? そんな話、聞いた事も――」
 「センシズシンパシーで読まなかった記憶も、たくさんあるという事さ」
 風見さんとのデートシーンとか夜のアレとかは読まれていませんものね。
 クリア後コメント:現時点では、な。

Zeroエリアに降りるのは、渡瀬・洵・サリュ・宇喜多。
 そして上に残るのは、夏彦・悠里・ましろ・恵那だ。

 便宜上、前者を貧乳チーム、後者を巨乳チームと名付けます。

「よし、それじゃ始めよう!」
 「「「「「「「おう!」」」」」」」
 そして夏彦たちは、一斉に動き出した。
 残り時間40分で、とうとう脱出のための協力体制が整いました。
 体験版の頃から待ち望んでいた光景と言えましょう。ラスボスポジの風見さんはいませんが。

・【2030/09/16 17:36】
 「こ……これは!?」
 洵が愕然とした声を上げた。
 「被験体Nの拘束具だ。彼女はここに吊るされていたんだ」
 「い、いや、そうじゃなくて……」
 洵は辺りを見回した。
 視線を拘束具ではなく、その周囲に巡らせている。

 おっとぉ、この期に及んで洵さんが何かの伏線らしき挙動をし始めました。
 嫌な予感しかしない! この行動が示すのが、アレがソレであることしか思い浮かばない!

「2分足りない! 爆弾は、隔壁が開く前に爆発しちまうんだよ!!」
 な、なんだってー!(知ってた)

「BrainCellはNエリアのBC粒子エネルギー量を測定し、
  それに基づいて隔壁の開放時刻を自動設定するんだ!」
 「隔壁の開放時刻が後ろにズレることなど、普通はありえないんだよ!」

 増幅器が停止したのは15時あたりなので、最初から増幅器の停止時刻まで計算済みなのか。
 結局、隔壁の開放時刻がズレた理由はNエリアにおける夏彦のBC使用でした。夏彦ェ…。

・【2030/09/16 17:40】
 「……許せる事ではないと思います。だけど……」
 「これだけは、言わせてください」
 「渡瀬の本性は、テロリストなんかじゃない」

 ~
 「……ぼくは渡瀬を、ずっと見ていました」
 「あいつはテロリストですが、記憶を失い、本来のまっさらな渡瀬に戻ったとき……」
 「現れた本性は、『英雄』だったんです」

 ┌(┌ ^o^)┐ なんという公開ラブレター…。

「ひこりん……」
 「夏彦、あんたね、ちょっと甘すぎだよ?」
 「でもこれで隊長さんも、少しは反省するかもね」
 くそっ、こういうところでの女性陣からのポイント稼ぎの上手さはプロ並みだな夏彦ォ!
 そして、やはりましろんは渡瀬に銃で撃たれたことを根に持っているです。当たり前か。

・【2030/09/16 17:43】
 「あそこまで言われちゃ、なんとかするしかないよね……?」
 これは渡瀬さん、恥ずかしい。
 気まずいってレベルじゃねーぞ!

・【2030/09/16 17:43】
 (最後だから、慎重にやろう……橘さんの心を隅々まで見て、悪意を全部取り除くんだ)
 計画通り、風見さんの一本釣りに成功しました。
 自分も風見さんの心と身体を隅々まで見たいと切に願います。

・【2021/03/30 10:51】
 母を5年前に、父を3年前に、相次いで癌で失ってしまったのだ。
 がーん!(しつこい)(不謹慎)
 凪沙がコミュニケーターだったので、おそらく両親もコミュニケーターだったのでしょう。
 しかし、19歳でも風見さんはおばさ大人っぽいですね!

・【2021/05/04 16:25】
 参列者のほとんどいない中、それでも来てくれた洵。
 申し訳なさそうに風見を見つめる、凪沙を救助したレスキュー隊員。

 凪沙の葬式に、渡瀬たちも参列していたんですね。

(あれは……この消防士さんたちだったの?)
 (私、この人たちを、追い返してしまったの……!?)

 風見さんは 正気を とりもどした!
 そして、さり気なく渡瀬と堂島の株が上がるエピソードでした。

・【2027/04/01 16:45】
 (……やっぱり、覚えてないか……あれから6年も経つものね)
 憧れの渡瀬と同じ職場で働きたいという理由でシリウスに入隊した風見さんの恋する乙女っぷり!
 堂島? 知らんな……。

・【2030/08/25 15:46】
 「人命救助のためなら、自分の身を危険にさらしてもいいと?」
 「そんなのは馬鹿者の考えだ」

 ~
 「……むろん、救える命を見捨てていいというわけではない。だが勇気と無謀を履き違えるな」
 「お前は有能だが、若干不安定なところがある」
 「危なっかしくて見てられんよ。その点だけは改めろ」

 √Aで語られた説教エピソード。渡瀬が真面目に隊長をしている貴重なシーンです(失礼)。
 また、日付が2030年になってますが、正しくは2027年です。一瞬焦った。

「……だが、ま、心情は理解できるよ」
 「え……?」
 「妹さんの事を、気にしてるんだろ」
 「っっっ……」
 ~
 「忘れるわけないさ……あんなに弱ってる女、見たことなかったからな」
 直前まで不貞腐れていた風見さんも一転して上機嫌に!
 落として上げる! これが笠鷺渡瀬の口説き術だ! 気をつけろ!

・【2027/09/07 11:23】
 「やはり自分の心を読まれたりするのは、正直怖い」
 地味にショックを受ける、というよりも内心焦る風見さん。
 家系的にも風見さんはコミュニケーターの適正がありますが、能力レベルはゼロだそうです。

・【2030/09/16 14:04】
 《そんなに怯えないで……私、あなたの力になりたいの》
 「ど、どうして?」
 《それもわからないけど、あなたが気に入ったのかも》
 ~
 「でも、私とはこうして、普通に話しているじゃない」
 《そうだよね。なんでかなぁ……?》
 \ナッギサ~ン/ やべぇよ…やべぇよ…。
 今朝方、悠里がセンシズシンパシーを使って夏彦に自分の幻を見せたのと同じでしょう。

・【2030/09/16 17:45】
 「……不用意すぎですよ、2人とも」
 「人の心に潜ると言う事は、自らも心をさらしてしまうという事なのに」

 まさかのセンシズシンパシーカウンター!
 風見さん、僕の心も覗いてください! お願いします!

「『今日、この施設の中では、適性度の上昇が起こりうる』……!」
 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 10時16分に効果が少ないであろうADを打って、汚染区域で作業をした際の後遺症か!
 なんという伏線回収。その発想はなかった。

「お忘れですか? 『センシズシンパシーを使うと、使用者と対象者の心が融け合う』という事を」
 「どうやらあなたと心が融け合う事で、
  特にBCの訓練を受けていない私も、能力が一気に開花したようです」

 覚醒イベントが主人公だけの専売特許だと思うなよ!(興奮)
 要は士郎がアーチャーの影響でパワーアップしたアレです。

「あの娘は、ラボの中で生まれた子供なんかじゃない……!」
 超コミュニケーターに覚醒した風見さんは夏彦たちを置いて去って行きました。
 目的は被験体Nの仇を取ること。そう、被験体Nの正体は――。

(爆弾は解体できなかった、が……)
 (皆が生き延びる方法は、もう1つだけある)

 最後の方法、それは俺自身が爆弾になることだ(意味不明)。

・【2030/09/16 17:45】
 「あの時あたしたちがいたのは、凪沙の部屋」
 「被験体Nの部屋はね、その部屋にそっくりなんだよ」

 ~
 「……お姉ちゃんは初めから、ずっと正解を口にしてたんだよ」
 「最初に搬出リフトの前で、あの子の亡骸を見た時に、『凪沙』って呼んでた」

 被験体Nの正体は9年前に亡くなった風見さんの妹、橘凪沙その人でした。
 一度キャラに否定させることで、その可能性を候補から外させる心理トリック…だと…?(戦慄)
 風見さんを「駄目だこいつ、早くなんとかしないと」とか思ってたプレイヤーはごめんなさいしろよ!
 はい! ごめんなさいでしたぁー!

「あなたたちがテロなんか起こさなければ、凪沙は死なずに済んだのに!」
 復讐の鬼と化した風見さん推して参る!
 まあ、テロを起こさなかった場合も、被験体Nの未来は明るくなかった気もしますが、
 美夜子さんが奮闘して被験体Nの解放とN化の治療を成し遂げていた可能性もなくはないので!

⑦√Double Chapter6

・【2030/09/16 17:49】
 それまで夏彦が悪意を消去した相手は、皆コミュニケーターではなかった。
 しかし風見はコミュニケーターだ。
 被験体Nの姉であり、WX粒子のよって遺伝子変異を起こした、恐らく適性度Sのコミュニケーター。

 完全に藪をつついて蛇を出してしまう結果になってしまった夏彦。
 身体能力もBC能力も狂気パワーも、ラスボスとしては申し分ないチート性能です。

「私が橘さんを説得する。そしてもし、それが叶わなければ――」
 「射殺するわ」

 バッドエンドを含めても、未だに誰も殺せていない恵那先生のありがたい宣言。

「ごめんなさい……もう、先生には戻れないわね」
 「さようなら、私の生徒たち。短い間だったけど楽しかったわ」

 え、恵那先生……!(ちょっと状況に酔ってる恵那先生かわいい)

「私が殺したいのは、ただ2人だけなんです」
 「宇喜多さんと、渡瀬。この2人を殺し、妹の仇を討ったら――」
 「私は自分で、自分に始末をつけます」

 渡瀬を殺す動機が愛憎から復讐に変わったので、ヤンデレ能力はやや下がりました。
 つけいる隙があるとしたら、ここを置いて他にはない……!(違います)

「俺が死ぬのは別にいい。それだけの事をしでかしたんだ……」
 「隊長!?」
 「だが風見、おっさんは勘弁してくれ。そしてもちろん――」
 「お前も、死ぬな」

 渡瀬マジ隊長。これには宇喜多さんも尻キュンでしょう。

「いや、殺すなら僕も殺したまえ……それが僕の贖罪だ」
 キリッ。宇喜多さんだって、たまには格好良いこと言うんだぜ。
 しかし、これは実際に殺されかかると逃げ出すパターン(信じてやれよ)。

《彼女を助けろ!》
 ~現状の図解~
       サリュ
        ↓
 恵那 → 風見 → 洵 渡瀬
                宇喜多<ボクモコロシタマエ!
 夏彦・悠里・ましろ


まさにカオス!

 ・【2030/09/16 18:00】
  「なんとなく、覚えているんです」
  「あなたがとても優しくて、正義感が強い人だって事……」

  ~
  「死ぬなら、あなたと死にたいって」
  バッドエンド5。風見さんの記憶をふっ飛ばした場合、少なくとも渡瀬と風見さんが死にました。
  ある意味では、幸せに死んでいった気もしますが、渡瀬は認めないだろうのでリテイク。

 ・【2030/09/16 17:53】
  「さよなら、洵」
  バッドエンド6。夏彦さんが職務放棄して何もしなかった場合。
  渡瀬と宇喜多さんは射殺され、復讐を遂げた風見さんも頭がパーン!
  ちなみに、宇喜多さんは渡瀬が撃たれたのを見て逃げ出そうとしました。いや、無理もないが。
  残った面子も、先のバッドエンドとは状況が違うので、おそらく全滅。リテイク!

・【2030/09/16 17:54】
 「……さっきね、あなたの記憶を読んで、ようやく思い出したの」
 「私がかつて、『橘凪沙』と呼ばれていた事」

 おそらく今までよりも強いであろう被験体Nこと凪沙と戦うことにした夏彦。
 今回は風見さんverではなく、本来の凪沙の人格が強く出ているようです。

「本当は私ね、あなたたちが憎くて憎くてしょうがないの」
 Nちゃん改め凪沙ちゃん、一見、正常そうに見えましたが、やはり狂気に染まっていました。
 ふむ、――これはこれで大いにアリです。大丈夫だ、問題ない。

「私はもう、『橘凪沙』じゃないの。『被験体N』なんだよ」
 「今からじゃどうしても、凪沙には戻れない。お姉ちゃんの妹には戻れない」
 「かつてそう呼ばれていたというだけの、他人なの」

 凪沙ちゃん改めNちゃん、でした。
 「N化してやがる…遅すぎたんだ…」とネタを挟みたくなりますが、不謹慎なので自重します。
 ぐうの音も出ないほどの被害者なので、同情を禁じ得ません。なんといっても美少女だし。

「……君がぼくを消すというのなら……」
 「ぼくは君と戦わなきゃならない」
 「ぼくの背には、渡瀬たちの命がかかっているんだ」
 「だから……!」

 「うん、それでいいんだよ」
 「『私とあなたは違う』。『私はあなたにはなれない』」
 「それが全ての人々の間に横たわる、絶対の真理なんだから」


 彼女がコメカミに、指を当てて言う。

 「始めようか、天川くん」

 「……あぁ」

 夏彦も頷き、コメカミに指を当て――
 そして、願った。
 彼女が消滅する事を。


 まるで夏彦が主人公のようだ…!(主人公です)
 被験体N、いや、敢えて凪沙と呼ぼう。凪沙ちゃん良い子すぎる。ちょっと涙腺に来た。危ない。
 そして、最終決戦。コメカミに指を当て、互いを消し合うとか、厨二病にはたまらない展開です。
 クリア後コメント:ルートダブル屈指の名シーン!

《わたしが消させない! 絶対に――ッ!!》
 後衛として白魔道士がいる夏彦さんに負ける要素がなかった。
 ここで風見さんが凪沙をフォローすればワンチャンありましたが、
 どちらにせよ経験の差と主人公補正で負けそうです。
 というか、そもそも凪沙も本気で勝ちを狙いにきていたとも限りませんし。

・【2030/09/16 17:54】
 「あなたはいつも私と、一緒にいてくれたわね」
 「私たちは、ずっと一緒だった……」

 風見の目の端に、涙が浮かぶ。
 「たとえ、あなたが――」
 「もう、死んでしまっていたとしても……!」

 「っ……」
 その言葉に、凪沙は微笑を返した。
 「なぁんだ、気付いてたの?」
 凪沙が完全に消滅する直前の、刹那の世界。
 まずい! この展開は涙腺崩壊させられるパターン!

「でも、すぐにケースNが発令されて、脱走に失敗しちゃって……」
 「しかも2人の子供が巻き込まれて、その子たちも……遺伝子変異を起こしちゃったの」

 夏彦と悠里が巻き込まれた9年前の事件は、凪沙が起こしたものでした。
 ああ、悠里と人格を失う前の凪沙、ついでにサリュが協力して脱出するifがあれば…。

「そんなに悲しい顔をしないで?」
 「私はいなくなったけど、お姉ちゃんの記憶の中に生きているよ」
 「お姉ちゃんが私を覚えていてくれる限り、私はずっとお姉ちゃんと一緒だよ」

 「えぇ……わかってるわ」
 「思い出せば、いつでもあなたに会えるって……」

 「うん……」
 凪沙はそう言って、風見の頬に触れた。
 「ありがとう、お姉ちゃん」
 はい今崩壊した! 今涙腺崩壊したよ!
 自分の弱点は、親子、兄弟、姉妹、師弟の涙腺崩壊エピソードです。

「ひこりん、あの子が消えちゃった」
 はい今消えた! 今あの子が消えたよ!(黙れ)
 9年間も同じ場所に幽閉されていたのだから、会えていれば、ひょっとしたら助けられたかもしれない、
 と自分を責める気持ちもあったのかもしれません。というわけで、ファンディスクでお願いします(切実)。

「あなたは、このラボに幽閉されていた被験体たちを、助けようとしてくれた」
 「凪沙を救い出そうとしてくれた……」
 「それが叶わなかったとしても……私はあなたを責める事なんかできない」

 (´;ω;`)ブワッ
 やはり何らかの形で凪沙生存ルートをですね……。
 9年前の事故で凪沙と夏彦が会えていることで世界線が変わる展開もありだ!

「夏彦……風見の記憶を消さないでくれて、ありがとう」
 「いや……当然だよ」
 「……ぼくも、橘さんの記憶を消さずに良かったと思ってる」
 「さっきの言葉を聞けたから」

 ~
 「ぼくが悠里に会えたのは、お前のおかげなんだ……」
 「だから、だからさ……」
 「礼を、言わせてもらうよ! ありがとうって!」

 夏彦は渡瀬に、手を差し伸べた。
 渡瀬が苦笑して、その手を握る。

 「礼を言われる資格はないさ。お前のためにやったわけでもない」
 「……そうだろうな」
 渡瀬の手は熱かった。
 その手に触れたとき、ようやく夏彦を縛り付けていた、渡瀬への敵意が解けた気がした。

 「絶対に許さない」から「もう許した」への綺麗な流れを見ることができました。
 先のサリュのように、ここから夏彦の渡瀬への呼び方が「隊長さん」とかに変われば最高だった。
 最高に┌(┌ ^o^)┐だった。

「例の爆弾の事だ」
 「あれは解体不可能で、しかも――」
 「隔壁開放の前に、爆発する」

 この流れなら言える!とばかりに文字通り爆弾を投下する渡瀬。
 基本的にルートダブルは一難去ってまた一難の連続です。
 中澤工さんも仰っておられましたが、絶対に本作やInfinityシリーズと同じ状況には陥りたくないですね!

・【2030/09/16 17:55】
 (すると少なくとも6人は、爆発前に脱出できる……!)
 (だけど、9人のうち……3人は死ななきゃならない!)

 美夜子さんから受け取ったプログラムにより、6人だけ脱出が可能となった夏彦たち。
 奇しくも、その人数は√Aで渡瀬が悩んだAD問題と同じでした。いい展開だ!

「少なくとも、俺は残る」
 その言葉に、風見と洵が目を見開いた。
 「そんな、隊長!?」
 「なんだよ、当然だろ? 何しろ爆弾を仕掛けたのは俺なんだからな」
 「またそうやって、格好つけて……!」
 ~
 「他人を救うために、自分の命を捨てるのは、馬鹿者のすることでしょう!?」
 「その通りだ。俺はテロなんかしでかした大馬鹿野郎だ」
 「だから自分のした事の結末は、自分でつけたいんだよ」

 調子が戻ってきた隊長さん。
 ドヤ顔で言っていますが、筋は通っており、正論であります。

・Uさん「ま……待て! 残るなら、僕が残る!」
 Mさん「そんな、やめて……ホントそういうのやめて、悠里!」
 Sさん「……私は、死にたくない」
 Eさん「子供を犠牲に生き延びる大人なんて、そんなのは大人じゃないと思うだけよ」
 誰が残るかで白熱する口論。あ、自己犠牲厨の悠里さんは黙ってて下さい。
 これがコントなら「じゃ、じゃあ俺も!」「どうぞどうぞ」の流れなのですが…(ねぇよ)。
 
・結果として、提示された案は3つ。
 ①渡瀬、風見さん、洵のシリウスチームが残る。
 ②渡瀬、宇喜多、夏彦の元凶チームが残る(夏彦はややこじつけ)。
 ③夏彦、悠里、風見さんのセンシズシンパシーチームが残る(どうせラボに追われる身だから)。
 個人的には夏彦が残る②をオススメします!(黙れ)
 正解はCMの後!

 ~①渡瀬、風見さん、洵のシリウスチームが残った場合~
 ・【2030/09/16 17:55】
  「ガールフレンドが3人もいるなんて、ちょっと気が多過ぎる気もするけどね。あははははっ」
  洵さんの夏彦へのありがたいお言葉。大丈夫、夏彦さんには後で爆発してもらうことにしましょう。

 ・「あなた、最高のレスキュー隊員よ」
  最初はいがみ合っていた恵那と洵も和解。心温まるシーンです。

 ・「絶対だぞ!? 『全員を無事に脱出させる』、それがお前の任務なんだからな!」
  「……任せろ」
  いいか! 絶対だぞ! 絶対に脱出しろよ! 絶対! 絶対にだ!(フラグ)

 ・「彼らはきっと、生きている」
  「ぼくたち9人の物語は、まだ終わっていないはずだ……!」

  夏彦たちは無事に脱出したものの、渡瀬たち三人は行方不明に。
  あれだけフラグを立てたのだから、彼らはきっと、生きている。
  そう、ぼくたちの戰いはこれからだ!(夏彦先生の次回作をご期待下さい!)
  クリア後コメント:このエピローグの背景が鹿鳴湖なので、本当に生きている可能性も。

 ~②渡瀬、宇喜多、夏彦の元凶チームが残った場合~
 ・【2030/09/16 17:55】
  《ひこりん! やだやだやだやだやめて!》
  (;゚∀゚)=3ハァハァ
  ……失礼、取り乱しました。
  渡瀬に指示して、サリュとましろを、そして自分で悠里を気絶させた夏彦。
  ここからは男どもの時間なので、女どもはさっさと帰れということです。

 ・「……これで少なくとも、女の子たちは助かったな」
  「あぁ、最低限の義務は果たした」
  「そう考えると、肩の荷が少し下りたな」
  女の子3人を風見さん、洵、恵那先生に任せて脱出させ、肩の荷を下ろす夏彦たち。
  (……え? 風見さんたちも「女の子たち」に含まれるのではって? 面白い冗談ですね!)
  同時に、緊張が切れ、10分後の死を目前にして恐怖に震え出す夏彦。仕方あるまいね。

 ・「――さて、生き残る術を探すか」
  「うむ」
  「……え?」
  なん…だと…?

 ・「何もせず、手をこまねいているのは嫌いでね」
  「それに……その方が、お前が生き残る確率が上がるだろ?」

  ~
  「俺たちがシェルターに、行くわけにはいかないんだよ」
  生き残る術とは、渡瀬と宇喜多さんが身を犠牲にして夏彦だけを助けるというものでした。
  なにこれ格好良い。渡瀬だけでなく、宇喜多さんにすら後光が見えるレベル。

 ・「言っとくけど、ぼくは感謝なんかしないからな!」
  「あんたらはせいぜい、自分がしでかした事の責任をとればいいんだ!」

  「はっ……最後まで憎まれ口か」
  「まぁいいじゃないか。彼にはいくらでも、僕らを罵る権利がある」
  今回ばかりは憎まれ口ではなく、ただのツンデレです。本当にありがとうございました。
  渡瀬も宇喜多さんも、言った本人もわかっているようです。はいはいツンデレツンデレ。

 ・「……じゃあな、コミュニケーター」
  その言葉に夏彦は俯き――
  「……じゃあな、テロリスト」
  そう答えて、制御室を飛び出した。

  (……何もかももう遅いし、別に嬉しくもないけど……)
  (それでも、あいつは最後まで……)
  (ぼくの相棒だったんだ)


  やべぇよやべぇよ…。自分も昔から、こういうノリが大好きなんだよ。
  これでもしも夏彦がシェルターに向かう途中ではなく、渡瀬たちの前で泣いてしまって、
  渡瀬に「何泣いてんだよ馬鹿」的なやり取りがあったら自分の涙腺が死んでいたところだ!
  まあ、ここまでやって夏彦が死んだらアレなので、助かったのでしょう。
  クリア後コメント:実はこのエンディングが一番好きです。

 ~③夏彦、悠里、風見さんのセンシズシンパシーチームが残った場合~
 ・【2030/09/16 17:55】
  「副隊長……夏彦くんたちをお願いします」
  「俺のせいで君に、こんな役目を背負わせてしまった……」
  自分たち以外の全員の記憶を操作し、自分たちが残ることを納得させた夏彦たち。
  しかし、風見さんは、渡瀬と洵の自身に関する記憶も操作しておりました。
  この人、完全に自分は死ぬ気や……!

 ・「ここを出たら、凪沙の分まで幸せに――」
  搬出用リフトにて、夏彦と悠里を庇って、死んでしまった風見さん。
  ……なるほど、先のバッドエンドで洵が庇い切れなかったのは、身体がいや何でもない。
  ここでのポイントは、水分の多い物体(人間など)は爆発の威力を軽減できるということです。
  閃いた! 堂島・桧山・黒田・比嘉の死体でバリケードを作るのはどうでしょう!(不敬な提案)

(誰も、切り捨てたくない……!)
 正解は①~③のどれかだと思った?
 残念! 「④だが断る」でした!

夏彦は、センシズシンパシーを使った。
 ――誰の記憶を読むべきかは、自然と頭に思い浮かんだ。
 記憶検索の条件も、それと共に思いつく。
 ……まるで、誰かがそう命じているように。

 最後かもしれないだろ。だから、全部センシズシンパシーしておきたいんだ。
 いやその理屈はおかしいと思わないでもないですが、どうせ死ぬなら全部試すべきなのも確か。
 クリア後コメント:夏彦の意思というより、意識ちゃんの意思と考えるべきでしょう。
           Infinityシリーズでお馴染みの第3の目のような何かです。

・【2027/09/01 14:34】
 「あの……隊長」
 「ん、なんだ橘」
 非礼を詫びに来たのかと思ったが、風見は意外な事を言い出した。
 「次の非番の日……っていつですか?」
 「は? 突然なんの話だ」
 「い、いいから答えてください」
 その表情には、どことなく鬼気迫るものがあった。
 渡瀬は怪訝に思いつつ、答える。

 「……出勤表に書いてあるじゃねぇか。木曜だよ」
 「それは偶然……!」
 「何が?」
 「実は私も木曜なんです。不思議ですね」
 「なんにも不思議じゃねぇよ。ローテーション通りだろ」
 「っていうか何が言いたいんだお前は?」
 「休日は何をして過ごされるのですか?」
 「え?」
 渡瀬の記憶。まるでなにそれこわいのガイドラインのように噛み合っていない会話。
 この後、風見さんはクラシックに興味が無いのに渡瀬に合わせてクラシック好きになろうとします。
 なんという恋愛奥手っぷり。だがそれがいい。

・【2027/10/06 23:59】
 夏彦さん、他人の情事を覗き見するのは最低だと思います!
 しかも、センシズシンパシーされた側も記憶遡行が起こるのに! これは酷い!

・【2030/09/12 14:55】
 (私は……私は嬉しすぎて……どうにかなってしまいそう……!)
 ~
 「好き、です」
 「………へ?」
 ~
 「た、隊長……!」
 「な、なに?」
 「私の、いまの発言、聞こえました?」
 「し、知らん! 俺は何も聞いてないぞ!」
 「聞いてましたね!?」
 「聞いてないって!」
 「ち、違うんです! ちょっと盛り上がってしまっただけなんです!」
 「って待ておい! お前はちょっと盛り上がると、訓練中に告白するのかよ!?」
 「あああやっぱり聞いてたんじゃないですか! 忘れてください!」
 「どうしたいんだよお前は!」
 風見さんの記憶。なにこの夫婦漫才。風見さん可愛い。末永く爆発しろ。
 恥ずかしくて思い出したくない記憶なのに強制的に回想させるとは夏彦もドSよの…。
 ちなみに、これも日付が2030年になっていますが、正しくは2027年ですね。
 また、シーンタイトル「花」も日付が途中からおかしくなってました。どうでもいいですが。

・【2027/09/05 12:23】
 「クラシック聴くような男に、ロクな奴はいないよ?」
 洵の記憶。それには激しく同意謝れ! 全国のクラシック好きの男に謝れ!

・【2030/08/01 07:48】
 「ちっ、こいつまで女だてらに……!」
 「え?」
 いきなりの舌打ちに、洵はきょとんとする。
 「あの、『こいつまで』とはどういう事でありますか?」
 「なんでもねぇよ、こっちの話だ」
 「では『女だてらに』とは!?」
 「……この命がけの仕事を、わざわざやろうとする酔狂な女が、これで2人になっちまったって事だよ」
 「なっ!?」
 ああ、嘘ではなく本当に配属時に思い出していたのか(疑ってたのかよ)。
 渡瀬も愚痴ってますが、同じチームに女性を二人も配属とかチャレンジャーですね。

・【2030/09/16 10:41】
 (……そう言えば、この人たちのレスキュー隊は、『シリウス』って言うんだっけ……)
 (なんだか、懐かしい名前ね……)

 それは恵那が昔、飼っていた犬の名前でもあったのだ。
 恵那の記憶……って、シリウスを拾った隣の市のおばさんってあんたの家だったのかよ!
 なんという裏設定。先生が夏彦たちとシリウスの話をするショートストーリーお願いします(依頼)。

・【2028/07/01 21:43】
 「ほう……つまり進化によってコミュニケーターが発生するのではなく、
  自ら起こしている遺伝子変異現象だという事ですね」

 宇喜多さんの記憶。美夜子さんともども、楽しそうで何よりです。

・【2030/09/16 15:11】
 ――だから脳科学実験室で、20本のADを発見した時――
 サリュはそのADをを回収し、女子トイレの用具入れに隠した。

 サリュの記憶。ああ、やはりサリュだったんですね。でしょうね。

・【2030/09/16 17:04】
 アリスの鳴き声が示した、その時の夏彦の感情とは――
 『恋愛感情・もしくはそれに順ずる好意的感情』だったのだ。

 夏彦の気の多さは健全な男子高校生としては正常だけれど異常。
 絶対に許さない。サリュが可愛いのは認めるがな。

・【2020/08/10 15:20】
 《死ぬのは、それからにしよう!》
 ましろの記憶。亘さん、幽霊として再登場。
 やはり心霊現象はBCと関係あったりなかったりするのか。

・【2030/09/11 20:07】
 「博士。私ね、夏彦の事――」
 「すごく好きなんだと思います」

 おっとぉ、ましろさんが外堀を埋め始めた!
 サリュの居候が決まった直後にコレ。こやつ、中々の策士やで……。
 まあ、自分でサリュに「こう見えて、けっこう嫉妬深いんだよ」と言っておりますしおすし。

・【2030/09/14 08:15】
 (普通こんな美少女が怯えてたら、即助けるもんでしょうが)
 ~
 (だいたい夏彦は、私を軽くナメてる気がする……!)
 (自分で言うのもなんだけど、私ってばかなりパーフェクトな女なのに)
 (可愛いし、明るいし、優しくて料理も上手いし)
 (能力レベルも5相当で、日本でもトップクラス)
 (なのに夏彦は……! 幼馴染だからって、自分の立場にあぐらをかいてるんだ!)

 自分で言うな。夏彦が贅沢なのは認める。

(……執事服姿の夏彦か……いいなそれ、萌えるな……)
 駄目だこいつ、早く何とかしないと……。

・【2030/09/16 17:42】
 《だったら正々堂々、戦おうよ。夏彦を取り合ってさ》
 夏彦がラボ内に公開ラブレターを流した直後、人知れず女の戦いが繰り広げられておりました。
 個人的には二人で百合百合して頂けた方が捗ります。百合(悠里)は白い(ましろ)だけに。デュフフ。
 ちなみに、身を引こうとするましろに、悠里が自分を犠牲にする生き方はやめようと諭しましたが、
 十数分後の誰が地下に残るか論争では、やはり自分がと悠里さんは立候補しておりました。
 まあ、悠里さんは優しすぎるので、一朝一夕で自己犠牲精神は変えられないもんね!(えこ贔屓)

・【2020/05/29 17:09】
 初めて琴乃家を訪れた時の天川博士は、鬼のようだった。
 悠里の記憶。味方につけると心強いが、敵に回すと恐ろしいとの定評がある美夜子さんです。

・【2020/08/01 12:30】
 「『ひこりん』と『ましろん』ってのはどうかな?」
 ここで「ひこりん」ではなく「ひこにゃん」と名付けていたらルートダブルは終わっていたところだ…!

・【2030/09/15 20:15】
 「そう。魂なんてものが実在するとしたら、それは脳内に満ちるBC粒子の事なんじゃないかって思うのよ」
 「太古から人類が存在を示唆し、探し続けて来たもの。
  その正体は、素粒子が伝播する情報エネルギーの集積だった」
 「――つまり魂は、概念なんかじゃない。『物理的に存在した』のよ」

 ドヤ顔で翌日の「意識を作る実験」の趣旨について語る美夜子さん。
 なんか寿命延長とは無縁な実験がするのは気のせいでしょうか。
 余談ですが、このシーンのタイトルは「レベル7」。
 コミュニケーターの第4の能力として「魂の創造」が存在するのかもしれません(厨二病)。

「……困った子ね。いいじゃないの、協力してよ。これは私の悲願なんだから」
 ~
 「だからたまにはいいじゃない。
  寿命延長の研究でもない、BCの解明でもない、自分がしたい実験をしても……」
 「宇宙の真理に触れる事ができるのかもしれないのよ。科学者の魂がやるべきって言ってるの」

 今回の実験が自分の趣味丸出しであることを認めちゃった美夜子さん。あんたが困った大人だよ!
 まさか渡瀬たちも、Zeroエリアに悠里がいなかった理由が美夜子さんのワガママだったとは思うまい。

「……昼間、夏彦に怒鳴られたの。ちょっと泣いちゃったわよ」
 「えっ!?」
 「ふっ、『家に帰ってこない親の言う事なんか聞けるか』ですって」
 「私はいつもあの子のために頑張ってるのに、ちっとも伝わらない……」

 「ひ、ひこりんひどい!」
 息子の友人である女の子に息子のことを愚痴る母親がそこにはいた。というか、やさぐれていた。
 確かに15日の昼間に怒鳴られてましたね! なんかテンションおかしいと思ったらそれが原因か!
 風見さんといい、恵那先生といい、ルートダブルの大人の女性陣は可愛いなあオイ!(興奮)

「あら、物理学に興味が出てきた?」
 「はい、わたし博士の娘ですから」
 「可愛いこと言うじゃない」
 博士の娘――つまり、ひこりんと結婚するのはわたし、という既成事実を作ろうとしている!?
 もしくは、ましろに夏彦を取られても、夏彦の姉というポジションは確保しておくという魂胆でしょうか。
 くっ、琴乃悠里……恐ろしい子……! はい、ただの美夜子さんへの親愛の情ですね。知ってます。

・【2030/09/16 18:04】
 「正論吐いてんじゃねぇ、馬鹿野郎!」
 「口で言うのは簡単だ! でもどうするってんだ、何か方法があるのか!?」

 「馬鹿はお前だ、渡瀬!」
 「ぼくが言ってるのは、『誰かを犠牲にする事を、簡単に認めるな』って事だ!」
 「『自分が犠牲になる』事も同じだ! 命を諦めちゃだめだ!」
 「亘さんも言ってただろう? 最後の最後まであがけって!」
 「諦めるのはその後でいい、違うか!?」

 記憶巡りの旅から戻ってきた夏彦の出した結論は「全員で生き残る」こと、
 爆発までの残り十数分の最後のギリギリまで全員の生還を諦めないことであり、
 それは、かつての亘の意思そのもの。夏彦のくせに洒落たことを言ってくれるじゃないの。
 この事態の元凶である渡瀬からは出せない結論だというのも重要なファクターなのかなあと。

・【2030/09/16 18:08】
 《パイプだよ》
 バイブ?(難聴)

「渡瀬! まさかお前までBCに目覚めたのか!?」
 「ち、違う! 俺じゃない!」
 突然、脳に届いた渡瀬のバイブもといパイプ発言に疑惑の目を向ける皆さん。
 そして濡れ衣を着せられて焦る渡瀬。いま屁こいたヤツお前だろーのノリです(違います)。

「ひょっとして……さっきの情報の中に、脱出方法が!?」
 「皆、考えろ! いま起きた事の意味を探るんだ!」
 「「「「はいっ!」」」」
 次々と届いた断片的な過去からのテレパシーの意味を探る一行。
 明らかに取捨選択されている内容だったので、こいつぁ噂の意識さんとやらの手助けでしょう。
 中澤工さんの作品に第3視点が介入してくるのはお約束です。見える、見えるぞ!

「あっ……!」
 不意に夏彦の口から、声が漏れた。
 同時に皆が、目を見開く。

 「「「「あ……あった!」」」」」
 全員が同時に、その答えにたどり着いたらしい。
 「……そうか……この方法が!」
 夏彦たちが見つけたのは、最後に残された、たった1つの道――。
 全員が生き残る可能性のある道だった。

 (これだ……! これだこれだこれだ、これしかない!!)

       り    上
    盛             が

 あ                   っ

さ         ぁ   っ         て
       ぁ         !
                       き
      ぁ      !  !
                      ま
      ぁ
                    し
         ぁ       た
             ぁ

「――皆、手順はこうだ!」
 「まずBrainCellにハッキングして、6人を外に逃がす!」
 「はい!」
 「そして地下に残った3人は、『あの場所』から脱出しましょう!」
 「了解!」
 「わかったわ!」
 「うむ!」
 すごい一体感を感じる。今までにない何か熱い一体感を。
 爆風……なんだろう吹いてきてる確実に、着実に、Zeroエリアから俺たちのほうに。
 中途半端はやめよう、とにかく最後までやってやろうじゃん。
 隔壁の向こうには沢山の仲間がいる。決して一人じゃない。ついでに敵もいる。
 信じよう。そしてともに戦おう。
 保安六課や邪魔は入るだろうけど、絶対に流されるなよ。取水パイプ的な意味で。

「あぁ! お前たち6人が逃げた後は、俺が夏彦と悠里を、責任を持って脱出させる!」
 地下に残る3人は、渡瀬・夏彦・悠里に決まりました。
 とうとう最終ミッション「外界への脱出(ラストエスケープ)」の開始です(厨二病)。

・【2030/09/16 18:12】
 「凪沙、ずっとここから出たかったでしょう……?」
 「一緒に出ようね……」

 最初に脱出するのは風見・洵・サリュ・ましろ・恵那・宇喜多の6人ですが、
 7人目の少女、凪沙を忘れてはいけません。しっかりと凪沙も連れ出します。
 なお、堂島・桧山・黒田・比嘉・江里口・柏木は現実的な問題からスルーされます。仕方ないね。

「お前ら、止まれ!!」
 「放射能汚染の可能性がある! 勝手な行動は――」

 「いつまでそんな嘘を重ねてるんだッ!!」
 宇喜多がぁ! 決めたぁぁーっ!!
 ちなみに、保安六課は美夜子さんの協力に応じたシリウス隊員たちが食い止めているので、
 別に宇喜多さんが襲いかかってきた保安六課を千切っては投げているわけではありません。無理です。
 ここで賞賛すべきは、美夜子さんの話を信じて、鹿鳴市の暗部に対立することを決断した、
 シリウスを束ねる大隊長、村上兵吾(47歳)その人でしょう。半泣きの美夜子さん可愛い。

(もちろん、排水パイプから脱出する事はできない……)
 (だけど、爆発から身を護るためには、このパイプがきっと役に立つ!)

 一方、爆風から身を護るため、排水パイプのもとに向かった夏彦たち。
 中身は熱水ですが、増幅器が停止し、渡瀬が穴を開けてから数時間が経過しているので、
 まあ生身でも耐えられる程度には水温が下がっているのでしょう。それでも熱そうですが。 

「待たせたな、2人とも!」
 「いちいち格好つけるな馬鹿!」
 空気ボンベなどを手に入れて合流してきたドヤ顔の渡瀬。
 いちいち憎まれ口を叩く夏彦もアレですが、爆発まで残り十数秒だから大目に見てあげてね。

・【2030/09/16 18:17】
 「……取水パイプに穴が開くと、ラボの地下部分が水没する……」
 その水を見ながら、渡瀬が呟く。
 「すると施設内にいる人間が、みんな溺れ死んじまう」
 「だからずっと、取水パイプにだけは、穴を開ける事ができなかった」
 「だが、他の6人が脱出した、今のこの状況なら――」

 「パイプに穴を開けても大丈夫、ですよね?」
 「何わかりきったこと言ってんだよ」
 見事に爆風を凌いだ3人。説明台詞、乙!

(……でも、思い返せばいつでも……)
 (それはすぐそばに、いた気がする)

 ラボから離れる毎に、己の身と共にいた何かが薄れていくのを感じる夏彦と渡瀬。
 ありがとう意識さん。サードマンさん。セルフとブリックヴィンケルはこっちくんな。

(……くそ、こいつはいつもいいタイミングで……!)
 (俺にハッパをかけやがる……!)

 酸素ボンベ内の酸素が足りなくなり、意識が朦朧としていた渡瀬に、
 その背後からテレパシーで大丈夫か頑張れよいさ頑張れほいさとエールを送る夏彦。
 やはりカップリングは夏彦×渡瀬だというのか……┌(┌ ^o^)┐

「ぼくたちは、生き残ったんだ!!」
 「俺たちは、生き残ったんだ!」
 鹿鳴湖のほとりまで辿り着き、無事に脱出を果たした夏彦たち。
 勝ったッ! ルートダブル完!!

・【2030/09/16 18:41】
 「……ありがとう、渡瀬」
 夏彦は渡瀬に、そう言った。
 「何度ももうダメかと思ったけど……お前のおかげで、助かったよ!」
 「っ……」
 渡瀬が照れたように、目を逸らす。
 「……言っただろ、礼を言われる資格はないって」

 ┌(┌ ^o^)┐

「だからいいって、俺は約束を護っただけなんだから!」
 「ははっ、照れてんのかお前?」
 「そんなんじゃねぇよ、ガキ」
 渡瀬は目を逸らし、それからぽつりと呟いた。
 「……脱出できたのは、全員の力だ」
 ダブルツンデレ主人公ェ……。 

「ぼくがした事は、無差別テレパシーを使って、皆に『事実』を教えただけだ」
 「それで皆は、他の皆の気持ちを知って、お互いのために動こうとしてくれたけど……」
 「でもそれは、BCを使わなくたってできる事だろ」

 「……そう思うか?」
 「そうだよ。時間がなかったから、あんな方法を取ったけど――」
 「本当は時間をかけて話し合って、何度も会って、
  そうやって触れ合っていくうちに……いつかわかりあえるはずなんだよ」
 「BCを使わなくても、きっとな」

 つい数時間前まで「『話せばわかる』なんて、そんなの甘い幻想だよ」とか言ってた夏彦さんですが、
 時間さえあれば、BCを使わなくても人と人は理解し合えるのだと、綺麗なまとめに入りました。
 夏彦だって成長してるんですよ。これは重要なファクターだ。

「最初はなんで嫌われてんのかわかんなくて、悩んでたもんなぁ」
 「そりゃ自業自得だろ?」
 「そうですよ、最初は怖かったんですよ?」
 「わ……悪い」
 「いいえー、もう許しました」
 「ちょっと首絞められたくらい、みんなが受けた傷に比べれば、どうってことないですもん」

 「あれ、悠里、なんか強くなったなぁ」
 「そうかな? でもひこりんほどじゃないよ」
 なんか3人だけで過去話に花を咲かせ始めた…!
 まあ、悠里の言う通り、この24時間で夏彦はかなり趣旨替えしましたね。
 そして、そんな和やかな空気の中、渡瀬さんがポツリと言い出しました。

「……なぁ、夏彦、悠里」
 「覚えてるか? 俺が悪意を消去された直後の事」

 「え……?」
 「あの時に交わした、約束の事だよ」
 ♪BGM:コネクト

「……俺は約束を護った」
 「だから、今度は……」
 渡瀬はそう言って――
 「お前らが、約束を護る番だ」

 ――懐から、銃を取り出した。
 (  ゚д゚)

 ( ゚д゚ )
 もうちょっとだけ続くんじゃ。

・【2030/09/16 18:46】
 「この9時間の間に、俺は皆の過去に触れてきた」
 「そして少しずつ、皆の事を理解していった」
 「だけど……全員の気持ちに立とうとすればするほど、湧き上がってきた考えがあるんだ」
 「考えって……」
 「この市がどうしようもなく狂っているっていう事だよ」

 実際、ゲス連中しかいませんからね。

「……お前がそう言うのは、わかっていたよ」
 「でもな、夏彦。今回ばかりは引けない」
 「誰かがやらなきゃダメなんだ。行動しなきゃ、何も変えられないんだよ」
 「だから夏彦、最後の選択だ……」
 「選べ。お前と俺の、どちらの主張を取るのか」
 「お前と俺の、どちらが正しいのか……!」

 夏彦、最後の選択!(映画タイトル風)
 真っ向勝負では絶対に夏彦に勝てないにも関わらず、不意打ちをしなかった渡瀬の態度から、
 渡瀬が本当に、「夏彦に選ばせたい」と思ってることを察した夏彦が下した決断は――。

 ~√DグッドエンドBefore~
 ・【2030/09/16 18:46】
  「夏彦。今のお前に必要なのは、彼女を呼びとめる言葉なんかじゃない」
  「今のお前に必要なのは、行動だ」
  「悠里と一緒にいたいなら、お前にはしなきゃいけないことがあるだろう?」

  渡瀬の声は厳しかった。
  だが、その眼に宿る光は、奇妙なほど優しくて――

  「……!」
  そして夏彦は、彼が望んでいる事に気付いた。
  (やるしかないのか……!)
  「そう、やるしかないんだよ」
  自分は信念を曲げる気はない。堂島や桧山を無駄死させることはできない。
  だから、悠里と一緒にいるのを望むなら、やることはひとつだと、そう夏彦に諭す渡瀬。
  おいおい、隊長さん、不器用にも程があんぞ……(震え声)。

 ・《……それでいいんだよ、夏彦》
  《お前たち子供が犠牲を払うなんて、そんなのは間違ってる》
  《それにお前は俺の気持ちを分かった上で、行動したんだろう?》
  《だったら、俺は……この選択を受け入れる》

  《なあ、亘……俺は間違っていたのかな?》


  消えていく意識の中、亘に問いかける渡瀬。
  彼女なら、考え過ぎなんだよ、渡瀬は、とか言いつつ笑ってくれることでしょう。

 ・【2030/09/21 06:39】
  「違うわ。私はあなたを、保護しに来たのよ」
  数日後、記憶を失った渡瀬の元に現れる恵那先生。
  そう、渡瀬の戰いはこれからだ!(渡瀬先生の次回作をご期待下さい!)

 ~√DグッドエンドAfter~
 ・【2030/09/16 18:46】
  「『ぼくが君の代わりに、渡瀬と一緒に行く』」
  「なぁ渡瀬、それでいいだろう?」

  夏彦が問うと、渡瀬はその言葉を待ちかねていたように――
  「……それに勝る答えはない」
  そう答えた。
  「……夏彦、苦労をかけるな」
  「……うるさい。お前のためじゃない」
  もう渡瀬の記憶を消すことは自分にはできない。
  そして悠里を差し出すことも自分にはできない。
  故に、悠里の代わりに、自分が渡瀬と一緒に行くことを選択した夏彦。
  まるで9年前に悠里が夏彦に対して、そうしたように。

 ・《必ずひこりんに、会いに行くから……!》
  夏彦に記憶を改竄される中、絶対に会いに行くと伝える悠里。
  このままだと夏彦と渡瀬が駆け落ち同然だからね┌(┌ ^o^)┐

 ・【2030/09/22 06:39】
  「わたしは逃げない。絶対に」
  数日後、記憶を改竄された悠里に真実を伝えようとするましろとサリュ。
  そう、悠里の戰いはこれからだ!(悠里先生の次回作をご期待下さい!)

「……渡瀬。ぼくは選びたくないよ」
 「銃を突きつけられても、今回ばかりは従えない」

 ~
 「言っただろう。誰かが犠牲になる事自体……ぼくらはもう認めないって」
 ~
 「夏彦……がっかりさせないでくれよ」
 「大切なものを護るために、心を鬼にできなくてどうする」
 「俺はずっとそうして来た……それはこれからも変わらない」

 夏彦の選択。それは先ほどと同様に、誰かが犠牲になることを認めないというもの。
 しかし、今回ばかりは退くことはできない、選択しないなら無理やりに連れて行くと渡瀬。
 
(あっ……!)
 そしてついに気づいた。
 今まで見聞きした記憶の断片――
 そこに渡瀬の心を貫く『真実』がある事に!

 (でも、それを口で言って伝わるか!?)
 いや、それだけじゃきっとダメだ!
 そう、口で言って伝わる事ではない。
 事実だけでは足りない。想いだけでも足りない。
 その両方を共にぶつける事――

 (……ぼくには、それができる……!)
 渡瀬を説得できる黄金の真実の存在に気づいた夏彦。
 しかし、テレパシーを使った『事実』だけでも、皆が抱いていた『想い』だけでも、
 今の渡瀬を説得できはしないと夏彦は判断し、その両方をぶつけることに決めました。
 そう、某ピンクの歌姫も言っておりました。「想いだけでも、力だけでも、駄目なのです」と。
 先ほど、夏彦さんはBCを使わなくても人と人は分かり合えると言っておられましたが、
 さすがに悠長に話し合える状況ではないので、ここでは力を振るいます。ラクス・クライン論です。

「渡瀬……お前は間違ってる」
 「……なに?」
 「選ぶのは、ぼくじゃない。選ぶのはお前だ」
 「お前自身が真実を知った上で、選ぶんだ。自分がこれからどう生きるのか」

 「なんだ……何を言っている?」
 狙うのは、全員で脱出する術を探っていたときに生じたあの現象。
 真実を知った上で、お前が選べと、夏彦は渡瀬にそう伝えて能力を発動させます。

その時――
 不意に、時計の秒針の音が聞こえてきた。

 「!?」
 渡瀬ははっとして、左腕を見た。
 いつの間にかそこにあったはずのデジタル時計が消え、『アナログ時計』に変わっている。
 そして時計が指し示している日付と時刻は――

 『9 月 1 6 日』
 『2 3 時 4 5 分』

 「な……! どうして……!?」
 「……全ての始まりは、2014年」
 「それから16年の間に、真実は覆い隠された」
 「だけど9人の記憶をつなぎ合わせれば、おのずとそれは見えてくる……!」


 「見ろ、渡瀬! これが『真実』だ!!」

 曽根崎「――Qはかつて、テロ組織ではなかった」
 黒田「その市民団体の迫害がきっかけで、AのN化は一気に進行」
 黒田「そしてあの事件が起きた」

 ましろ「団体の名は、『反BC連盟』」
 曽根崎「我々は市民団体、『反BC連盟』です!」
 渡瀬「……なんなんだありゃ?」
 亘「あぁ……近頃街を騒がせてる、BC排斥派の市民団体だね」
 ましろ「――反BC連盟のメンバーは、同時多発火災の犯人として逮捕された」
 曽根崎「だが数年後、散り散りになったメンバーを集め、現在の組織を再結成したのだ」
 比嘉「そして9年前にこの鹿鳴市で、1度だけ小規模な破壊活動を行った」
 美夜子「コミュニケーターの住居が、直接破壊活動の標的となったの」
 洵の父「だが鹿鳴市に奴らが入り込んだなどという事を、認めるわけにはいかんのだ」
 洵の父「政令指定機密都市の存在意義そのものを、揺るがせる事になる」

 黒田「だから市の連中は、その事件自体を揉み消し、ただの事故として処理したんだ」
 美夜子「その時、標的となった建物は……」
 凪沙「コミュニケーターが集められた、特別な団地……」
 風見「――鹿鳴市営団地――」


 「……これが……」
 「お前の見せたかったものか、夏彦?」

 「……あぁ」
 「つまり鹿鳴市同時多発火災も、鹿鳴市営団地ガス爆発事故も――」
 「どちらもQが、原因だったってのか……!」

 
 夏彦が見出した真実とは、Q(反BC連盟)のテロによって、鹿鳴市営団地が爆破されたこと。

 鹿鳴市同時多発火災は逃亡中のアリスが乱発したNBCの影響を受けた者たちによる犯行なので、
 Qが鹿鳴市同時多発火災の原因で、亘を死に追いやったというのは言い過ぎな気もしますが、
 Qによる迫害でアリスのN化が一気に進行したそうなので、原因の一端を担っていたのは『事実』。
 
 そして、何よりも、「渡瀬の心を動かしうる唯一のメッセージ」こと、
 鹿鳴市営団地ガス爆発事故における真相は、渡瀬が知り得なかった『事実』であり――。
 
――この16年の間に、無数の悪意がこの街に存在した。
 それと同じ数だけの正義が、この街にあった。
 Qもその中の1つに過ぎない。しかし――

 (……風見や守部や先生の人生を、ブッ壊した組織だったんじゃないか……!)
 渡瀬はついに、その事を悟った。
 (……テロという手段が生み出すのは、結局は悲劇に過ぎないのか……!?)
 (犠牲を払わなければ、何も変えられないと思っていた……)
 (だが、それじゃ……鹿鳴市の連中と同じだ……)
 (社会の治安のため、技術の進歩のため、金のため保身のため、他人を平気で犠牲にする連中と……!)

 鹿鳴市同時多発火災の『事実』と、風見さんと洵の『想い』。
 鹿鳴市営団地ガス爆発事故の『事実』と、恵那先生の『想い』。
 夏彦が渡瀬にぶつけたのは『事実』と『想い』の混合弾である『真実』であり、
 風見さんや洵、恵那先生の『想い』を理解していた渡瀬に対するこうかはばつぐんだ!
 ……という解釈でよろしいでしょうか。
 
渡瀬は顔を上げ、夏彦たちを見た。
 「……渡瀬、ぼくはお前が嫌いだ」
 「どうしてもお前とは、分かり合える気がしない」
 「でも、決して分かり合えない相手とでも――」

 「歩み寄る事なら、きっとできるはずです」
 その言葉を聞いた時、渡瀬の信念は――
 ついに、崩れ去った。

 「…………あぁ」
 難攻不落の要塞ワタセ、とうとう陥落!
 まーた夏彦さんの悪癖スキル「憎まれ口」が発動しておりますが、
 先に自分で言っていた通り、内心では時間をかければ人と人はわかりあえると信じているので、
 例によってはいはいツンデレツンデレと微笑ましい気持ちで見守ってあげて下さい。

(……それでも俺たちは……理解し合う努力を……)
 (共に歩こうという想いを捨てずに……!)

 渡瀬たちは登り始める。長い、長い坂道を――。
 こうしてシリウスの長い1日(命名:消防司令長・村上兵吾、47歳)は幕を下ろしたのでした。

⑧√Double Chapter7

We will ask it with you.
 Where did the person whom you loved go.
 Where did the person whom you loved proceed.
 (The Old Testament / Song of Solomon 6:1)

 私たちはあなたとともに尋ねよう。
 あなたの愛する者はどこへ行ったか。
 あなたの愛する者はどこへ赴いたか。
 (旧約聖書 雅歌 6章1節)(厨二病)
 というわけで、エピローグです。

・【2030/09/19 12:43】
 「――始めましょう、この街の大掃除を」
 THE 仇討ち(SIMPLE2030シリーズ)
 ~凪沙と今までに殺され、踏みにじられてきた、あらゆる人々の仇を取るために~

・【2030/09/28 13:30】
 「あなたともう1度、一緒に何かしてみたくなったのよ」
 ん? ナニがしたくなったって?(難聴)
 恵那先生エピローグ。テロ事件の後、勾留されていた渡瀬の元を訪れた恵那先生は、
 「自分の奴隷になれば減刑してやろう(一部意訳が含まれます)」と渡瀬に取引を持ちかけました。

「……吊り橋効果が、まだ続いてるのかしら」
 \目指せ、略奪愛!(ただし渡瀬は死ぬ)(風見さんにセンシズシンパシーされて)/

「もう1度戦いを始めよう。今度は君と俺でな」
 「前職:テロリスト」という職歴がついた今、刑期を終えた後は無職まっしぐら確定だったので、
 一も二も無く恵那先生の司法取引を受け入れる渡瀬。職に就けるよ! やったね渡瀬さん!

・【2031/08/07 08:00】
 「ふぅうう~……やっぱシャバの空気は美味いぜ」
 風見さんエピローグ。一年の服役を終えた渡瀬。お前それが言いたかっただけちゃうんかと。

「2年前いきなり別れ話されて、1年待ってようやくあなたの真意がわかって……」
 「もう1度やりなおせると思ったら、また離れ離れって……」
 「勝手するのもいい加減にしなさい!」

 刑務所を出た渡瀬を待ち構えていたのは恵那先生――ではなく、風見さんでした。
 一年の鬱憤が溜まっていたのか、開口一番にブチ切れる風見さん。
 やーいやーい怒られてやんの。怒ってる風見さんも可愛い。

「だいたいあなたね、ちゃんと約束覚えてるの!?」
 「エンジンルームで私にキスした時、言ったでしょう!」
 「『ここを出たら、また一緒に公園を歩こう』って!」

 と、その約束の後に都合三度ほど渡瀬をSATSUGAIしようとした風見さんが仰っております。
 ここで渡瀬が「記憶喪失中の出来事だからノーカン!」とでも言おうものなら死にます。渡瀬が。

「……ただ、また恋人に戻ろうとは言えないな」
 「えっ……!」
 「恋人じゃ嫌なんだよ」
 渡瀬はそう言って、風見に歩み寄り――
 彼女を抱き締めた。

 「結婚しよう、風見」
 えんだあああああああああああああああいやああああああああああああああ。キザすぎワロタ。

・【2031/09/16 11:50】
 「なにしろシリウスも2人殉職して、2人辞めちゃったから、人材不足でねぇ」
 洵エピローグ。冷静に考えたら、Aチームでシリウスに残ったのは洵のみという悲劇。
 あの事件で最も割を食ったのは村上司令長という説が濃厚です。DO・GE・ZA☆
 部下3人がテロを起こして死者7名とか責任問題ってレベルじゃねーぞ!

「それだと、お姉ちゃんとかぶっちゃうじゃん? お姉ちゃんも今じゃ『笠鷺風見』なんだから」
 「じゃあどうするってんだよ」
 「そうだなぁ。うん、やっぱここは――」
 「『お兄ちゃん』だね!」

 「お、お兄ちゃん!?」
 なん……だと……?
 やはり刑期1年はヌルすぎたんじゃないでしょうか(理不尽な怒り)。

「2人がシリウスを辞めても、離れて暮らす事になっても――」
 「あたしたちは、仲間だよ」

 ~
 「……家族だな」
 「そう、そういう事!」
 ズッ家族だょ!

・【2031/04/01 18:30】
 「実は私ね、恵那先生に誘われてるんだ」
 「高校卒業したら、超科局に入らないかって」

 ましろエピローグ。所変わって追手から逃げるために北の僻地からお送りします。
 コミュニケーターとしても優秀なましろさんは恵那先生にスカウトされたようです。
 コネ入社とか今の世の大学生が聞いたら発狂モノですネ!

「社会を裏から護るため、全国飛び回る美少女管理官ってかっこいいじゃん?」
 せやな(迫真)。

「ずっと昔にお前と話した、『正義の旅』の続きができるじゃないか?」
 で、でたーwww子供の頃に交わした約束忘れないよ目を閉じ確かめ奴www
 コミュニケーターのリア充っぷりは異常。やはりコミュニケーターは排斥されるべき…!(理不尽な怒り)
 まあ、幼馴染の特権として、ましろんと悠里とだけは、ある程度のイチャラブを許そう(寛大な心)。

・【2031/07/20 20:05】
 「それは即ち、三角関係。恋愛的な意味での」
 サリュエピローグ。
 夏彦とサリュが2人で夏の星空を……この時点で嫌な予感しかしない件について。

「私も、夏彦が好き」
 「ッ!!??」
 「ぎゅえー!」
 天川夏彦…お前の存在だけは…許さない…!(cv関俊彦)

「ひよこの『刷り込み効果』みたいなものかも」
 なーんだ!(汝の隣人を愛せよ)

「嘘、嘘。今のは冗談」
 ぎゅえー!(神は死んだ)

「……ましろも悠里も、いつも夏彦にははっきり言わない。だから私が言ってあげる」
 「夏彦は、素敵な人」
 「かっこよくて優しいから、私はあなたが好きになった」
 「……理由は以上。反論は許さない」

 ……へぇ。赤き真実での反論を無効? そんな趣向もあるのね(震え声)。

「それより夏彦は、結局誰を選ぶの?」
 ~
 「ぎゅうぅぅっ……!」
 アリスが奇妙な鳴き声を上げる。
 その声が表す感情は――『戦慄』。

 これは修羅場(シンラバ)モード!
 知っているのか雷電!

「み、みんなの事が大好きです……ってのは、ダメ?」
 「……優柔不断は身を滅ぼす」
 脳天を襲った衝撃が、夏彦の全てを激震させた。
 √Dバッドエンド7【気多き者の末路】
  夏彦が誠死ね状態に陥った場合の結末。
  サリュに手を出さなければ、この結末は避けられたかもしれない。

・【2031/09/15 19:16】
 「ひこりん、ましろん、サリュちゃん、博士。わたしからのプレゼントです」
 悠里エピローグ。
 唯一、特に夏彦とイチャラブしなかった! やはり悠里は天使だったのだ!

・【2031/09/16 09:16】
 「被害者が『仕方ない』なんて思っちゃ駄目だ……絶対に駄目だ」
 「許しちゃいけない奴ってのはいるんだ。あらゆる問題には、必ず元凶がいるはずなんだよ」
 「関わった人間が多いなら、全員が責任を負えばいい」

 Grand Epilogue。凪沙の一周忌に墓前へと集まった渡瀬・風見さん・洵・恵那先生・宇喜多さん。
 凪沙の死が仕方なかったのかと言う風見さんを窘める無駄に偉そうな渡瀬さん格好良い!惚れる!

「……だがな、俺は罪を償ったぜ」
 随分とドヤ顔の渡瀬さんですが、これからも罪を背負って生きていく覚悟は完了しているようです。
 起きてしまった悲劇を覆すことはできずとも、人々は二度と過ちを犯さないために学習することができる。
 全員が世の中を良い方向に変えるために動けば、この腐った世界も少しはマシになるかも知れない。
 それこそが、『Before Clime * After Days』。
 悪意だけでなく、きっと善意も広まっていくはずだと、そう信じて。
 はい、渡瀬さんたちが綺麗に〆てくれました。 

・【2031/09/16 09:16】
 グランドエピローグ。凪沙の一周忌に鹿鳴公園へと向かう夏彦・ましろ・サリュ・悠里・美夜子さん。
 この一年間で、夏彦と美夜子さんは互いの溝を完全に埋めることができたようです。よきことかな。

「あぁ、もちろんそう思うよ」
 「ほんと?」
 「やれやれ、夏彦は悠里の意見ならなんでも全肯定なんだねぇ」
 「やれやれ」
 「やれやれだわ」
 「いやいやいや、ぼくもずっとそう考えていたんだよ」
 「あの時、確かに何かがぼくらを手助けしてくれたって」

 やれやれだぜ。
 美夜子さん曰く、ラボ脱出の直前、ラボの中には何らかの『意識』が生まれていたのかもしれず、
 悠里曰く、その意識ちゃん(勝手に少女化)が夏彦たちを自分の意志で助けてくれたのだと。
 夏彦ではありませんが、自分も悠里の意見ならなんでも全肯定したいと思います。


あのとき生まれた魂が、ぼくらに伝えたのは――

 人と人を繋げたいと思う『意思』。

 心を分かち合い、共に歩こうとする想いだ。

 ――それは通信が途絶えても、きっと消えはしないはずだ。

 触れ合った者たちの心に、これからも。

 想いは決して、失われる事なく――

 いつまでもそこに、残り続ける。


 その『意思』――心を分かち合い、共に歩こうとする想いこそがBCの本来の意味なのかもしれない――は、
 あの爆発の後、ラボから解き放たれ、今もどこかを漂っているのかもしれないと、
 奇しくも同時刻の渡瀬と同様に、夏彦は空を見上げながら、そう呟くのでした。

・――ルートダブル・トゥルーエンド――



祝! 完結!

以上、本ブログ史上初の感想を書くことだけに累計30時間ほど要したXbox360『ルートダブル - Before Crime * After Days -』感想はこれにて完結です。長々と、本当に無駄に長々と書き連ねてきましたが、後悔なんてあるわけない。もうゴールしてもいいよね。あたしってほんとバーカ!(自暴自棄)(ナチュラルハイ)

――最後に、完結ついでに簡潔に、いつもの個人的評価をば。

【シナリオ】 A+
シナリオ君はもういいでしょう。これまでの記事を参照と言わずにはいられないな。
後述する視覚的な演出力があれば、S評価に届きうる内容でした。ボカァ満足です。

【キャラクター】 A+
年下好きの自分が風見さんや恵那先生に心奪われるとは、月島総記さんは化物か…!(戦慄)
言うまでもなく、既定路線としてサリュにも欲情したことを、ここに述べておきます。え、知ってたって?
そして、男キャラでは何よりも隊長さん。なんだアンタ格好良すぎるだろう濡れるわ抱いて。
記憶を取り戻してからも、たまに隊長さんの片鱗がちらほら垣間見えてニヤニヤが止まりません。
あと夏彦さんはですね、もっとツンデレのデレの部分を表に出したら興奮できたと思いますハイ。
あ、他の4人も好きです。悠里の見た目ロリ巨乳という要素は大いにアリだ(真剣)。

【システム】 A
何もかもが水準以上。――が、強いていうなら演出!視覚的かつ厨二的な演出力が足りない!
これは言葉では伝わらないというか、実際に例を見てもらった方が絶対に分かり易いので、
ごく最近の作品ならば『魔法使いの夜』や『ROBOTICS;NOTES』などを参考にして頂ければと。
こればかりは純粋に資金力と技術力の問題なので、ただの自分のワガママです。デュフフ。

【総評】 A+
中澤工さんと月島総記さんの魂が込められた意欲作。緻密に練られた設定とシナリオ、随所に張り巡らされた膨大な数の伏線、そして、その完璧な回収は見事の一言。時よ止まれお前は美しい。オゥ、ルートダブル、セ・シ・ボン! セ・シ・ボン!(とっても素敵だ!)

しかし、その一方で、完璧な伏線回収という行為の代償として、物語の流れ――特に終盤の盛り上げて然るべき流れがブツ切りにされてしまった感が否めないのはマイナス点。そうだね、最後のボスラッシュの如き連続RAMのことだね。ラボ爆発まで残り十数分、脱出には3人の犠牲が必要であるにも関わらず、夏彦は誰も犠牲にしないという道を選んだ、という緊迫した状況での小一時間の回想シーンは高まったテンションが下がってしまい、その点は惜しかった!

ともあれ、幾つかのマイナスを補って余りあるプラスで満たされていた本作。グランドエピローグを読み終えた瞬間、「ああ―――安心した」とキリツグ状態になり、僕は息を引き取ったのは周知の事実(だから死ぬなよ)。本編プレイの50時間と感想執筆の30時間、実に80時間も心底から楽しませて頂いたXbox360『ルートダブル - Before Crime * After Days -』、自分の中での良作コレクション殿堂入り決定です。小説版も心待ちにしております。するぜー、布教するぜー。

また、このような作品に微力ながらも協力できたことは正に恐悦至極。ささやかながらも自慢の種です。中澤工さんと月島総記さんを筆頭とした製作者の方々に感謝を。ありがとう、そして、ありがとう!
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みとす@ミトシィ

Author:みとす@ミトシィ
生後二年から様々なゲームを節操無くプレイし続け、どこに出しても恥ずかしいゲーマーとなった社会人。救いようのないエロゲマイスターだと近所の奥様方の間では評判。

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