スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【感想】 幻想のアヴァタール(同人ゲーム)


      「……それがおまえの幻想か。
          しかし、それはおまえが生きている間にだけ、正当化されるものでしかない」

      「生死を問わず不変のものはある。価値観の相違だな」
      「……結構。僕は僕の正義を貫くだけだ。
          生者に仇為すおまえの幻想、打ち砕かせてもらうぞ――!」



いいぜ、お前が「同人は企業に質で劣る」ってんなら、まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!

『幻想のアヴァタール』は同人サークル『べにたぬき』さんが四年の歳月をかけて作り上げたノベルゲームであり、ジャンルは“現代和風”伝奇ビジュアルノベル。成年向け同人ゲームでオラを本気にさせたのは『月姫』、『ひまわり』に続いて『幻想のアヴァタール』で三本目だ(cv野沢雅子)。
とりあえず公式HPから通販サイトへ飛び、2,780円を捧げてポチってくるべし。話はそれからだ。

・『幻想のアヴァタール』
http://benit.jp/avatar1/


【ストーリー】 A+
  物の怪の棲まう現代日本。
  彼らを見ることができる主人公、猿渡十哉は、霊障を解決する探偵業を営んでいた。
  そこに駆け込んできた少女が、十哉に「黒い霧」なる悪霊を祓って欲しいと依頼するが……。
  物の怪、人間、そして二つの間を揺れ動くものたちが繰り広げる、伝奇バトルストーリー。


・『幻想のアヴァタール』序盤プレイ中の印象の推移
①ライアーソフトだな!
②いや、タイプムーンか!
③どちらかと言うとプロペラだ!
④やっぱタイプムーンだ!(←結論)


『幻想のアヴァタール』は、霊能探偵の主人公が、ヒロインの命を狙おうと襲い来る妖鬼たちと、いわゆる某Fate的なエフェクトでドッカンバッキンと戦いまくる伝奇活劇。伝奇の名を冠するだけあって、元ネタには、実在する明治時代に編纂された鬼女紅葉伝説に関する資料『北向山霊験記 戸隠山鬼女紅葉退治之伝』を基に、信濃の安曇一族の伝説、邪馬台国九州説などが絡められて設定の構築がなされており、また『古事記』や『日本書紀』といった歴史書からの用語も多分に含まれるため、日本の神話や伝承が好きな伝奇中毒の方々には垂涎モノの一品である。余談だが、伝奇といえば、2009年にpropellerから発売された『きっと、澄みわたる朝色よりも、』も同様に鬼女紅葉伝説をモチーフにした作品で……あっ、すまない、君たちにとっては明日の出来事か(暗黒微笑)。

閑話休題。ともあれ、設定がガチの伝奇バトルストーリーに定評がある『幻想のアヴァタール』。
伝奇バトルに恒例の、「神話や伝承が絡む⇒登場人物が繰り出す必殺の一撃!」も健在です。


【キャラクター】 A+
色々と書きたいことが多くて、僕はもう。未プレイの人は読み飛ばすが吉。

 ・猿渡十哉
 主人公。他称・霊能探偵。メガネ。微マゾ。メイド、制服萌え。ビッグマウス(的確)。
 三年前に抹茶に命を救われ、それ以前の記憶を失う代わりに九死に一生を得た。
 純粋な人間の身体ではなく、その事象と温羅靖峰剣には何らかの関係がある様子。
 一人称は僕、温羅靖峰剣を二段階以上に封解すると俺になる。元々は俺だった可能性。
 神格筋と呼ばれる血統で、自らに高度な降霊(魂神降ろし)を行うことで死者も蘇生可能。
 安曇壱子(楠姫の曾曾祖母)と契りを交わした猿渡龍堂と直接的な繋がりがあるかは不明。
 安曇壱子の息子は行方不明なのであるいは。何にせよ記憶を失う前の話が肝。今後に期待。

 ・一柳楠姫
 ヒロイン。クスキン。女子○生。猫耳。猫しっぽ。酒豪。ゲーマー。ぼっち。頭は残念。
 戸籍上の父は一柳茂久(安曇茂久)、母は一柳小枝子。実際の両親は不明。
 茂久の「楠姫は、(空白5文字)ではない。楠姫は(空白4文字)だ」という言葉と、
 安曇の正統な後継、龍の感応者(鬼道の巫女)、魔除けの首飾りを嫌がることなどから、
 「小枝子の娘」ではなく「白樹の娘」の説が濃厚。その場合、父親は茂久しか該当者なし。

 一柳の資料の上では16~17歳だが、上記の理由から、実際の年齢は不明。
 21年前に茂久が大学へと村を出る際、万葉子に白樹との関係について詰問されているため、
 その頃には白樹と肉体関係があった可能性が高い。その2年後にSA事変が起きている。
 SA事変の翌年、万葉子が失踪。その翌年、茂久と小枝子が結婚。戸籍上の楠姫誕生。
 また、「志摩が小学生だった頃に楠姫は村で生まれ、すぐに茂久たちと一緒に出て行った」
 という志摩の証言がある。シナリオ上、「茂久たち」は茂久と小枝子のことだと読み取れる。
 しかし、最低でも楠姫は小枝子の娘ではないので、出産に立ちあった、という意味ではない。

 というか、「楠姫は茂久と白樹の子であり、庵で生まれた」とすると(白樹は庵から動けない)、
 庵(迷門結界)では時間の流れが実空間とは異なるため、年齢も一概には定められない。
 20~21年前に楠姫が生まれたが、数年間(仮)は赤ん坊のまま庵で過ごさせ、
 17年前に小枝子との間で生まれたことにして連れ出した可能性も否めない。

 また、第一章「成り損ないの淑女、朝。」の場面に楠姫のことを指していると思われる、
 「きさくな水星、十九歳。」というシーン名がある。楠姫は19歳である可能性も浮上。

 結論。なるほど、よくわからん

 ・抹茶
 猫。転生者。前世の名前はイツェ。マルキナと、その師匠と旧知。霊秘術の祖。
 前世までの≪自分たち≫の記憶=叡智の光(プラジューナ)を転生先に代承させる。
 現在の代承者は楠姫。楠姫もしばらく経つと代承先を探す旅に出なければならない。
 無闇にプラジューナに触れない限り、代承者の自意識は残るため、厳密な転生ではない。
 十哉の過去と同様、謎が多く残っているため、今後に期待。

 ・アカ
 化け狸。ギンの弟子。十哉の助手。ニート。ゲーマー。怪盗べにたぬき。韋駄天足。
 数年前、赤子の時分に十哉に助けられ、ギンの弟子になり、十哉事務所へとホームステイ。
 ……あれ、謎も何もねぇや!伏線回収完了!アカ、出番終了!(ひでぇ)

 ・ミドリ
 化け狸。ギンの弟子。人間嫌い。ツンデレ。霊理PCの使い手。呪術に詳しい。
 数年前、悪さをしていたところを、十哉&抹茶&ギンに成敗される。詳細は不明。
 以降、ギンの弟子になり、後から来たアカに「ミドリ」と名前を付けられる(元の名は不明)。
 外伝などの短編で、過去の話としてミドリvs十哉たちが見たい。非常に見たい。今後に期待。

 ・ギン
 齢四百年以上の化け狸。妖仙(もどき)。鬼王の懐刀。東雲銀瓊矛命。退治屋。
 最初の頃は人類を滅ぼして化け狸の国を作ろうなどと考えた時期もあったものの、
 化け狸が政府に駆逐されそうになった際、十哉と抹茶に助けられたため、結果的に諦めた。
 過去に好きになった男を他の女に取られたらしい。衣服もその頃の名残だとか。今後に期待。

 ・一柳万葉子
 本名、安曇万葉子。茂久の妹。A1コープ専務(後に社長代理)。楠姫の叔母。
 18年前に死亡。12年前に蘇生。半生半死人。子を産めない体。兄と肉体関係あり。淫乱。
 ほとんどの意味でラスボス。本編で伏線を全回収された数少ない人物。大丈夫だ、問題ない。

 ・一柳茂久
 本名、安曇茂久。万葉子の兄。故人。小枝子の夫。楠姫の父(仮)。
 天才であるがゆえに、周囲にまったく理解されなかった御仁。娘にさえ謎人間と称される。
 おそらく、霊理学(霊理PC)の礎となったサガとは茂久さんのこと。全ては化生の性にあり。

 ・一柳小枝子
 一柳本家の令嬢。茂久の夫。楠姫の母(仮)。
 19年前のSA事変で拉致監禁され、暴行を加えられた影響で弱くなってしまった人。
 茂久に助けられたため、彼がいないと生きていけない程に依存している。現在昏睡中。

 ・マルキナ
 抹茶(イツェ)の弟子。霊秘術を扱える。マントメイド(師匠からの強制)。
 最終章にてマーキュリィと共に出自が判明したがストーリーには関わらずじまい。
 マルキナの現師匠の目的といい、謎が多いというか謎しかないので、今後に期待。

 ・萩原ニナ
 隔離された少女。十哉が死んだ兄代わり。とかげを飼ってる。五百十二代目(の輝夜?)。
 ある事件の影響で些細な音でも過剰にショックを受けてしまう。シュークリームが好き。
 きっかけがあれば、物事の因果をすべて読み解くというチート能力を有している。
 マルキナ同様、ストーリーに一切関わらないため詳細は不明。今後に期待。

 ・エイダ
 プログラム生命体。エロくて可愛い。すなわち、エロ可愛い。よるほー。

 ・鬼武&熊武&伊賀瀬&鷲王
 紅葉に仕える妖鬼四人衆。
 鬼武は紅葉に惚れていた模様。もう少しマトモな最期が欲しかったと悔やまれる噛ませ役。
 熊武は特筆すべきことはない。
 伊賀瀬は特筆すべきことはない。
 鷲王は既に滋野鷲取としての本義は放棄している感。もはや器の影響が大きい。

 ・紅葉
 不死のラスボス。自称、倭国大王で卑弥呼。鷲王(滋野鷲取)とお万の娘。
 いま綴っていて思い至ったけれど、万葉子を介して父娘が合体してたんですね!
 そして楠姫は白樹(お万)と、母娘の合体……おやおや、おや(感嘆して声も出ない)。
 余談だが、水蛇の大海嘯と聞くとFFのリヴァイアサンを思い出すもの(どうでもいい)。

 ・白樹
 お万 + 安曇クズコ = 白樹
 クズコは大君(安曇宿禰=阿曇五十猛)の子孫であるクズキの逃れた子の子孫(だと思う)。
 お万は、ある村人が第六天魔王に祈ったせいで生まれた(遣わされた?)太古の神、荒覇吐。
 紅葉はお万の娘。安曇家(茂久、万葉子など)はクズコの子孫。楠姫は白樹と茂久の娘。
 …………、…………ううむ、なかなかに業の深い一族だなあ!

 ・ニシ
 情報屋。茂久の知人。十哉の仕事仲間。詳細不明。

 ・ポンナプペッタ
 退治屋。幻想写真家。性別はおそらく男。
 しかし、絵師さん曰く、その姿は幼女であるとかないとか――。


【システム】 A+
読みやすい形式に、多彩なエフェクト。
200枚を超えるの大ボリュームのCG。
音楽はオリジナルとフリー音源が半々。
クリア後は全シナリオ再生も可能。
ミニゲームも遊べる三作品が収録。
自動アップデート機能も搭載。      大丈夫だ、問題ない。


【総評】 A+
「……教えてやろう、わらわがなぜギンと呼ばれ、銀瓊矛命の名を冠するか。
                              その名に違わぬ、創世の槍を見るがいい!」


震えるぞハート! 燃え尽きるほどヒート! 刻むぞ血液のビート!
同人ゲームとは到底思えないほどのクオリティを誇った『幻想のアヴァタール』。
勿論、回収してない伏線が多いため、手放しで何もかもを大絶賛、とまでは行かないものの、あくまで本筋とは関係ない設定部分の伏線であるため、今後の続編やら外伝やら短編小説やらファンディスクやら、何らかの媒体で回収してくれれば大丈夫だ、問題ない。むしろ、今回を第一部として、第二部、第三部と、この世界を展開してくださらないかなあと期待している次第である。頑張って下さい砥石大樹さん!(ドーン!)

~ぜひ回収して頂きたい伏線まとめ~
・十哉の過去
・抹茶の過去&楠姫の今後
・マルキナ&マーキュリィサイド
・ギンの過去
・ミドリの過去
・ニナの過去と今後


……そのためには、布教して売上げに貢献せねばなるまい。レッツ、購入&プレイだっ!
スポンサーサイト

comments

comment form

管理者にだけ表示を許可する

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

みとす@ミトシィ

Author:みとす@ミトシィ
生後二年から様々なゲームを節操無くプレイし続け、どこに出しても恥ずかしいゲーマーとなった社会人。救いようのないエロゲマイスターだと近所の奥様方の間では評判。

Twitter
絶賛応援中
『シルヴァリオ トリニティ』応援中!
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
巡回サイト
バナー
『ef - a fairy tale of the two.』応援中です!当サイトのバナーです。
(C)KADOKAWA/HOBIBOX/ blank-note
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。