スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【感想】 セカンドノベル ~彼女の夏、15分の記憶~(PSP)


「一つだけ言えるのは、『物語』と現実は繋がっているということなんだ。
                                     『死』というキーワードで、ね」



Q. それは、……怖い話……?
A. まさか。
Q. それは、悲しい話……?
A. とんでもない。
Q. それは、……どんな話……?
A. 聞いたプレイヤーが、自分で決めるといい。決して辛い話じゃないんだよ。だからお聞き。

『セカンドノベル ~彼女の夏、15分の記憶~』は2010年7月29日に日本一ソフトウェアより発売されたPSP用ソフトであり、どんな内容かを『うみねこのなく頃に』を例にとって端的に言うと、「記憶を失ったベアトリーチェに偽書(ボトルメール)を何度も書かせて事件の真相を追って行くゲーム」です。

つまり、彩野はヤスってことです。
                            (うみねこ未プレイ者には意味不明な前書き)


【ストーリー】 A
「気づいてあげられなくて、残酷なことして、一緒にいてあげられなくて、ごめんね」

 ・現実の登場人物
 直哉  主人公。23歳。高校時代は彩野とユウイチの友人。再会した彩野の『物語』を追う。
 彩野  5年前に屋上から転落した後遺症で、15分間しか記憶を維持できない。『物語』を語る。
 由加里 国語教師。5年前の事件の際にも勤務しており、彩野のことを気にかけている。
 千秋  夏休みの間、直哉たちの母校をうろついている小学生。可愛い(←私的意見)。


 ・『物語』の登場人物
 アヤノ  彩野がモデル。現実よりも快活で行動的。
 ユウイチ 彩野の幼馴染がモデル。現実では、5年前に学校の屋上から転落死している。
 ユカリ  由加里がモデル。現実と同様、国語教師。
 サクラ  正体不明のオカルト趣味な少女。


5年前の事件からの記憶を失っている彩野が、15分という限られた時間で語る数々の『物語』を、直哉が少しずつカードに書き留め、それを何度も繰り返すことで、事件の真相を追っていくストーリー。主人公・直哉は“物語の最後はハッピーエンドでなければならない”というスタンスであるが、既にユウイチと彩野が5年前に学校の屋上から飛び降りて、前者は死亡、後者は脳に障害を負うという事実は確定しているので、どのようにハッピーエンドな『物語』が語られてもゲロカス妄想でしかない――などと言っては、「心を蔑ろにするんじゃねェ」と叱られてしまおう。愛がなければ視えないんだよ、うん。

戦人、ウィル思考の方は、ようこそ、セカンドノベルの世界へ。
ベルンカステル思考の方は、さようなら、こっちくんな!


【キャラクター】 B
普通。良い意味でも悪い意味でも普通。淡々と普通さが強調されている。
だからこそ、『物語』で語られる非日常がうまく際立っているのかもしれない。
むしろ最近のゲームに普通じゃない登場人物が多すぎる気がしないでもない。
でもアヤノ・ベアトリーチェとサクラ・ベアトリーチェは普通と言えるか絶妙。勿論、褒め言葉さ。


【システム】 A-
彩野が物語を語る → メモる → 彩野が忘れる → メモを見せる → (最初に戻る) を繰り返すという、『ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編』のカケラ紡ぎみたいなノリを最初から最後まで続ける感じなゲームシステム。一見、非常に面倒臭そうに思えますが、彩野に見せるメモを間違えても特にペナルティは無いので、総当たりしていけば攻略に詰まる事はまずない親切さ。欠点は話の流れがぶつ切りになり、感情移入しにくいところでしょうか。


【総評】 A
数々の『物語』で張られている伏線を読み解いて、自分なりに納得の行く解釈をする考察ゲー。
『うみねこのなく頃に』で“ベアトリーチェのゲーム盤を真に理解した者には、自分でゲーム盤を作ることができる”と言われているが、まさにセカンドノベルも同様であり、“彩野の『物語』を理解した者には、『セカンドノベル』が書ける”という結論(「なるほど、そういうことですか…」と眼鏡をクイッとしながら)。ご都合主義な奇跡が起きて、全員助かってハッピーエンドといった終わり方にしなかったのは好印象。現実がバッドエンドだから、『セカンドノベル』ではハッピーエンドにしてくれってことですね、わかります。

前述した通り、ゲーム性を重視した結果、話の流れが途切れ途切れになって、素直にストーリーを楽しめなかった感もあるけれど、そもそもゲーム性がないとストーリーが成り立たないというジレンマもあるので、これは仕方ないのかな、と思うところ。フローチャートがあれば親切だった等、細かいところで要求点はあれど、全体的に綺麗にまとまっていたので良作認定。

本作の感想とは関係ないけれど、うみねこEP8も似たようなオチになりそうだな!(切実)
スポンサーサイト

comments

comment form

管理者にだけ表示を許可する

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

みとす@ミトシィ

Author:みとす@ミトシィ
生後二年から様々なゲームを節操無くプレイし続け、どこに出しても恥ずかしいゲーマーとなった社会人。救いようのないエロゲマイスターだと近所の奥様方の間では評判。

Twitter
絶賛応援中
『シルヴァリオ トリニティ』応援中!
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
巡回サイト
バナー
『ef - a fairy tale of the two.』応援中です!当サイトのバナーです。
(C)KADOKAWA/HOBIBOX/ blank-note
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。