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【感想】 Zero Infinity -Devil of Maxwell-


          「今度もまた、私は見誤ったのだな……救いようがない愚か者だ」
                       「人が、人を救う――」
         「たったそれだけの事に、理想だ現実だと題目ばかりを追い求め……」
   「一体いくつの、助けを求める叫びを、嘆きを……私は今まで聴き逃してしまったのだろう」
                          「だからこそ」
              「せめてその嘆き……この愚か者に止めさせてくれ」
  「ああ、そうだな、名も知らぬ二人の少女よ。私は確かに哭いていた――哭いていたのだッ!!」



不器用なおっさんこそが心奏・真理。(※不器用なおっさん好き)

全国数千万の昏式神操永久機関を胸に秘めた昏儲人機(イマジネイター)の皆様、大変長らくお待ちするつもりが一年少々しかお待ちしませんでした(驚愕)。さあ、かの無名ブログにおける2011年度私的エロゲーランキング・シナリオ部門第1位(名誉であるかは不明)に輝いた『Vermilion -Bind of Blood-』の売れっ子シナリオライター・昏式龍也氏が放つ渾身の新作、『Zero Infinity -Devil of Maxwell-』の始まりだ!

また、愛称はゼロニティ(輝装)か、ゼロなんとか(影装)でよろしくお願い致します!

・Zero Infinity -Devil of Maxwell-
http://www.light.gr.jp/light/products/zero-infinity/index.html


【シナリオ】 A
「いいねぇ、愛と平和! 甘ったるい謳い文句も悪かない。中身がどんなものであれ、主義と主張で世界を動かす行動も戦いってことには違いないだろ。分かるか? 要はアレだ、偽りと半端が問題なんだよ。本気の想いを前にすれば種別に違わず敬意を払うぜ? 争いが自然淘汰される瞬間、真実いずれ訪れるなら……構いやしねえよ好きにしな。そん時は黴の生えた遺物として、綺麗さっぱり消えてやる。その日が来るまで、俺は戦い続けるだけだ――だからこそ、正真正銘、全てを晒してぶつかるのみよ。嘘偽りなど微塵もねぇぞォォッ!!」

前作プレイ済みの誰もが期待していたであろう本作の昏式堀川忍さんも全制限解除、俺世界・限界駆動であります――現時点で既に次回作の昏式堀川忍さんキャラに想いを馳せているのは自分だけではないはず――が、前作のあの人が全身から全霊で発していた主人公大好きオーラは鳴りを潜めております(それでも充分にホモ臭いという説が濃厚)。とはいえ、その法理は主人公の唯一無二の親友・緋文字礼さんがしっかりと受け継いでいるため、ご安心下さい。なんたって、凌駕さんが初夜を共にする相手はヒロインではなく礼さんですからね。エロゲの主人公が初めて自室で二人っきりで朝を迎える相手は女ではなく男ですからね。恋人を置き去りにして男同士で到達どころか超越しちゃいますからね。最終段階到達(エクストラドライブ・イグニション)しちゃいましたからね。何もおかしくはない。あの二人の仲の良さ、それはもはや恋愛の領域かもしれない。正常な女子代表である青い髪のお嬢様がそう言っていたので間違いない。ホモ祭り最高ってことだよ。

以上!

……ではない、危うく肝心のシナリオについて一片も触れずに次のステージに進んでしまうところだった。
肝心のシナリオについて。本作もヒロインは全四種ですが、今回は全ヒロインルート攻略後にグランドルートが解放されるという俺得構成ではなく、四番さんにあたるマレーネ嬢が栄えあるティロ・フィナーレを飾ります。これはロリこそが正義というゼロ・インフィニティの現れでしょうか。異論はありません。あろうはずがございません。まさしく秩序を定め、混沌を擁する真であると思います。均衡の彼方に、森羅掌握されるべし。

…………しかし、待って欲しい。本当にそうだろうか。
我が真理は無限の少女――されど、己が真理に異を唱えよう。
女傑(ヒロイン)として、真に彼女ら盤古(ルート)に在れただろうかと。
大地を満たす全ての真理(こたえ)に、無限(ひとつ)の言葉を掲げよう。

          最終ルートのヒロインはマレーネ……と、緋文字礼、だったのではないかと。

最終ルートの凌駕vs礼の一幕、男同士特有の安定した空間がそこにはあった。本気で激昂した直後に見惚れて微笑んで歓喜して救いに満たされてしまう礼さんも、「ずっとこうして、この相手と、日が暮れるまで遊んでいたい」とか言ってしまう凌駕も、互いを尊敬し合いながらも本気で相手に勝ちたいと願って腹を立て悔しがる――そんな異性間とは全く異なるカタチの男の絆が爆誕しており、それはヒロイン(マレーネ)が有するそれに対して決して劣らないのではなかろうか。

秩序にして混沌。正義にして邪悪。中庸にして極点。その全てであり、どれでもないその果てに……人の成す真実がある。全ては、世界にあっていい。けれどどれか一つで、埋め尽くされていいわけでもない。最終ルートのヒロインもまた然り。なればこそ――

  ホモソーシャル   ・   アタラクシア
世へ在るがままに、平穏なる調停を。



【キャラクター】 A-
ぼくがゼロニティで好きなキャラは凌駕と礼とイヴァンとアレクサンドルです!(無間男色地獄)
特にアレクサンドルさんがお気に入り。冒頭でも述べましたが、不器用なおっさん好きなんですよ。美少女や美男子の悲恋やら死別やらよりも、おっさんの涙に弱いんですよ。自責の念に駆られていたおっさんが最期の最期に救われるだけで泣けますよ。こんな気持ち、判ってもらえないかもしれないけど……なァッ!

そうだ、あと、昏式堀川忍さん(予備)なネイムレスも地味に好き。
機械であるがゆえの有り様と、他のキャラとの対比が……イイ……(ビクンビクン)。

ちなみに、本項目の評価を前作比でワンランク下げたのは、やはり、どうしても、どっかのバーテンダーと爺さんが本作キャラ以上にブッ飛んでるから大好きだからです(さりげない前作布教)。


【システム】 A
大丈夫! lightの厨二ゲーだよ!(前作感想を参照のこと)
ああ……例に漏れず、与猶啓至さんの音楽はイイナァ……。


【総評】 A
第零式厨二機関(オリジナル・フォーティーン・サーキット)――連結、確認。

さて、ここまでホモ臭さ男連中の在り方については諸手を挙げて絶賛してきましたが、厨二要素に目を向けた場合、避けては通れない既知感がひとつ……方向性が、正田卿作品と、被ってしまっておられる、ような。当然ながら設定も展開も要所要所で異なってはおりますが、大枠で見るとデジャヴってしまう部分が多いのは否めず、例えば、刻鋼式心装永久機関――その存在理由や、輝装、影装、真理という段階が、詠唱もあいまって、どうしても某Dies iraeにおけるエイヴィヒカイトの形成、創造、流出という位階を連想してしまった、など。前作『Vermilion -Bind of Blood-』の魅力のひとつが、同ブランド別ラインとは異なる厨二ベクトル、だと感じていたので、両線が重なってしまったのは少々残念であります――が、ネタが被ってしまったからアウト、と結論付けるのも浅慮であり視野狭窄(影装すら既出なのでNGになってしまう)。ゼロニティがゼロニティたる法理は、シナリオの項目で触れたように、登場人物たちの在り方にあると信じておりますゆえに!(信者上等ォ!)

昏式さん、および制作陣の皆様、実に滾る素晴らしき男空間をありがとうございました。
次回作、すなわち2013年も期待しております!(無邪気な表情で無責任な無茶振り)


……あれ、この感想、女性キャラについて全く触れていn(焼き尽くせッ、叫喚滅爪アァッ!!)


・【追記】Zero Infinity -Devil of Maxwell- 詠唱まとめ
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-218.html
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プロフィール

みとす@ミトシィ

Author:みとす@ミトシィ
生後二年から様々なゲームを節操無くプレイし続け、どこに出しても恥ずかしいゲーマーとなった社会人。救いようのないエロゲマイスターだと近所の奥様方の間では評判。

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