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【感想】 素晴らしき日々~不連続存在~


                       「ボクは予感だ」
              「ボクは生命の至りだ……至る者なのだ……」
                 「ボクは……ボクは……終ノ空だ!」



①本作プレイ前のAさんの視点から見えるもの
Aさん「素晴らしき日々? 萌えゲーかな? なんかヒロインも可愛いし、やってみるか!」

②本作プレイ中のAさんの視点から見えるもの
Aさん「やあ、理を学んでいるかい? 君は体の人だからボクみたいに理を学ばなければならないのでボクからは挨拶しないよ確かに君の体は賢く理を学ばなくても十分世界を知る事が出来て時にはボクの理すら及ばない認識にいたる事もあるけど理を学ばなければボクのように悟れないよ悟れなければそれ以上の認識など想像すら出来ないよ弁証法的螺旋階段高次元の認識に向かい上って私は生まれ変わった何に救世主にそう救世主にだ世界はあと五日で終わるがそれは兆しだ世界が生まれ変わるための言ってしまえば今はまだ二次元なんだよそうだよそうだよゆっくりゆっくりゆっくりしていってね今ここは二次元の世界で君たちはゆっくりした結果がごらんのありさまだノノノノノそこにいるトカゲの様な存在だから¬(P∨Q)=¬P∧¬Qで(not (P or Q))==((not P) and (not Q))なのは¬∀xA(x)⇔∃x¬A(x)すなわち¬∃xA(x)⇔∀x¬A(x)であるからにしてy┨o・rrs/rhjyi┨so・・╋hu/s/m/oai/w/taa/uつまりはてけり・りりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりrrrr...」

③本作プレイ後のAさんの視点から見えるもの
Aさん「由岐姉かわいい!」


待っていた……オマエみたいな狂気電波を……。

『素晴らしき日々~不連続存在~』は、1999年に発売された伝説の三大電波作品の一つ『終ノ空』を原作とした、けれどもリメイクではない何か別物である。旧作に負けず劣らずの狂気と電波であり、相変わらず実在する哲学書からの引用も多いため、哲学入門の手引きとしての教材足りえるかもしれない(※中二病を悪化させる危険性があります)。この作品にタグを付けるとしたら間違いなく、電波、狂気、いじめ、妄想、覚醒剤、集団自殺、メンヘル、哲学が入る。この時点で頭が痛くなったのであれば全力で回避を推奨するが、もしも惹き付けられる何かを感じたなら、ようこそようこ、貴方は既に終ノ空へと至っている。救いようが無い。


【シナリオ】 S(※ただし人を選ぶ)
「ざくろちゃんマジざくろ(爆ぜてる意味で)」

プロローグ、物語前半(一章~三章)、物語後半(四章~六章)で空気が異なる少数派。
プロローグは一見ベタベタな萌え百合ゲー(えちぃ!)の皮を被っており、初見のプレイヤーの油断を誘いつつも、物語前半には狂気と電波と鬱が仲良く肩を組んで襲いかかってきて、気付けばハイテンション投身自殺ゲーと化している(自分は『終ノ空』経験者であったので死角はなかった)。しかし物語後半となると、それまでの狂気乱舞(非誤字)っぷりが嘘のように真面目な感動路線に化けるという非常に上級者向けな作品である。有名どころを例に取ると、『ひぐらしのなく頃に』の出題編と解答編の空気の変貌っぷりに近い。『素晴らしき日々~不連続存在~』の場合、一章~三章が出題編に、四章~六章が解答編にあたると言える。

つまり、ネガティブ属性が苦手な人でも三章まで耐え抜けば幸せになれるよ!
……いや、そもそも、電波に耐性がない人はプレイしない方がいいが!


【キャラクター】 S(※ただし人を選ぶ)
冷静に考えて、狂気電波ゲーに普通のキャラクターが存在するはずがないのだ。

・水上由岐(cvかわしまりの)
一章の主人公で、四章以降のヒロイン。元ネタは『終ノ空』の主人公、水上行人。学校をサボる優等生(矛盾)であり、読書が好きだが喧嘩にも滅法強く、明るく理知的で暴力的(矛盾)な少女。ちなみに恋愛対象はノーマルだが百合エンドが多い(矛盾)。凄いぞ由岐姉、表面的な特徴を羅列しただけでも矛盾の権化だ。そんな由岐姉が大好きだから俺の姉になってくれ。ください。

・若槻鏡(cv小倉結衣)&若槻司(cv如月葵)
由岐にベタ惚れの双子姉妹。出番がありそうで実は少ないヒロインズ。
名前の時点で既にアレゲな二人……らき☆すた? なんのことです?

・間宮卓司(cv佐山森)
『終ノ空』より続投。二章の主人公。登場人物の大半に嫌われている。
妄想が膨らんで新世界の救世主にランクアップした、相変わらず電波な子。
結果、色々な意味で報われないキャラだが、本人は至って楽しそうなので何よりです。
しかし、希実香とタッグを組んだ場合の彼は何故か普通に見える不思議。なんでさ。

・高島ざくろ(cv涼屋スイ)
『終ノ空』より続投。三章の主人公。容姿も性格も可愛らしくなり、出番が桁違いに倍増するも、キャラの掘り下げが深くなった代償として、幸福という幸福をもっていかれた少女。これが等価交換の法則か。時報仲間として某富竹と仲良くなれそうである。犠牲になったのだ…。
一応、三章に救済エンドがあるので、旧作よりは救われたのかもしれないが、
悲しいかな、本ルートではクスリ漬けでレ○プされるエロ要員である。

・橘希実香(cv北都南)
高島ざくろの親友(仮)。彼女が地面にケチャップをブチ撒けてからは“殺してでも奪い取る”がデフォ思想になった危険少女で、何だかんだでざくろさんが性的に好きすぎる子。クールな性格と思いきや、覚醒剤でラリっちゃうとハイテンション自殺娘に変貌する。そんな君がラブ。

・悠木皆守
四章・六章の主人公。クール不良と見せかけた熱血漢。
見方によっては賛否両論ありそうだけれど、自分は好きです。

・間宮羽咲(cv西田こむぎ)
五章の主人公。間宮卓司の妹。
重度のブラコンであること以外は普通の少女(致命的)。

・音無彩名(cv成瀬未亜)
『終ノ空』より続投。境界線に立つ少女。外なる存在。
すべてを見て、すべてを知り、そして何もしない人外キャラ。
初登場から十年以上経っても謎。音無さんマジ音無。てけり・り。


【システム】 A
音楽が良い。サティ、バッハとクラシック曲が起用されているのが特に好印象。
できればサティはピカデリーと夢見る魚の他に、ジムノペディも欲しかった(私的趣味)。


【総評】 S(※ただし人を選ぶ)
始まりから終わりまで一貫して説明無用の電波だった『終ノ空』に比べると、後半部分に解答編を置いた『素晴らしき日々』は、今風にアレンジされ、受け入れ易くなった作品と思える(当社比)。また、伏線が非常に丁寧に張り巡らされており、各章で明かされる新事実の唐突感を上手に緩和していた。その一方で、読み途中で作品のギミックに見当がつき易いという点もあったけれど、三章の時点で既に隠す気が窺えなかったので、あまり問題ではないかもしれない。むしろ気付いてからが試合開始だよ。由岐姉が可愛かったから何でもいいよ。

旧作に続き、相変わらず終ノ空を起因とする諸々の超常現象の解答は明示されてないが、逆に考えると考察の余地が無限に広がりんぐという事でもある。設定考察ゲーとしても優秀な『素晴らしき日々~不連続存在~』、じっくり二周目をプレイして考えをまとめるのも良いかもしれない。

無駄に偉そうで堅苦しい総評になったけれど、素直に面白かったです。
電波狂気に耐性ある人は一緒にスパイラルマタイしてアタマリバースしようよ!
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Author:みとす@ミトシィ
生後二年から様々なゲームを節操無くプレイし続け、どこに出しても恥ずかしいゲーマーとなった社会人。救いようのないエロゲマイスターだと近所の奥様方の間では評判。

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