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【すちぱん!】 第8回 『紫影のソナーニル』


                    『すべて』
                  『そう、すべて』
             『あらゆるものは意味を持たない』



ブエノス・ノーチェス!(これは流行る)

最初に(至極どうでもいい)ネタバレをしてしまいますが、残念ながら、今回も我らが≪三博士≫の一人、ヴァイスハウプト卿に出番はありませんでした。弟子のキャロルはエジソン卿に君付けで名指しされ、ローゼンクロイツ博士は≪十碩学≫に出世したというのに……この件に関して、同じ≪三博士≫である某氏は「成る程。そういうこともあるでしょうが、そうでないこともあるでしょう」とコメントしています(嘘)。

【シナリオ】 A
「この電車は地下ニューヨーク、地下鉄イエローレイルウェイ鈍足、ヴェラザノ始発、第2エンパイアステートビル行きでございます。ヴェラザノを出発致しますと、順にブロンクス、クィーンズブリッジ、ウォール街、ブロードウェイ、セントラルパーク、そして終点、第2エンパイアステートビルに停車致します。地上ニューヨークの方は徒歩をご利用下さい」

よし、大体あってる。

今回は全七章と、全十章前後だった従来のスチームパンクシリーズ作品に比べると少なめですが、分量は過去最大、プレイ時間も約20時間(オートモードだと約30時間)とジンキよりは遥かに長く、前作と遜色ないクオリティとなっておりますのでご安心下さい。また、前作『白光のヴァルーシア』とは異なり、過去作のキャラや、世界の裏で暗躍する結社(碩学協会・西インド会社)などの面子はまったく登場しないため、シリーズ初見の方でも問題なく楽しめます。やったねたえちゃん。

肝心のストーリーは、リリィが紫影の果て(マンハッタンの果て)を目指す旅の中で、各章ごとに様々な人々に出会い、色々な事々に出遭い、失くしていた人の感情を知り、そして、Aに頼んで天使をぶっ殺したり、自分で魔法少女に変身して天使をぶっ殺したり、律儀に元気よく挨拶してくるジャガーマンさんに切り裂かれたりします。ジャガーマンさんは間違いなくソナーニルのアイドル。毎度高いところに登って一人で叫んでいたり(挨拶付き)、冷静に話し始めたと思った途端に叫んでいたり(挨拶付き)、何度もリリィを殺そうとした(挨拶付き)にも関わらず、逆に殺されそうになったら「貴様は俺が必要なはずだ!貴様たちには!」と叫び出すジャガーマンさんが可愛くて仕方がありません。そしてこのやり取りである。

「……黙れ。」
「貴様ァ!!」
「……喚くな。」

余談ですが、この後のギー先生もといAとリリィのHシーンは腹筋が痛い。
あのAは、リリィじゃなくても莫迦やろう呼ばわりするよ。カウントダウンとか。
大丈夫だ、問題ない。



【コラム】 本作の結社は、エジソン卿の現象数式実験、≪大消失≫に少なからず関与してそうではあるが、ストーリー自体には欠片も絡まず、作中の新聞にその名が載るくらいである。また、新聞に登場したA、B、C、D、E、F博士に関して、神聖都市ローマの大碩学で、碩学協会の幹部であるF博士の正体は作中で言及された通り、ローゼンクロイツ博士(『蒼天のセレナリア』で死亡した≪大数式≫バイロン卿の後釜として、現≪十碩学≫の≪大数式≫二代目となっている)である。パリより招聘された外国人碩学で、放射線研究の第一人者とされるC博士はキュリー博士として、カダスより招聘された外国人碩学で、メスメル学の第一人者とされるD博士はフロイト博士だろうか。詳細不明であるB博士の他、結社の一員であり、NYで消えたアルバート・アインシュタイン卿の親族であるA博士と、大協会の国内碩学かつエジソン卿の弟子で、常にガスマスク状の仮面で顔を隠し続けていたE博士は誰であろうか。ひょっとしたら、彼らの中にヴァイスハウプト卿が含まれているかもしれない。




【キャラクター】 A
ジャガーマンさんの叫んでる印象が強すぎる(褒め言葉)。
「ジャガーマンとはなんだったのか」と評されないのは、登場するたびに「ブエノス・ノーチェス!」「ブエナスタルデス!」と挨拶をしていた礼儀正しさの賜物でしょうか。あとは、完全に活躍の場どころか名前すらスルーされていた機械の三姉妹にネガティブな意見が集中したからでしょうか。でも、最も不憫な人は、超久し振りに名前が出たにも関わらず、ジャガーマンさんに「十字騎士の言葉など意味はない」とか一蹴されたニーチェさんだと思うんだ。どんだけ小物扱いされたら気が済むんだニーチェさん。絶対に再登場しないよニーチェさん。そもそも今何してるのニーチェさん。

リリィは可愛い。エリシアも可愛い。メアリとシャーリーには敵わんがな。
女子高生のエリシアが、≪大消失≫直後から、いかにして現・女子大生のエリシアになったかの過程が見てみたい。壮絶に暗い話となりそうだけど、そういう欝話も嫌いじゃないです。だって、あの天然エリシアが心を削られる様子を想像するだけで胸が熱くなrごめんなさいごめんなさい。あと、個人的に、野月まひるさんの演技は女子大生エリシアやシャルノスのシャーリーが好み。女子大生エリシアと他キャラの絡み(性的な意味ではない)(性的な意味でもいいけど)が欲しかったなあ。しかし、冷静に考えて、リリィに濡れ場があったのに、エリシアに濡れ場がないって……エリシアさん、リリィに先を越され……。

あ、エジソン卿はレオ様かMにぶっ飛ばされればいいと思う。


【システム】 A
前作と同様のフルボイス。
体感的に台詞量は多くなってる気がします。
というか多くなってるそうです。


【総評】 A
「あたしの……。
 この“あたし”だけの。
 ――あたしの、世界だ。」


愛がなければ視えない。

旅を通じて愛を知ったリリィと、愛を知らないが故に愛を理解できないエジソン卿との対話が秀逸。
観察と発見を至上とする≪発明王≫は、人々やアランが言うところの愛という情動を観察するために、≪大消失≫と呼ばれた現象数式実験により得たニューヨーク300万人の記憶(メモリー)を用いてソナーニルという箱庭を作り、人を感情のない機械へと変貌させる天使を配置させて襲わせることで、人の本質を発見しようとした。そして5年後、『すべては無価値、無意味、無形、存在さえもない。ただの、戯れだ』と結論づけ、エリシアの来訪を機に、リリィという影を利用して実験を終えようとした(バッドエンドのすべてが『あらゆるものは意味を持たない』という彼の台詞で締められるのは、リリィの行動により自分の結論が裏付けられた、という意味だろうか)――が、リリィとエリシアに意味はあると豪語され、僅かに動揺しつつも自論を覆そうとはしなかったエジソン卿だが、「あたしがひとりきりに見える(=愛が視えない)きみでは何度やっても同じ結果だよ」とリリィに黄金の銃で撃たれる。いつも通りの安心と信頼と実績に定評のある安定した桜井光さんの桜井節が光る。例に漏れず、最終章のラストの締め方が素晴らしいのがスチームパンクシリーズ。そしてRitaさんのエンディングテーマが神。

そんなオススメの『紫影のソナーニル』、今後もウェブノベルなどの展開が期待されます。
他にも設定資料集とか、ドラマCDくらいなら期待してもいいんですかねライアーさん!(無茶振り)

ブエノス・ノーチェス!


ところで、ノーチェはタルデ同様に女性名詞なので、正しくはブエナス・ノーチェス?
ブエノスは「ブエノス・ディアス」、ブエナスは「ブエナス・タルデス」「ブエナス・ノーチェス」?
スペイン語には詳しくないので誰か教えてエジソン卿!


・ライアーソフト第26弾『白光のヴァルーシア』
http://www.liar.co.jp/val_top.html
・ライアーソフト第24弾『漆黒のシャルノス』
http://www.liar.co.jp/sharnothtop.html
・ライアーソフト第21弾『赫炎のインガノック』
http://www.liar.co.jp/inganock.html
・ライアーソフト第17弾『蒼天のセレナリア』
http://www.liar.co.jp/celetop.html
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Author:みとす@ミトシィ
生後二年から様々なゲームを節操無くプレイし続け、どこに出しても恥ずかしいゲーマーとなった社会人。救いようのないエロゲマイスターだと近所の奥様方の間では評判。

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