スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【感想】 ‘&’-空の向こうで咲きますように-


             「孝クンは小さい頃、誰の願いを叶えてあげたかった?」
                  「誰のも何も、そりゃ、勿論―――――」
                      自分の願い……じゃなくて。
                     まだ何も知らなかった小さな頃。
                    幼い心で、叶うはずのない夢をみた。
                   ――――みんなが幸せになりますように。



『るいは智を呼ぶ』『コミュ-黒い竜と優しい王国-』でお馴染みの日野亘&衆堂ジョオタッグでお送りする暁WORKS新作『‘&’-空の向こうで咲きますように-』。これまでの日野亘ワールドとは違なり、今回は衆堂ジョオさんが企画した作品の模様なので、また一味違った物語が楽しめることでしょう。楽しめる、楽しめる。ほら、3回言ったから本当だ!

・‘&’-空の向こうで咲きますように-
http://www.akatsukiworks.com/product/and/top.html


【シナリオ】 B+
 「うはは、うはは。大丈夫だって。大丈夫、大丈夫。あたしが3回言えば本当だ!」

麗が残念可愛い物語。街を舞台にした幼馴染たちとの大冒険、というコンセプトの下に作られた、不思議な力を持った‘道具’を巡るSF(少し不思議)物語。唐突に不可解な超能力(=道具)を与えられた点ではコミュと同様でありますが、コミュが“日常から非日常へのシフトを余儀なくされた”いわば受動的なストーリーであったことに比べると、&は“日常に留まった上で非日常に自ら参加した”能動的なストーリー、とでも言うのだろうか……(心霊番組風)。見ず知らずの相手同士で即席チームを組んだるい智とコミュとは対照的に、今回は気心の知れた幼馴染同士の仲良しグループにすることで前二作との差別化が図られており、設定も実に厨二病な自分好みで期待に胸が膨らみます。膨らみます、膨らみます。3回言いましたが、梨子と束沙の胸は膨らみません。 残 念 だ っ た な!

しかし、掴みは上々だったものの、そこそこ長めの共通ルートから、数時間規模の個別シナリオ5本に分岐するという構成なためか、どのシナリオも小粒感が拭えない印象。諸々の出来事を5本のシナリオに分散させてしまったせいで、ひとつひとつのシナリオが浅く薄くなってしまうのはコミュ同様の欠点か。るい智が同様の構成でも何故か個人的に気にならなかったのは、各ヒロインのパーソナルな事情を該当の各個別シナリオのみにて掘り下げたからかもしれない。今回は麗ルートで深掘りすべき麗のパーソナルな事情を束沙ルートで明かして解決させてしまったせいで、麗ルートの見所がひとつ減ってしまうなど、シナリオ面で惜しい点が見受けられました。それ以外は展開もテンポが良かったので読み易く、キャラの掛け合いも面白かったと思います。孝がまともにグレイスワンダーを活用した試しがないよねというツッコミはさておき。

あと章子の扱いは幾らなんでもあんまりだと思うんだ!子供verはあんなに可愛かったのに!


【キャラクター】 A
麗が可愛い。俺はそれでいい。また、女性比率が高い幼馴染グループの中での男キャラにも関わらず、貢一郎が空気にならずに安定した立ち位置を獲得していた――というか、ヒロイン以上に出番も台詞も多かったことが、中の人効果も相まって好印象。それと引き換え、章子は……。

ところで、星良が過去に助けてもらった黒い女性って、もしやカゴメさんだろうか。
劇中で結奈の曲が流れたことから、コミュと同じ世界かもしれぬし。


【システム】 A
シナリオセレクトも完備されており、システム面は相変わらずの高水準。さえき北都さんの絵も過去作に比べて断然綺麗になったと思うので◯。初の試みとしてアニメーションが作中のカットインとして導入されており、演出面での強化も光る。個人的に今回の見所は志倉千代丸&いとうかなこタッグの主題歌で素晴らしいの一言。サビやばい。まじやばい。また、終盤で『Amazing Grace』が流れる作品は良作。ソースは『そして明日の世界より――』

残念だった点は、主人公のパートボイス……と呼ぶのも躊躇われる断片ボイスっぷり。これは本当に何とかならなかったものか。唐突に数台詞だけボイスが付いて、何事もなかったように音声無しに戻るブツ切り感は正直なかった方がマシなレベル。せめてワンシーンの間はフルボイスを貫いて欲しかった。中の人が大好きな方だったこともあり、余計に惜しまれる。我は放つ光の白刃。


【総評】 A-
森◯保ゲーかと思ったら諏◯部ゲーだったでござるの巻。

総プレイ時間は25時間。前二作とは異なり、一部ルートを除いて特に差し迫った生命の危機や脅威があるわけではないため、全体的に明るいノリで進む代わりに緊迫感や緊張感は希薄になってしまい些か盛り上がりに欠けるものの、一方でコンセプトに忠実かつテーマは明白で非常に分り易かった、という一長一短で評価に困る作品。ううむ、水準には達しており普通に面白かった分、幾分か残念な要素が目立ったのが惜しまれる。いい意味で物足りなさが残ります。

まあ、麗が可愛かったのでいいか!うはは、うはは!
スポンサーサイト

comments

comment form

管理者にだけ表示を許可する

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

みとす@ミトシィ

Author:みとす@ミトシィ
生後二年から様々なゲームを節操無くプレイし続け、どこに出しても恥ずかしいゲーマーとなった社会人。救いようのないエロゲマイスターだと近所の奥様方の間では評判。

Twitter
絶賛応援中
『シルヴァリオ トリニティ』応援中!
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
巡回サイト
バナー
『ef - a fairy tale of the two.』応援中です!当サイトのバナーです。
(C)KADOKAWA/HOBIBOX/ blank-note
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。