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【感想】 神咒神威神楽

PV
「永劫たる星の輝きを見せてやる。傀儡のおまえを粉砕し、それを大欲界天狗道への亀裂としよう」
            「許さない。認めない。消えてなるものか、時よ止まれ――」

                  いや、もういい。無間神無月は必要ない。
               時よ流れろ――永久不変たる水底の輝きと共に。
      準備はいいか。さあ駆け抜けろ。今度は俺が、おまえを高みへと導いてやる――!

           「息絶えろ。薄汚い波旬の細胞――この地は絶対に渡さない!」
                  ――今こそ、俺たちの屍を超えていけ。
  第六天の支配を超え、黄昏にも劣らない新世界への展望を……今こそこの目で見たいんだ!
                        なあ……そうだろう。

                     マリィ、これでいいんだよな


どう見ても『Dies irae~Acta est Fabula~』です。本当にありがとうございました(鼻水を垂らしながら)。
我らが愛すべき中二シナリオライター・正田卿がお送りする新作『神咒神威神楽(かじりかむいかぐら)』は、前作『Dies irae~Acta est Fabula~』の正統なる続編であるため、まかり間違っても前作を未プレイのまま今作に手を出そうなどという無謀なことはしないようお願い致します。さもないと、穴という穴から後悔の糞尿を撒き散らすハメになりますぞ――と進言しておきたい。


【シナリオ】 A+

「どうだ、大将。俺の仲間(きずな)は……俺の女はすげえだろうが!」
「違っているなんざ言わせるかよ。今一度、目ん玉開いてようく見ろ」
「これが決意だ!」
「これが矜持だ!」
「これが愛だ!」
「これが絆だ!」
「てめえらに有って、俺たちに無いものなんざ……もう何一つだって有りやしねえ」
「だから――」

もういい加減、その下手糞な芝居をやめろ。
おれも大概頭は悪いが、いくらなんでもお粗末すぎて、いつまでも引っかかってるほど馬鹿じゃない。
何かを託したいんだろう? そのために俺を見極めたいんだろう?
だったら任せろ、心配無用だ。坂上覇吐はこの通り、おまえを超えて先を見るから――

「もう俺らが作る物語(はなし)において、おまえの役目は何もねえ」
何百年、何千年、それよりさらに過去からなのか、背負い続けてきた荷物を降ろせよ。
今よりそれは、この俺たちが担ぐから。

「安心して、逝っとけやァッ――!」


はい今崩壊した!今、前作ファンの涙腺崩壊したよ!

『Dies irae~Acta est Fabula~』のすべての要素を対涙腺破壊武装とし、前作ファンを殺しにかかっている今作。卑怯にも程がある。この設定と展開は卑怯。前作プレイ済みのユーザーで、天魔・夜刀に感情移入しない人がいるだろうか。少なくとも自分は感情移入しすぎて無残にも涙腺がボーダーブレイク。一度の作中で何度も幾度もティッシュを消費することは、泣きゲーですら皆無であったのに!(※ただし抜きゲーはその限りではない)

天魔・夜刀との最終決戦を、敵である夜刀の視点から描き、夜刀が覇吐らに偽悪的な態度を取りつつも、心中では『ああ、くそ……演技は昔から得意じゃないんだ。あまり眩しいものを見せるなよ。』と毒づいている内情を赤裸々に実況するという展開は、「夜刀さん、お人好しな性格は前作から変わってねえなあ!」と前作ファンの同情を誘う上で効果は抜群であり、かつBGMが前作主題歌「Einsatz」のアレンジときた日には一撃必殺。マッキーもびっくりである。

逆説的に言えば、前作を未プレイであったり、前作をプレイ済みでも大して面白いと感じなかったユーザーは、まったく微塵も感動できず、まさに「自慰の一種だな。一方通行の感情だとも」ではないか、という致命的な欠点があるような気がしてならないのが今作『神咒神威神楽(かじりかむいかぐら)』である。おわり。

え? 波旬に関しては言及しないのかって?
貴様の糞は、貴様が喰らえ。


【キャラクター】 A+

「笑わせるなよ甘ったれども! 真に愛するなら壊せ!」
「彼もそれを望んでいる。そしてこれは、我が君の遺命である!」


うわぁああああああ ああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!
あぁああああああ!!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃあああああああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!

………………。
…………。
……。

失礼。取り乱しました。
しかし何が言いたいかは言葉にせずとも十分に伝わっていると思う。
頬ビンタ「どうだ。大したものだろう。私の娘を舐めるなよ」ですよ。
なに、正田卿は僕らを焦熱世界・激痛の剣で燃やし尽くす気なの?
その後の腐れ縁シーンでは死世界・凶獣変生で永劫安らかに眠らせる気なの?
マッキーは……まあ、いいかな……(酷い)。

夜都賀波岐の面子は夜刀に限らず、事あるごとに涙腺を揺さぶっていくから困る。
斃される度に、前作のCG流して良いセリフ言いながら消えていくとかなんなのもー。

一方、人外の魑魅魍魎が跋扈する隣地を征するべく抜擢された討伐チームの面子は、烏帽子殿(と一応は覇吐)を除いた全員が全員、某バビロニアの慢心王を彷彿させる俺様サイコー、俺様サイキョーの俺様主義者、舐められたらよし殺そうがモットー、例え相手が子供でも味方でも手加減する気ゼロ、平熱の一歩先が沸点であり、――「言ってくれるじゃねえか、お姫さんよォ」。きーやんっぽい声が聞こえた。凶月生まれで自我が強いKさんだ。「俺がやろうとしてたところに、偶然あんたの突っ込みが重なっただけだ」。大将にそう言って敵に飛びかかるKさんを見て、凶月生まれはスゴイ、俺はいろんな意味で思った――もうやだこの人達。でも嫌いではないのが悔しい。終盤では、旅を通じてしっかりと成長(解脱)したので何も言うことはないです。

え? 波旬に関しては言及しないのかって?
貴様の糞は、貴様が喰らえ。


【システム】 A
先日感想を書いた『Vermilion -Bind of Blood-』と基本的には同仕様。そりゃそうだ。
変更点としては、文章が横読みから縦読みになり、またシーンスキップ機能が追加されました。
与猶啓至さんの音楽が神ということは分かったので、さっさとサントラお願いします(土下座)。


【総評】 A+

お願いだ、この外道を滅ぼしてくれ。
私たちは第六天の世で完結させるために在ったのではない。


前作『Dies irae~Acta est Fabula~』の続編(ひいては前々作『PARADISE LOST』から続く神様シリーズの最終作)として大変満足できる物語であったなという印象が全て。彼らに感情移入しすぎて時は止まれど涙は止まらず脱水症状でした――が、前述した通り、前作要素があまりにも強すぎて、未プレイの方は途中から理解不能、意味不明と白痴化するのが難点。そのため、非常に人にお勧めし難いハメになってしまっており、実際問題、前作ファンにとっては良作でも、初見のユーザーにとっては辛い作品ではないかなあと。フェアに単一の作品として見るなら、前半期の同ブランドの作品『Vermilion -Bind of Blood-』の方が誰でも分け隔てなく読め、かつ単体で完成度が高いことからも私的には高評価。そこらへんの事情を取っ払うなら、本作『神咒神威神楽』は2011年無双の良作であると絶賛したい。

最後に波旬に関してというか、今回のオチ。クソ野郎の所業は前作ファンを絶望の坩堝に叩き落とし、悉くを敵に回したが、終わり良ければ全て良し。シリーズ全キャラに「クソ野郎」「外道」「下衆」「下種」「救いようのない屑」呼ばわりされていたことに笑いつつも、憤怒を以って全身全霊でくたばれと思ったよ(爽やかな笑顔)。


【おまけ】

 感 動 ぶ ち 壊 し !
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comments

No title

前作(笑)を未プレイだったのですが、Dies irae の登場人物の画像はみたことがあったので
途中から穢土の人たちって他作品とかかわりあるのか~と思ってたら、かなりというか殆どそうで、、
世界観つかむのが難しいです;;

No title

悪いことは言わないので、早急に神咒神威神楽を投げ捨てて前作(笑)のプレイを…!

No title

化物語に影響受けてる痛々しい文章っすね

No title

西尾維新の影響を受けてるのは一部分だけですよ。痛々しいのは全部分ですが。

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みとす@ミトシィ

Author:みとす@ミトシィ
生後二年から様々なゲームを節操無くプレイし続け、どこに出しても恥ずかしいゲーマーとなった社会人。救いようのないエロゲマイスターだと近所の奥様方の間では評判。

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