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【感想】 猫撫ディストーションExodus


 ――この世界が偽物なら、本物だって偽物さ。
 ――どっちが本物で、どっちが偽物か。
 ――お前の目には見分けがつくのかい?
    「またその理屈かよ……」
 ――真実だからな、真実はしつこいぞ?
 ――お前だけじゃなく、俺たちを外側から観てるヤツにも言っておくが。
 ――人間は自分の『後ろ』を見ることができないんだぜ?
 ――今、お前の『後ろ』に何がいても、お前には分からない。
 ――お前の『後ろ』に世界は『無い』んだ。



おう!(思考放棄)

一年の時を経て、再び哲学の講義が開講されました。本講義・猫撫論Bは、昨年度の猫撫論Aを履修済みの学生のみを対象としていますので、まずは前作『猫撫ディストーション』の感想記事を参照ください。

・猫撫ディストーションExodus
http://white-soft.jp/products/nekonadeex/


【シナリオ】 B+~A(人を選びます)
 「何度もここをぐるぐるしてるうちに、鈍い俺にもようやく分かったよ……」
 「ここにいる俺は、選択肢を失敗した俺なのだ――と」


前作が上位層プロトコル寄りの話とすれば、今作は下位層プロトコル寄りの話と言えましょう。
上ではなく下。表ではなく裏。――そして、アプリケーションではなくシステム。

……ええ、ご明察の通り、それっぽい対比をドヤ顔で羅列することで煙に巻こうとしているだけですが、つまるところ猫撫ディストーション解です。以前に述べたように、分かったような気になれれば勝ちなのです。考えるんじゃない、感じるんだ、とは不特定数のプレイヤーの論。他所様のサイトを幾つか覗いたので嘘ではない。

さて、本作は長編ストーリーの「猫撫ディストーションExodus」を軸に各キャラのオムニバスストーリーも収録し、前作以上のボリュームになったファンディスク、というよりは純然たる続編である。肝心肝要のメインストーリー「猫撫ディストーションExodus」は、その名の通り“Exodus(集団脱出)”がテーマであり、作品の舞台である不確定世界、作中で言うところの“システム”から脱出し、猫箱の外を目指そうぜというお話。勿論、ただ脱出を決意しただけで平穏無事にミッションコンプリートできるはずもなく、樹たちを妨害する要素も存在しております。

 『君たち観測者を失うことは、この世界のカタチを曖昧にし、その崩壊を早めることになる』
 『観測者と世界は一体だ。誰も観ていない森が存在しないように――』
 『全ての観測者がいなくなった時、世界は消える――』
 『君たちをここから逃しはしない』
 『私は世界を動かすシステムの代弁者として、君の要求を拒否させてもらおう』


 「お前は知らないんだ」
 「お前たちが存在している理由……」
 ここは実験場だ――。
 俺という観測者が、理想の世界を観るための――。
 「わかるのか?え?」
 お前が連れ出そうとしてるのは――。
 俺がこの世界を何度も繰り返して手に入れた記憶――。
 俺の貴重なセーブデータなんだよ!
 「わかんねーだろ、お前には!答えられるなら答えてみろォ!」


樹たちの行く手を阻むのは【システム】と観測者。公式HPの物語紹介に“【システム】との闘い”と書かれているため、前者の登場は予定調和でしたが、後者に関しては予想外だったこともあり、読み進めている最中の自分はピクル戦の烈海王状態。そして、彼の人の末路として前作の結衣ルート終盤の展開を持ってきたのも最高にクール。これ、前作にトゥルールートとして導入しても問題なかったんじゃなかろうか。

一方、オムニバスストーリーは、「琴子色(琴子シナリオ)」、「Time is Money(結衣シナリオ)」、「メイド in world(ギズモシナリオ)」、「Role playing Organism(式子シナリオ)」、「Awareness Human(柚シナリオ)」の計5シナリオで、各ヒロインについて掘り下げたお話。無論、ただ何も考えずにヒロインとキャッキャウフフできるはずもなく、やはり琴子さんやら結衣さんやらが何を言ってるのか考えなければならない場面が存在しております。

メインディッシュから頂くもよし。サイドディッシュから頂くもよし。どちらも脳を酷使することに相違なし。


【キャラクター】 A
前作の感想で、もう少しキャラの積み重ねと掘り下げがあれば良かったと書きましたが、前作が積み重ねで、本作が掘り下げと考えたら「あれ?完璧じゃね?」と思ってしまったので何も問題はありませんでした。まる。


【システム】 A
前作に引き続き、相変わらず主題歌ぱないの。


【総評】 A
世界は言葉でできている(某バラエティ番組ではない)。

基本的に前作と寸分違わず同様の哲学的、観念的なノリで我が道を突き進んでいるので、やはり“何も考えずに左クリック連打で読み進めるとプレイ後に何も残らない”というトラップも未だ健在。すなわち“脳をフル回転させて意味を汲み取ることが好きな人には大絶賛される超排他的作品”という評価も健在。続・あえて罠へアドベンチャー。プレイ後に各シナリオの考察事項をレポートにまとめるとより深く楽しめそうですが、やはり今回も専門的な考察は他者に任せ、自分は「よかった。おもしろかった」というジュニアスクールな感想で〆たいと思いますにゃ。アル・キメ・デスマ~チ♪
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