スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その4(√Double編①)


                  ――かくして彼は、目覚めよと呼ぶ声を聞いた。
                       あるいは彼が、そう呼びかけた。
                   白く塗られた墓の奥で、彼らの時は重なり――
                         そして再び、動き出した。


・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その1(√Before編)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-204.html
・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その2(√After編)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-205.html
・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その3(√Current編)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-206.html

Xbox360『ルートダブル - Before Crime * After Days -』感想連載、第4回は√Double編。長かった本作も遂に佳境へと突入ですが、全メッセージの既読率を見るに、本ルートの開始が折り返し地点のようなのでそんな馬鹿な正気か!?気を引き締めなければいけません。――立て。まだ、何も読み終わってない……!

ラボ内で起きている殺人事件の犯人は誰なのか?
貨物搬出用リフトの前で殺されていた少女は誰なのか?
悠里と同じ顔をした、あの『ユウリ』という少女は何者だったのか?
保管しておいたADは誰が持ち去ったのか?
恵那はどこに行ってしまったのか?
そして、どうして3人の人間が、次々と狂ってしまったのか?

すべての謎が明かされる最終章、√Double。
過去と未来が交差する時、物語は始まる――(禁書目録風)。




①√Double Chapter0

Blessed is he who, in the name of charity and good will,
 shepherds the weak through the valley of darkness,
 for he is truly his brother’s keeper and the finder of lost children.
 (The Old Testament / Ezekiel 25:17)

 暗黒の谷間で弱き者を愛と善意により導く者に祝福を
 彼こそは兄弟を護り、迷い子たちを救う者なり
 (旧約聖書 エゼキエル書 25章17節)(厨二病)

・【2030/09/16 15:16】
 そして時は再び動き出す!盛り上がってきてるゾー!

②√Double Chapter1

・【2030/09/16 15:16】
 「お……おい待て、寝てる場合じゃない! 起きろ!」
 だが呼びかけても、渡瀬は目覚めない。
 それどころか、
 泡を吹き、痙攣し始めた。

 わ、渡瀬ぇぇええええっ!!(クソワロタ)

(なんだこれ!? 橘さんに殴られたせいか!?)
 その発想はなかった。くそ、最終章の初っ端から笑わされるとは思っていなかったぞ…!

見ればプロキオンの数値は『3911mSv』まで減っていた。
 前に第6エリアに渡瀬が来た時より、だいぶ数値が下がっているようだ。

 ん、ああ。増幅器が稼働停止したので数値が下がっているのか。

(いや……呼び捨てにしてると目覚めた時に、変に思われるか)
 (不本意だけど、ひとまず敬語を使おう)

 まあ、これまで散々呼び捨てにしてきましたからね。
 自分と幼馴染を撃ち殺そうとした相手に敬語は確かに不本意すぎる。

・【2030/09/16 15:20】
 「重かっただろう、オレ。その体でよく運べたね」
 ……おお、渡瀬が夏彦と普通に会話しておる。謎の感動。

「傷、開いているじゃないか! 手当てしよう!」
 「いや、この程度は――」
 「ダメだ、君は重傷者なんだぞ!」
 キレイな渡瀬さんに夏彦もたじたじタージマハルね!

「……どうも」
 夏彦が力なく答える。
 声が弱々しく反応が鈍いのは、怪我のせいだろう。

 ※違います。

「あの2人を除けば、味方と言えるのは……もはや君だけかもしれないな」
 「ぼくが?」
 「そうだろう、オレを助けてくれたし」
 「……っ」
 パァァと輝きを放つ正義の隊長さんに、夏彦さんは正直誰だお前状態です。
 夏彦からして見れば、味方呼ばわりされるのは複雑で業腹でしょうが。

・【2030/09/16 15:24】
 (味方か……その言葉にはやっぱり、少し抵抗があるけど――)
 (今は協力しなければならないんだよな)

 かくして、√B主人公と√A主人公の共同戦線が張られました。
 この手の燃え展開はもはや王道と言えましょう。さて、いつ崩壊することやら。

(彼女は一体……)
 (……まさか、彼女が……『怪物』……!?)
 (そ、そんな事ってありうるか……!?)

 まあ、あの胸は中々に凶悪ですが、どちらかというと怪物は恵那先生でしょう。

・噂をすれば悠里さんのテレパシー。

《……9年も前に死んでいるはずのわたしに、
  急にそんなこと言われても、わけがわからないかもしれないけど……》
 《でも……信じて、ひこりん》
 《わたしね、生きてたんだよ……》

 意外にもあっさりと明かされました! さようならクローン説!

・幻覚と決別しても、夏彦さんの悠里シンパっぷりは相変わらずのようで。

《えっと……『シェルター』ってとこにいる》
 ~
 《第5エリア地下1階の外周棟。そこの非常階段の近くの壁に、数字の書かれたボタンが並んでいて……》
 《107215って順番に押せば、壁が開いて扉が現れるの》

 すっかり忘れていましたが、そんなものもありましたね!
 このパスワードには何の意味が……ん、7215(夏彦)?
 ……パスワード管理者の親馬鹿が誰かわかったような気がしますね!

「ちょっと待て……なんか色々へんだぞ?」
 「え?」
 「だいたいなんで君が、ユウリがラボにいた事を知っているんだ?」
 「君を見つけ出す前に、ユウリはいなくなっちまったんだぞ?
  Nエリアで倒れる前に、どこかで会ったのか?」

 さすが渡瀬さん、子供の適当な出任せで騙されるほどオバカではなかった。

「疑う気持ちはわかります。だけど確かに言える事は――」
 「ぼくもあなたも悠里を助けたいという気持ちは、同じだって事です」

 「…………」
 「……どうか、お願いします」
 渡瀬は夏彦に頭を下げて頼んだ。

 悠里が関わると頭を下げるのも土下座するのも厭わないのが夏彦さんです。
 まあ、頭下げてやるからさっさと悠里の場所に連れて行けということですが。

・渡瀬ロボ、発進!(今回は物理的に搭乗しております)

《じゃあ、ひこりんは――》
 《『第3の能力』を、完全にマスターしちゃったの!?》

 もう第3の能力というフレーズが邪気眼過ぎて大好きです。

・YHS!(YHS:やっぱりひこりんはすごいの略。主に悠里が使用)

・【2030/09/16 15:28】
 (いかん、疑心暗鬼になっちゃダメだ)
 (誰からも疑われてしまったオレだが……だからこそせめて、オレは他人を疑わないでいたい)
 (夏彦くんはオレを助けてくれたし……第一、オレはレスキュー隊員だ)
 (人を助けるために、この施設に来たんだ。疑うのはオレの仕事じゃない……!)

 ああ―――本当に記憶喪失中の隊長さんは善性の塊だなあ。
 もしも記憶が戻って、この渡瀬が失われてしまったら、微妙にショックかもしれない。

ユウリが手足を縛られ、口には猿ぐつわをかまされ、床に転がされていた。
 何だ、何だよ、何ですかァ?その最高なシチュエーションはァ?(ッエーイ!)

「ようやく会えたぁ!!」
 夏彦に飛びついた。
 「痛だだだ!」
 「あっ、ご、ごめん!」
 我々の業界ではご褒美です。

(どうやら本当に、ユウリとは友達みたいだな……)
 いや、この様子を見ると、恋人同士なのかもしれない。
 よせ渡瀬!ましろんをWHITE ALBUM2の彼女のような扱いにして虐めるのはやめるんだ!

「なにしろ本当に、無事でよかったよ。感動の再会ってやつだな?」
 「は、はい……」
 「……おかげさまで」
 きゃー視線が冷たーい!

「それにおっさんは、この隠し部屋の存在を知りながら、みんなには隠してたって事か……」
 「どうも動きが怪しすぎるな。まさに暗躍してるって感じだ」

 動きが怪しすぎるのは記憶喪失前のアンタもだよ、と二人は思ったに違いない。

(……ユウリにまで手を出したのは、許せる事じゃない)
 (子供たちが危険な目に合うことだけは避けなければ……!)

 YESロリータNOタッチの精神は素晴らしいですが、お前が言うな状態。

・恵那先生の返事きた!これで勝つる!

《ちょ、ちょっと待ってよ……! 聞いてないわよ、あなたがエンパシーを使えるなんて!》
 《まさか能力レベルを偽ってたの!?》

 《ッ!? い、いや違うんです!》
 《ここ数日で、急速に能力が開花して……》

 《……!》
 その瞬間、恵那の警戒心がはっきりと伝わってきた。
 勝てませんでした。
 まあ、うん、そんなこと言われたら警戒するよね。
 クリア後コメント:恵那先生はWX粒子についても御存知なので、そりゃあ警戒しますよねぇ。

《サリュ、聞こえるか!? 聞こえたら返事してくれ!》
 おかけになったテレパシーは、電波の届かない場所にあるか電源が入っていないためかかりません。

・ましろんからもキター!これで勝つる!

《ま、ましろ! なんでお前のテレパシーが!?》
 《お前、逃げられたんじゃなかったのか!?》

 《あ、れ……? へんじがきた……?》
 《……げんちょうかな……?》

 ましろん、HPゲージ真っ赤じゃねぇか!
 重傷者をあの暗闇に何時間も放置プレイとか夏彦さん嗜虐趣味にも程があるな!(ちげぇよ)

(……これを渡瀬に渡して、リフトを修理してもらおう……!)
 完全に渡瀬ブリーダーと化している夏彦がそこにはいた。目指せ、渡瀬マスター!

・【2030/09/16 15:32】
 「隊長さん、もう1つお願いがあります」
 ~
 (そのままポケットに入れて、忘れてた……? なんか都合よくないか?)
 ~
 (……いや、信じるに足るはずだ)
 おめでとう!渡瀬はパシリに進化した!

・【2030/09/16 15:31】
 「……悠里……本当に、悠里なんだな……?」
 ~
 「幻でも偽物でもない、本物の琴乃悠里だよ……!」
 仕方ないけれども、渡瀬さん邪魔者扱いされてて笑った。
 幻でも偽物でも~ということは、夏彦脳内の妄想悠里のことは知っていたのかな。

「その、君は……どうして生きているんだ?」
 「なあ、ひとつ質問なんだけど……どうして今すぐにでも死なないんだ?」
 という某CROSS†CHANNELの台詞を思い出しました(全然意味が違います)。

「何もかもが嘘で塗り固められた施設――それが、ラボなの」
 教えて!悠里先生!(できればアダルティな授業もお願いします!)

「わたしの心の中に潜って、その目で確かめて」
 なんかエロいぞ?(脳が膿んだ発言)

「……ひこりんに知ってもらいたいの、わたしの見聞きしてきた全てを」
 どうしてもエロい方向に思考が持っていかれそうになる自分はおかしいのでしょうか?

「……行くよ、悠里」
 「来て」
 いや、完全に狙ってるでしょう。これ。(リピート再生しながら)

・【2021/07/08 16:45】
 「――悠里ちゃんの『IGF2R遺伝子』が、タイプS……!?」
 √Aで見かけた単語がキター。IGF2Rとは何の略称でしょうね。
 クリア後コメント:Insulin-like Growth Fact or 2 Receptorの略で『インスリン様成長因子-Ⅱ』の意。

「信じがたいけど……早くもテレパシーとエンパシーが発現しているようだわ」
 「もう疑う余地はない……後天性の、適性度Sコミュニケーターよ」

 √Aで「WX粒子による遺伝子変異」「後天性」と書いてある資料がありましたね。伏線回収。
 ということは、被験体YⅡが悠里、特別監視対象ナ2号が夏彦か。

「事故発生当時、第5エリアのWX粒子エネルギー量は、最大9500mSv(スカラバリュー)――」
 シーベルトではなくスカラーバリューでしたか。……ん? スカラーバリュー?
 確かInfinityシリーズでもスカラーバリューという単位は出てきてたような。
 うろ覚えですが、Remember11の地下監視部屋の会話か何かで。違ったかな。

・【2021/07/08 22:16】
 「江里口さん、保安六課まで動員してなんのつもり?」
 「上の指示ですよ」
 「本日を以って、琴乃悠里は、当ラボの第4号被験体に登録されました」
 ものすごい江里口さんの小物悪役臭。
 しかし、第4号……資料にあった被験体A、N、Yが1~3号ですか(順番不明)。
 2030年9月16日現在、既に被験体Aは死亡、Yは解放されているようですが。

「わたしが、おとなしくラボにいくかわりに……」
 「ひこりんだけでも、自由にしてもらうっていうのは……?」

 悠里ちゃんマジ天使だった。

・【2021/07/12 09:05】
 「一般には知られていないけどね。人と人の心を繋ぐ、第3の能力が存在するの」
 「『センシズシンパシー』……それがその能力につけられた名称よ」
 「適性度Sのコミュニケーターだけが発現しうる、奇跡の力なの」

 能力名だったのか!くそっ、これは簡単に予想できたはずなのに!
 盲点だった!悔しい!(ビクンビクン)

「通常時は何の情報も書き込まれていない『Wanderer粒子』、
  通称『W粒子』と呼ばれる粒子だけがあるのだけど……」
 「これが人の脳に触れると、精神活動によって発生した情報エネルギーを帯び、
  『M粒子』という粒子に変異する」
 「M粒子は『Mind粒子』、心の情報が書きこまれた粒子よ」
 「これらBCに関わる粒子を総称して、BC粒子というの」
 「ちなみに他にも、件のWX粒子や、b粒子というのもあるけれど、今は関係ないので説明を省くわ」

 教えて!美夜子先生!(できればアダルティな授業を以下略!)

「では始めるわ。『感覚同調試行実験』第1回、フェーズ1、アクト」
 幼女の頃から実験をさせられるとか、もしや悠里さん、エリート……。

・【2021/08/11 17:34】
 「『感覚同調試行実験』第1026回、フェーズ1、アクト」
 たった一ヶ月で1000回以上も実験してるー!? 美夜子さん鬼教師やでぇ……。

「最高よ! あなたは天才だわ!」
 美夜子さんが楽しそうで何よりです。科学者だなあ。

・【2021/08/12 09:08】
 「悠里ちゃん、あなたは人を超えた存在になるのよ……!」
 「ひとをこえたそんざい……」
 いつの時代でも基本的に科学者という人種は厨二病です。

・【2021/08/21 09:22】
 ネズミェ……。

・【2021/10/06 09:12】
 「ぶぶー、こたえは『おりひめ』ですー」
 ~
 「実際に体験すると、なんだか不思議ね」
 自分の脳を使って実体験を行うとか美夜子さんもちょっとアレゲですね!

「何をやっているのですか、天川博士!」
 声は、実験室の天井にあるスピーカーから聞こえていた。
 「あら、うるさいのが現れたわね……」
 ~
 「被験体YⅡと接する時は、ADの投与が義務付けられているはずです!」
 江里口さんが正論言ってて笑った。
 そして江里口さんが嫌われすぎで笑った。

・【2021/07/12 09:23】
 「あなたの力で、夏彦の脳内から――」
 「あなたと過ごした思い出を、全て消して……!」

 なるほど、これが切っ掛けで夏彦は三ヶ月の自我喪失から回復するのか。
 ……って、どうでもいいですが、日付間違ってますね。7月12日になってる。

・【2020/09/25 13:35】
 「ひこりんのおよめさんになりたいな」
 ~
 (あはは、ひこりんてれてたんだね。かわいーなぁ)
 夏彦への殺意+3。

ほんの数日前、2人でラボにやってきた時の記憶も消した。
 日付間違ってるー。数日前ではなく、数ヶ月前が正しいですね。
 というか、おそらく最初は7月12日に夏彦の記憶を消すというシナリオだったのかな?
 先ほどの日付ミスとあわせて考えると、後からシナリオ変更して修正し忘れたのでしょう。
 全シーンに日付を入力するのは膨大な作業なので、この程度のミスは大丈夫だ、問題ない。

・【2021/10/06 21:09】
 「わたしにはできません……!」
 そりゃあ、幼い可愛い女の子が、好きな男の子から自分の記憶を消すのは辛いでしょう。
 うん、わかる、その気持わかるよ。でも夏彦の記憶を消してお兄さんと付き合おうね(ゲス顔)。

・【2021/07/09 21:28】
 (だから、このおもいでを――かえちゃえばいいんだ!)
 ~
 「ねぇひこりん。わたしはいつでも、ここにいるよ」
 「ひこりんとずっと、いっしょにいるよ」
 「だから、わすれないで。どうかわたしのことを」

 こうして妄想悠里さんが夏彦さんの脳内に引越ししてきたんですね。
 いいなあ、高度に発達した幻覚は現実と区別できないので自分も欲しいです。

・【2030/07/07 21:17】
 「早いですね、もう9年ですか」
 その歳月は、悠里を肉体的にも精神的にも、大きく成長させていた。
 肉体(おっぱい)的にも。

被験体としても、ラボが開発する品々――
 とりわけADの開発やBC絶縁体の改良などに、悠里は大きく貢献している。

 悠里でさえ科学に貢献しているのに、俺らときたら……。

「……それに博士、すっごく優しいし。なんだかんだで幸せです」
 「あの……本当の、お母さんみたいで」

 悠里はええ子やなあ。
 なお、夏彦は捻くれて絶賛反抗期中である模様。

「『消去した記憶はたいていの場合、いずれは蘇ってしまう』という事が」
 へぇ、じゃあ、渡瀬の記憶も時間経過で蘇ってしまうのか。

1年に1度、彼の中にある『悠里の記憶』を更新するために、ここまで連れてきてもらっているのだ。
 つまりデリヘルですね!(黙れよ)

「ひこりんの中にある、わたしの記憶……全部ましろんとの記憶に差し替えたほうがいいんじゃ……」
 悠里さんの自己犠牲精神は異常。どこぞの衛宮さんちの士郎くんよりはまともですが。

「試みに夏彦に『そのミルク、減ってないわね』と聞くと、『え、何が?』と心から不思議そうな顔をするわ」
 「そ……そんな事ってあるんですか?」
 「あるのよ。『否認シンドローム』って言うんだけどね……」
 「他にも奇妙な行動は多いわ」
 「例えば毎日学校に行く前に、リビングの照明を点けてから家を出たり」

 「照明?」
 「そうしないと、家に帰ってきた時、照明が消えたままになってしまうでしょう」
 √B序盤での伏線回収。既に昔過ぎて忘れている人が多そうですが!(かくいう自分も忘れていた)
 ちなみに、自分も「研究は?」と聞かれると「え、何が?」と心から不思議そうな顔をします。
 自分も否認シンドロームだったんですね。なら仕方ないな。うん仕方ない仕方ない。

「いよいよになったら、私の命に代えても、あなたたちを外に出してあげるわ」
 「え?」
 「実はね、密かにそのための準備を進めてるの」
 「1人ではできない事だから、難航してるんだけど……いつかは、必ず……」

 なんという勝利フラグ。最後に残った道しるべになりそうな予感がビンビンします。

・【2030/09/16 06:10】
 誰も悠里の裸体になど全く興味を示さないが、彼女は物陰に隠れ、着替えを行おうとした。
 このラボの人間は狂っている!(憤怒)

(それにしても……今日の実験、変わってるよね)
 (博士は『魂を作る』って言ってたけど……そんな事、ほんとにできるのかな?)

 美夜子さんも大概厨二病ですなあ!
 クリア後コメント:美夜子さんのストレス発散なので許してあげてください。

・【2030/09/16 06:19】
 「107215(てんなつひこ)……よし、開いたわ!」
 爆発事故が起こり、シェルターに避難する悠里さんたち。
 「てんなつひこ」って……やはり親馬鹿さんだったか……。

(だったら、わたしが今から……)
 (ひこりんの記憶を操作して、真実に耐えられる強さを……!)

 ~
 「わたしはひこりんの時間を、何度でも巻き戻すよ……!」
 yuuri.jpg


・【2030/09/16 06:29】
 ――その修復が上手くいかず、夏彦の心が、ましろたちを拒絶するような事があれば……
 『このままだと、こんな悲惨な未来にたどりついちゃうよ』という、
 偽りの記憶を作り、それをあえて夏彦に見せたりもした。

 ~
 その一方で、真実のヒントを少しずつ与える。
 偽りの平穏は終わり、幻との別れの時が近づいている事を示唆する。

 いま明かされる√Bの真実。――夏彦を成長させるために何度でも繰り返す。
 そう、とうとうアニメ化が決定した某作品の緑川光さんと同じことをしていたわけですね!

――問題は閉鎖されてしまったゲートをどうやって開けるかだが、
 階段室に博士のセキュリティカードが落ちているのを見かけていた。

 後で夏彦が唐突にセキュリティカードを発見する伏線も回収。なるほどなー。

(あ……いけない! まだちょっとだけ早かった!?)
 (でもこうなったら、ひこりんの心の強さに、賭けるしかない……!)

 結構行き当たりばったりな悠里可愛い!

・【2030/09/16 07:34】
 (よかった……)
 (これで、本当に……ひこりんもましろんも、わたしから解放されるんだ)

 悠里……。

・渡瀬(現パシリ)キター!

「あなたは……Qの!?」
 「!!」
 思わず声を上げると、男の顔が強張った。
 すぐにその表情が邪悪に歪んでいく。

 「おい……まさかBCで読んだのか? 俺の心を」
 渡瀬(現パシリ)さん、もう完全に悪役じゃないっすか!

(だったらこの人の記憶を――!)
 悠里さんも他人の記憶にダイレクトアタックするの好きですねえ!

「BCを封じる薬を打たせてもらった。君の能力はもう使えない」
 マホトーンされた悠里さん。魔法少女モノのエロゲならここでいや何でもないです。

・【2030/09/16 09:05】
 途中立ち寄った部屋で、放置されていたレベル6のセキュリティカードを手に入れる。
 ~
 「嫌だ嫌だ嫌だ……死にたくない……死にたくないよぅ……!」
 渡瀬(現パシリ)ー!はやくきてくれー!!

(どうして!? どうしてあの人がわたしを助けにきたの!?)
 ――以上、長かった回想も終了。
 このようなことがあって、今に繋がっていたわけですね。

・【2030/09/16 15:36】
 「ぼくが君の失った時間を、必ず取り戻してやる」
 「『一生ここから出られない』なんて、そんな馬鹿な話あっていいわけがない」
 「ぼくがこの命に替えても、君を自由にしてやる」

 ~
 「君が幻だったって言うなら、現実に変えてみせる!」
 悠里の9年間を知り、決意を新たにする夏彦。なんか格好良いこと言ってますが。
 まずい、このままでは鳥羽さんちのお嬢さんが寝取られの星になってしまう!(戦慄)


 「え? 離れていてもセンシズシンパシーって使えるのか?」
 テレパシーやエンパシーと同じく、センシズシンパシーにも当然有効範囲があるだろう。
 そしてテレパシーよりエンパシーの方が有効範囲が狭い事を考えると、
 センシズシンパシーはもっと狭いと思ったが――

 「確かに初めて心に潜る時は、ほとんど密着していないとだめだけど……」
 「過去に心を繋いだ事がある相手なら、離れていても心に潜れるんだよ」
 「といっても、エンパシーの有効範囲くらいまでだけど」

 「そ、そういうもんなのか?」
 「『メルト効果』っていうんだけどね」
 「1度でもセンシズシンパシーを使った事がある相手とは、
  心の一部が融け合って、2度目以降は格段に同調しやすくなるの」
 「ひこりんが今朝ラボに来たとき、わたしはひこりんと離れていても、心を繋ぐ事ができたでしょ?」

 「そういえば、確かに……」
 そういえば、確かに……。

あの渡瀬と心が融け合ったなどとは認めたくないが、いつでも感覚を同調させられるという事は好都合だ。
 ┌(┌ ^o^)┐好都合です。

・【2030/09/16 15:38】
 (いや、相手が誰でも今遭遇するのはまずい)
 一方、パシリさんはというと、誰かに見つかるまいと隠れていました。
 その頃、夏彦と悠里はイチャイチャしていたというのに……これが格差社会か……。

「……どうして、あの子の死体が……!?」
 死体消失!こういうのもあるのか!

③√Double Chapter2

・【2030/09/16 15:46】
 (この子に、一体何が……!?)
 ~
 「ど、どういう事だ!? なんでオレがあんな事を!?」
 「あれじゃまるで――!」
 
 ~
 《お前はレスキュー隊員なんだ! すぐにその子を救助して、シェルターに戻れ!》
 ましろん救助の巻。やや記憶が戻りかけてますが、んなことよりましろん手当しろよォ!と夏彦。

「リフトの籠の中に、ずっと閉じ込められていたらしい。何時間も、治療も受けられず……」
 「……っ」
 夏彦が渡瀬を睨むように見つめ、低い声で言った。
 「……確かに、ひどい怪我ですね」
 お前が言うな状態の渡瀬にMK5(マジでキレる5秒前)の夏彦。

「ふぅ……これでひとまず、安心かな……」
 一息つく渡瀬に、夏彦が押し殺した声で言う。
 「……安心って事はないでしょう」
 「え?」
 「こんなに大怪我してるんですよ……!? 何がどう安心なんですか?」
 「ましろに何かあったら、どう責任とってくれるんですか!?」

 「……っ」
 不意に怒り出した夏彦を見て、渡瀬は困惑した。
 記憶喪失の渡瀬からすると、せっかく救助してきたのに突然キレられて(´;ω;`)ブワッ

「だが、その幻聴から受ける印象と、君と喋った時の印象がよく似ているんだよ。
  どこがどうとは言えないが……」

 ~
 「……下らない事を言って申し訳ない。話を変えよう」
 さすがの渡瀬も無駄に偉そうな幻聴と夏彦との関係性に気付き始めました。
 しかし、当の夏彦は可哀想な人を見るような反応。引かざるを得ません。

「サリュをここに連れてきて下さい。橘さんに階段から落とされた後、今も気絶したままの可能性があります」
 ~
 「……わかったよ。任せてくれ」
 パシリは空元気を振り絞り、そしてシェルターを出て行った。

・【2030/09/16 15:52】
 悠里が咎めるように言う。
 「ひこりん……どうして隊長さんに、あんな事を?」
 「……ごめん。傷ついたましろを見たとたん、どうしても渡瀬が許せなくなって……!」
 悠里さんも先ほどの夏彦の対応にはお冠のようですが、事情を聞いたら納得してました。

「あぁ。ここまであいつとは一蓮托生だったけど、やっぱりぼくはあいつを許せない」
 気持ちはわかりますが、√Cですべて任せるから頼んだって言ってたじゃないですかー!
 (※その時は夏彦は自分が死んでると思ってたからノーカンになっているようです)

「……うん、全部知っているよ」
 「ラボで過ごした9年の間に、わたしも色んな知識を得たの」

 い、色んな知識…!(黙れ)

「『WX粒子増幅器』は、コミュニケーターがいなくても、
  機械の力でそのエネルギー量を増幅する事ができるんだよ」
 「なんの情報も書き込まれていないけど、エネルギー量のみが極端に高い状態。
  そうなるとBC粒子は、別の性質を持つの」
 「それが『W-Xtream粒子』、通称WX粒子なんだ」

 ~
 「まずWX粒子が蔓延している状況下では、BCの使用効率は飛躍的に上昇するの」
 ~
 「『メルトダウン』と呼ばれていた現象は、WX粒子が際限なく増えて、施設内に蔓延する状況の事なんだよ」
 ~
 「正解だよひこりん。プロキオンは放射線量測定器じゃなくて、BCエネルギー測定器なの」
 ~
 「ADは、BC粒子のエネルギーを吸収・相殺する薬だよ」
 「それを投与すると、どうなるかっていうと――」
 「まず効果1。『BCが使えなくなる』」
 「そして効果2。『他人からのBCの影響を受けなくなる』」
 「つまりBCが使えなくなる代わりに、体と頭脳を他人のBCから保護する薬。それがADなんだよ」

 ~
 「施設内のエネルギー量が、徐々に上昇して行ったのは、どういうわけなんだ?」
 「それはね、『BC絶縁体』が、WX粒子のエネルギーを吸収しきれなくなったからなんだよ」
 ~
 「だから、この施設の正体を知っているはずの宇喜多さんも、
  数値が上昇するにつれて怯えていたんじゃないかな?」

 第2回、悠里先生のラボ講座。
 WX粒子、メルトダウン、プロキオン、ADといった言葉の意味が明らかになりました。
 まあ、大方の予想通りですね。

「すごいな、悠里……この施設の事なら何でも知ってるって感じだ」
 「えへへ、もう9年も住んでるんだもん。詳しいのは当然だよ」
 「……閉じ込められていたとはいっても、一応我が家だし。少しは愛着もあるんだよ」

 ここで悠里が「何でもは知らないよ。知ってる事だけ」と言ったら羽川さんでした。
 悠里は家が家だったので、こんな場所でも美夜子さんと過ごせるだけで愛着が湧くのでしょう。

「閉じ込められた人たちの中で、わたしとひこりんだけは、WX粒子の数値がどれだけ上がっても関係ないんだ」
 「適性度がSだからね」

 「……? どうして適性度がSだと平気なんだ?」
 「実はWX粒子によって起こる色々な体調悪化は、BCの『適性度が低いほど起こりやすいの』」
 ~
 「わたしもひこりんも、すでに著しい遺伝子異常を起こしているの」
 「もっと言えば、全てのコミュニケーターは、遺伝子異常の産物なんだよ」

 WX粒子によって起こる体調悪化は遺伝子に対するダメージによるものなので、
 既に遺伝子異常の極みにあって変異のしようがない夏彦と悠里にはノーダメージということか。

「コミュニケーターか否かを決めるのは、IGF2R遺伝子という遺伝子。これは脳の構造に関わる遺伝子なの」
 「本来IGF2R遺伝子は、タイプ1~9の9種類が存在する」
 「だけどその遺伝子が、生まれつき変異を起こしている人が、稀に現れる……」

 ~
 「そしてIGF2R遺伝子異常は、6種類存在するの」
 「変異の度合いの大きさに応じて、IGF2R遺伝子タイプEからSまでの番号が振られているんだよ」

 ~
 「そして、適性度が高いほど……つまり遺伝子変異の割合が激しいほど……」
 「そのコミュニケーターの寿命は、短くなっていくんだよ」

 いま明かされる衝撃の事実! 夏彦はともかく、悠里が死んじゃうじゃないすか!やだー!

「コミュニケーターは、癌の発生率が極端に高いの。あらゆる脳疾患にもかかりやすくなる」
 がーん(お約束)。

(父さんはぼくに、『強く生きろ』と言ったんだ……!)
 (人を護り、支える男になれと言ったんだ!)

 夏彦の父さんと美夜子さんの馴れ初めの話はいつか読みたいなあと思っています。

「ぼくらに残された時間が、短かろうと関係ないよ」
 「それまで力の限り、生きよう」
 「悠里だって、そう思うだろ?」
 「だから――ぼくに助けを求めたんだろ?」

 夏彦さんは悠里が好みそうな台詞を言うことに関してはエキスパートですね(辛辣)。
 その優しさを少しだけでも素直に渡瀬に向けてくれれば……!┌(┌ ^o^)┐

「ラボにはわたし以外にも、もう1人被験体がいるって聞いた事があるの」
 被験体Nさんですね。わかります。それっぽいのが搬出用リフト前で死んでましたが。

『ケースN』とは何なのか――それは今もって残る謎の1つだった。
 ここまでくると、被験体NさんのNと関係しそうな気がしないでもないですが……。

「記憶喪失になった後の隊長さんは……すごくいい人だったもん」
 「わたしの首を絞めたあの人とは、なんだか同一人物だとは思えないよ」

 夏彦とのフラグが立っていなければ、隊長さん×悠里もワンチャンあったかもしれないのに…!

「例の非常階段に行ってみたんだが、彼女の姿はどこにもなかったんだよ」
 イチャラブ空間に舞い戻ったパシリさん、まさかのおつかい失敗!

・【2030/09/16 15:59】
 「実は君たちを見るたび、奇妙な映像が目の前に浮かぶんだ! まるで自分の記憶みたいに鮮明な……!」
 ~
 「君たちを、襲ったのは……オレ、なのか……!?」
 ~
 「オレはレスキュー隊長じゃなくて、テロリストなのか!?」
 ~
 「頼む、教えてくれ!」
 とうとうパシリ扱いされていたことに……もとい、自分の正体に気付き始めた渡瀬。
 正義の味方かと思っていたら実は極悪人の可能性大という状況に錯乱なうです。

「……知ってしまったら後戻りできないんですよ」
 「それでもあなたは、記憶を取り戻したいんですか?」

 その問いに、渡瀬は沈黙した後――
 「……ああ」
 重い声で、そう答えた。
 「……そうしないと、もうオレは耐えられそうにない」
 「自分のしでかした事もわからず、
  自分が悪人である可能性を抱えたままで居続けるなんて……耐えられないんだよ」

 苦しげに告げる渡瀬の心情を、夏彦も理解した。
 (……そうだよな、渡瀬)
 (お前なら、そう言うだろうと思ってたよ)
 (自分の命に替えてでも、皆を助けたいと思っていたあの意思が、
  本物だったっていう確証が欲しいんだろう……?)

 心中では渡瀬(記憶喪失)を認めている夏彦。
 それをもうちょい素直に表に出せれば……。

「でも、本音を言えば……ぼくはお前の記憶を、戻したくなんかないんだよ!」
 「わかるか、その意味が!」

 「ッ!?」
 渡瀬はそう言われて考えた。
 夏彦が渡瀬の記憶を戻したくない理由――そんなものは、1つしか思いつかない。

 (やっぱり、オレが……夏彦くんたちを襲ったんだ)
 (そして彼は自分の身を護るため、オレの記憶を消し、無力化したんだ!)

 渡瀬はその場に崩れ落ちそうになった。
 記憶を戻す前から、お前の正体は極悪人ですと暗にネタバレされる渡瀬。
 もうやめて!渡瀬のライフはゼロよ!

「もし記憶を取り戻すと同時に、オレが君を襲うような事があれば、ためらいもなくこの銃で撃て」
 「な……なんだって!?」
 「記憶を失う前のオレは、よほど信頼のおけない奴だったらしいな」
 「だが今のオレは……」

 違うはずだ。渡瀬はそう信じている。
 だが言葉でいくら言い繕ったところで、何の証明にもならない。行動で見せるしかないのだ。

 「……頼む。こういう形でしか、オレはオレの誠意を見せられない」
 「君たちを襲うよりは、撃たれた方がまだマシだ」

 「わ、渡瀬……!」
 そこまで言ってようやく、夏彦の中にも信頼の情が湧いたらしい。
 隊長さんの格好良さは異常。この渡瀬になら掘られても構わない。

・【2030/09/16 16:04】
 (やっぱりこいつは、善性の塊みたいな奴なんだ……ちょっと不器用だとは思うけど)
 夏彦と心が繋がった事くらいで、これほど高潔な人格が生まれるとは思えなかった。
 ~
 (逆、なんじゃないのか……?)
 (渡瀬の本性が善人で、あの記憶を失う前の渡瀬こそが、かりそめの性格だったとしたら?)
 (あの時の渡瀬は『何らかの理由で』、凶暴な人物になっていたとしたら……?)

 そう考えると、腑に落ちる点が多いのだ。
 (いや、渡瀬だけじゃない……)
 (考えてみれば、洵さんや橘さんやおじさんがおかしくなっているのも、渡瀬の人格変貌に似ている気がする)
 (何か外部的な要因で、皆が凶暴化させられているのだとしたら……)
 (渡瀬もその被害者の1人に過ぎないんじゃないか!?)

 今まで信じ込んできた『本来の渡瀬=凶悪なテロリスト』という構図が、急に怪しく思えてきた。
 夏彦さん、内心では隊長さん(記憶喪失)のこと大好きですよねぇ……┌(┌ ^o^)┐
 WX粒子の影響か、何らかのBC能力によるものかは未だもって不明ですが、
 やはりラボ内で某症候群のような頭おかしくなる外的要因が発生している模様。

「『ひこりんが消してしまった全ての記憶』という条件で、『記憶検索』をすればいいんだよ」
 ~
 「ひこりんがその記憶を見てどう思うかって事は、その人の記憶に影響を及ぼすんだよ」
 「それ次第で、微妙に記憶の内容は変わるから気をつけて」

 ~
 「センシズシンパシー中に危険を感じたら、わたしの事を思い出して」
 先輩のありがたい助言。さあ、とうとう謎に包まれた渡瀬の過去が明らかに!

・なんか新しいシステムキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

・【2014/06/01 11:31】
 「なんだよ亘、騒々しいな。なんかあったのか?」
 ~
 渡瀬の双子の姉である彼女は、彼と顔は似ていても、性格はまるで逆だった。
 「双子」「姉」……だと……?(既知感)
 どっかの作品の記憶喪失な誰かさんも、双子の妹が死んだのが原因で復讐計画を実行してましたね……。

「仕方ないだろ、世は不景気だし日本もどん詰まりだし。先を見たってたかが知れてるさ」
 「考え過ぎなんだよ、渡瀬は」
 ここで√Aにおける台詞回収。こんな他愛もない会話における台詞だったとは……。
 いや、この日常が渡瀬の失ったモノだったからこそ、あの場で回想されたと考えるべきか。

・【2014/09/07 16:43】
 (金髪……外国人か?)
 サリュっぽい容姿の少女。時代を考えるに、母親の可能性も?
 だとしたら、サリュは生まれたときから超科研やラボに関わっていた?
 むしろ生まれてから今まで悠里と同じように幽閉されていたかもしれない。
 どうもサリュが話す自分の過去は他人事めいていたので、記憶操作されていたり…?
 クリア後コメント:大体合ってた。記憶操作した張本人は意外でしたが。

「プライバシーもクソもなくなるし、おちおちスケベな妄想もできない」
 「するの? スケベな妄想」
 「いやしないけど。まぁ要するに、『なにもうちの街でそんなもん研究しなくてもいいだろ』って話だよ」
 おい、あからさまに話をそらしやがったぜコイツ!
 まあ、男子高校生がスケベでマニアックな妄想をするのは至極当然と言えましょう。
 どうでもいいですが、この「おちおちスケベな妄想もできない」という台詞は印象深いですね。何故か。

「また亘の『人のためになんかしてやりたい病』が出たか。
  そういうのをナイチンゲール・コンプレックスっていうんだ」

 サリュは天使で、亘はナイチンゲールだったか……(一部、個人的感情が含まれております)。

・【2014/09/08 17:02】
 「なんで私って、やる事なすことトラブルばっかり……」
 「アホ過ぎなお姉ちゃんで、弟的にも嫌になるでしょ……?」

 いや、弟ラブなお姉ちゃんなら大歓迎でしょう常識的に考えて。

・【2014/09/16 23:15】
 「渡瀬! 諦めちゃダメ!」
 「最期の瞬間まで、あがいて、あがいて……」
 「死ぬのは、それからにしよう!」

 崩れる日常。この台詞も√Aで登場しましたが、どう見ても死亡フラグです。本当に勘弁してつかぁさい。

「あ、ああ、ああぁぁあああ……!」
 「嘘だろやめてくれよなんでこんな……」
 (´;ω;`)うおおあああああッ!!

――『鹿鳴市同時多発火災』――
 この夜起きた出来事は、後にそう呼ばれた。
 鹿鳴市中の実に15箇所で、同時に火災が発生したのだ。

 ~
 死者118名。
 重軽傷者232名。
 そしてその死者の中には、亘のみならず……
 渡瀬の両親も含まれていた。

 もうやめて! 渡瀬のライフはゼロよ!
 √Bで復讐鬼な渡瀬が夏彦に対して「100人以上も殺しておいて!!」と叫んでいたので、
 この事件にはコミュニケーターが関わっているのか。犯人がコミュニケーター……?

・【2014/11/21 14:24】
 「俺は、レスキュー隊員になります」
 渡瀬がんばれ超がんばれ。

・2021/04/07 14:00
 「東町2-4、鹿鳴市営団地で、大規模なガス爆発事故が発生」
 ~
 「俺たちはレスキュー隊だ。君らの命を救いに来たんだ」
 「俺たちが来た以上、死なせなんかしない」

 おー、洵だ。ロリな洵だ。ロリ。ロリそのものだ。
 ああ、そうか、凪沙が死んでしまった事故というのは、これか……。

・【2029/06/07 18:26】
 同僚の中には、渡瀬と似た境遇の男が2人もいた。
 『堂島誠二』と『桧山和樹』。
 彼らも渡瀬と同じく、あの火災で家族や大事な人を失い、市に育てられた。

 ああ、だからテロに加担を……いい奴らだったのか……。

・【2029/06/07 19:16】
 「今の時点で顔を見せると、様々な問題が発生する可能性があるのでね。こういう形で許してほしい」
 ボイスチェンジャーで電話は基本。いったい正体は誰なんだ!?(白々しい)

「そいつは『コミュニケーターA』――いつからかそう呼ばれていた」
 ~
 「Aの本名は、アリス・アンフラメ。
  今から15年前に、フランスからこの鹿鳴市に渡ってきたコミュニケーターだ」

 ~
 「問題は……Aが強力なコミュニケーターであると同時に、最悪の犯罪者だったという事だ」
 男がそう言った時、どこかで『花の香り』が漂った。
 ~
 「悪意に満ちた彼女の思考が、周囲に無差別に垂れ流されたらどうなる?」
 ~
 「その日からコミュニケーターAは、『被験体A』と呼ばれるようになり、ラボ内でBC能力の研究開発に参加した」
 ~
 「被験体Aはどうなったんだ! 奴はラボの中で、今も生きてるのか!?」
 「いや、死んだ」
 「な、に……!?」
 「原因の一翼を担うAは、ラボ内で人体実験に使われ――そして幽閉後、わずか1年で死亡した」
 ~
 「新たな被験体を拉致しては、BCの研究を続けているよ」
 その時、また花の香りがした。
 謎の男から明かされる、鹿鳴市とラボ、16年前の事件の真相。
 以前、渡瀬が見かけていた金髪の少女がアリス・アンフラメだった、ということか。
 ……ところで、途中に挟まれる花の香りは何だろうか。
 どう考えても、√Aで洵と宇喜多がラボ内で嗅いだと言っていた花の香りと同種だろうけれど……。
 精神がおかしくなる前兆のようにも思えるので、何らかの外的要因の干渉を受けているのだろうか。
 スタンド攻撃とかな! …………いや、待て、冗談ではないな。BC……? センシズシンパシー?

「実は鹿鳴市と懇意にしている、とある外資系企業があってね」
 「表向きは製薬会社だが、その内実は武器商社。いわゆる死の商人だ」

 ライプリヒ製薬ですねわかります。
 今回はベテルギウス新薬という名称ですが、内実は大差ないでしょう。

「……犯人を、亘と同じ目にあわせてやりたかった」
 渡瀬さんが陥落したー!

「僕か? 僕はラボの研究員だ」
 「だが君と同じく、ラボと鹿鳴市を憎む者さ」

 まさか宇喜多さんだったとは!(白々しい)
 ……や、ここで恵那先生とか出てきたら予想外過ぎて逆に面白かったですがね。

「――Q」
 「この欺瞞に満ちた世界に、厳然たる問いを突きつける者だ」

 いい歳こいて厨二病みたいなこと言ってんじゃないよ(美夜子さんとの対応の違い)。

・【2029/07/07 17:35】
 「……ラボのやり口に、嫌気がさしただけさ」
 宇喜多がそう言うと、花の香りが漂った。
 この文章だけ見ると、花の香りは宇喜多さんの口臭みたいですね。

「信用しよう。俺も及ばずながら、あんたに協力する」
 「……感謝の極みだ」
 ここに30代男二人のむさ苦しいコンビが結成しました。

・【2029/07/07 20:21】
 「うむ。それについてはすでに、こちらである程度考えてある」
 宇喜多がそう答えた時、かすかに花の香りがした。
 もう宇喜多さんの口臭にしか見えなくなってきた。

「地下フロア中央にある『Nエリア』……そこに実はもう1つ、下りのエレベーターがあるのさ」
 「なに!? 『地下3階』が存在するのか?」
 「そうだ。大深度地下フロア、通称『Zeroエリア』――」
 「そこに2名の被験体が囚われているんだ。陽の光も差さない場所にね」

 「被験体は2名か……名前や年齢、性別はわかるのか?」
 「わからん。ただぼくが調べたところ、
  それぞれ『被験体N』と『被験体YⅡ』と呼ばれているという事だけがわかった」

 「『YⅡ』? 『YⅠ』は存在するのか?」
 「いや……『被験体Y』は数年前に、『破棄』されたと言う」
 「恐らく『被験体A』と同じく、ラボ内で死亡したのだろう」

 ふむ、√Aでの資料に「被験体Y → ユ号(2030/09/10)」という記述があったので、
 被験体Yは生きてはいるようですが。……というか、サリュのことなんだろうなあ。状況証拠から。
 クリア後コメント:数年前に破棄?と一瞬思いましたが、被験体Yの実験中止は2027年でしたね。

「あぁ。さらに被験体をZeroエリアから連れ出す事ができても、Nエリアから出た時点で……」
 「被験体脱走阻止コード、『ケースN』が発令される」

 おー、被験体の脱走を阻止するためのコードだったのか。
 となると、ケースNの「N」は被験体Nのことである可能性が濃厚かな。

「WX粒子増幅器の、冷却水用のパイプさ」
 あ、結局、脱出口はそこなんすか。√Aのエンジンルームでの宇喜多さんめ……。

「俺たちは隔壁が閉まった後で、じっくりポンプを破壊して……
  そして被験体と一緒に、鹿鳴湖まで逃げればいい」
 「マヌケなラボの職員たちは、建物の外でひたすら隔壁が開くのを待つ。しかし隔壁が開いた頃には――」
 「もう施設内には誰もいない。もぬけの殻ってワケさ」

 「素晴しい! 完璧な計画だ!」
 完璧な計画(笑) まあ、彼らが得ている情報から考案される中では完璧か。

・【2029/07/29 21:55】
 「次の消化器入れ替えは、来年の9月だ。その日を境に、ラボは消化器の形をした爆弾だらけになるぜ」
 やっぱり消化器爆弾の発案者は渡瀬さんじゃないすか!なんというマッチポンプ!

・【2029/08/18 21:37】
 「いや、正しいさ。人を殺してしまったら、俺たちもラボの連中と同じ、人間のクズに堕ちちまうからな」
 うーむ、どうしても現時点での渡瀬さんと復讐鬼の渡瀬さんが繋がらないなあ。
 やはりラボ内で何らかの外的要因……BC粒子、センシズシンパシーあたりの干渉を受けたか……。

・【2029/09/08 20:52】
 「決行はこれより、約1年後――2030年9月16日とする」
 「……鹿鳴市同時多発火災の起きた日か」
 消化器爆弾の件もあるので、決行は1年後。諸々の準備を考えても妥当なのかな。

・【2030/09/13 15:38】
 (あぁ、そうか……亘が生きていた頃、俺たちがした会話にそっくりじゃないか)
 ~
 (落ち着け、何も考えるな! 万一心を読まれたら、計画は失敗だ!)
 大方そうだろうとは思っていたが、マヌケは見つかったようだな!

・【2030/09/16 07:01】
 「……悪いが爆破時刻を、ここでセットしてくれないか。間違いがあったら困る」
 「いいだろう。18時17分だな」
 そう言われた渡瀬は、PDAを取り出した。
 このPDAのデータフォルダには、テトリル爆弾の起動用プログラムが仕込まれている。

 なるほど、√A序盤で見れなかった渡瀬のPDA内のデータフォルダは爆弾関係でしたか。
 まあ、√Aのバッドエンドで、思いっきり隔壁開放前に爆発してましたが。渡瀬ェ…宇喜多ェ…。

「ここが『Nエリア』か……」
 「この先に、例の2人が閉じ込められてるっていうのか?」

 「そうさ……だから行こう」
 ~
 「あの時、俺たちは誰も救えなかった……」
 「その贖罪をする時が、ようやく来たんだよ」

 √A冒頭でも描かれた会話。
 例の2人=被験体N、被験体YⅡ、あの時=16年前の放火事件でした。

「騙されたのか、俺たちは!?」
 「なぜ……誰に!?」
 「まさか宇喜多さんの情報が、ガセで――」

 「いや待て! そんなワケはない!」
 姿が見えない被験体YⅡ。残念ながら、悠里は朝早くから実験中でしたとさ。

「この中にいるのは、ただのコミュニケーターなんかじゃない! 正真正銘の怪物なんだぞ!」
 相変わらず江里口さんは半端ない小物臭っすなあ。

「やめろぉおおお!!」
 研究員の悲痛な声と共に――
 被験体Nの部屋の扉は開いた。
 その瞬間、胸を洗うような、清々しい『花の香り』が漂った。

 花の香りキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 犯人はN。
 というか、せめてADくらいは投与してあげましょうよレスキュー隊の皆さん……。

「――Nの恐ろしさも知らない馬鹿どもがァ!!」
 花の香りよりも凄まじい小物の香り…!

・江里口と柏木が死んだ! この人でな……まあいいか。
 研究員のお二人も、ちょっと頭がおかしくなってたように思われましたが。
 これが被験体Nの悪意とやらですか。被験体Aも発していたという。

・【2030/09/16 07:14】
 渡瀬が被験体Nの手を引いて、駆け出そうとした時――
 (ッ!!)
 頭の中を、何かが突き抜けた気がした。
 その瞬間、渡瀬の脳裏に様々な情景が明滅した。

 思いっきりセンシズシンパシーされてるじゃないすか!やだー!

(……!? なんだ、今のは……!?)
 同時に心の底から、奇怪な感情が沸き上がってきた。
 焦燥感と不安感と、そして怒りが入り混じったような感情が。

 なるほど、被験体Nのせいで某L5状態にされていたというわけですか。
 となると、√Aの後半で洵・宇喜多さん・風見さんが狂ったということは、
 搬出用リフトに着いたとき、被験体Nはギリギリ生きていた?ぱないの。

・ぇけけけけけけ。

「誰も傷つけないという話だったじゃないか! 騙していたのか!?」
 ~
 「……すまない、宇喜多さん」
 「俺たちは……もう引き返すことができないんだ」

 完璧な計画とは何だったのか。

「……俺がその娘を探しに行く」
 「バカな、1人でか!?」
 「行くしかないだろう! お前たちは後を頼む!」
 「20分待って戻らなかったら、俺を置いて行け!」

 ――それが、堂島と桧山が見た、渡瀬の最後の姿だった(ただし死ぬのは堂島と桧山)。

・悠里が渡瀬に襲われたー!(誤解を招く発言)

・【2030/09/16 07:34】
 (被験体以外のコミュニケーターだったら、殺してもいいんじゃないのか?)
 ~
 (よく考えろ……コミュニケーターを殺さなければ、復讐を果たしたとは言えないはずだ)
 (亘の無念は晴れないはずだ!)

 いやそのりくつはおかしい。もう完全にグギャってますね渡瀬さん。
 ……久し振りに使ったな、グギャるという言葉。

・【2030/09/16 06:38】
 「……動いている的には、意外とちゃんと当たらないもんだな」
 ~
 (殺すんだ……殺せ、殺せ、殺せ!)
 この人でなしー! ……って、この記憶、復活させるとヤバイのでは……。

・【2030/09/16 16:09】
 (渡瀬は、被験体Nのテレパシーを聞いていない!)
 (テレパシーを聞いていないなら、彼女の感情が伝播する事はないはずだ!)

 ~
 (渡瀬は、渡瀬たちはあの時、被験体Nによって……!)
 (記憶を、書き換えられたのか!?)

 その結論が、電光のように閃いた。
 (じゃあぼくが見てきた渡瀬の記憶は、偽物の記憶なのか!?)
 (被験体Nは、接触した人間の記憶を、悪意に満ちたものに書き換えていたのか!?)

 記憶遡行から現実に戻ってきた夏彦さん。
 そこに気付いたのはいいが、これは不味いんじゃないすかねぇ……。
 さっきから不気味に黙りこくっている渡瀬さん。大丈夫、ボカァ隊長さんを信じてる…!

「……なるほどな……全て、思い出したよ……」
 地の底から響くような声と共に、渡瀬がゆっくりと顔を上げる。その眼には、憎悪が宿っていた。
 「……やってくれたな、お前ら」
 \アッカーン!/ 復讐、はじまるよ~!

「撃てるのか?」
 「……!」
 「人の心を破壊するのは得意でも、肉体の破壊はできるのかよ」
 「う、あ……」
 ~
 「……できないだろ、コミュニケーター? そういうのは人間のする事だからな」
 「俺たちにはお前らのような能力がない。だから銃で武装したんだ」
 「そうじゃなきゃ、怪物には勝てないと思ってな」

 わぁい、悪役だー!

《あの子が――被験体Nがやったことは、隊長さんの記憶をメチャクチャに歪めたって事だけ!》
 《そこを修復するんだよ! 本来の記憶の形に!》

 なるほど! よし、夏彦! 悠里を助けるために渡瀬を救うんだ!

 ・ついカッとなって記憶を消し飛ばした。反省していない。(バッドエンド1)

 ・「ひこりん……ごめんね……」
  ~
  「亘の痛みを思い知れ! コミュニケーターども!」
  ~
  「脳を焼き尽くしてやる!! くたばれ渡瀬ッ!!」
  珍しく悠里が死んだ!(2回目) この人でなしー!(血涙)(バッドエンド2)

《聞いて、ひこりん! センシズシンパシーで捏造された記憶には、1つの特徴があるの!》
 《センシズシンパシーを使ったコミュニケーターの心の一部が、記憶の中に紛れ込んでしまうという特徴が!》

 ~
 (そうだ! 渡瀬の記憶の中には――)
 (なぜか何度も『花の香り』が漂っていた!)

 なるほど、そういえば夏彦が渡瀬の記憶を捏造したときも、時計が変なことになってましたな。

(だから、今度は、ぼくが……)
 (ぼくが渡瀬の記憶を遡って……!)
 (渡瀬を悪意から、救うんだ!)

 やはり内心では渡瀬のことを…┌(┌ ^o^)┐

(渡瀬の心から悪意が消えるまで――)
 (ぼくは何度でも、こいつの時間を巻き戻す!!)

 yuuri.jpg

・捏造された記憶をリライトするだけの簡単なお仕事です。
 やはり渡瀬さんも宇喜多さんも正義の味方だったんや……。
 いや、まあ、自分は最初から信じておりましたとも!(黙れ)

記憶の中で見てきた渡瀬は、夏彦の知っている彼とはところどころ違っていた。
 その正体も『正義のヒーロー』などではなく、正真正銘のテロリストだった。
 だが彼の心の奥に、常にあり続けたのは――
 『人を救いたい』という意思。
 亡き姉から受け継いだ想いだ。

 (そんな渡瀬を……このまま殺人鬼にしておくわけにはいかない)
 (なんとしても、本来の渡瀬に戻してやらなきゃ!)

 いいぜ、渡瀬……。
 お前がコミュニケーターに復讐するっていうなら、
 まずはそのふざけた悪意をぶち殺す!

・【2030/09/16 07:50】
 (どうしてNエリアには、ぼくがいないんだ?)
 ~
 「な……なんだこれは!?」
 「こんな記憶、あるわけが――!!」

 夏彦がそう叫んだとき、
 「ないよなァ」
 そんな声が、頭の中に響いた。
 で、出たー!(すっげぇ嬉しそうに)

「これは俺が――被験体Nが使った、BCエネルギーの残滓さ」
 ~
 「お前が渡瀬の、殺意の源泉か……!」
 俺っ娘ですよ、俺っ娘!(すっげぇ嬉しそうに)

「被験体Nに、自我なんかない。自分の死を案じる事もできない」
 ~
 「……俺は何年にもわたり、この施設の中で、ある実験に参加させられてきたんだ」
 「『いかに多くの人間の心に潜り、その記憶を自分の脳内にコピーできるか』という実験さ」
 「その数、何人かわかるか? 実に351人だ」
 「それだけの数の人間と、俺は心を重ねてきたんだよ」

 ~
 「……それを351回繰り返した結果、俺がどうなったと思う?」
 「自我が完全に、ブッ壊れたんだよ」

 ~
 「何しろ自分の口調さえも思い出せないんだ。いまの俺の口調が男っぽいのは、笠鷺渡瀬の影響だろう」
 む、エセ俺っ娘か……それはそれでよし!

「研究者たちが言うには、俺のこの状態は、『N化した』と言うらしい」
 ~
 「さぁな。『Nobady』か『Neighbor』か……あるいは『Nuclear』か」
 「『どこにもいない』が、対象者のすぐ『そばにいて』、
  その人格の『核』に成り代わる存在。故に被験体『N』――なんてな」

 何故だろう、Nちゃんが零崎人識に見えてきた。
 喋り方が似てるせいかもしれない。Nちゃんは何も悪くないが、人間失格ではある。

「351人分の悪意――それが俺の精神を、完膚なきまでに汚染したのさ」
 「かくして俺は、純粋な『悪意』そのものになった」
 「俺は俺に接触した全ての人間の記憶を操作し、その悪意を増幅し、
  自分の魂を脳内に植えつけ、己のコピーを作り続けるんだ」
 「本能的に自己増殖を行う事が、俺の唯一にして絶対の行動原理なんだよ」

 ということは、洵・宇喜多・風見さんの頭の中にも別verのNちゃんがいるのか。なにそれ羨ましい。

「……終わらせてやる」
 「お前の悪意は、全部ぼくが消し去ってやる」

 それを けすなんて とんでもない!(いや消せよ)

「すでにお前も、俺の悪意に感染しつつある」
 「ッ!?」
 「お前、さっき俺に対し、何を思った?」
 「俺を『怪物』呼ばわりしただろう? 同じコミュニケーターだってのによ」
 「コミュニケーターはお前にとって味方で、Qが敵なんじゃなかったのか?
  おかしいなァ、いつから逆転したんだ?」

 ~
 「己の思うままに、人外の能力を行使し、他者を踏みにじる。そういう存在を、なんて言うか知ってるか?」
 「怪物って言うんだよ」

 戯言勝負では分が悪いぞ夏彦さん。というか、渡瀬verのNちゃん格好良いなあ。好きだわ。

・悠里さんマジ白魔道士。

・【2030/09/16 16:03】
 「お前は悲しい存在だ。肉体が死んでも、魂だけになっても、人を憎み続けるなんて」
 「もう疲れたろ……今ぼくが楽にしてやる」

 「綺麗ごと言うな、偽善者!」
 「結局お前は、自分の都合のために、俺を排除しようとしてるだけだろう!」

 はい。

 「俺はこの施設で生まれ、この施設で今日まで生きたんだ。マトモな名前なんていらないだろう?」
 ~
 『被験**は、ラボ内で誕生した』
 ――それは、この少女の事を指していたのだろうか。

 ~
 「……この薄暗い地下施設が、俺の世界の全てだ」
 「わずかに覚えているのも、ラボの中の記憶だけだ」
 「正常な世界に生きていれば、別の名を与えられたのかもしれない」
 「だが俺は、このBC研究所で生まれた」
 「『被験体』という役目を背負って……」

 Nちゃん、ぐうの音も出ないほどに被害者で可哀想過ぎる……。
 クリア後コメント:ところがどっこい、ラボ内で誕生したのは被験体Yでした。



せめて最後に、彼女の名前を呼んでやりたかったが、それもできないのだ。

 「すまない……被験体N」

 「……謝るなよ、怪物」

 彼女の声に夏彦は、心の痛みを覚えながら――
 ――その記憶を、消去した。

 あーいーけないんだーいけないんだーせんせー夏彦くんがNちゃんを消しましたー。
 ちなみに、自分はこういう会話のやり取りが大好物です。戯言シリーズとか聖書です。
 ……さて、これで渡瀬さんはどうなった……?



・【2030/09/16 16:10】
 「ついさっきまで、お前たちが憎くてしょうがなかったのに……その憎悪が、消えてなくなったぞ?」
 おめでとう!渡瀬は暗黒騎士からパラディンへとジョブチェンジした!

「お、おい! なんだよ『悪意から解放された』って?」
 「どういう事なんだ、説明してくれ!」

 話の流れについてこれずに慌てる渡瀬さんを見て和むシーンです。

「……長い悪夢を見ていた気分だ」
 「とりあえず記憶は概ね元に戻り、しかも心を支配していた憎悪は消えたよ」

 暗黒騎士というか竜騎士でしたね。つまり、また裏切る(ぇー)。

「それじゃあ……協力してくれるか?」
 「協力?」
 「悠里を護り、共に脱出するための協力だ」
 「ぼくは悠里を、自由にしてやりたいんだよ」

 とうとう記憶を取り戻した渡瀬と夏彦との主人公タッグが見られるんですか!やったー!

「……すまない、夏彦。それはできない」
 「え!?」
 「隊長さん、どうして……?」
 「悪意が消えても、記憶が戻った以上……俺は『Q』なんだ」
 ヽ(・ω・)/ズコー 交渉決裂してるじゃないすか!やだー!

「あれが本来のお前なんだ」
 「亘さんの意志を継いで、レスキュー隊員を志したお前の、本当の姿だ」

 「知った風な口を叩くな。お前に何がわかる?」
 「わかるさ。お前と一度は心を重ねたんだから」
 ヽ(・ω・)/

 ─(・ω・ ─ )─スッ

 ┌(・ω・ ┐)┐ダンッ

 ┌(^o^ ┐)┐ホモォ…

「お前は人の命を救いたかったんだろう? 亘さんが死んでから、ずっとそう考えていたんだろう」
 「……ああ」
 「だったらテロリストとしての使命なんか忘れるんだ。まだお前はやりなおせる――」
 そう夏彦が言いかけた時、渡瀬が沈んだ声で呟いた。
 「仲間が死んでいなければな」
 そうでした(やべぇ忘れかけてた)。

「……この使命のために、仲間が2人死んじまった」
 「あいつらは――堂島と桧山は、大事な仲間だったんだ」
 「同じような生い立ちで、同僚として同じ釜の飯を食い、互いに何度も助け合った」
 「親友なんて言葉でも言い尽くせない。同志であり、相棒であり、家族であり――……」
 「……俺はな、夏彦。あいつらのためにも、この使命を果たさねばならないんだよ」

 家族であり――……何かな?┌(┌ ^o^)┐

「お前は……間違ってる」
 「どうして間違っていると言える? お前も俺の過去を見たんだろう?」
 「だったらわかるはずだ。俺たちがなぜこんな事をしでかしたか」
 「普通のやり方じゃ、何も変えられないんだ」

 渡瀬の言う通りだった。
 夏彦には渡瀬の気持ちが、理解できてしまうのだ。望むと望まざるとに関わらず。
 しかし――

 (……やっぱり、こいつは変わってしまったな……)
 本気で寂しそうですね夏彦さん。
 まあ、自分も記憶喪失時の隊長さんが好きだったので、気持ちはわかりますが。

「取引をしましょう、隊長さん」
 「取引?」
 「はい。この事件が終ったら――」
 「わたしの身柄を、あなたに委ねます」

 「なに!?」
 「Qに引き渡すでも何でもして下さい」
 ん?今何でもするって言ったよね?(黙れ)

「悠里、その取引に応じよう」
 「約束する。全員を生きて脱出させることを」

 即答する渡瀬さん。やはりロリコンか……(違います)。

(渡瀬がどうしても、使命を優先するというのなら……)
 再び記憶を消去し、元の『何も知らない渡瀬』に戻す。
 それはいつでもできる。全て終った後でも。
 だから今は渡瀬の言う通りにしておこうと、夏彦は思った。

 おいこら怪物。

「ずっと前に博士が言ってたの」
 「『もう1人の被験体の方が、わたしより能力が強い』『センシズシンパシーの有効範囲は6m』だって」
 「わたしでもメルト効果なしの場合、有効範囲はせいぜい1mだから、そのあたりが限界なんじゃないかな」

 悠里「1mで十分(つーかこれが限界)」

「あの時、被験体Nが死んでいなかったとしたら?」
 ~
 「橘たちは心肺蘇生法をやっていて、ADの投与が遅れた」
 「それを含めて考えれば、橘・守部・宇喜多のおっさんが悪意に感染したのに、
  俺たちは感染していないのも説明がつく」

 ああ、そうか。渡瀬と恵那先生が感染していない理由を考えるのを忘れていた。

「恐らく堂島も、悪意に感染して凶暴化し――被験体Nを銃撃したんだろうな」
 その後に殺されてたのは何故だろう。研究員と乱戦?あんな死に方するだろうか?

「これについては、本当に自分らの行動が悔やまれるが……」
 「そんな事は、今さら言っても仕方ないですよ。今は全員を生きて脱出させる事を考えましょう」
 悠里が珍しく、厳しい口調で言った。
 さすがの彼女も怒っているらしい。渡瀬は苦い表情で答える。

 「すまない、その通りだ……俺はそのために、できる限りの事をするつもりだ」
 怒ってる悠里もきゃわわ。
 この面子のヒエラルキーは悠里≧夏彦>渡瀬ですねわかります。

「渡瀬……皆をここまで連れて来れるか?」
 パシリ役は健在! もうパシリ鳥とか愛称つけようぜ。

「……渡瀬。どうやらぼくたちはまだ、一蓮托生らしいな」
 「あぁ……俺とお前が協力しなければ、皆を元に戻すという計画は成立しない」
 「それじゃあ悠里との約束が護れない。それはお前も望むところじゃないだろう」

 「わかってるじゃないか。あとはお前が裏切らないかだけが心配だけど――」
 夏彦がそう言いかけた時、悠里が彼の袖を引いた。
 「大丈夫だよ、ひこりん。きっとこの人ならやってくれるよ」
 「『隊長さん』を信じよう」

 悠里の言葉に、夏彦の心はうずいた。
 (……ぼくだってそんな事はわかっているさ)
 (本来、渡瀬が信頼に値する人間だという事は……)

 夏彦のツンデレっぷりがぱないの。そして悠里も隊長さんは信頼しているのね。



「……なぁ渡瀬、ぼくはお前が嫌いだ」

 「なに?」

 「当たり前だろ。悪意に感染していたとは言え、人を撃つような奴を好きになれるわけがない」

 「はっ、俺もお前なんか大嫌いだよ。人の頭ン中、好き勝手いじくりやがって」

 「知ってるよ。だけどぼくとお前とで、やらなきゃいけない事があるんだ」

 「知ってるさ。俺とお前じゃなきゃできないって事もな」

 夏彦と渡瀬の視線が交錯する。

 睨みあうような2人の顔に、それぞれかすかな笑みが浮かんだ。


 「……約束は護れよ」

 「あぁ、任せろ」

 条件付きではあるものの、とうとう主人公タッグ結成。
 やはり王道展開は燃えますなあ!悠里も後ろでにこにこしていることでしょう。
 なお、約束は護れと言いつつ、夏彦は事が終わったら渡瀬の記憶を消す模様。

・そして√Double Chapter3へ――



え、まだChapter2?(震え声)

渡瀬と和解し、共同戦線を張った夏彦――目的は全員での脱出。そのためにも、彼らは渡瀬と同じく悪意に囚われている洵・宇喜多・風見さんの救出に向かいます。主にパシリの渡瀬を酷使して――!

というわけで、次回に続きます。
スポンサーサイト

comments

comment form

管理者にだけ表示を許可する

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

みとす@ミトシィ

Author:みとす@ミトシィ
生後二年から様々なゲームを節操無くプレイし続け、どこに出しても恥ずかしいゲーマーとなった社会人。救いようのないエロゲマイスターだと近所の奥様方の間では評判。

Twitter
絶賛応援中
『シルヴァリオ トリニティ』応援中!
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
巡回サイト
バナー
『ef - a fairy tale of the two.』応援中です!当サイトのバナーです。
(C)KADOKAWA/HOBIBOX/ blank-note
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。