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【ROBOTICS;NOTES】 過去作キャラたちのツイぽまとめ


NEIDHARDT:疾風迅雷のナイトハルト
「巨大ロボより美少女ロボでしょ、常識的に考えて! 等身大のメイドロボだよ! 早くしろ、どうなっても知らんぞー! もちろんおっぱいは一番やわらかいので頼む。大丈夫だ。問題ない」


ロボティクスノーツ、通称ロボノの目玉のひとつである「ツイぽ」。前回の感想記事で“ツイぽにおける過去作主要キャラ3人の呟き”についてまとめたいとか何とか書いてしまったので、再プレイして地道に3人の内2人は相変わらず頭の悪い呟きをまとめました。該当の3人は以下の通り。

NEIDHARDT:疾風迅雷のナイトハルト
Dash:DaSH
KURI_KAME:栗悟飯とカメハメ波

彼らの真名は、上からカオスヘッドの西條拓巳、シュタインズゲートの橋田至、同じくシュタインズゲートの牧瀬紅莉栖です。萎えちゃん? し、知らんな…(震え声)。


①PHASE 7
・11月20日(水)
NEIDHARDT:疾風迅雷のナイトハルト
「ふう、なんかやけに外が騒がしいと思ったら、こんなことになってたんだね。ロボットが暴走してるなんてね。僕からはこう言わせてもらうよ。妄想乙wwwふひひwww」
「部屋から外に出て現実を見ろって? なんでそんなことしなくちゃならないんだよ。頭おかしいんじゃないの? 外に出たら危ないじゃないか。せっかくだから僕は自分の家に閉じこもってエロゲをすることを選ぶぜ!」
「マジレスすると、ロボット暴走は妄想の具現化だよ。誰かがそう妄想したんだ。冷静に聞いてほしいんだけど、ギガロマニアックスっていう能力者がいるんだ。妄想を現実に変えることができるんだよ。僕もかつてギガロマニアックスだった」
「きっとロボットの暴走をしかけた真犯人は僕の命を狙ってるんだ。どうしていつもいつもいつもいつも僕を狙うんだよ! 確かに僕の誇大妄想能力には世界を変えるほどの力があるけど、しょせんは20代後半の無職ニートなのに。ひどいよ。こんなの絶対おかしいよ」
「おい、誰だ妄想乙とか言った奴は! クソが、どいつもこいつも氏ね! これは本当のことなんだよ。10年前の渋谷崩壊だってそのせいなんだから! 信じろよザコども! 誰のせいで世界が救われたと思ってるんだ! 僕だぞ!」
「おっと、そんなことより『魔法少女エリン・ストライクホームラン』見なきゃ。まさかブラチューがここまで息の長いコンテンツになるとは思わなかったよふひひ。エリンは永遠のロリ! 2次元最高!」


・11月21日(木)
NEIDHARDT:疾風迅雷のナイトハルト
「僕って3次元には興味はないんだよね。しかも神代フラウって腐女子でしょ? オタ男と腐女子は絶対に分かり合えない人種だよ。同じオタだから話も合うはずだろとか言ってるやつがいるけど、甘すぎるね」
「腐女子はオタ野郎よりも妥協を知らない上に、妄想レベルだって遥かに上なんだ。僕はこれでも世界を作りかえるほどの誇大妄想能力を持ってるって自覚してるけど、それでも腐女子の妄想には勝てない。主に性的な意味で」
「この僕がいったん何度、苦渋を舐めさせられたと思う? 腐女子とかかわったら、いつだって僕のオタとしてのプライドはズタズタにされるんだ。思い出しただけでガクブル状態になって夜も眠れない」
「いいか、腐女子にはかかわるな。かかわったその瞬間に、君も僕みたいに、やつらの餌食になる。やつらの脳内であられもない姿にされてピーされてピーのピーになるんだ! だから早く逃げてー!」


②PHASE 8
・12月19日(木)
NEIDHARDT:疾風迅雷のナイトハルト
「クリスマスイヴは家に引きこもって昔の名作エロゲをプレイする予定。クリスマスは毎年恒例の、ブラチュー無印版を朝から晩までマラソン視聴」
「クリスマス中止デモとかやるらしいけど、あれって、リア充カップルどもに嘲笑されながら、イルミネーションされた町をクリスマスイヴに練り歩くんでしょ? どんな拷問だよw」
「あんなデモに参加する人は、超弩級のドMか、非モテの皮をかぶったリア充だね。僕は絶対に参加しない。絶対にだ」
「デモに参加するより、あったかい自宅で2次元美少女たちと一緒に過ごしてた方が、よっぽど素敵だしロマンティックじゃないか。外に出る必要なんてない。そうさ、僕ら非モテには、2次元がある! 彼女たちは裏切らないんだ!」


Dash:DaSH
「疾風迅雷のナイトハルト氏はクリスマスに家に引きこもって名作エロゲをプレイか。そこにシビれるあこがれるぅ! ナイトハルト氏はブレないっつーか。いつまでもそのままの君でいてほしいお」
「確かに僕もそんな感じの12月24日を過ごしてたお。3年前ぐらいまではな。でもこの2年は、クリスマスは家族で過ごしてる」
「あ、「どうせ両親だろ」っていうツッコミ入れてきても別に傷ついたりしないお。DT諸君のひがみと受け取っておくお。キリッ」
「だって、僕が一緒に過ごしてる家族っていうのはwww嫁とwww娘のことなんでwwwうはwww僕リア充www」


NEIDHARDT:疾風迅雷のナイトハルト
「今、衝撃的な情報を手に入れたんだけど、え、チョット待って。どういうこと? DaSHが、裏切っただって!? 絶対に許さない…!」

Dash:DaSH
「男の嫉妬は醜いお。ま、嫁は元レイヤーで僕のエロゲ趣味にも理解あるし、まだ2歳の娘は僕に似て超かわいくて毎日お風呂に入れてあげてるんだお。すっかり僕も『お父さん』だお。やっぱさ、家庭を持つと、男って一回り大きくなった気がするよね。精神的にも大人になるよね」

NEIDHARDT:疾風迅雷のナイトハルト
「まさかとは思いますが、その「嫁と娘」とは、あなたの想像上の存在にすぎないのではないでしょうか」

Dash:DaSH
「ナイトハルト氏と僕、どこで差がついたのか。慢心、環境の違い」

・12月27日(金)
NEIDHARDT:疾風迅雷のナイトハルト
「ぼ、僕だって女友達は何人かいるんだぞ!腋の匂いをクンカクンカしたり、リアル妹だったり、ちんすこうって強制的に言わせてやったり、股間を踏まれたり、ワンワンプレイされたり、指チュパされたりした仲なんだぞ!」
「どいつもこいつも頭ぱっぱらぴーのおかしな連中だけどね。やっぱり3次元はダメだよ。だから僕はそういう女友達とは会わずに、あえてこのクリスマスイヴを、2次元の世界で過ごすんだ。それが僕の生き様なんだ。ふひひ」


Dash:DaSH
「サークルの仲間も呼んで、一家でホームパーティ開いたお。昔からずっと夢だったのだぜ。ホームパーティ開けたらもう勝ち組っしょ、常考」
「やっぱこう、家の大黒柱っつーか、「おまいら我が城へようこそとくと見ろおもてなししてやんよ」感が出てる僕って、もう完璧にリア充じゃね?」


③PHASE 9
・1月19日(日)
NEIDHARDT:疾風迅雷のナイトハルト
「少し前の記事だけど、コールドスリープで10年間眠り続けていた少女が見つかったらしいと聞いて、僕の妄想がクライマックス」
「もしコールドスリープ装置が実用化されたら、合法的にようじょと結婚できるじゃないか!」
「だってそうでしょ? 10歳のようじょを10年間眠らせれば、肉体の成長は止まったままで実年齢20歳のロリっ子が誕生するんだよ!? これSUGEEE! 3次元に革命が起きるwww3次元の夜明けぜよwww」


Dash:DaSH
「疾風迅雷のナイトハルト氏がオタの夢を語っておられるが、僕も激しく同意だお! 合法ロリこそ男の目指す理想郷だろ常考! もう誰にも後ろ指差されなくなるわけだし!」
「は? 自分の娘に手出すわけないじゃん。だって僕の娘は天使だから。誰にも触らせないお。野郎の汚い手で触ったら絶対に許さない。キリッ」
「ハッ!? 「野郎の汚い手」には僕の手も含まれてるじゃないかあああああああこのジレンマはどうすればいいんだおーーーっ! 娘との楽しいお風呂タイムがもうできなくなっちゃうおーーーっ!」


KURI_KAME:栗悟飯とカメハメ波
「ナイトハルトとDashは自重しろ。下らない妄想をこれ以上垂れ流すようなら、開頭して電極を海馬にブッ刺すわよ。まったく、いい歳してなにやってるんだか」
「コールドスリープについては実用化までまだ時間がかかると思うわ。一番致命的なのは、開頭するときのリスクね」
「あ、『解凍』だから! 間違えたorz」
「コールドスリープで眠らせること自体は、おそらく現代の科学でも可能だと思う。難しいのは、解凍の方なのよ。こればっかりは人体実験でもしないと、どんな結果が出るか分からないわけだから」
「きっと被験者を募集すれば世界中からたくさん集まってきそうね。それだけ熱望されている技術ではあると思うけど、科学者としてのモラルがあるから、かろうじて実行には移していない。それをやってしまったら、神を冒涜することと同じだから」
「もっとも、スポ東がソースのニュースじゃ、99%創作でしょうけど。だいたい被験者が幼い美少女だったとか、おとぎ話やオタの妄想じゃあるまいし、あり得ないわ。以上、証明終了」


・1月29日(水)
NEIDHARDT:疾風迅雷のナイトハルト
「君島レポートって実は電脳世界の中に住む虹ロリ美少女が出したSOSで、全部ゲットするとHシーンに入れるっていうゲームだったりする? もしそうなら僕も久々に本気出すよ、ふひひ」
「ただし3次元、てめえはダメだ。僕が興味あるのは虹だからね。ギリで2.5次元までは許すよ」


Dash:DaSH
「君島レポートのフラグを真面目に達成しようとしてるヤツなんているん? とりあえず全部のレポをハッキングして解析したけど、あんまり面白いことは書いてなかったお」
「あとこの君島レポートって、言ってみればウイルスと似たようなもんだから、あんまり拡散しすぎるのはどうかと思われ。もし中になんか仕込んであったら、世界中のポケコンが感染してひどいことになるお」


KURI_KAME:栗悟飯とカメハメ波
「ああ、君島レポートの文章を読んでいると、私の知り合いを思い出すわ。あの腐れ縁のバカが普段口にしてる言動とすごく似てて、頭がクラクラする」
「世の中にはあいつと同じ厨二病を発症してる人がいるのね。ま、陰謀論乙って感じかしら」
「あえてツッコミを入れるなら、あのレポートには「磁気圏サブストームを起こすための具体的な方法」っていう、告発するうえで一番重要な部分がごっそり抜け落ちてるってこと」


④PHASE 10
・2月22日(土)
NEIDHARDT:疾風迅雷のナイトハルト
「巨大ロボより美少女ロボでしょ、常識的に考えて! 等身大のメイドロボだよ! 早くしろ、どうなっても知らんぞー! もちろんおっぱいは一番やわらかいので頼む。大丈夫だ。問題ない」
「ただし巨大メイドロボも、それはそれでありだと思うよ。昔、そういうエロゲがあったから。あれはエロかったなあ、ふひひ。全長10メートルで女子の身体をリアルに再現するなら、値段にもよるけど3体買わせてもらう」


Dash:DaSH
「等身大メイドロボ(ご奉仕OK)は男の夢だろ常考! 嫁? 娘? いるけどそんなの関係ねえ!」
「人類の科学技術がここまで発展してきたのは軍事とエロの力なんだお! 巨大ロボット造ってる暇があったらその前にネコミミメイドロボ! 身長は140センチぐらいをキボンヌ」
「なにしろ背の低いきょぬーネコミミメイドは、僕の青春時代のアイドルだからな。キリッ」
「そんなわけで僕はオリエンティ工業を応援していますお!」


KURI_KAME:栗悟飯とカメハメ波
「橋田と西條がなにかほざいてるけど本当にアホね。どうして男の人って、等身大の女性型ロボットに過剰な期待を抱くのかしら。しかも橋田なんて妻子持ちなのに」
「あら、うっかり中の人の本名晒しちゃったけど、まあいっか」
「2次元と3次元には絶対に越えられない壁があるわ。3次元には妄想が入り込む余地がないっていうこと。2次元は触れられないからこそあなたたちにとって理想となり得るのだって、いい加減気付きなさい。3次元に、2次元と同じ役割を求めるのは誤りなの」
「さて、今回の万博、個人的に注目しているのはアメリカのサイコテックマシン社が出展している、脳波操縦システムね。研究モデル段階だけど、マスタースレイブよりも正確に操縦者の意志をロボットにトレースできるわ」
「ただ、あまり長時間使い続けると、自分の肉体とロボットのボディの区別が付かなくなって脳が混乱する恐れがある。精神に深刻な影響を及ぼす可能性があるってわけ。その辺はまだまだ研究が必要ね」


⑤PHASE 11
・2月26日(水)
NEIDHARDT:疾風迅雷のナイトハルト
「僕の女友達がみんな、なぜか僕の家に勢揃いしてるわけだが。しょうがないから、僕もちょっと出かけてくるよ…」
「こんな混乱してる状況で外なんか出たくないんだけどなあ。だいたい、なんで僕が…」


Dash:DaSH
「こりゃ、のんびりピザ食ってる場合じゃねえ!」
「ラボメン招集かかったし、オペレーション・レーヴァテイン発動らしいから、ちょっとスーパーハッカーとしてなにが起こってるか調べてみるお」
「嫁と娘を守るためにも、パパ本気出しちゃうぞー!」


KURI_KAME:栗悟飯とカメハメ波
「今、自分がアメリカにいるのがもどかしい。今すぐに日本に戻りたいけど、飛行機は飛んでない。それにアメリカだって大変な状況だし」
「日本に住んでる知人が無事だといいんだけど…」
「とりあえずこういうときに唱えるとっておきのおまじないを、ここを見ている人に教えてあげるわ」
「『エル・プサイ・コングルゥ』よ。特に意味はないけど、唱えたらなんとなく落ち着く。そう自己暗示をかけてみて」


⑥PHASE 12
・2月27日(木)
NEIDHARDT:疾風迅雷のナイトハルト
「ゲジ姉の反応が消えた…? つまり、そういうことなの?」

Dash:DaSH
「この状況でDaSHじゃなくてDaSPである僕に依頼が来るとは思ってなかったのだぜ。こりゃ久々にガチで挑まないと間に合わんっぽい」
「あ、DaSPは『ダル・ザ・スーパー・プログラマー』の略な。ここ、テストに出るから。キリッ」


KURI_KAME:栗悟飯とカメハメ波
「種子島にはナエがいるのね。あの子ならきっとやってくれる。きっと大丈夫」


相変わらずナイトハルトさんはブレないっすね!そこに痺れるが憧れない!
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【感想】 ROBOTICS;NOTES(Xbox360)


 世界を救う戦いだと、誰かが言った。
 お前たちに全人類の希望がかかっていると、誰かが言った。
 でも――
 俺にとっては、そんなこと興味はなくて。
 これは所詮、自分の中の衝動を満たすためのもの。
 最強のライバルと、このシチュエーションで戦えるなんて、ゾクゾクするじゃないか。
 それが不謹慎だと言われようと、構わない。きれい事じゃないんだ。
 興味があるのは、ただ、全国ランキング1位のヤツを倒して、その頂点――全一になることだけ。
 その先にあるもの?
 その先なんて、なにもない。なにもないんだ。
 それでも。
 いや、だからこそ、求めるんだよ。

 「さあ、ここからは、俺のゲームだ……!」
 だって俺は――
 英雄でもなく。
 軍人でもなく。
 ロボットアニメの主人公でもなく。
 格闘ゲーマーなんだから――

 「ガンヴァレル、発進ッ!」


前作『STEINS;GATE』から早ニ年半、科学アドベンチャーシリーズ最新作『ROBOTICS;NOTES』の主人公・八汐海翔は「手は尽くしましたが…」と医者でさえ匙を投げるほどに末期な格闘ゲーマーでした。最初から最後まで上記のスタンスを貫き続けたUMISHO(海翔のハンドルネーム)さん、行動原理が格闘ゲーム基準に過ぎやしませんかと思いましたが、よく考えずともエロゲマイスターの自分が言えたクチではないと気付くことができて見上げた先には種子島の青い空。――おじゃりもうせ。そして、のっちよー、だ。

・ROBOTICS;NOTES
http://roboticsnotes.jp/


【シナリオ】 A-
 「そもそも、乗り込むってどこへ?」
 「へへ、そんなの決まってるよ」
 あき穂は迷うことなく、夕焼け染まる南の空をまっすぐに指差した。
 この島で、南の方にあるものと言えば――

 「JAXA、種子島宇宙センター!」
 「…………」
 「…………」
 「…………」
 「はあああ!?」

なんというJAXAのステマ。来年度のJAXAの採用活動が捗りますね(……そうか?)。
本作は「ロボット」「拡張現実」「夢」がテーマとのことで、物語は基本的に“主人公らが属するロボ部における巨大ロボ作り”を主軸として展開されます。なるほど、確かに。巨大ロボは漢のロマンであり、人類の半数が抱いている見果てぬ夢と言えましょう。――しかし、まあ、全12章の内、10章までその夢を追い続けるとはちょっと予想外でしたが。前作でさえタイムマシン作りは中盤で終わって疾風怒濤の元気一発だったというのに。モノポールという未知の究極物質(危険度:極めて高い)が登場したとき、ああ、これを巨大ロボに転用してしまったことで命を狙われることになるんですねわかりますと興奮しましたが別にそんなことはなかった。

また、巨大ロボ作りの傍ら、UMISHOさんは謎のAI少女・アイリと出会い、種子島の各所に隠された君島レポートという世界の暗部に関する告発文書(危険度:極めて高い)を収集しており、ああ、この典型的な“好奇心は猫をも殺す”案件に首を突っ込んだばかりに命を狙われることになるんですねわかりますと興奮しましたが別にそんなことはなかった。むしろ逆に、UMISHOさんの行動のせいで世界人類がヤバイことになった――と思いきや、PHASE9のバッドエンドでは、君島レポートを拡散したにも関わらず何の事件も起こらなかった、だと……?

他にも、綯さんが最初にUMISHOさんたちを暴力に訴えて拉致した意味や、結局モノポールは何の意味があってどうしたとか、君島コウの死体を移動させたのは誰かとか、愛理の病気はどうなったとか、エトセトラエトセトラ……ううむ、本編で提示されている情報があまりにも不足しており、このままだと考察というより妄想の類にしかならない、ような……。

――さ、さて置き、終盤の疾風怒濤の元気一発について語ろう。

 GEZI-SISTER:ゲジ姉 「のっちよー、愛理」
 NEIDHARDT:疾風迅雷のナイトハルト 「ゲジ姉の反応が消えた…? つまり、そういうことなの?」

ゲジ姉の霊圧が…消えた…?(震え声)
本作中ではツイッターのような架空のネットサービスがあり、進め具合によっては前作までのキャラ数人が登場し、色々とニヤニヤできることを呟いてくれるので妄想が捗ります。具体的に登場するのは、綯さんを除くと疾風迅雷のナイトハルト(西條拓巳)、DaSH(橋田至)、栗悟飯とカメハメ波(牧瀬紅莉栖)の三人。拓巳とダルは終盤の事件の裏で奮闘しているのが窺えます。ええい、ロボ部はいい!ギガロマニアックスとラボメンを映せ!彼らの戦いぶりを!(駄目でした)

と、旧主人公たちも動き出している一方で、ロボ部の皆さんが活躍するわけですが……ええと、あの緊迫したシーンでのインコちゃん大活躍はギャグでやっているのか?(戦慄) 何にせよ、ここで冒頭に繋がり、巨大ロボで巨悪を打ち倒すという展開は王道まっしぐらで良かったと思います。王道はいいものだ。代わりに先が細部に至るまで読めすぎてカタルシスとか、そういう感動は皆無でしたが。アニメになったら盛り上がるのかな。うん、期待しよう。


【キャラクター】 B
ふ、普通……。物語進行役の海翔とあき穂を除くと、シュタゲの鈴羽のように悲惨な過去と悲壮な決意を胸に抱いていたり、まゆりや紅莉栖の二者択一のように物語進行上でのキーキャラとなっていたのは百歩譲ってフラウさんだけという印象。愛理さんは超重要人物かと思いきや、まさかの君島コウと面識があった程度に過ぎず、昴と淳和に至っては完全に青春要員でありました。いや、しかし、「ロボット」「拡張現実」「夢」というテーマを考えると人選は間違ってはいないのか。ううむ。やはり出番が地味だったのが印象を下げているのかのぅ。


【システム】 A+
ビューティフォー。システムは演出面も含めて相変わらず流石ですの一言。ツイぽや居る夫の使い方は非常に面白かった。キルバラも、まあ、悪くはなかった。しかし、フォーントリガーシステムほどドハマリしてアヘ顔ダブルピースにはならなかったので、評価はSではなくA+で。


【総評】 A-
自分のPCにも愛理が来てくれないでしょうか(懇願)。

やはり前作を超越するにはパワーが不足していた、というのが率直な感想ですが、それはシュタゲの出来が端的に言ってエクスタシー級だったのが原因であり、あくまで相対的な話。もしもカオヘの次に発売されたのがロボノであったならば満足度はそれなりに高かったでしょうが、いかんせん前作の壁が高すぎた。仕方ない。

しかし、ロボノ単体で見た場合も、作中で未解決な謎が多すぎるのはマイナス点。伏線を全回収したルートダブルのプレイ直後だったので余計に目についた感が否めませんが、提示された謎の投げっぱなしジャーマンは印象がよろしくない。何もすべてを懇切丁寧に解説しろとは言いませんが、前述した通り、その謎についてプレイヤー側が考察するための情報が少なすぎる気が――と、あくまで自分はそう感じました。さもありなん。

何やら全体的にネガティブな意見が目立つ感想になってしまいましたが、無論のこと光り輝いていた部分もあるわけでして、次回の記事では特に自分にとって好印象だった“ツイぽにおける過去作主要キャラ3人の呟き”についてまとめたいなあと思ったり思わなかった。

最後に――「おじゃりもうせ」と「のっちよー」は流行る!(多分)

【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その6(√Double編③)


                 「……君がぼくを消すというのなら……」
                   「ぼくは君と戦わなきゃならない」
              「ぼくの背には、渡瀬たちの命がかかっているんだ」
                        「だから……!」

                     「うん、それでいいんだよ」
              「『私とあなたは違う』。『私はあなたにはなれない』」
           「それが全ての人々の間に横たわる、絶対の真理なんだから」


・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その1(√Before編)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-204.html
・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その2(√After編)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-205.html
・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その3(√Current編)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-206.html
・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その4(√Double編①)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-207.html
・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その5(√Double編②)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-208.html

Xbox360『ルートダブル - Before Crime * After Days -』感想連載、最終回は√Double編③。ようやくここまで辿り着けることができました。長い道のりでしたね。感慨に浸るのはまだ早いですが、みんなで力を合わせれば、ラボからだって絶対脱出できます。あとは自分たちの力を信じるだけです。行きましょう、風見さんの元へ!(元ネタが古い)

前回のあらすじ:渡瀬に続き、宇喜多、洵、恵那先生、サリュという愉快な仲間たちが夏彦のパシリに加わりました。体が軽い! こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて! もう何も恐くない! いくぞ副隊長――ヤンデレの貯蔵は十分か!




⑥√Double Chapter5

・【2030/09/16 17:19】
 (すま、ない……)
 渡瀬は心の中で、彼に謝った。
 (俺は……どうやら、ここまでらしい……!)

 夏彦たちが美しい母子愛をお茶の間に提供している一方その頃、渡瀬さんは三途の川を横断中でした。
 「すまない、俺はどうやらここまでのようだ」的な台詞の死亡フラグ率は作品によってまちまちですが、
 語尾に「だが俺はお前の拳法では死なん!」と付け加えると屋上から投身自殺フラグになります。
 笠鷺渡瀬さんも、この危機的状況から脱するために、是非ともお試し下さい。

「それでいいんです。あなたはテロリストじゃなくて、レスキュー隊長として死ぬんですから」
 風見さんは2012年ヤンデレヒロイン枠にエントリーされるとかされないとか(されません)。

(……俺にはちょうどいい、罪滅ぼしかもな)
 (風見もそれを、望んでいるのなら……)

 渡瀬がそう思いかけた時、
 《なに言ってんだ馬鹿野郎!》
 《悠里との約束、破るつもりか!?》

 (――ッッッ!!)
 その言葉が、渡瀬の心に活を入れた。
 このやり取りだけ見ると、心に活を入れ直したきっかけが、夏彦に叱咤されたこと自体なのか、
 はたまた悠里というワードに反応したのか判断できませんので、お好きな方をお選び下さい。
 ホモォな方は前者、ロリィな方は後者を選んでいただければと思います。自分は両方で。

・逃げる風見さんに突き飛ばされて洵が死んだ!この人でなしー!(気を失っただけです)

・【2030/09/16 17:24】
 「サリュ、あいつは許せないとは思うけど……今だけは、攻撃しないでやってくれるか?」
 俺の渡瀬に手を出すな宣言ですねわかります。デュフフwwwけしからんwwwいいぞもっとやれwww
 余談ですが、ロボティクスノーツのプレイ中は脳が腐りますね。ホモ的な意味で。

「それじゃまた、私が夏彦をおんぶする。ほら早く」
 13歳少女におんぶされる男子高校生がそこにはいた。というか夏彦だった。
 次のセンシズ分岐で夏彦が死ぬバッドエンドがあることを願うばかりです。

「壊れると嫌なので、隠してある。第4エリアの女子トイレの中に」
 サリュはアリスを女子トイレに隠しているそうです。ふむ、一緒について行っても構わんかね?
 ところで、ツッコミ忘れてましたが、奇しくも、サリュの母の名前は「アリス・アンフラメ」。
 その場の思いつきで、偶然にもサリュの母と同じ名前を付けるとか、ましろさんマジパネェっす。
 そもそもサリュが好んだSF作家の本名がアリスだったことが運命的であったとも言えましょう。

「……ぼくのテレパシーが、残り続けて……?」
 ~
 「う、うーん、どうしてだろう……」
 「WX粒子が蔓延している状況下で、わたしたちが何度もBCを使ったからかな?」

 おかしいな テレパシーが 遅れて 聞こえて くるよ?
 この現象は、BC物知り博士な悠里さんにも判断がつかないようです。

・【2030/09/16 17:25】
 「隊長があの時のヒーローだったんだね?」
 風見さんを撃退し、洵をおぶって夏彦らと合流すべく帰還中の渡瀬。
 主人公はヒロインを背負うものであって、背負われるものではありません。なあ夏彦さんよ。
 しかし、悠里と違って背中に当たるブツの感触はあまり楽しめなさそう……いや、なんでもない。

「……覚えてるよ。お前が配属されて、顔見た時に思い出した」
 「……どうして言ってくれなかったの?」
 「言えるわけないだろう」
 「俺はもう、お前が思うヒーローなんかじゃないんだ」

 洵が入隊した頃には、既に渡瀬はQの一員として、絶賛テロに向けて邁進中でしたものね。
 ここで洵が「なら、隊長の代わりにあたしがヒーローになってやるよ」とか言い出そうものなら、
 ポコンと死亡フラグが立ちます。渡瀬に。うん、安心できない。すげぇ安心できない。

「隊長はみんなを助けるため、必死になってくれたじゃない?」
 「隊長は今も、あたしの憧れたあのヒーローだよ」

 √Aの隊長さんはヒーロー。異論は認めない。

・【2030/09/16 17:27】
 「答えて、ワタセ。あなたは今日、何をしたの」
 とうとう風見さんを除いた全員が集結しましたが、重症のましろんを見たサリュちゃんがMK5。
 ほら、渡瀬にとっての死亡フラグことサリュと対面させた結果がこれだよ。だいたい渡瀬が悪い。

「うるさい! どんな事情があっても、この男だけは許すわけにはいかない!」
 正直に話したらボッコボコにされました。だめぇ!渡瀬を殺さないでー!(ナウシカ風)

《サリュ、皆、見てくれ!!》
 《これがここにいる、8人のたどってきた道だ!!》

 と、ここでネタばらし。今まで夏彦がセンシズシンパシーで見た全員の過去の記憶が共有されます。
 つまり、渡瀬の「プライバシーもクソもなくなるし、おちおちスケベな妄想もできない」発言もシェア。
 本当にプライバシーもクソもないですが、夏彦とましろんのキスシーンも共有されたので痛み分けです。

「……ずるい」
 「……ずるいって……?」
 「他人の心がわからない私が……」
 「今、初めて……」
 「人の気持ちを、理解できた……」
 「そこにいる……渡瀬の事でさえ……!」

 なんかもう、サリュちゃん可愛いよサリュちゃん。
 サリュの渡瀬に対する呼び方が「ワタセ」から「渡瀬」になったのが印象的です。
 ちょっと、というか、かなりチートな気がしますが、夏彦グッジョブと言っておきましょう。

「……それでも許す気には、とてもなれないけど……」
 「今だけは、殴らないでおいてあげる」

 夏彦はその言葉に、ぐっと拳を握り締めた。
 「……感謝する」
 渡瀬が心底申し訳なさそうに言う。

 互いの過去や気持ちが共有されたと同時に、互いに好感度が強制アップされました。
 サリュ×渡瀬は意外とアリなんじゃないかと思わないでもないんですよねボカァ。

「悠里ぃいい!!」
 ましろが悠里に抱きついた。
 「生きてたんだね! 生きててくれたんだね!!」

 起きた! 起きた! ましろんが起きた!
 まあ、ここで目覚めておかないと置いてけぼりになって本当に出番が皆無になりますからね。

「わたしなんかのために、泣いてくれてありがとう……」
 「わたし、ましろんに会えてよかった……ましろんと友達でよかった」
 「大好きだよ、ましろん……」

 キマシタワー!
 もう夏彦は放っておいて、百合百合してようぜ。

・【2030/09/16 17:32】
 「い、いやぁ……皆さん、お恥ずかしいところを見せました」
 仕方ないさ。回想シーンを除くと、√B終盤以来の出番だったから、はしゃぐのも無理ないさ。
 全員、温かい目で見ておりましたが、渡瀬と宇喜多は立場的に自重しておりました。

「そう、渡瀬の馬鹿野郎が仕掛けた爆弾が、Zeroエリアに眠っているんです」
 夏彦の軽口に、渡瀬が居心地悪そうに言う。
 重くなり過ぎないため、わざと軽口を言った夏彦さんですが、ぶっちゃけ滑っております。
 かくいう自分も冗談と本気の見分けがつかないとよく言われるのでやべぇ死にたくなった。

そこには『18:19』と表示されている。
 (;^ω^)

「難しいんじゃないかな。各エリアのWX粒子の粒子エネルギー量は、もう1mSv未満まで下がってるし」
 2000mSv/hほどの割合で下がっているようです。放射線に比べると簡単に減衰するんですね。
 先ほど、夏彦が美夜子さんや渡瀬と遠距離通信をするときにノイズが多かったのは、その影響でしょう。

「40分以内に橘さんを見つけるか。あるいはZeroエリアに降りて、爆弾を解除するか」
 「安全を期し、後者を選びたい。俺たちレスキュー隊員は、爆弾解体の技術も持ってるしな」
 「え、そうなのか? そんな話、聞いた事も――」
 「センシズシンパシーで読まなかった記憶も、たくさんあるという事さ」
 風見さんとのデートシーンとか夜のアレとかは読まれていませんものね。
 クリア後コメント:現時点では、な。

Zeroエリアに降りるのは、渡瀬・洵・サリュ・宇喜多。
 そして上に残るのは、夏彦・悠里・ましろ・恵那だ。

 便宜上、前者を貧乳チーム、後者を巨乳チームと名付けます。

「よし、それじゃ始めよう!」
 「「「「「「「おう!」」」」」」」
 そして夏彦たちは、一斉に動き出した。
 残り時間40分で、とうとう脱出のための協力体制が整いました。
 体験版の頃から待ち望んでいた光景と言えましょう。ラスボスポジの風見さんはいませんが。

・【2030/09/16 17:36】
 「こ……これは!?」
 洵が愕然とした声を上げた。
 「被験体Nの拘束具だ。彼女はここに吊るされていたんだ」
 「い、いや、そうじゃなくて……」
 洵は辺りを見回した。
 視線を拘束具ではなく、その周囲に巡らせている。

 おっとぉ、この期に及んで洵さんが何かの伏線らしき挙動をし始めました。
 嫌な予感しかしない! この行動が示すのが、アレがソレであることしか思い浮かばない!

「2分足りない! 爆弾は、隔壁が開く前に爆発しちまうんだよ!!」
 な、なんだってー!(知ってた)

「BrainCellはNエリアのBC粒子エネルギー量を測定し、
  それに基づいて隔壁の開放時刻を自動設定するんだ!」
 「隔壁の開放時刻が後ろにズレることなど、普通はありえないんだよ!」

 増幅器が停止したのは15時あたりなので、最初から増幅器の停止時刻まで計算済みなのか。
 結局、隔壁の開放時刻がズレた理由はNエリアにおける夏彦のBC使用でした。夏彦ェ…。

・【2030/09/16 17:40】
 「……許せる事ではないと思います。だけど……」
 「これだけは、言わせてください」
 「渡瀬の本性は、テロリストなんかじゃない」

 ~
 「……ぼくは渡瀬を、ずっと見ていました」
 「あいつはテロリストですが、記憶を失い、本来のまっさらな渡瀬に戻ったとき……」
 「現れた本性は、『英雄』だったんです」

 ┌(┌ ^o^)┐ なんという公開ラブレター…。

「ひこりん……」
 「夏彦、あんたね、ちょっと甘すぎだよ?」
 「でもこれで隊長さんも、少しは反省するかもね」
 くそっ、こういうところでの女性陣からのポイント稼ぎの上手さはプロ並みだな夏彦ォ!
 そして、やはりましろんは渡瀬に銃で撃たれたことを根に持っているです。当たり前か。

・【2030/09/16 17:43】
 「あそこまで言われちゃ、なんとかするしかないよね……?」
 これは渡瀬さん、恥ずかしい。
 気まずいってレベルじゃねーぞ!

・【2030/09/16 17:43】
 (最後だから、慎重にやろう……橘さんの心を隅々まで見て、悪意を全部取り除くんだ)
 計画通り、風見さんの一本釣りに成功しました。
 自分も風見さんの心と身体を隅々まで見たいと切に願います。

・【2021/03/30 10:51】
 母を5年前に、父を3年前に、相次いで癌で失ってしまったのだ。
 がーん!(しつこい)(不謹慎)
 凪沙がコミュニケーターだったので、おそらく両親もコミュニケーターだったのでしょう。
 しかし、19歳でも風見さんはおばさ大人っぽいですね!

・【2021/05/04 16:25】
 参列者のほとんどいない中、それでも来てくれた洵。
 申し訳なさそうに風見を見つめる、凪沙を救助したレスキュー隊員。

 凪沙の葬式に、渡瀬たちも参列していたんですね。

(あれは……この消防士さんたちだったの?)
 (私、この人たちを、追い返してしまったの……!?)

 風見さんは 正気を とりもどした!
 そして、さり気なく渡瀬と堂島の株が上がるエピソードでした。

・【2027/04/01 16:45】
 (……やっぱり、覚えてないか……あれから6年も経つものね)
 憧れの渡瀬と同じ職場で働きたいという理由でシリウスに入隊した風見さんの恋する乙女っぷり!
 堂島? 知らんな……。

・【2030/08/25 15:46】
 「人命救助のためなら、自分の身を危険にさらしてもいいと?」
 「そんなのは馬鹿者の考えだ」

 ~
 「……むろん、救える命を見捨てていいというわけではない。だが勇気と無謀を履き違えるな」
 「お前は有能だが、若干不安定なところがある」
 「危なっかしくて見てられんよ。その点だけは改めろ」

 √Aで語られた説教エピソード。渡瀬が真面目に隊長をしている貴重なシーンです(失礼)。
 また、日付が2030年になってますが、正しくは2027年です。一瞬焦った。

「……だが、ま、心情は理解できるよ」
 「え……?」
 「妹さんの事を、気にしてるんだろ」
 「っっっ……」
 ~
 「忘れるわけないさ……あんなに弱ってる女、見たことなかったからな」
 直前まで不貞腐れていた風見さんも一転して上機嫌に!
 落として上げる! これが笠鷺渡瀬の口説き術だ! 気をつけろ!

・【2027/09/07 11:23】
 「やはり自分の心を読まれたりするのは、正直怖い」
 地味にショックを受ける、というよりも内心焦る風見さん。
 家系的にも風見さんはコミュニケーターの適正がありますが、能力レベルはゼロだそうです。

・【2030/09/16 14:04】
 《そんなに怯えないで……私、あなたの力になりたいの》
 「ど、どうして?」
 《それもわからないけど、あなたが気に入ったのかも》
 ~
 「でも、私とはこうして、普通に話しているじゃない」
 《そうだよね。なんでかなぁ……?》
 \ナッギサ~ン/ やべぇよ…やべぇよ…。
 今朝方、悠里がセンシズシンパシーを使って夏彦に自分の幻を見せたのと同じでしょう。

・【2030/09/16 17:45】
 「……不用意すぎですよ、2人とも」
 「人の心に潜ると言う事は、自らも心をさらしてしまうという事なのに」

 まさかのセンシズシンパシーカウンター!
 風見さん、僕の心も覗いてください! お願いします!

「『今日、この施設の中では、適性度の上昇が起こりうる』……!」
 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 10時16分に効果が少ないであろうADを打って、汚染区域で作業をした際の後遺症か!
 なんという伏線回収。その発想はなかった。

「お忘れですか? 『センシズシンパシーを使うと、使用者と対象者の心が融け合う』という事を」
 「どうやらあなたと心が融け合う事で、
  特にBCの訓練を受けていない私も、能力が一気に開花したようです」

 覚醒イベントが主人公だけの専売特許だと思うなよ!(興奮)
 要は士郎がアーチャーの影響でパワーアップしたアレです。

「あの娘は、ラボの中で生まれた子供なんかじゃない……!」
 超コミュニケーターに覚醒した風見さんは夏彦たちを置いて去って行きました。
 目的は被験体Nの仇を取ること。そう、被験体Nの正体は――。

(爆弾は解体できなかった、が……)
 (皆が生き延びる方法は、もう1つだけある)

 最後の方法、それは俺自身が爆弾になることだ(意味不明)。

・【2030/09/16 17:45】
 「あの時あたしたちがいたのは、凪沙の部屋」
 「被験体Nの部屋はね、その部屋にそっくりなんだよ」

 ~
 「……お姉ちゃんは初めから、ずっと正解を口にしてたんだよ」
 「最初に搬出リフトの前で、あの子の亡骸を見た時に、『凪沙』って呼んでた」

 被験体Nの正体は9年前に亡くなった風見さんの妹、橘凪沙その人でした。
 一度キャラに否定させることで、その可能性を候補から外させる心理トリック…だと…?(戦慄)
 風見さんを「駄目だこいつ、早くなんとかしないと」とか思ってたプレイヤーはごめんなさいしろよ!
 はい! ごめんなさいでしたぁー!

「あなたたちがテロなんか起こさなければ、凪沙は死なずに済んだのに!」
 復讐の鬼と化した風見さん推して参る!
 まあ、テロを起こさなかった場合も、被験体Nの未来は明るくなかった気もしますが、
 美夜子さんが奮闘して被験体Nの解放とN化の治療を成し遂げていた可能性もなくはないので!

⑦√Double Chapter6

・【2030/09/16 17:49】
 それまで夏彦が悪意を消去した相手は、皆コミュニケーターではなかった。
 しかし風見はコミュニケーターだ。
 被験体Nの姉であり、WX粒子のよって遺伝子変異を起こした、恐らく適性度Sのコミュニケーター。

 完全に藪をつついて蛇を出してしまう結果になってしまった夏彦。
 身体能力もBC能力も狂気パワーも、ラスボスとしては申し分ないチート性能です。

「私が橘さんを説得する。そしてもし、それが叶わなければ――」
 「射殺するわ」

 バッドエンドを含めても、未だに誰も殺せていない恵那先生のありがたい宣言。

「ごめんなさい……もう、先生には戻れないわね」
 「さようなら、私の生徒たち。短い間だったけど楽しかったわ」

 え、恵那先生……!(ちょっと状況に酔ってる恵那先生かわいい)

「私が殺したいのは、ただ2人だけなんです」
 「宇喜多さんと、渡瀬。この2人を殺し、妹の仇を討ったら――」
 「私は自分で、自分に始末をつけます」

 渡瀬を殺す動機が愛憎から復讐に変わったので、ヤンデレ能力はやや下がりました。
 つけいる隙があるとしたら、ここを置いて他にはない……!(違います)

「俺が死ぬのは別にいい。それだけの事をしでかしたんだ……」
 「隊長!?」
 「だが風見、おっさんは勘弁してくれ。そしてもちろん――」
 「お前も、死ぬな」

 渡瀬マジ隊長。これには宇喜多さんも尻キュンでしょう。

「いや、殺すなら僕も殺したまえ……それが僕の贖罪だ」
 キリッ。宇喜多さんだって、たまには格好良いこと言うんだぜ。
 しかし、これは実際に殺されかかると逃げ出すパターン(信じてやれよ)。

《彼女を助けろ!》
 ~現状の図解~
       サリュ
        ↓
 恵那 → 風見 → 洵 渡瀬
                宇喜多<ボクモコロシタマエ!
 夏彦・悠里・ましろ


まさにカオス!

 ・【2030/09/16 18:00】
  「なんとなく、覚えているんです」
  「あなたがとても優しくて、正義感が強い人だって事……」

  ~
  「死ぬなら、あなたと死にたいって」
  バッドエンド5。風見さんの記憶をふっ飛ばした場合、少なくとも渡瀬と風見さんが死にました。
  ある意味では、幸せに死んでいった気もしますが、渡瀬は認めないだろうのでリテイク。

 ・【2030/09/16 17:53】
  「さよなら、洵」
  バッドエンド6。夏彦さんが職務放棄して何もしなかった場合。
  渡瀬と宇喜多さんは射殺され、復讐を遂げた風見さんも頭がパーン!
  ちなみに、宇喜多さんは渡瀬が撃たれたのを見て逃げ出そうとしました。いや、無理もないが。
  残った面子も、先のバッドエンドとは状況が違うので、おそらく全滅。リテイク!

・【2030/09/16 17:54】
 「……さっきね、あなたの記憶を読んで、ようやく思い出したの」
 「私がかつて、『橘凪沙』と呼ばれていた事」

 おそらく今までよりも強いであろう被験体Nこと凪沙と戦うことにした夏彦。
 今回は風見さんverではなく、本来の凪沙の人格が強く出ているようです。

「本当は私ね、あなたたちが憎くて憎くてしょうがないの」
 Nちゃん改め凪沙ちゃん、一見、正常そうに見えましたが、やはり狂気に染まっていました。
 ふむ、――これはこれで大いにアリです。大丈夫だ、問題ない。

「私はもう、『橘凪沙』じゃないの。『被験体N』なんだよ」
 「今からじゃどうしても、凪沙には戻れない。お姉ちゃんの妹には戻れない」
 「かつてそう呼ばれていたというだけの、他人なの」

 凪沙ちゃん改めNちゃん、でした。
 「N化してやがる…遅すぎたんだ…」とネタを挟みたくなりますが、不謹慎なので自重します。
 ぐうの音も出ないほどの被害者なので、同情を禁じ得ません。なんといっても美少女だし。

「……君がぼくを消すというのなら……」
 「ぼくは君と戦わなきゃならない」
 「ぼくの背には、渡瀬たちの命がかかっているんだ」
 「だから……!」

 「うん、それでいいんだよ」
 「『私とあなたは違う』。『私はあなたにはなれない』」
 「それが全ての人々の間に横たわる、絶対の真理なんだから」


 彼女がコメカミに、指を当てて言う。

 「始めようか、天川くん」

 「……あぁ」

 夏彦も頷き、コメカミに指を当て――
 そして、願った。
 彼女が消滅する事を。


 まるで夏彦が主人公のようだ…!(主人公です)
 被験体N、いや、敢えて凪沙と呼ぼう。凪沙ちゃん良い子すぎる。ちょっと涙腺に来た。危ない。
 そして、最終決戦。コメカミに指を当て、互いを消し合うとか、厨二病にはたまらない展開です。
 クリア後コメント:ルートダブル屈指の名シーン!

《わたしが消させない! 絶対に――ッ!!》
 後衛として白魔道士がいる夏彦さんに負ける要素がなかった。
 ここで風見さんが凪沙をフォローすればワンチャンありましたが、
 どちらにせよ経験の差と主人公補正で負けそうです。
 というか、そもそも凪沙も本気で勝ちを狙いにきていたとも限りませんし。

・【2030/09/16 17:54】
 「あなたはいつも私と、一緒にいてくれたわね」
 「私たちは、ずっと一緒だった……」

 風見の目の端に、涙が浮かぶ。
 「たとえ、あなたが――」
 「もう、死んでしまっていたとしても……!」

 「っ……」
 その言葉に、凪沙は微笑を返した。
 「なぁんだ、気付いてたの?」
 凪沙が完全に消滅する直前の、刹那の世界。
 まずい! この展開は涙腺崩壊させられるパターン!

「でも、すぐにケースNが発令されて、脱走に失敗しちゃって……」
 「しかも2人の子供が巻き込まれて、その子たちも……遺伝子変異を起こしちゃったの」

 夏彦と悠里が巻き込まれた9年前の事件は、凪沙が起こしたものでした。
 ああ、悠里と人格を失う前の凪沙、ついでにサリュが協力して脱出するifがあれば…。

「そんなに悲しい顔をしないで?」
 「私はいなくなったけど、お姉ちゃんの記憶の中に生きているよ」
 「お姉ちゃんが私を覚えていてくれる限り、私はずっとお姉ちゃんと一緒だよ」

 「えぇ……わかってるわ」
 「思い出せば、いつでもあなたに会えるって……」

 「うん……」
 凪沙はそう言って、風見の頬に触れた。
 「ありがとう、お姉ちゃん」
 はい今崩壊した! 今涙腺崩壊したよ!
 自分の弱点は、親子、兄弟、姉妹、師弟の涙腺崩壊エピソードです。

「ひこりん、あの子が消えちゃった」
 はい今消えた! 今あの子が消えたよ!(黙れ)
 9年間も同じ場所に幽閉されていたのだから、会えていれば、ひょっとしたら助けられたかもしれない、
 と自分を責める気持ちもあったのかもしれません。というわけで、ファンディスクでお願いします(切実)。

「あなたは、このラボに幽閉されていた被験体たちを、助けようとしてくれた」
 「凪沙を救い出そうとしてくれた……」
 「それが叶わなかったとしても……私はあなたを責める事なんかできない」

 (´;ω;`)ブワッ
 やはり何らかの形で凪沙生存ルートをですね……。
 9年前の事故で凪沙と夏彦が会えていることで世界線が変わる展開もありだ!

「夏彦……風見の記憶を消さないでくれて、ありがとう」
 「いや……当然だよ」
 「……ぼくも、橘さんの記憶を消さずに良かったと思ってる」
 「さっきの言葉を聞けたから」

 ~
 「ぼくが悠里に会えたのは、お前のおかげなんだ……」
 「だから、だからさ……」
 「礼を、言わせてもらうよ! ありがとうって!」

 夏彦は渡瀬に、手を差し伸べた。
 渡瀬が苦笑して、その手を握る。

 「礼を言われる資格はないさ。お前のためにやったわけでもない」
 「……そうだろうな」
 渡瀬の手は熱かった。
 その手に触れたとき、ようやく夏彦を縛り付けていた、渡瀬への敵意が解けた気がした。

 「絶対に許さない」から「もう許した」への綺麗な流れを見ることができました。
 先のサリュのように、ここから夏彦の渡瀬への呼び方が「隊長さん」とかに変われば最高だった。
 最高に┌(┌ ^o^)┐だった。

「例の爆弾の事だ」
 「あれは解体不可能で、しかも――」
 「隔壁開放の前に、爆発する」

 この流れなら言える!とばかりに文字通り爆弾を投下する渡瀬。
 基本的にルートダブルは一難去ってまた一難の連続です。
 中澤工さんも仰っておられましたが、絶対に本作やInfinityシリーズと同じ状況には陥りたくないですね!

・【2030/09/16 17:55】
 (すると少なくとも6人は、爆発前に脱出できる……!)
 (だけど、9人のうち……3人は死ななきゃならない!)

 美夜子さんから受け取ったプログラムにより、6人だけ脱出が可能となった夏彦たち。
 奇しくも、その人数は√Aで渡瀬が悩んだAD問題と同じでした。いい展開だ!

「少なくとも、俺は残る」
 その言葉に、風見と洵が目を見開いた。
 「そんな、隊長!?」
 「なんだよ、当然だろ? 何しろ爆弾を仕掛けたのは俺なんだからな」
 「またそうやって、格好つけて……!」
 ~
 「他人を救うために、自分の命を捨てるのは、馬鹿者のすることでしょう!?」
 「その通りだ。俺はテロなんかしでかした大馬鹿野郎だ」
 「だから自分のした事の結末は、自分でつけたいんだよ」

 調子が戻ってきた隊長さん。
 ドヤ顔で言っていますが、筋は通っており、正論であります。

・Uさん「ま……待て! 残るなら、僕が残る!」
 Mさん「そんな、やめて……ホントそういうのやめて、悠里!」
 Sさん「……私は、死にたくない」
 Eさん「子供を犠牲に生き延びる大人なんて、そんなのは大人じゃないと思うだけよ」
 誰が残るかで白熱する口論。あ、自己犠牲厨の悠里さんは黙ってて下さい。
 これがコントなら「じゃ、じゃあ俺も!」「どうぞどうぞ」の流れなのですが…(ねぇよ)。
 
・結果として、提示された案は3つ。
 ①渡瀬、風見さん、洵のシリウスチームが残る。
 ②渡瀬、宇喜多、夏彦の元凶チームが残る(夏彦はややこじつけ)。
 ③夏彦、悠里、風見さんのセンシズシンパシーチームが残る(どうせラボに追われる身だから)。
 個人的には夏彦が残る②をオススメします!(黙れ)
 正解はCMの後!

 ~①渡瀬、風見さん、洵のシリウスチームが残った場合~
 ・【2030/09/16 17:55】
  「ガールフレンドが3人もいるなんて、ちょっと気が多過ぎる気もするけどね。あははははっ」
  洵さんの夏彦へのありがたいお言葉。大丈夫、夏彦さんには後で爆発してもらうことにしましょう。

 ・「あなた、最高のレスキュー隊員よ」
  最初はいがみ合っていた恵那と洵も和解。心温まるシーンです。

 ・「絶対だぞ!? 『全員を無事に脱出させる』、それがお前の任務なんだからな!」
  「……任せろ」
  いいか! 絶対だぞ! 絶対に脱出しろよ! 絶対! 絶対にだ!(フラグ)

 ・「彼らはきっと、生きている」
  「ぼくたち9人の物語は、まだ終わっていないはずだ……!」

  夏彦たちは無事に脱出したものの、渡瀬たち三人は行方不明に。
  あれだけフラグを立てたのだから、彼らはきっと、生きている。
  そう、ぼくたちの戰いはこれからだ!(夏彦先生の次回作をご期待下さい!)
  クリア後コメント:このエピローグの背景が鹿鳴湖なので、本当に生きている可能性も。

 ~②渡瀬、宇喜多、夏彦の元凶チームが残った場合~
 ・【2030/09/16 17:55】
  《ひこりん! やだやだやだやだやめて!》
  (;゚∀゚)=3ハァハァ
  ……失礼、取り乱しました。
  渡瀬に指示して、サリュとましろを、そして自分で悠里を気絶させた夏彦。
  ここからは男どもの時間なので、女どもはさっさと帰れということです。

 ・「……これで少なくとも、女の子たちは助かったな」
  「あぁ、最低限の義務は果たした」
  「そう考えると、肩の荷が少し下りたな」
  女の子3人を風見さん、洵、恵那先生に任せて脱出させ、肩の荷を下ろす夏彦たち。
  (……え? 風見さんたちも「女の子たち」に含まれるのではって? 面白い冗談ですね!)
  同時に、緊張が切れ、10分後の死を目前にして恐怖に震え出す夏彦。仕方あるまいね。

 ・「――さて、生き残る術を探すか」
  「うむ」
  「……え?」
  なん…だと…?

 ・「何もせず、手をこまねいているのは嫌いでね」
  「それに……その方が、お前が生き残る確率が上がるだろ?」

  ~
  「俺たちがシェルターに、行くわけにはいかないんだよ」
  生き残る術とは、渡瀬と宇喜多さんが身を犠牲にして夏彦だけを助けるというものでした。
  なにこれ格好良い。渡瀬だけでなく、宇喜多さんにすら後光が見えるレベル。

 ・「言っとくけど、ぼくは感謝なんかしないからな!」
  「あんたらはせいぜい、自分がしでかした事の責任をとればいいんだ!」

  「はっ……最後まで憎まれ口か」
  「まぁいいじゃないか。彼にはいくらでも、僕らを罵る権利がある」
  今回ばかりは憎まれ口ではなく、ただのツンデレです。本当にありがとうございました。
  渡瀬も宇喜多さんも、言った本人もわかっているようです。はいはいツンデレツンデレ。

 ・「……じゃあな、コミュニケーター」
  その言葉に夏彦は俯き――
  「……じゃあな、テロリスト」
  そう答えて、制御室を飛び出した。

  (……何もかももう遅いし、別に嬉しくもないけど……)
  (それでも、あいつは最後まで……)
  (ぼくの相棒だったんだ)


  やべぇよやべぇよ…。自分も昔から、こういうノリが大好きなんだよ。
  これでもしも夏彦がシェルターに向かう途中ではなく、渡瀬たちの前で泣いてしまって、
  渡瀬に「何泣いてんだよ馬鹿」的なやり取りがあったら自分の涙腺が死んでいたところだ!
  まあ、ここまでやって夏彦が死んだらアレなので、助かったのでしょう。
  クリア後コメント:実はこのエンディングが一番好きです。

 ~③夏彦、悠里、風見さんのセンシズシンパシーチームが残った場合~
 ・【2030/09/16 17:55】
  「副隊長……夏彦くんたちをお願いします」
  「俺のせいで君に、こんな役目を背負わせてしまった……」
  自分たち以外の全員の記憶を操作し、自分たちが残ることを納得させた夏彦たち。
  しかし、風見さんは、渡瀬と洵の自身に関する記憶も操作しておりました。
  この人、完全に自分は死ぬ気や……!

 ・「ここを出たら、凪沙の分まで幸せに――」
  搬出用リフトにて、夏彦と悠里を庇って、死んでしまった風見さん。
  ……なるほど、先のバッドエンドで洵が庇い切れなかったのは、身体がいや何でもない。
  ここでのポイントは、水分の多い物体(人間など)は爆発の威力を軽減できるということです。
  閃いた! 堂島・桧山・黒田・比嘉の死体でバリケードを作るのはどうでしょう!(不敬な提案)

(誰も、切り捨てたくない……!)
 正解は①~③のどれかだと思った?
 残念! 「④だが断る」でした!

夏彦は、センシズシンパシーを使った。
 ――誰の記憶を読むべきかは、自然と頭に思い浮かんだ。
 記憶検索の条件も、それと共に思いつく。
 ……まるで、誰かがそう命じているように。

 最後かもしれないだろ。だから、全部センシズシンパシーしておきたいんだ。
 いやその理屈はおかしいと思わないでもないですが、どうせ死ぬなら全部試すべきなのも確か。
 クリア後コメント:夏彦の意思というより、意識ちゃんの意思と考えるべきでしょう。
           Infinityシリーズでお馴染みの第3の目のような何かです。

・【2027/09/01 14:34】
 「あの……隊長」
 「ん、なんだ橘」
 非礼を詫びに来たのかと思ったが、風見は意外な事を言い出した。
 「次の非番の日……っていつですか?」
 「は? 突然なんの話だ」
 「い、いいから答えてください」
 その表情には、どことなく鬼気迫るものがあった。
 渡瀬は怪訝に思いつつ、答える。

 「……出勤表に書いてあるじゃねぇか。木曜だよ」
 「それは偶然……!」
 「何が?」
 「実は私も木曜なんです。不思議ですね」
 「なんにも不思議じゃねぇよ。ローテーション通りだろ」
 「っていうか何が言いたいんだお前は?」
 「休日は何をして過ごされるのですか?」
 「え?」
 渡瀬の記憶。まるでなにそれこわいのガイドラインのように噛み合っていない会話。
 この後、風見さんはクラシックに興味が無いのに渡瀬に合わせてクラシック好きになろうとします。
 なんという恋愛奥手っぷり。だがそれがいい。

・【2027/10/06 23:59】
 夏彦さん、他人の情事を覗き見するのは最低だと思います!
 しかも、センシズシンパシーされた側も記憶遡行が起こるのに! これは酷い!

・【2030/09/12 14:55】
 (私は……私は嬉しすぎて……どうにかなってしまいそう……!)
 ~
 「好き、です」
 「………へ?」
 ~
 「た、隊長……!」
 「な、なに?」
 「私の、いまの発言、聞こえました?」
 「し、知らん! 俺は何も聞いてないぞ!」
 「聞いてましたね!?」
 「聞いてないって!」
 「ち、違うんです! ちょっと盛り上がってしまっただけなんです!」
 「って待ておい! お前はちょっと盛り上がると、訓練中に告白するのかよ!?」
 「あああやっぱり聞いてたんじゃないですか! 忘れてください!」
 「どうしたいんだよお前は!」
 風見さんの記憶。なにこの夫婦漫才。風見さん可愛い。末永く爆発しろ。
 恥ずかしくて思い出したくない記憶なのに強制的に回想させるとは夏彦もドSよの…。
 ちなみに、これも日付が2030年になっていますが、正しくは2027年ですね。
 また、シーンタイトル「花」も日付が途中からおかしくなってました。どうでもいいですが。

・【2027/09/05 12:23】
 「クラシック聴くような男に、ロクな奴はいないよ?」
 洵の記憶。それには激しく同意謝れ! 全国のクラシック好きの男に謝れ!

・【2030/08/01 07:48】
 「ちっ、こいつまで女だてらに……!」
 「え?」
 いきなりの舌打ちに、洵はきょとんとする。
 「あの、『こいつまで』とはどういう事でありますか?」
 「なんでもねぇよ、こっちの話だ」
 「では『女だてらに』とは!?」
 「……この命がけの仕事を、わざわざやろうとする酔狂な女が、これで2人になっちまったって事だよ」
 「なっ!?」
 ああ、嘘ではなく本当に配属時に思い出していたのか(疑ってたのかよ)。
 渡瀬も愚痴ってますが、同じチームに女性を二人も配属とかチャレンジャーですね。

・【2030/09/16 10:41】
 (……そう言えば、この人たちのレスキュー隊は、『シリウス』って言うんだっけ……)
 (なんだか、懐かしい名前ね……)

 それは恵那が昔、飼っていた犬の名前でもあったのだ。
 恵那の記憶……って、シリウスを拾った隣の市のおばさんってあんたの家だったのかよ!
 なんという裏設定。先生が夏彦たちとシリウスの話をするショートストーリーお願いします(依頼)。

・【2028/07/01 21:43】
 「ほう……つまり進化によってコミュニケーターが発生するのではなく、
  自ら起こしている遺伝子変異現象だという事ですね」

 宇喜多さんの記憶。美夜子さんともども、楽しそうで何よりです。

・【2030/09/16 15:11】
 ――だから脳科学実験室で、20本のADを発見した時――
 サリュはそのADをを回収し、女子トイレの用具入れに隠した。

 サリュの記憶。ああ、やはりサリュだったんですね。でしょうね。

・【2030/09/16 17:04】
 アリスの鳴き声が示した、その時の夏彦の感情とは――
 『恋愛感情・もしくはそれに順ずる好意的感情』だったのだ。

 夏彦の気の多さは健全な男子高校生としては正常だけれど異常。
 絶対に許さない。サリュが可愛いのは認めるがな。

・【2020/08/10 15:20】
 《死ぬのは、それからにしよう!》
 ましろの記憶。亘さん、幽霊として再登場。
 やはり心霊現象はBCと関係あったりなかったりするのか。

・【2030/09/11 20:07】
 「博士。私ね、夏彦の事――」
 「すごく好きなんだと思います」

 おっとぉ、ましろさんが外堀を埋め始めた!
 サリュの居候が決まった直後にコレ。こやつ、中々の策士やで……。
 まあ、自分でサリュに「こう見えて、けっこう嫉妬深いんだよ」と言っておりますしおすし。

・【2030/09/14 08:15】
 (普通こんな美少女が怯えてたら、即助けるもんでしょうが)
 ~
 (だいたい夏彦は、私を軽くナメてる気がする……!)
 (自分で言うのもなんだけど、私ってばかなりパーフェクトな女なのに)
 (可愛いし、明るいし、優しくて料理も上手いし)
 (能力レベルも5相当で、日本でもトップクラス)
 (なのに夏彦は……! 幼馴染だからって、自分の立場にあぐらをかいてるんだ!)

 自分で言うな。夏彦が贅沢なのは認める。

(……執事服姿の夏彦か……いいなそれ、萌えるな……)
 駄目だこいつ、早く何とかしないと……。

・【2030/09/16 17:42】
 《だったら正々堂々、戦おうよ。夏彦を取り合ってさ》
 夏彦がラボ内に公開ラブレターを流した直後、人知れず女の戦いが繰り広げられておりました。
 個人的には二人で百合百合して頂けた方が捗ります。百合(悠里)は白い(ましろ)だけに。デュフフ。
 ちなみに、身を引こうとするましろに、悠里が自分を犠牲にする生き方はやめようと諭しましたが、
 十数分後の誰が地下に残るか論争では、やはり自分がと悠里さんは立候補しておりました。
 まあ、悠里さんは優しすぎるので、一朝一夕で自己犠牲精神は変えられないもんね!(えこ贔屓)

・【2020/05/29 17:09】
 初めて琴乃家を訪れた時の天川博士は、鬼のようだった。
 悠里の記憶。味方につけると心強いが、敵に回すと恐ろしいとの定評がある美夜子さんです。

・【2020/08/01 12:30】
 「『ひこりん』と『ましろん』ってのはどうかな?」
 ここで「ひこりん」ではなく「ひこにゃん」と名付けていたらルートダブルは終わっていたところだ…!

・【2030/09/15 20:15】
 「そう。魂なんてものが実在するとしたら、それは脳内に満ちるBC粒子の事なんじゃないかって思うのよ」
 「太古から人類が存在を示唆し、探し続けて来たもの。
  その正体は、素粒子が伝播する情報エネルギーの集積だった」
 「――つまり魂は、概念なんかじゃない。『物理的に存在した』のよ」

 ドヤ顔で翌日の「意識を作る実験」の趣旨について語る美夜子さん。
 なんか寿命延長とは無縁な実験がするのは気のせいでしょうか。
 余談ですが、このシーンのタイトルは「レベル7」。
 コミュニケーターの第4の能力として「魂の創造」が存在するのかもしれません(厨二病)。

「……困った子ね。いいじゃないの、協力してよ。これは私の悲願なんだから」
 ~
 「だからたまにはいいじゃない。
  寿命延長の研究でもない、BCの解明でもない、自分がしたい実験をしても……」
 「宇宙の真理に触れる事ができるのかもしれないのよ。科学者の魂がやるべきって言ってるの」

 今回の実験が自分の趣味丸出しであることを認めちゃった美夜子さん。あんたが困った大人だよ!
 まさか渡瀬たちも、Zeroエリアに悠里がいなかった理由が美夜子さんのワガママだったとは思うまい。

「……昼間、夏彦に怒鳴られたの。ちょっと泣いちゃったわよ」
 「えっ!?」
 「ふっ、『家に帰ってこない親の言う事なんか聞けるか』ですって」
 「私はいつもあの子のために頑張ってるのに、ちっとも伝わらない……」

 「ひ、ひこりんひどい!」
 息子の友人である女の子に息子のことを愚痴る母親がそこにはいた。というか、やさぐれていた。
 確かに15日の昼間に怒鳴られてましたね! なんかテンションおかしいと思ったらそれが原因か!
 風見さんといい、恵那先生といい、ルートダブルの大人の女性陣は可愛いなあオイ!(興奮)

「あら、物理学に興味が出てきた?」
 「はい、わたし博士の娘ですから」
 「可愛いこと言うじゃない」
 博士の娘――つまり、ひこりんと結婚するのはわたし、という既成事実を作ろうとしている!?
 もしくは、ましろに夏彦を取られても、夏彦の姉というポジションは確保しておくという魂胆でしょうか。
 くっ、琴乃悠里……恐ろしい子……! はい、ただの美夜子さんへの親愛の情ですね。知ってます。

・【2030/09/16 18:04】
 「正論吐いてんじゃねぇ、馬鹿野郎!」
 「口で言うのは簡単だ! でもどうするってんだ、何か方法があるのか!?」

 「馬鹿はお前だ、渡瀬!」
 「ぼくが言ってるのは、『誰かを犠牲にする事を、簡単に認めるな』って事だ!」
 「『自分が犠牲になる』事も同じだ! 命を諦めちゃだめだ!」
 「亘さんも言ってただろう? 最後の最後まであがけって!」
 「諦めるのはその後でいい、違うか!?」

 記憶巡りの旅から戻ってきた夏彦の出した結論は「全員で生き残る」こと、
 爆発までの残り十数分の最後のギリギリまで全員の生還を諦めないことであり、
 それは、かつての亘の意思そのもの。夏彦のくせに洒落たことを言ってくれるじゃないの。
 この事態の元凶である渡瀬からは出せない結論だというのも重要なファクターなのかなあと。

・【2030/09/16 18:08】
 《パイプだよ》
 バイブ?(難聴)

「渡瀬! まさかお前までBCに目覚めたのか!?」
 「ち、違う! 俺じゃない!」
 突然、脳に届いた渡瀬のバイブもといパイプ発言に疑惑の目を向ける皆さん。
 そして濡れ衣を着せられて焦る渡瀬。いま屁こいたヤツお前だろーのノリです(違います)。

「ひょっとして……さっきの情報の中に、脱出方法が!?」
 「皆、考えろ! いま起きた事の意味を探るんだ!」
 「「「「はいっ!」」」」
 次々と届いた断片的な過去からのテレパシーの意味を探る一行。
 明らかに取捨選択されている内容だったので、こいつぁ噂の意識さんとやらの手助けでしょう。
 中澤工さんの作品に第3視点が介入してくるのはお約束です。見える、見えるぞ!

「あっ……!」
 不意に夏彦の口から、声が漏れた。
 同時に皆が、目を見開く。

 「「「「あ……あった!」」」」」
 全員が同時に、その答えにたどり着いたらしい。
 「……そうか……この方法が!」
 夏彦たちが見つけたのは、最後に残された、たった1つの道――。
 全員が生き残る可能性のある道だった。

 (これだ……! これだこれだこれだ、これしかない!!)

       り    上
    盛             が

 あ                   っ

さ         ぁ   っ         て
       ぁ         !
                       き
      ぁ      !  !
                      ま
      ぁ
                    し
         ぁ       た
             ぁ

「――皆、手順はこうだ!」
 「まずBrainCellにハッキングして、6人を外に逃がす!」
 「はい!」
 「そして地下に残った3人は、『あの場所』から脱出しましょう!」
 「了解!」
 「わかったわ!」
 「うむ!」
 すごい一体感を感じる。今までにない何か熱い一体感を。
 爆風……なんだろう吹いてきてる確実に、着実に、Zeroエリアから俺たちのほうに。
 中途半端はやめよう、とにかく最後までやってやろうじゃん。
 隔壁の向こうには沢山の仲間がいる。決して一人じゃない。ついでに敵もいる。
 信じよう。そしてともに戦おう。
 保安六課や邪魔は入るだろうけど、絶対に流されるなよ。取水パイプ的な意味で。

「あぁ! お前たち6人が逃げた後は、俺が夏彦と悠里を、責任を持って脱出させる!」
 地下に残る3人は、渡瀬・夏彦・悠里に決まりました。
 とうとう最終ミッション「外界への脱出(ラストエスケープ)」の開始です(厨二病)。

・【2030/09/16 18:12】
 「凪沙、ずっとここから出たかったでしょう……?」
 「一緒に出ようね……」

 最初に脱出するのは風見・洵・サリュ・ましろ・恵那・宇喜多の6人ですが、
 7人目の少女、凪沙を忘れてはいけません。しっかりと凪沙も連れ出します。
 なお、堂島・桧山・黒田・比嘉・江里口・柏木は現実的な問題からスルーされます。仕方ないね。

「お前ら、止まれ!!」
 「放射能汚染の可能性がある! 勝手な行動は――」

 「いつまでそんな嘘を重ねてるんだッ!!」
 宇喜多がぁ! 決めたぁぁーっ!!
 ちなみに、保安六課は美夜子さんの協力に応じたシリウス隊員たちが食い止めているので、
 別に宇喜多さんが襲いかかってきた保安六課を千切っては投げているわけではありません。無理です。
 ここで賞賛すべきは、美夜子さんの話を信じて、鹿鳴市の暗部に対立することを決断した、
 シリウスを束ねる大隊長、村上兵吾(47歳)その人でしょう。半泣きの美夜子さん可愛い。

(もちろん、排水パイプから脱出する事はできない……)
 (だけど、爆発から身を護るためには、このパイプがきっと役に立つ!)

 一方、爆風から身を護るため、排水パイプのもとに向かった夏彦たち。
 中身は熱水ですが、増幅器が停止し、渡瀬が穴を開けてから数時間が経過しているので、
 まあ生身でも耐えられる程度には水温が下がっているのでしょう。それでも熱そうですが。 

「待たせたな、2人とも!」
 「いちいち格好つけるな馬鹿!」
 空気ボンベなどを手に入れて合流してきたドヤ顔の渡瀬。
 いちいち憎まれ口を叩く夏彦もアレですが、爆発まで残り十数秒だから大目に見てあげてね。

・【2030/09/16 18:17】
 「……取水パイプに穴が開くと、ラボの地下部分が水没する……」
 その水を見ながら、渡瀬が呟く。
 「すると施設内にいる人間が、みんな溺れ死んじまう」
 「だからずっと、取水パイプにだけは、穴を開ける事ができなかった」
 「だが、他の6人が脱出した、今のこの状況なら――」

 「パイプに穴を開けても大丈夫、ですよね?」
 「何わかりきったこと言ってんだよ」
 見事に爆風を凌いだ3人。説明台詞、乙!

(……でも、思い返せばいつでも……)
 (それはすぐそばに、いた気がする)

 ラボから離れる毎に、己の身と共にいた何かが薄れていくのを感じる夏彦と渡瀬。
 ありがとう意識さん。サードマンさん。セルフとブリックヴィンケルはこっちくんな。

(……くそ、こいつはいつもいいタイミングで……!)
 (俺にハッパをかけやがる……!)

 酸素ボンベ内の酸素が足りなくなり、意識が朦朧としていた渡瀬に、
 その背後からテレパシーで大丈夫か頑張れよいさ頑張れほいさとエールを送る夏彦。
 やはりカップリングは夏彦×渡瀬だというのか……┌(┌ ^o^)┐

「ぼくたちは、生き残ったんだ!!」
 「俺たちは、生き残ったんだ!」
 鹿鳴湖のほとりまで辿り着き、無事に脱出を果たした夏彦たち。
 勝ったッ! ルートダブル完!!

・【2030/09/16 18:41】
 「……ありがとう、渡瀬」
 夏彦は渡瀬に、そう言った。
 「何度ももうダメかと思ったけど……お前のおかげで、助かったよ!」
 「っ……」
 渡瀬が照れたように、目を逸らす。
 「……言っただろ、礼を言われる資格はないって」

 ┌(┌ ^o^)┐

「だからいいって、俺は約束を護っただけなんだから!」
 「ははっ、照れてんのかお前?」
 「そんなんじゃねぇよ、ガキ」
 渡瀬は目を逸らし、それからぽつりと呟いた。
 「……脱出できたのは、全員の力だ」
 ダブルツンデレ主人公ェ……。 

「ぼくがした事は、無差別テレパシーを使って、皆に『事実』を教えただけだ」
 「それで皆は、他の皆の気持ちを知って、お互いのために動こうとしてくれたけど……」
 「でもそれは、BCを使わなくたってできる事だろ」

 「……そう思うか?」
 「そうだよ。時間がなかったから、あんな方法を取ったけど――」
 「本当は時間をかけて話し合って、何度も会って、
  そうやって触れ合っていくうちに……いつかわかりあえるはずなんだよ」
 「BCを使わなくても、きっとな」

 つい数時間前まで「『話せばわかる』なんて、そんなの甘い幻想だよ」とか言ってた夏彦さんですが、
 時間さえあれば、BCを使わなくても人と人は理解し合えるのだと、綺麗なまとめに入りました。
 夏彦だって成長してるんですよ。これは重要なファクターだ。

「最初はなんで嫌われてんのかわかんなくて、悩んでたもんなぁ」
 「そりゃ自業自得だろ?」
 「そうですよ、最初は怖かったんですよ?」
 「わ……悪い」
 「いいえー、もう許しました」
 「ちょっと首絞められたくらい、みんなが受けた傷に比べれば、どうってことないですもん」

 「あれ、悠里、なんか強くなったなぁ」
 「そうかな? でもひこりんほどじゃないよ」
 なんか3人だけで過去話に花を咲かせ始めた…!
 まあ、悠里の言う通り、この24時間で夏彦はかなり趣旨替えしましたね。
 そして、そんな和やかな空気の中、渡瀬さんがポツリと言い出しました。

「……なぁ、夏彦、悠里」
 「覚えてるか? 俺が悪意を消去された直後の事」

 「え……?」
 「あの時に交わした、約束の事だよ」
 ♪BGM:コネクト

「……俺は約束を護った」
 「だから、今度は……」
 渡瀬はそう言って――
 「お前らが、約束を護る番だ」

 ――懐から、銃を取り出した。
 (  ゚д゚)

 ( ゚д゚ )
 もうちょっとだけ続くんじゃ。

・【2030/09/16 18:46】
 「この9時間の間に、俺は皆の過去に触れてきた」
 「そして少しずつ、皆の事を理解していった」
 「だけど……全員の気持ちに立とうとすればするほど、湧き上がってきた考えがあるんだ」
 「考えって……」
 「この市がどうしようもなく狂っているっていう事だよ」

 実際、ゲス連中しかいませんからね。

「……お前がそう言うのは、わかっていたよ」
 「でもな、夏彦。今回ばかりは引けない」
 「誰かがやらなきゃダメなんだ。行動しなきゃ、何も変えられないんだよ」
 「だから夏彦、最後の選択だ……」
 「選べ。お前と俺の、どちらの主張を取るのか」
 「お前と俺の、どちらが正しいのか……!」

 夏彦、最後の選択!(映画タイトル風)
 真っ向勝負では絶対に夏彦に勝てないにも関わらず、不意打ちをしなかった渡瀬の態度から、
 渡瀬が本当に、「夏彦に選ばせたい」と思ってることを察した夏彦が下した決断は――。

 ~√DグッドエンドBefore~
 ・【2030/09/16 18:46】
  「夏彦。今のお前に必要なのは、彼女を呼びとめる言葉なんかじゃない」
  「今のお前に必要なのは、行動だ」
  「悠里と一緒にいたいなら、お前にはしなきゃいけないことがあるだろう?」

  渡瀬の声は厳しかった。
  だが、その眼に宿る光は、奇妙なほど優しくて――

  「……!」
  そして夏彦は、彼が望んでいる事に気付いた。
  (やるしかないのか……!)
  「そう、やるしかないんだよ」
  自分は信念を曲げる気はない。堂島や桧山を無駄死させることはできない。
  だから、悠里と一緒にいるのを望むなら、やることはひとつだと、そう夏彦に諭す渡瀬。
  おいおい、隊長さん、不器用にも程があんぞ……(震え声)。

 ・《……それでいいんだよ、夏彦》
  《お前たち子供が犠牲を払うなんて、そんなのは間違ってる》
  《それにお前は俺の気持ちを分かった上で、行動したんだろう?》
  《だったら、俺は……この選択を受け入れる》

  《なあ、亘……俺は間違っていたのかな?》


  消えていく意識の中、亘に問いかける渡瀬。
  彼女なら、考え過ぎなんだよ、渡瀬は、とか言いつつ笑ってくれることでしょう。

 ・【2030/09/21 06:39】
  「違うわ。私はあなたを、保護しに来たのよ」
  数日後、記憶を失った渡瀬の元に現れる恵那先生。
  そう、渡瀬の戰いはこれからだ!(渡瀬先生の次回作をご期待下さい!)

 ~√DグッドエンドAfter~
 ・【2030/09/16 18:46】
  「『ぼくが君の代わりに、渡瀬と一緒に行く』」
  「なぁ渡瀬、それでいいだろう?」

  夏彦が問うと、渡瀬はその言葉を待ちかねていたように――
  「……それに勝る答えはない」
  そう答えた。
  「……夏彦、苦労をかけるな」
  「……うるさい。お前のためじゃない」
  もう渡瀬の記憶を消すことは自分にはできない。
  そして悠里を差し出すことも自分にはできない。
  故に、悠里の代わりに、自分が渡瀬と一緒に行くことを選択した夏彦。
  まるで9年前に悠里が夏彦に対して、そうしたように。

 ・《必ずひこりんに、会いに行くから……!》
  夏彦に記憶を改竄される中、絶対に会いに行くと伝える悠里。
  このままだと夏彦と渡瀬が駆け落ち同然だからね┌(┌ ^o^)┐

 ・【2030/09/22 06:39】
  「わたしは逃げない。絶対に」
  数日後、記憶を改竄された悠里に真実を伝えようとするましろとサリュ。
  そう、悠里の戰いはこれからだ!(悠里先生の次回作をご期待下さい!)

「……渡瀬。ぼくは選びたくないよ」
 「銃を突きつけられても、今回ばかりは従えない」

 ~
 「言っただろう。誰かが犠牲になる事自体……ぼくらはもう認めないって」
 ~
 「夏彦……がっかりさせないでくれよ」
 「大切なものを護るために、心を鬼にできなくてどうする」
 「俺はずっとそうして来た……それはこれからも変わらない」

 夏彦の選択。それは先ほどと同様に、誰かが犠牲になることを認めないというもの。
 しかし、今回ばかりは退くことはできない、選択しないなら無理やりに連れて行くと渡瀬。
 
(あっ……!)
 そしてついに気づいた。
 今まで見聞きした記憶の断片――
 そこに渡瀬の心を貫く『真実』がある事に!

 (でも、それを口で言って伝わるか!?)
 いや、それだけじゃきっとダメだ!
 そう、口で言って伝わる事ではない。
 事実だけでは足りない。想いだけでも足りない。
 その両方を共にぶつける事――

 (……ぼくには、それができる……!)
 渡瀬を説得できる黄金の真実の存在に気づいた夏彦。
 しかし、テレパシーを使った『事実』だけでも、皆が抱いていた『想い』だけでも、
 今の渡瀬を説得できはしないと夏彦は判断し、その両方をぶつけることに決めました。
 そう、某ピンクの歌姫も言っておりました。「想いだけでも、力だけでも、駄目なのです」と。
 先ほど、夏彦さんはBCを使わなくても人と人は分かり合えると言っておられましたが、
 さすがに悠長に話し合える状況ではないので、ここでは力を振るいます。ラクス・クライン論です。

「渡瀬……お前は間違ってる」
 「……なに?」
 「選ぶのは、ぼくじゃない。選ぶのはお前だ」
 「お前自身が真実を知った上で、選ぶんだ。自分がこれからどう生きるのか」

 「なんだ……何を言っている?」
 狙うのは、全員で脱出する術を探っていたときに生じたあの現象。
 真実を知った上で、お前が選べと、夏彦は渡瀬にそう伝えて能力を発動させます。

その時――
 不意に、時計の秒針の音が聞こえてきた。

 「!?」
 渡瀬ははっとして、左腕を見た。
 いつの間にかそこにあったはずのデジタル時計が消え、『アナログ時計』に変わっている。
 そして時計が指し示している日付と時刻は――

 『9 月 1 6 日』
 『2 3 時 4 5 分』

 「な……! どうして……!?」
 「……全ての始まりは、2014年」
 「それから16年の間に、真実は覆い隠された」
 「だけど9人の記憶をつなぎ合わせれば、おのずとそれは見えてくる……!」


 「見ろ、渡瀬! これが『真実』だ!!」

 曽根崎「――Qはかつて、テロ組織ではなかった」
 黒田「その市民団体の迫害がきっかけで、AのN化は一気に進行」
 黒田「そしてあの事件が起きた」

 ましろ「団体の名は、『反BC連盟』」
 曽根崎「我々は市民団体、『反BC連盟』です!」
 渡瀬「……なんなんだありゃ?」
 亘「あぁ……近頃街を騒がせてる、BC排斥派の市民団体だね」
 ましろ「――反BC連盟のメンバーは、同時多発火災の犯人として逮捕された」
 曽根崎「だが数年後、散り散りになったメンバーを集め、現在の組織を再結成したのだ」
 比嘉「そして9年前にこの鹿鳴市で、1度だけ小規模な破壊活動を行った」
 美夜子「コミュニケーターの住居が、直接破壊活動の標的となったの」
 洵の父「だが鹿鳴市に奴らが入り込んだなどという事を、認めるわけにはいかんのだ」
 洵の父「政令指定機密都市の存在意義そのものを、揺るがせる事になる」

 黒田「だから市の連中は、その事件自体を揉み消し、ただの事故として処理したんだ」
 美夜子「その時、標的となった建物は……」
 凪沙「コミュニケーターが集められた、特別な団地……」
 風見「――鹿鳴市営団地――」


 「……これが……」
 「お前の見せたかったものか、夏彦?」

 「……あぁ」
 「つまり鹿鳴市同時多発火災も、鹿鳴市営団地ガス爆発事故も――」
 「どちらもQが、原因だったってのか……!」

 
 夏彦が見出した真実とは、Q(反BC連盟)のテロによって、鹿鳴市営団地が爆破されたこと。

 鹿鳴市同時多発火災は逃亡中のアリスが乱発したNBCの影響を受けた者たちによる犯行なので、
 Qが鹿鳴市同時多発火災の原因で、亘を死に追いやったというのは言い過ぎな気もしますが、
 Qによる迫害でアリスのN化が一気に進行したそうなので、原因の一端を担っていたのは『事実』。
 
 そして、何よりも、「渡瀬の心を動かしうる唯一のメッセージ」こと、
 鹿鳴市営団地ガス爆発事故における真相は、渡瀬が知り得なかった『事実』であり――。
 
――この16年の間に、無数の悪意がこの街に存在した。
 それと同じ数だけの正義が、この街にあった。
 Qもその中の1つに過ぎない。しかし――

 (……風見や守部や先生の人生を、ブッ壊した組織だったんじゃないか……!)
 渡瀬はついに、その事を悟った。
 (……テロという手段が生み出すのは、結局は悲劇に過ぎないのか……!?)
 (犠牲を払わなければ、何も変えられないと思っていた……)
 (だが、それじゃ……鹿鳴市の連中と同じだ……)
 (社会の治安のため、技術の進歩のため、金のため保身のため、他人を平気で犠牲にする連中と……!)

 鹿鳴市同時多発火災の『事実』と、風見さんと洵の『想い』。
 鹿鳴市営団地ガス爆発事故の『事実』と、恵那先生の『想い』。
 夏彦が渡瀬にぶつけたのは『事実』と『想い』の混合弾である『真実』であり、
 風見さんや洵、恵那先生の『想い』を理解していた渡瀬に対するこうかはばつぐんだ!
 ……という解釈でよろしいでしょうか。
 
渡瀬は顔を上げ、夏彦たちを見た。
 「……渡瀬、ぼくはお前が嫌いだ」
 「どうしてもお前とは、分かり合える気がしない」
 「でも、決して分かり合えない相手とでも――」

 「歩み寄る事なら、きっとできるはずです」
 その言葉を聞いた時、渡瀬の信念は――
 ついに、崩れ去った。

 「…………あぁ」
 難攻不落の要塞ワタセ、とうとう陥落!
 まーた夏彦さんの悪癖スキル「憎まれ口」が発動しておりますが、
 先に自分で言っていた通り、内心では時間をかければ人と人はわかりあえると信じているので、
 例によってはいはいツンデレツンデレと微笑ましい気持ちで見守ってあげて下さい。

(……それでも俺たちは……理解し合う努力を……)
 (共に歩こうという想いを捨てずに……!)

 渡瀬たちは登り始める。長い、長い坂道を――。
 こうしてシリウスの長い1日(命名:消防司令長・村上兵吾、47歳)は幕を下ろしたのでした。

⑧√Double Chapter7

We will ask it with you.
 Where did the person whom you loved go.
 Where did the person whom you loved proceed.
 (The Old Testament / Song of Solomon 6:1)

 私たちはあなたとともに尋ねよう。
 あなたの愛する者はどこへ行ったか。
 あなたの愛する者はどこへ赴いたか。
 (旧約聖書 雅歌 6章1節)(厨二病)
 というわけで、エピローグです。

・【2030/09/19 12:43】
 「――始めましょう、この街の大掃除を」
 THE 仇討ち(SIMPLE2030シリーズ)
 ~凪沙と今までに殺され、踏みにじられてきた、あらゆる人々の仇を取るために~

・【2030/09/28 13:30】
 「あなたともう1度、一緒に何かしてみたくなったのよ」
 ん? ナニがしたくなったって?(難聴)
 恵那先生エピローグ。テロ事件の後、勾留されていた渡瀬の元を訪れた恵那先生は、
 「自分の奴隷になれば減刑してやろう(一部意訳が含まれます)」と渡瀬に取引を持ちかけました。

「……吊り橋効果が、まだ続いてるのかしら」
 \目指せ、略奪愛!(ただし渡瀬は死ぬ)(風見さんにセンシズシンパシーされて)/

「もう1度戦いを始めよう。今度は君と俺でな」
 「前職:テロリスト」という職歴がついた今、刑期を終えた後は無職まっしぐら確定だったので、
 一も二も無く恵那先生の司法取引を受け入れる渡瀬。職に就けるよ! やったね渡瀬さん!

・【2031/08/07 08:00】
 「ふぅうう~……やっぱシャバの空気は美味いぜ」
 風見さんエピローグ。一年の服役を終えた渡瀬。お前それが言いたかっただけちゃうんかと。

「2年前いきなり別れ話されて、1年待ってようやくあなたの真意がわかって……」
 「もう1度やりなおせると思ったら、また離れ離れって……」
 「勝手するのもいい加減にしなさい!」

 刑務所を出た渡瀬を待ち構えていたのは恵那先生――ではなく、風見さんでした。
 一年の鬱憤が溜まっていたのか、開口一番にブチ切れる風見さん。
 やーいやーい怒られてやんの。怒ってる風見さんも可愛い。

「だいたいあなたね、ちゃんと約束覚えてるの!?」
 「エンジンルームで私にキスした時、言ったでしょう!」
 「『ここを出たら、また一緒に公園を歩こう』って!」

 と、その約束の後に都合三度ほど渡瀬をSATSUGAIしようとした風見さんが仰っております。
 ここで渡瀬が「記憶喪失中の出来事だからノーカン!」とでも言おうものなら死にます。渡瀬が。

「……ただ、また恋人に戻ろうとは言えないな」
 「えっ……!」
 「恋人じゃ嫌なんだよ」
 渡瀬はそう言って、風見に歩み寄り――
 彼女を抱き締めた。

 「結婚しよう、風見」
 えんだあああああああああああああああいやああああああああああああああ。キザすぎワロタ。

・【2031/09/16 11:50】
 「なにしろシリウスも2人殉職して、2人辞めちゃったから、人材不足でねぇ」
 洵エピローグ。冷静に考えたら、Aチームでシリウスに残ったのは洵のみという悲劇。
 あの事件で最も割を食ったのは村上司令長という説が濃厚です。DO・GE・ZA☆
 部下3人がテロを起こして死者7名とか責任問題ってレベルじゃねーぞ!

「それだと、お姉ちゃんとかぶっちゃうじゃん? お姉ちゃんも今じゃ『笠鷺風見』なんだから」
 「じゃあどうするってんだよ」
 「そうだなぁ。うん、やっぱここは――」
 「『お兄ちゃん』だね!」

 「お、お兄ちゃん!?」
 なん……だと……?
 やはり刑期1年はヌルすぎたんじゃないでしょうか(理不尽な怒り)。

「2人がシリウスを辞めても、離れて暮らす事になっても――」
 「あたしたちは、仲間だよ」

 ~
 「……家族だな」
 「そう、そういう事!」
 ズッ家族だょ!

・【2031/04/01 18:30】
 「実は私ね、恵那先生に誘われてるんだ」
 「高校卒業したら、超科局に入らないかって」

 ましろエピローグ。所変わって追手から逃げるために北の僻地からお送りします。
 コミュニケーターとしても優秀なましろさんは恵那先生にスカウトされたようです。
 コネ入社とか今の世の大学生が聞いたら発狂モノですネ!

「社会を裏から護るため、全国飛び回る美少女管理官ってかっこいいじゃん?」
 せやな(迫真)。

「ずっと昔にお前と話した、『正義の旅』の続きができるじゃないか?」
 で、でたーwww子供の頃に交わした約束忘れないよ目を閉じ確かめ奴www
 コミュニケーターのリア充っぷりは異常。やはりコミュニケーターは排斥されるべき…!(理不尽な怒り)
 まあ、幼馴染の特権として、ましろんと悠里とだけは、ある程度のイチャラブを許そう(寛大な心)。

・【2031/07/20 20:05】
 「それは即ち、三角関係。恋愛的な意味での」
 サリュエピローグ。
 夏彦とサリュが2人で夏の星空を……この時点で嫌な予感しかしない件について。

「私も、夏彦が好き」
 「ッ!!??」
 「ぎゅえー!」
 天川夏彦…お前の存在だけは…許さない…!(cv関俊彦)

「ひよこの『刷り込み効果』みたいなものかも」
 なーんだ!(汝の隣人を愛せよ)

「嘘、嘘。今のは冗談」
 ぎゅえー!(神は死んだ)

「……ましろも悠里も、いつも夏彦にははっきり言わない。だから私が言ってあげる」
 「夏彦は、素敵な人」
 「かっこよくて優しいから、私はあなたが好きになった」
 「……理由は以上。反論は許さない」

 ……へぇ。赤き真実での反論を無効? そんな趣向もあるのね(震え声)。

「それより夏彦は、結局誰を選ぶの?」
 ~
 「ぎゅうぅぅっ……!」
 アリスが奇妙な鳴き声を上げる。
 その声が表す感情は――『戦慄』。

 これは修羅場(シンラバ)モード!
 知っているのか雷電!

「み、みんなの事が大好きです……ってのは、ダメ?」
 「……優柔不断は身を滅ぼす」
 脳天を襲った衝撃が、夏彦の全てを激震させた。
 √Dバッドエンド7【気多き者の末路】
  夏彦が誠死ね状態に陥った場合の結末。
  サリュに手を出さなければ、この結末は避けられたかもしれない。

・【2031/09/15 19:16】
 「ひこりん、ましろん、サリュちゃん、博士。わたしからのプレゼントです」
 悠里エピローグ。
 唯一、特に夏彦とイチャラブしなかった! やはり悠里は天使だったのだ!

・【2031/09/16 09:16】
 「被害者が『仕方ない』なんて思っちゃ駄目だ……絶対に駄目だ」
 「許しちゃいけない奴ってのはいるんだ。あらゆる問題には、必ず元凶がいるはずなんだよ」
 「関わった人間が多いなら、全員が責任を負えばいい」

 Grand Epilogue。凪沙の一周忌に墓前へと集まった渡瀬・風見さん・洵・恵那先生・宇喜多さん。
 凪沙の死が仕方なかったのかと言う風見さんを窘める無駄に偉そうな渡瀬さん格好良い!惚れる!

「……だがな、俺は罪を償ったぜ」
 随分とドヤ顔の渡瀬さんですが、これからも罪を背負って生きていく覚悟は完了しているようです。
 起きてしまった悲劇を覆すことはできずとも、人々は二度と過ちを犯さないために学習することができる。
 全員が世の中を良い方向に変えるために動けば、この腐った世界も少しはマシになるかも知れない。
 それこそが、『Before Clime * After Days』。
 悪意だけでなく、きっと善意も広まっていくはずだと、そう信じて。
 はい、渡瀬さんたちが綺麗に〆てくれました。 

・【2031/09/16 09:16】
 グランドエピローグ。凪沙の一周忌に鹿鳴公園へと向かう夏彦・ましろ・サリュ・悠里・美夜子さん。
 この一年間で、夏彦と美夜子さんは互いの溝を完全に埋めることができたようです。よきことかな。

「あぁ、もちろんそう思うよ」
 「ほんと?」
 「やれやれ、夏彦は悠里の意見ならなんでも全肯定なんだねぇ」
 「やれやれ」
 「やれやれだわ」
 「いやいやいや、ぼくもずっとそう考えていたんだよ」
 「あの時、確かに何かがぼくらを手助けしてくれたって」

 やれやれだぜ。
 美夜子さん曰く、ラボ脱出の直前、ラボの中には何らかの『意識』が生まれていたのかもしれず、
 悠里曰く、その意識ちゃん(勝手に少女化)が夏彦たちを自分の意志で助けてくれたのだと。
 夏彦ではありませんが、自分も悠里の意見ならなんでも全肯定したいと思います。


あのとき生まれた魂が、ぼくらに伝えたのは――

 人と人を繋げたいと思う『意思』。

 心を分かち合い、共に歩こうとする想いだ。

 ――それは通信が途絶えても、きっと消えはしないはずだ。

 触れ合った者たちの心に、これからも。

 想いは決して、失われる事なく――

 いつまでもそこに、残り続ける。


 その『意思』――心を分かち合い、共に歩こうとする想いこそがBCの本来の意味なのかもしれない――は、
 あの爆発の後、ラボから解き放たれ、今もどこかを漂っているのかもしれないと、
 奇しくも同時刻の渡瀬と同様に、夏彦は空を見上げながら、そう呟くのでした。

・――ルートダブル・トゥルーエンド――



祝! 完結!

以上、本ブログ史上初の感想を書くことだけに累計30時間ほど要したXbox360『ルートダブル - Before Crime * After Days -』感想はこれにて完結です。長々と、本当に無駄に長々と書き連ねてきましたが、後悔なんてあるわけない。もうゴールしてもいいよね。あたしってほんとバーカ!(自暴自棄)(ナチュラルハイ)

――最後に、完結ついでに簡潔に、いつもの個人的評価をば。

【シナリオ】 A+
シナリオ君はもういいでしょう。これまでの記事を参照と言わずにはいられないな。
後述する視覚的な演出力があれば、S評価に届きうる内容でした。ボカァ満足です。

【キャラクター】 A+
年下好きの自分が風見さんや恵那先生に心奪われるとは、月島総記さんは化物か…!(戦慄)
言うまでもなく、既定路線としてサリュにも欲情したことを、ここに述べておきます。え、知ってたって?
そして、男キャラでは何よりも隊長さん。なんだアンタ格好良すぎるだろう濡れるわ抱いて。
記憶を取り戻してからも、たまに隊長さんの片鱗がちらほら垣間見えてニヤニヤが止まりません。
あと夏彦さんはですね、もっとツンデレのデレの部分を表に出したら興奮できたと思いますハイ。
あ、他の4人も好きです。悠里の見た目ロリ巨乳という要素は大いにアリだ(真剣)。

【システム】 A
何もかもが水準以上。――が、強いていうなら演出!視覚的かつ厨二的な演出力が足りない!
これは言葉では伝わらないというか、実際に例を見てもらった方が絶対に分かり易いので、
ごく最近の作品ならば『魔法使いの夜』や『ROBOTICS;NOTES』などを参考にして頂ければと。
こればかりは純粋に資金力と技術力の問題なので、ただの自分のワガママです。デュフフ。

【総評】 A+
中澤工さんと月島総記さんの魂が込められた意欲作。緻密に練られた設定とシナリオ、随所に張り巡らされた膨大な数の伏線、そして、その完璧な回収は見事の一言。時よ止まれお前は美しい。オゥ、ルートダブル、セ・シ・ボン! セ・シ・ボン!(とっても素敵だ!)

しかし、その一方で、完璧な伏線回収という行為の代償として、物語の流れ――特に終盤の盛り上げて然るべき流れがブツ切りにされてしまった感が否めないのはマイナス点。そうだね、最後のボスラッシュの如き連続RAMのことだね。ラボ爆発まで残り十数分、脱出には3人の犠牲が必要であるにも関わらず、夏彦は誰も犠牲にしないという道を選んだ、という緊迫した状況での小一時間の回想シーンは高まったテンションが下がってしまい、その点は惜しかった!

ともあれ、幾つかのマイナスを補って余りあるプラスで満たされていた本作。グランドエピローグを読み終えた瞬間、「ああ―――安心した」とキリツグ状態になり、僕は息を引き取ったのは周知の事実(だから死ぬなよ)。本編プレイの50時間と感想執筆の30時間、実に80時間も心底から楽しませて頂いたXbox360『ルートダブル - Before Crime * After Days -』、自分の中での良作コレクション殿堂入り決定です。小説版も心待ちにしております。するぜー、布教するぜー。

また、このような作品に微力ながらも協力できたことは正に恐悦至極。ささやかながらも自慢の種です。中澤工さんと月島総記さんを筆頭とした製作者の方々に感謝を。ありがとう、そして、ありがとう!

【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その5(√Double編②)


                   「心とは、『情報』の集積だ」
       「脳の有無など、心があるか否かを決定付ける指標にはならない」
    「たとえ僕が、素粒子が伝播する情報エネルギーの寄せ集めに過ぎなくても」
     「仮に僕が、1枚の記録媒体に刻まれたデジタルデータだったとしても――」
                     「僕には、心がある」


・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その1(√Before編)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-204.html
・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その2(√After編)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-205.html
・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その3(√Current編)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-206.html
・【感想】 ルートダブル - Before Crime * After Days - その4(√Double編①)
http://mitosy.blog94.fc2.com/blog-entry-207.html

一体いつから4回で終わると錯覚していた? というわけで、Xbox360『ルートダブル - Before Crime * After Days -』感想連載、第5回は√Double編②です。このルートは√Aと√Bと√Cを足したような超ボリュームなので、一度では書き終えられないであろうことを、この私はあらかじめ予測していました(震え声)。すべての感想が書き終わるまで――ぼくは何度でも、プレイ時間を巻き戻す!!

前回のあらすじ:渡瀬に巣食っていた悪意を取り除き、全員を無事に脱出させることへの協力を取り付けた夏彦と悠里(ましろなら横で寝てるよ)。便利なパシリもとい強力な味方を得た夏彦は、渡瀬に「全員をここに連れて来いや」と命じたが――?




④√Double Chapter3

・【2030/09/16 16:19】
 (使命を果たすには……いずれあいつと、もう一度対決する事になるかもな)
 夏彦のことを内心で恐怖しつつも、まずは夏彦の言葉に応え、悠里との約束を護ることにした渡瀬。
 いや、まあ、誰でも他者の心に潜って記憶を改竄したり破壊したりできる人間は恐怖の対象ですよね。

(……でも、仕方ないよな、堂島)
 (俺たちはレスキュー隊員だ……人殺しの手練は身につけてないもんな)

 まずは安全のため、堂島と桧山の遺体から銃を回収し、破壊を行う渡瀬。
 数時間前の記憶喪失中の時とは異なり、今度は実感として二人の死を悲しんでおります。
 堂島と桧山にも立ち絵があって、回想シーンでの出番も多ければプレイヤーも悲しめたかもしれません。

「やめろおっさん! 先生に――……っ!?」
 渡瀬はそこまで言って、言葉を呑んだ。
 予想外の光景に絶句したのだ。

 監視ルームから宇喜多さんと恵那先生の口論が聞こえて飛び込んだものの、言葉を失った渡瀬。
 そこにはボンテージ姿の先生に鞭で尻を叩かれ調教されているおっさんの姿が!(ありません)

「……あの女、ただの教師なんかじゃなかったんだ」
 「なに?」
 「あの女の弾倉を奪おうとしたら、逆に銃を奪われてね……」
 「脅されたのさ。『知っている事を全て話さないと、今すぐ射殺する』と」

 女性を襲って返り討ちにされた情けない男がここにはいた。というか、おっさんだった。
 しかし、恵那先生のような女性に銃を向けられるシチュは、我々の業界ではご褒美ですが……。

「あの女を追いかけて撃ち殺さなければ、僕らが破滅だ!」
 (――バカが、錯乱しやがって!)
 あ、錯乱中の宇喜多が、渡瀬の銃を奪おうと飛び出してきた!(ポケモン風)
 渡瀬、失礼にもおっさんをバカ呼ばわりです。まあ、この行動は紛れも無いバカなんですが。

「ふん……これでいいんだろ、夏彦?」
 宇喜多さん雑魚ェ……。

・【2030/09/16 16:23】
 「なんでって……気付いてないわけないよね? ましろんはひこりんの事、大好きなんだよ?」
 渡瀬が頑張っている一方その頃、少年少女は色恋沙汰で揉めていました。
 パシリさんは少しくらいキレてもいい。キレてもいいんだ……!

「なに言ってんだよ、バカ」
 夏彦はこらえきれず、悠里の言葉を遮った。
 「ば……バカ!?」
 悠里が目を丸くする。
 無理もない。夏彦が悠里を罵倒するなど、初めての事だったのだから。

 宇喜多さんがバカ呼ばわりされている頃、悠里もバカ呼ばわりされていたという、どうでもいい偶然。
 あと、絶対に夏彦よりも、9年間も実験と読書漬けだった悠里さんの方が頭いいからね。賭けてもいい。

「だってましろんは可愛くて明るくて、男の子にもモテモテで――」
 いや、まあ、ましろんが「僕の考えた理想の彼女」であることは認めるがな。

「……なぁ、悠里。『自分だけがガマンすればいい』って考えるの、もうやめにしないか?」
 悠里さんの自己犠牲(メガザル)と忍耐っぷりは異常の領域。
 トイレを許可せずに失禁プレイという最低な単語が脳裏によぎったのが自分です。

「被験体だから。ラボに目をつけられているからだよ」
 だから、もしもラボから逃げるなら、結局Qのような大きな組織に保護されるしか道はないと悠里。
 まあ、悠里が逃げた時点で、スペアである夏彦が狙われるわけですが、それには気付いていない様子。

「ほらよ、連れて来たぜ」
 渡瀬の脇には、ぐったりした宇喜多が抱えられていた。
 パシリ鳥ワタセの宅急便が荷物を持って帰って来ました。
 悠里との痴話喧嘩の途中でしたが、とりあえず中断して宇喜多さんの悪意除去を開始します。
 ここで過去を簡単に見るか、詳細に見るかを選ぶことになりますが、基本的に詳細モードでいきます。

・【2026/04/15 08:23】
 (ようやくだ……ようやく僕もこの人の下で、素粒子物理学の最先端で活躍することができるんだ)
 美夜子さんに会った4年前の宇喜多さん、年甲斐もなくハシャイジャッテ!

・【2026/10/08 23:14】
 「……ありがとうございます、天川博士。おかげで眼が覚めました」
 「それは良かったわ。私もあなたと話す事で、少し眠気が取れたような気がするわ」
 微妙に噛み合ってない会話!
 宇喜多さんは満足しておられるようなので何よりです。

・【2028/04/06 10:15】
 「おめでとう。今回の人事で、あなたの『ジュニアフェロー』昇格が決まったのよ」
 2年でヒラから『ジュニアフェロー』への昇格が決まった宇喜多さん。
 これが早いのか遅いのかは知りませんが、きっと給料高いんだろうなあ(羨望の眼差し)。

・【2028/04/20 13:27】
 「『好奇心は猫を殺す』。ジュニアフェローの人間は、この言葉を覚えておいた方がいいわ」
 Nエリアの深部について質問したら釘を刺されたでござるの巻。

・【2028/07/08 18:20】
 夏彦には『特別監視対象ナ2号』という、ものものしい識別名が振られていた。
 実は憧れの天川博士とお隣さん同士だった宇喜多さん。
 適任ということで、タイプSである夏彦の監視任務が与えられました。
 『特別監視対象ナ2号』は夏彦。これまでの情報で十分に推理可能です(某ゲス探偵顔)。

(……!? 『被験体として、Zeroエリアに収監』だと!?)
 ラボの暗部に気付いてしまった宇喜多さん。
 美夜子さんからの忠告は華麗にスルーです。

・【2028/07/16 20:38】
 (……恐らくSは火災に乗じて、被験体を外に連れ出そうとしたんだ)
 2021年のラボ火災は、Sは良心の呵責に耐え切れず、被験体を脱出させようとした…?
 クリア後コメント:ところがどっこい。Nちゃんによるセンシズシンパシー洗脳でした。

・【2028/07/19 19:17】
 「万人を幸せにする技術を開発するため、1人の人間の幸福を奪うというのは、許される事でしょうか?」
 美夜子さんを呼び出し、遠回しにラボの暗部について、どう考えているかを訊ねる宇喜多さん。
 というか、忠告までされたのに、そんな質問をしたらクビ、ないし左遷されるのでは……。

「……宇喜多さん。今日であなたの、ナ2号の監視任務を解きます」
 「それと明日からは、別の研究チームに異動してもらいます」

 だから言ったじゃないすかー!
 さようなら出世コース! そして、こんにちは窓際!

「科学者も被験体も、同じ人間なんだ!」
 「どんな大義名分があろうと、犠牲にしていいわけがない!」

 ミミズだって、オケラだって、アメンボだって、みんなみんな生きているんだ友だちなんだ。
 義憤に燃えていますが、何にせよ出世コースからは外れて給料も下がることでしょう。

・【2028/07/13 16:22】
 (どうする……? どうすれば人体実験を止められる?)
 美夜子さんとの夜の会話から数日後、人体実験を止めようと悩む宇喜多さん。
 下手に行動すれば、宇喜多さんも死んだ上級研究員Sと、同じ運命を辿るので真剣です。
 ……って、あれ。日付がタイムスリップしてますね。正しくは7月23日でしょう。

・【2028/07/23 20:31】
 「発言者Uさんだね?」
 その日の夜、ネットでの書き込みから身バレしたのか、謎の男から電話がかかってきました。
 これがラボ側の人間に突き止められていたら、宇喜多さんの冒険はここで終わっていたところだ。
 宇喜多さんは熱心に勧誘されたので、最初に渋った割には、結構あっさりとQに入りました。

・【2029/07/07 23:18】
 「……そうだな、超音波起爆装置を使おう」
 一年後、渡瀬を仲間にした宇喜多さん。
 消化器爆弾について上に相談したら、超音波起爆装置とやらの使用を提案されました。
 超音波で起爆させていたので、当日に不発だった消化器爆弾が何本かあったのでしょうか。

・【2030/09/06 19:33】
 「我々は明日から、計画の成功率を上げるため、鹿鳴市内の各所で陽動作戦を開始する」
 「君はそのうちの1つに巻き込まれた、善意の一般人を装うんだ」

 宇喜多さんはラボから睨まれているようです。
 まあ、そりゃあ、ネットであんな批判的な書き込みしてたら、警戒されるわなあ。
 美夜子さんへの危ない質問すら監視されていた可能性もあるかもしれません。

・【2030/09/10 17:16】
 (まさか僕が原因で、夏彦くんがBC能力を発現してしまうなんて――!)
 宇喜多さんの幸運ステータスは間違いなく低い!

・【2030/09/15 20:17】
 「俺だって子供を傷つけたくなんかない」
 夏彦たちが嗅ぎ回っているので、渡瀬に何とかしてくれと頼む宇喜多さん。
 タイミングが良すぎるとは思っていましたが、宇喜多さんの差し金でしたか……。

・【2030/09/16 05:30】
 (どうやら、チェスで負け続けた甲斐はあったようだな……)
 今日に向けて、日頃から接待プレイを続けていたようです。
 なお、宇喜多さんが普通にチェスが弱い可能性も否めません。

・さて、(ちょっと長い)回想を見終えたので、渡瀬同様にミッション悪意除去の開始です。
 色仕掛けしてくる先生の捏造記憶は、ちょっと童貞過ぎやしませんかね宇喜多さん!

 ・【2030/09/16 16:31】
  「どうもこうもないだろう? ぼくとお前は、初めから敵同士だったはずじゃないか?」
  悪意除去が不完全だった場合、悪意に汚染されて夏彦さんが渡瀬さんの記憶をパリーン!
  悠里も夏彦に言い包められているし、なんかもう渡瀬さんが残念過ぎる…!(バッドエンド3)

「僕は、『BC粒子』さ」
 Nちゃんきた! 俺っ娘の次は、僕っ娘! ひゃっほう!
 ちなみに、簡略ルートの場合、ここで「僕は『Null値』だ(ガッ)」と言います。
 余談ですが、ここのシーンタイトルは「テラバイトディスク」。
 中澤工さんとInfinityシリーズのファンの方々はニヤリとするところです。
 また、どうでもいいですが、研究員の柏木鍄兼さんの元ネタも、過去作の桑古木涼権でしょうか。

「魂? はっ! 天川博士の息子とも思えない、オカルティックな意見だね」
 宇喜多さんの影響が強く出ており、皮肉屋でちょっとウザイですが、そんなNちゃんも可愛い!

「ん? 望んでいる、だって?」
 「それはそうだろ? おじさんは本来は、正義の人なんだから――」
 「馬鹿か君は! そんなものは不完全な理解に過ぎん!」
 やばい! このNちゃんウザイ! でも可愛い!
 個人的には「馬鹿か君は!」より「君は馬鹿か!」の方がサモンナイト2でしたね(cv緑川光)。

「『彼の心を理解した』と言えるのは僕だけさ。真の理解とは、融合する事に他ならない」
 少女と融合とか、おっさん犯罪すぎっぞ!
 自分もNちゃんと理解し“愛”たいので、融合して下さい!

「本来のおじさんの望みは、『悪を裁く』だけじゃないだろ。『人を殺さない』ってのもあったはずだ」
 「お前がそれに気付いてない訳はないよな?」

 夏彦がそう言うと、彼女はふっと笑った。
 「……ご明察」
 「君もそこまでは馬鹿じゃなかったようだね」

 夏彦の指摘した事実に、慌てるでもなく認めるNちゃん。
 自分が介在した時点で宇喜多さんの心に矛盾が生じていることは百も承知だったようです。

「コギト・エルゴ・スム。我思う故に我在り。ではそう思う主体、即ち『心』とはなんだろうか?」
 「脳内で行われる精神活動の事か? 脳が無ければ心は存在し得ないのか? ……違うね」
 「心とは、『情報』の集積だ」
 「脳の有無など、心があるか否かを決定付ける指標にはならない」
 「たとえ僕が、素粒子が伝播する情報エネルギーの寄せ集めに過ぎなくても」
 「仮に僕が、1枚の記録媒体に刻まれたデジタルデータだったとしても――」
 「僕には、心がある」

 今ここに自分は確かに存在した、生きている人間と変わらなかったと夏彦に言って消滅する被験体N。
 集積された情報を破壊することは、その人間を殺すことと同義なのだと、そう伝えたかったのでしょうか。
 
・【2030/09/16 16:31】
 「ちょっと待て、サリュはどうなんだ? あの娘、斧で俺を襲いやがったんだぞ」
 「っ……」
 夏彦は考えた。
 サリュが少々エキセントリックな性格をしているとしても、そこまでの行動に出るだろうか?

 宇喜多さんの悪意除去が終わるやいなや、今度はサリュを連れて来いと渡瀬に命令する夏彦。
 渡瀬はお断りします状態であり、夏彦もサリュが少々アレゲなことは否定しないようです。

「先生の正体は、『保安六課』なんじゃ……!」
 「保安六課?」
 きょとんとする夏彦たちに、悠里はうなずく。
 「鹿鳴市保安課の中に密かに存在している、隠蔽担当セクションだよ」
 「ラボの手先として、色んな汚れ仕事をやっているの」
 「コミュニケーターの拉致とか、ラボに関する事件の隠蔽とか……」

 恵那先生の持っていた銃は、渡瀬たちが持ち込んだ銃――『Nz75』ではありませんでした。
 そして、特殊部隊が出てくるのはよくあること、先生はソッチ系なのではと悠里さん。
 確かに、この手の状況では、山狗とか密葬課とかいった特殊部隊には事欠きませんね!
 まあ、√Aノーマルエンドの死亡者リストから、先生はコミュニケーター管理官とやらだと思われますが。

「出会い頭に、いきなり襲われるかもしれん。俺のリスクについては、考慮に入ってないようだな」
 「リスクを負うくらいは我慢しろ。元はと言えば、お前がしでかした事がここまでの事態を呼んだんだから」
 その言葉に、渡瀬も悠里も眉根を寄せる。
 「ひ、ひこりん……? それはちょっと、言いすぎじゃ……」
 酷いよ夏彦さん!パート……何だろう。結構アレな発言が多い夏彦です。
 理屈はわかりますが、もうちょっとオブラートに包んだ言い方があったのではないかい。

「いや……構わないぜ、悠里。夏彦の言う通りにするよ」
 「俺はこいつに操られる立場だ。こいつがやれと言えば逆らえないからな」

 操(パシ)られる立場であるという自覚はあったようです。

「だがな、夏彦。俺はお前の駒じゃない。生きた人間なんだ。それを忘れるなよ」
 「……何だ? 行きたくないとでも言うつもりか?」
 「違うさ。俺が気にしてるのは、もっと先の話だ」
 「こうして皆を連れてきて、悪意を消去し終わって、俺が用済みになったら――」
 「お前は俺の記憶を、また消すんだろう?」

 バレテーラ! 誰でもわかりまんがな。

「まぁ消したければ消すがいいさ。その瞬間からお前は、本当の意味で怪物になるがな」
 渡瀬さんの捨て台詞が発動! 夏彦にプレッシャー!
 ちなみに、既にいくつかのバッドエンドでは怪物になってます。

「……おい、待て渡瀬」
 「なんだよ、しつけぇな?」
 「お前は……銃を持っていかなくていいのか?」
 「平気だよ、こいつがあるからな」
 けんあく!(新番組)
 しかし隊長さんは格好良かった。

・【2030/09/16 16:36】
 「……隊長さん……なんかすごく、無理してるみたい……」
 (……っ)
 その言葉に、夏彦の胸はわずかに痛んだ。
 悠里さんのさり気ないひこりん批判!(違います)(違わないかもしれない)
 夏彦に精神的ダメージ!

渡瀬が記憶を取り戻してからというもの、夏彦と彼は利害関係の一致でのみ、共同歩調を取っている。
 しかし、以前の方が、彼との関係はずっと良好だったように思うのだ。
 心を繋ぎ、共に生きる道を探っていたあの頃の方が、ずっと――。

 「……せっかく悪意を消してやったっていうのに、どうしてあいつとはわかりあえないんだ……!」
 なんか渡瀬が悪いような物言いですが、夏彦さんの態度も充分に悪いですからね。
 脱出後の話は置いておいて、せめて今は表面上だけでも仲良くすればマシなのに!

「……認めたくなかったのさ、そんな事は……」
 「善意と勇気を振り絞って行動したつもりが、
  目的を果たせないばかりか、最悪の結果を生んでしまった事がね」

 認めたくないものだな、自分のなんたらかんたらを、と悔いる宇喜多さん。
 まあ、イレギュラーに対応しきれなかったのが渡瀬と宇喜多の敗因ですかね。

「でも……宇喜多さんがわたしたちを救おうと思ってくれたから、わたしはひこりんに会えたんです」
 悠里さんマジ天使。

「いや……救われたよ」
 「救おうとした相手に救われたんじゃ、話が逆だがね」

 「あはっ、そうかもですね」
 悠里さんマジ天使(大事なことなので何度でも言います)。

「隊長さんも自分の間違いに、気付いてくれればいいのだが……」
 「……あいつの考えは、そうそう変わらないでしょう」
 この会話の流れでは、今の渡瀬の考えに間違いがあるとは言い切れない気もしますが。
 どうやら、宇喜多さんの中には悠里をQに引き渡す考えはないようです。

「ラボと鹿鳴市の取引先に『ベテルギウス新薬』という外資系企業があってね。
  そことつるんで金儲けを目論んでるのさ」

 ライプリヒ!ライプリヒ!

「ADの正式名称は、『Alone Desire』――『孤独を望む』薬です」
 「人と人を繋ぐ力、BCを否定する薬なんですよ」

 宇喜多さんの血生臭い話に対して、悠里さんのロマンチックなトリビア。
 ところで、ADについて、A(1番目)+D(4番目)=N(14番目)ということで、
 被験体Nも本心では孤独を望んでいるのではないか、という説もあります。
 クリア後コメント:ADは被験体Aのために作られましたが、被験体Nも同様の状況なのであるいは。

「『WX粒子が生成される』っていうのはね、
  いわばなんのメッセージも込められてないBCが送信されるって事なんだよ」
 「そこに存在するのは、漠然とした『想い』だけ」
 「BCという能力が持つ、原初の目的。『人と人を繋げようとする』想い……」

 まだまだ続く悠里さんのロマンチックなトリビア。
 WX粒子増幅器の中には、一種の人工頭脳『人工BCレセプター』が入っているそうです。
 ところで、BCについて、Bの(2番目)+C(3番目)=W(23番目)ということで、
 この√Double(=√W)は、BCにより人と人とを繋げる想いの話、という説もあります。

「WX粒子増幅器は、ADの逆の作用を持つんだよ。一般人をコミュニケーターにできる機械なの」
 「『いつかはあの機械によって、世界中の人々がコミュニケーターになれる日が来るのかもしれない』」
 「『そうすればコミュニケーターと普通の人たちの争いはなくなる』」
 「博士は、そう言っていたけど……」
 「……でも、それっていい事なのかな?」

 寿命問題さえ解決できれば、ワンチャンあるかもしれません。
 まあ、心情的な問題が非常に大きいので、夢物語でしょうが。

「その……ひこりんには、隊長さんの記憶を消さないでほしいの」
 「え!?」
 「隊長さんだって、話せばいつかわかってくれるかもしれない。それは自然な心変わりでしょ」
 「でもセンシズシンパシーを使うのは、そういうのと全然違うよ」
 「記憶を少し歪めるだけでも、人はすごく変わってしまうし
  ……記憶を消すっていう事は、人の心を殺すのと一緒だと思う」

 センシズシンパシーはチートということです。チーター乙。
 何より、そもそも夏彦は未だ一度たりとも渡瀬と腹を割って話し合っていませんしね。

「……でも、それも君のためなんだ」
 「そんな……!」
 「だってそうだろう。渡瀬の意志は揺らぐ事はないし、奴は最終的に君を連れて行く」
 「もう1度聞くよ……悠里は本当に、それでいいのか?」

 「……っ」
 「君を自由にするためには、他に方法はないんだ」
 「『話せばわかる』なんて、そんなの甘い幻想だよ」
 「だからぼくは、全てが終わったら――」

 まさかの、だが断る。はいはい悠里のため悠里のため。
 まともに考えてもいないのに、他に方法はないと思考停止するのが夏彦の悪い癖です。
 そのとき、シェルターの外から誰かが――!

「誰かが壁のボタンの事を思い出し、万が一修理できたとしても、入ってはこれない」
 おっさん! それフラグや!

・【2030/09/16 16:37】
 (ま、そうだよな……当たり前だ、あいつは聖人君子じゃねぇんだし)
 (大事な女を護りたいと願う、普通の男だ)
 (俺だって同じ立場に置かれたら、同じ行動を取るだろう)

 一方、サリュ探索中のパシリさん。
 圧倒的に不利な立場なので、夏彦とは違い、何とかして相手を説得しなければなりません。

(なぜそれがわからないんだ、夏彦……!)
 (お前の女だって、何年もラボに幽閉されてたんじゃねぇのかよ?)

 なのに意思は、どうしても相容れない。
 その事について考えると、陰鬱な気持ちになった。

 (くそ……あの頃の方が、お前とは仲良くしてられた気がするぜ)
 (俺が記憶を取り戻す前の方が、ずっと……)

 お互いに記憶喪失中の方が仲良くできたのにという、皮肉な意見の一致┌(┌ ^o^)┐
 あと、悠里を「お前の女」と確定させてしまうのは、ましろんが可哀想だからやめてあげて!

渡瀬はふと、自分がずいぶん遠くに来てしまったような気がした。
 (……こんな事、前にもあったな)
 (あれは確か、風見と――)

 ああ、そうか、記憶を取り戻したということは、風見さんとのラブちゅっちゅも、よし爆発しろ。
 クリア後コメント:確かに付き合い始めた頃、デートで似たようなこと言ってましたね。

「まずい! 隠し部屋の存在に気づいたのか!?」
 監視ルームからサリュを呼び出そうと思ったら、監視カメラに洵がシェルター前にいる姿が。
 センシズシンパシーは確かに強力ですが、やる前に殺られたらそこで試合終了です。
 サリュ捜索は中断して、急いでシェルターに戻ろうとする渡瀬ですが――。

「……隊長さん、どこに行くの?」
 先生、タイミング悪いよ!

・【2030/09/16 16:41】
 「あたしだけならまだしも、子供たちにも手を出したのかい!!」
 久し振りの洵さん登場。
 この台詞だけ見たら、まるで宇喜多さんが洵と悠里に手を出した変態かのようです。

「そのおっさんとあんたたちは、グルだったんだね?」
 ~
 「堂島先輩たちを殺したのも、ADが消えたのも、あんたたちのせいでしょ?」
 どうしてこうなった。
 ……いや、自分を襲った相手と子供たちが和気藹々としてたら、グルと疑うのは普通ですが。

「結局善も悪も中途半端な、弱い人間なんだよあんたは」
 お前が言うな。

・【2030/09/16 16:43】
 「あなたは誰かを助けるためなら、汚染区域やガスの中にも飛び込む
  ……私のよく知る『隊長さん』なんだって」

 宇喜多さんから真実を聞いていても、未だ渡瀬がテロリストだと信じ切れない恵那先生。
 やっぱり恵那先生は善性の塊のような人だなあ。胸元の脂肪の塊も大きいし!(黙れ)

「『コミュニケーターAの悪意感染』……あれと同じ事が、いまこの施設の中で起こっているんだよ」
 「!!」
 「そ、そんな……! じゃあ宇喜多さんや守部さんも、悪意に感染してたって言うの!?」

 さすが恵那先生。悪意という言葉だけで事態を把握なされました。
 保安六課だかコミュニケーター管理官だかと疑われるだけあって、事情通のようです。

「なにそれ、聞いてないわよ!? センシズシンパシーで記憶を修復!? 悪意から解放したですって!?」
 「天川くんとユウリさんに、そんな事ができるっていうの!?」

 「な……なに!?」
 しかし、センシズシンパシーの細かい能力についてはご存じなかった模様。
 保安六課であるなら、ラボ側の事情は知り尽くしているはずだと思われるので、
 やはり恵那先生はコミュニケーター管理官(鹿鳴市とは無関係の役人?)とやらでしょうか。

(いつもいつも、なんてタイミングで現れるんだこの娘は……!)
 サリュたんきた! これで負ける! 天使ではなく疫病神だったか…!

「恵那。その銃は何? この男を撃とうとしていたの?」
 「だったら早く撃つべき」

 ~
 「この男は夏彦を撃った。原子炉を爆破し、街を滅ぼそうとした。許しがたい凶悪犯」
 「た、隊長さんをどうするつもり!?」
 「殺す」
 「殺すって――!」
 「私だって別に殺したくはないけど、皆を護るためには殺さなければまずい」
 \(^o^)/

「頼む! 俺の代わりに助けてやってくれ!」
 不意を突いてサリュの脚に飛びかかり、恵那先生に夏彦らを助けるよう懇願する渡瀬。
 というか、なに羨ましいことをなさっているの! そこを替われ! 今すぐに!

「先生はあの時、俺を信じてくれた! だから俺も先生を信じる!」
 「……っ」
 その言葉に、恵那の表情が和らいだ。
 「ホントにお人よしなんだから!」
 隊長さん! 隊長さんじゃないか!(ちょっと感動)
 恵那先生も微妙に嬉しそうで何だこれニヤニヤさせやがるぜ。

・【2030/09/16 16:46】
 「あたしだってこんな事したくないよ! でも、万が一の犠牲者が出てから、後悔するくらいなら――」
 「あたしはシリウスを辞めてでも、こいつに手を下す!」

 仕方ないわー。犠牲者が出て後悔するくらいならシリウス辞めてでも宇喜多殺すわ―。と洵さん。
 やや自分に酔ってる感も否めませんが、錯乱中だから大目に見ましょう(後に黒歴史になるであろうさ)。
 と、ここで渡瀬にヘルプを任された恵那先生が華麗に到着し、銃を構えて言い放ちました。

「私は、刑事よ」
 (宇喜多)佳司!?(違います)
 いきなり名前を呼ばれた宇喜多さんは驚いたでしょうね!(違います)

恵那の告白に、その場にいる全員が目を見開いた。
 「正確には『刑事みたいなもの』ね。一般には知られてない団体に所属してるから」
 そりゃあ、教師だと思っていた女性が佳司……もとい、刑事だと言われたら目を見開きます。
 ふむ、コミュニケーター管理官とやらは刑事みたいなものなんですかね。やはりお国の人か。

⑤√Double Chapter4

・【2021/03/30 11:38】
 鹿鳴市でも名の知れた、有力な市議会議員の父――だが彼は、何かと悪評の絶えない人だった。
 というわけで、隙を突いてセンシズシンパシーを発動させた夏彦。
 渡瀬、宇喜多さんと同様に、洵の悪意除去開始です。
 彼女の記憶によると、洵の父親は市議会議員で、橘姉妹には両親がいないそうです。

・【2021/04/07 13:12】
 凪沙はまだ小学校に上がる前だというのに、洵より物知りの、とても賢い子だった。
 洵さんの名誉のために、ここはノーコメントでお願いします。

・【2021/04/07 15:00】
 《わたしたち……303ごうしつにいます……》
 渡瀬の記憶にもあったように、鹿鳴市営団地で、大規模なガス爆発事故が発生。
 凪沙はコミュニケーターだったようで、彼女のテレパシーにより居場所が伝わりました。

・【2021/04/21 13:46】
 「あら、洵ちゃん……凪沙、見なかった?」
 風見さんが精神崩壊してる……!
 夏彦と同様に、大切な人を亡くしたショックで自我喪失してしまったようです。
 こう見ると、渡瀬はかなり心が強かったですね。代わりに復讐に走りましたが。

・【2021/05/04 16:25】
 「あたしが凪沙の代わりに――風見ちゃんの、妹になるから」
 ロリ洵も天使でした。

洵は初志に従い、まず消防学校に入った。
 そこを男子を含めてもトップの成績で、洵は卒業した。

 なん……だと……?

・ともあれ、渡瀬や宇喜多さんと違って暗躍していたわけでもないので回想は短め。
 ちゃっちゃと捏造された記憶を元に戻し、悪意除去を終わらせることにしましょう。

・【2030/09/16 11:20】
 「俺はお前みたいな奴、好きだぜ」
 「すっ……!?」
 「ごめん隊長! 今なんて言ったの?」

 「ん? いやだからお前みたいな奴が好きって……」
 「寿司?」
 「好きだって言ったんだよ! 何度も言わせんな!」
 その言葉に、洵の心は躍った。
 なんだよこれ。

「性格や能力だけじゃない。お前の顔も好きだ」
 「口が悪いところも好きだ。その小さな胸が好きだ」
 「なんかもう全体的に好きだ、お前の事」

 なんだよこれぇ!
 Nちゃんによる記憶捏造とは一体……!(戦慄)
 
(……こ、これはコメントしにくい……)
 (というか改竄ぶりがひどすぎて、どこから手をつければいいのかわからないぞ)

 いや、本当だよ。
 今回のNちゃんはお茶目なのだろうか……。
 それとも、洵の深層心理を読み取った結果がこれなんだろうか……。
 どちらにせよ、Nちゃんグッジョブと惜しみない賞賛を送りたい。

 ・【2030/09/16 16:49】
  「あたしの悪意があんたの心を破壊するのが早いか、あんたがあたしを消去するのが早いか――」
  「試してみようか!」

  ここでも悪意除去が不完全だとバッドエンド4。
  シーンタイトルは「キラー・クィーン」。
  イギリスのロックバンドの曲ですが、奇しくも中澤工さんが手がけた過去作もキラー・クイーンです。

・【2030/09/16 11:51】
 「あんたがあたしを消滅させるんだ。いくらでも言い繕う事はできるけど、それはやっぱり殺人さ」
 「それを躊躇しないあんたには、人殺しの素養があるよ」

 今回のNちゃんの一人称は当然ながら「あたし」。 渡瀬verや宇喜多verに比べると普通です。
 肉体はないですけど人間なんです、だからあんたは殺人者なんですよ、とNちゃん。その通りです。

「ねぇ、『一殺多生』って言葉を知ってるかい? 洵が嫌いな言葉なんだけどさ」
 洵が目指すところの正義の味方という奴は『一殺多生』をする存在なのだと、某Fateで言っておりました。

「宇喜多さんに『弱い人間』って言ってたけど、洵こそが間違いなく――」
 「黙れって言ってるんだ!」
 基本的にNちゃんが言ってることは間違っていないので困ります。

「あの凪沙って子が、洵さんの心に残り続けているように……」
 「……その名前を出すんじゃない」
 被験体Nが、夏彦を鋭く睨みつける。
 「ムカつくんだよ、あいつ」
 「死んで9年も経つのに、洵の心にずっと残りやがってさ……!」

 凪沙に対して怒りをあらわにするNちゃん。
 洵と融合したこともあって、洵の心を多く占める凪沙に嫉妬しているのでしょうか。可愛い!
 クリア後コメント:そんな単純な心情ではありませんでした。Nちゃん……。

「……お前を殺すよ、被験体N」
 「やるなら早くやりなよ、ヒーロー」
 「そんでせいぜい長生きして、罪の意識に苦しみな」

 「あぁ……生きている限り、ずっとな」
 ああ、またしても貴重なNちゃんが……(仕方ないだろ)。
 それにしても、Nちゃんの言葉回しはすげぇ好みです。風見さんverにも期待しています。

・【2030/09/16 16:52】
 「こちらこそ……その、さっきはすみません。刃物持って迫ったあげく、なんかすごく失礼な事を言って……」
 「いや、いいさ……あのくらい言われてしかるべきだ」
 悪意が除去されてシラフになり、一転して借りてきた猫のように大人しくなる洵さん。
 まるで酔っ払ってる最中にやらかしてしまって、酔いが覚めてから後悔するかのよう。
 これは気まずい。だから後々に黒歴史になると言ったのに……。

・【2014/04/04 13:28】
 「えなもおとなになったら、おとうさんみたいなおしごとしたい!」
 一応、恵那先生も悪意に感染しているかもしれないので、ウイルスチェックをすることになりました。
 8歳の恵那ちゃんきゃわわ。個人的にはどっちの先生さんもいけます!(ぐっ)

・【2014/09/19 15:31】
 父はあの日、放火犯から誰かを庇って殺されたのだという。
 同時多発放火事件の際、『コミュニケーター管理官』であるお父さんは殉職なされたようです。

・【2028/04/05 07:50】
 「コミュニケーター管理課第一室長の黒田だ」
 「同じく管理官の比嘉」

 ぽっと出の新キャラ恵那先生の上司、黒田と比嘉さんです。
 どうも彼らからは桧山と堂島、江里口と柏木と同じ匂いがするようでなりません。

「その事を俺たちに知らしめたのが、他でもない、椿山室長が保護を担当していたコミュニケーターだ」
 「BC研究の被験体として、超心研に迎え入れられた女、通称『コミュニケーターA』」

 渡瀬と宇喜多の記憶にも出てきたコミュニケーターA。
 いろいろとパズルが繋がって参りました。

まぁ私には妻がいるし、恵那もいるし、別に悔しくはないさ。
 (もっとも黒田くんは独身なので、本気で悔しがっていた。哀れなり)

 恵那父の手記より、コミュニケーターAは彼ら以外の研究員と仲睦まじかったようで。
 黒田さん……サリュと似た美人なので、気持ちはわかるが……。

コミュニケーターSこと天川瞬氏と、天川美夜子研究員のチームは、早くもいくつかの成果を見せている。
 タイプSではないのにコミュニケーターSとは紛らわしい夏彦父ですよまったく(理不尽)。

我々は便宜上、これを『N化(Nobody化)現象』と名づけた。
 センシズシンパシーを多用しすぎるとN化してしまう…?

彼女のテレパシーを受信した超心研の研究員たちは、
 みな極めて攻撃的かつ不安・不穏な心理状態に陥ったのだ。
 (※とりわけ酷い反応が出たのは、江里口研究員・柏木研究員など)
 これはどうやら、ただのテレパシーではない気がする。
 通常のテレパシー受信時には起きない、奇妙な現象が頻発したのだ。
 (記憶のフラッシュバックや認識障害など)
 我々はこれを仮に、
 『NBC=Negative Beyond Communication』
 と名づけた。

 なるほど、この時点ではセンシズシンパシーは未発見だったわけですか。
 また、江里口・柏木とどっかで見た無様な故人の名前も出てきました(ひでぇ)。
 √Aで出てきたNBCはダークビヨンドコミュニケーションのことだったんですね!

点滴を替えにいった江里口研究員が、何らかのトラブルを起こし、彼女を逃してしまったようだ。
 江里口ェ……。まあ、センシズシンパシー喰らったら仕方ありませんが。

「なぜかその犯罪行為の大半は、『放火』だった。恐らくAの思考が影響したんだろう」
 なるほどなるほど、放火だったのには、そのような理由が……盲点でした。
 恵那父は、このときに放火犯からコミュニケーターAを庇って死んだそうです。
 しかし、√Aで恵那先生が「心を許したその対象者に刺されて」と言っていたのは…。
 まあ、放火犯が発生した原因がコミュニケーターAなので、その理屈もわからなくはないですが。
 ちなみに、Aは事件後に2年幽閉され、それからラボに移されましたが1年後に死亡したそうです。

・【2030/04/02 15:25】
 「まぁ任務につけば、すぐにわかるさ。純粋な子供たちと接し、その心をちょっと洗ってもらえ」
 自分も恵那先生の身も心も洗ってあげたいです。お風呂で。

・【2030/04/30 17:32】
 「こいつはクセェーッ! 下心の臭いがプンプンするぜ!」
 「えっ、下心?」
 「先生気をつけてくださいね? こいつ生来の年上好きで、年上なら誰でも好意もっちゃう奴なんで」
 なんか元気なましろんを見るのは久し振りだのう(回想ですが)。
 そして年上好きな夏彦は、年下好きの自分とは相容れないな。
 まあ、悠里と恵那先生のおっぱいが素晴らしいことは認めるがな。

・【2030/09/02 13:22】
 「睡眠薬を投与され、死化粧を施され、遺体に見せかけられた、琴乃悠里本人だったのですよ」
 独自調査で、そこに気付くとは……やはり天才か……。
 恵那先生、元々、ADやプロキオンやWX粒子、悠里については御存知だったのですね。

・【2030/09/16 05:56】
 9月16日早朝、黒田と比嘉と共に、恵那はラボに向かった。
 黒田と比嘉も……だと……?
 あー、そういえば√Aノーマルエンドの死亡者リストでは、
 コミュニケーター管理官は3名になっていた……ということはー!

・【2030/09/16 10:08】
 (なぜ黒田室長と比嘉管理官は撃ち殺されているのに、
  あのレスキュー隊員だけが、首を折られて死んでいるの?)

 ぎゃー! やっぱりー!
 くそー、江里口と柏木を頭数に入れてなかったから、二人が死んだ研究員だと決めつけていた。
 冷静に見なおしたら、√Aで地下(Zeroエリア)にも死体があると仄めかしていたので、
 せめて人数だけでも気付いてしかるべきだった!人数合わないとは思ってたんだよなあ!
 クリア後コメント:まあ、それ以外は大体合ってのたので及第点としましょう。

・【2030/09/16 16:55】
 「心配ないわ。先生はこう見えて、社会を陰から護るスーパー公務員だからね」
 センシズシンパシーを終えて、再び現実。
 サリュに襲われている渡瀬を助けるべく、洵が飛び出していったので恵那も後を追います。
 恵那先生は伝説のスーパー公務員なので何とかしてくれることでしょう。

《渡瀬、どうした!?》
 「な、夏彦か!?」
 久しぶりに『幻聴』を聞いて、渡瀬は驚いたらしい。
 「脅かすんじゃねぇよ、これテレパシーか?」
 命を狙われている最中に、突然テレパシーが届いたら驚くってレベルじゃねーぞ!

《なりは小さいが、あの娘は猛獣だ》
 エキセントリックな性格とか猛獣とか本人のあずかり知らぬところで散々な言われようですね。

《わかったわ! 第2エリアね!》
 渡瀬の現在位置を恵那先生に伝える夏彦。
 既に恵那先生は心を開いてくれているため、テレパシー&エンパシーで通信可能です。
 いやあ、ようやく本来あるべきBC能力の正しい使い方が実践されましたね。おせぇよ!

(もう渡瀬も、いい加減ボロボロだ……!)
 ( 0w0)<ワタセノカラダハボドボドダ!
 まあ、夏彦がパシリまくったせいでもありますが。

「ひこりん、まさか隊長さんが心配になったの?」
 「違う、サリュが心配なだけだ」
 ましろが起きていたら『このツンデレめ!』と言われるだろうと思いつつ、夏彦は答える。
 ┌(┌ ^o^)┐

・【2030/09/16 17:03】
 「俺を信じられないのはわかるが、今は戦う時じゃない!」
 「夏彦たちのところへ行け! あいつらはお前を探している!」

 間一髪、サリュから一時的に逃げ切れた渡瀬。
 何度も夏彦たちのことを伝えてはいますが、サリュは信じてくれません。まあ当然か。

「お……お前が、死体を、移動させていたのか……?」
 一難去ってまた一難。
 今度は風見さんwith被験体Nの死体と遭遇です。
 15持38分にファクトリー付近で渡瀬がやり過ごした人物は風見さんだったようで。

「この子が、私の妹だから……」
 「凪沙だから、ですよ……」

 ~
 「N……? 凪沙のイニシャルですね……」
 駄目だこいつ、早くなんとかしないと……!
 クリア後コメント:駄目なのは自分だった。既にBCや花屋など、伏線は張られていたというのに。

(風見は、もう……!)
 ――心の平衡を、失っていた。
 風見さんはひび割れたガラスのハートの持ち主だったようです。

・【2030/09/16 17:05】
 「あぁ……ようやく、再会できた……!」
 サリュは安堵の微笑を浮かべて、こちらに突進してきた。
 「ぐほっ!!」
 小さなサリュの頭が、夏彦のみぞおちにめり込む。
 渡瀬を追うためか、はたまた渡瀬の言葉通りに第5エリアに行こうとしてたのか、
 Nエリアを経由しようとしたところ、見事に夏彦と出会うことができたサリュ。ロケットずつき。
 くそ……イラ壁しちまった……(夏彦への殺意+1)。頭でみぞおちをぐりぐりされたい……。
 
 余談ですが、サリュはNエリアを行き来できるセキュリティカードを所持している様子なので、
 √Aで渡瀬・洵・宇喜多・風見さんの4人(先生は宇喜多に射殺)を皆殺しにしたバッドエンド9では、
 ひょっとしたらサリュはNエリアの夏彦の死体を見つけており錯乱していたのかなあと。
 ここまで再会を喜んでいるので、夏彦の死体を見つけたときには……復讐鬼になってもおかしくない。

「……混乱中」
「博士から、悠里は9年前に死んだと聞いていた。それで夏彦は、彼女の幻覚を見続けていると」

 夏彦と一緒にいる悠里を見て混乱するサリュ可愛い。

「気のせいかもしれないけど……悠里を見た時、何か懐かしさのようなものが……」
 「って……悠里は会った事あるのか?」
 「な、ないよ。気のせいだと思うよ」
 思いっきりどもる悠里さん。
 忘れかけてましたが、被験体Yはサリュの可能性が高いので、面識はある可能性も。

「悠里、あなたが――」
 「私の記憶を、操作したのね」

 なんだってー!
 というか、よく考えたら記憶操作できるのは被験体Nと悠里しかいねぇ!シット!

・【2027/09/01 10:00】
 「3号被験体Nから、2号被験体Yへ。センシズシンパシー開始」
 サリュは被験体Nから技術者の記憶を移されるバックアップ、という役割を担っていたようです。
 ラボと鹿鳴市、そしてとある企業が手を組んで作り上げた、産業スパイの構造だとか。
 とある企業というのは、まあ、ベテルギウス新薬のことでしょう。

(あれに比べれば、どんな実験もまし……)
 それが5年前に終った事を、サリュは感謝している。
 今の実験が始まる前は、タイプSになるための照射実験をさせられていたようです。
 なんというか、もう、ラボの連中は全員記憶を破壊されればいいんじゃないかな。

その小説は哲学的な内容で、冒険モノを好むサリュの好みとは離れていた。
 SF好きのサリュ可愛い。

「あなたが赤子だった頃にいたフランスの孤児院が潰れてしまい、
  行く宛てのなくなったあなたを私が引き取ったの」

 博士は表情を変えず、そう答えた。
 だがサリュは首を振る。

 「嘘」
 「え?」
 「私はラボの中で生まれたはず。かつてラボにいた被験体から生まれた子なのでは?」
 バレテーラ。

「……あなたの母親は、アリス・アンフラメというフランス人女性」
 特にサリュに対しては機密事項でもなかったようで、あっさりと教えてくれる美夜子さん。
 曰く、アリス・アンフラメはサリュの出産時に産褥死で亡くなってしまった。
 父親は、安曇衛士という、ラボの研究員で、当時のアリスの担当管理者だった。
 その父親も、サリュの誕生を待たずして、実験中に事故死した。
 名前の由来は、優しく包み込むような、そんな女の子に育って欲しいとのこと。
 ううむ、安曇さんは消されたんだろうなあ。
 16年前の放火事件を防げなかったことと、被験体を孕ませたことの責任によるものか。

・【2027/10/01 14:06】
 「被験体Nが……人格を失ってしまったの」
 今から3年前、被験体NはN化してしまい、サリュへの実験は中止されたようです。
 この時点で、被験体Yことサリュの存在意義は消失したといえましょう。事実上の破棄です。
 既にサリュも人格消失の一歩手前まで来ており(その影響で人の心が読めない)、
 本来なら処分されて然るべきですが、美夜子さんが何とか食い止めていた模様。

・【2030/09/09 21:34】
 「『優衣の記憶を改竄し、ラボの実態に関する全記憶を抹消する事』」
 ~
 「三ノ宮は、私の旧姓。ルイーズは――『気高き戦い』という意味よ」
 そして今から1週間前、被験体Yことサリュは美夜子さんの伝手により、
 記憶を悠里に削除された上で、夏彦の元へと赴くことになった、ということでした。なるほど。

・【2030/09/10 16:30】
 「琴乃悠里についての情報は、すでに把握してある。なるべくうまくやるつもり」
 翌日、夏彦の身辺警護の任を与えられたサリュは、美夜子さんと鹿鳴市内にやってきました。
 当然ながら、夏彦の脳内彼女についての情報も美夜子さんから与えられております。
 自信たっぷりですが、実に不安そうな表情の美夜子さんです。そりゃそうだ。

「これはAir Reading Masscot Systeme、通称『ARMS』と言ってね」
 さりげなくフランス語読みに……! なんという細かい……!

「……えぇ、さきほど私も知覚しました。恐らく特監ナ2号のテレパシーです……」
 直後、夏彦さんの超テレパシー炸裂。もうラボ側にも一瞬でバレバレやないすか。

・【2030/09/11 08:10】
 学校へ転入するサリュ。
 どうでもいいですが、このシーンの出だし、ちょっと文章がおかしいですね。重複してた。

・【2030/09/16 06:50】
 「……また、君か」
 「……また、あなたなの」
 そして事件当日。
 昨日の夜に戦ったテロリスト・渡瀬とエンカウント。
 「やっかいな奴だよ、君は!」と渡瀬は思っておられることでしょう。まじで。

「……悪い事は言わん。さっさと逃げろ」
 「早く逃げないと隔壁が閉ざされ、脱出不可能になるぞ。火勢も激しさを増し、焼け死ぬかもしれん」
 「どうやら子供の正義感で、俺たちの計画を阻止しようと思っているみたいだが――」
 「自分の身を危険にさらしてまで、俺と戦って何になる?」

 子供は帰ってママ(美夜子さん)のおっぱいでも吸ってなとサリュに言う渡瀬。
 √Aでサリュが言った「あなたは前回も、私に同じことを言った」とは、このことですね。

・【2030/09/16 17:12】
 「……知らない方が、きっと幸せだった」
 回想が終わり現実。あーいけないんだー夏彦がサリュを泣かした―死ねぇ!

「私の人生が灰色だったとしても、この数日間の想い出は、彩りに満ちていた」
 「その想い出があれば、どんな過去にも耐えられるから……」

 サリュは強い子だなあ。どっかの妄想彼女を飼っていた誰かさんとは大違いや。

《テロ発生直後の爆発に巻き込まれて、病院で治療を受けていたの》
 《つい2時間ほど前に戻ってきて、今は…――…―――》

 その後、試しに美夜子さんにテレパシーを投げたら届きました。
 今まで何やってたかと思えば、最初の爆発で病院送りされてたんですね。

《床に頭を押しつけてみたら、通信できるようになったわ》
 想像したらワロタ。相変わらず、人の目を気にしない方ですね!

《……逃げるのは、難しいわ。外には保安六課が待機している》
 ~
 《保安六課は今回の一件を、Qによるテロだと睨んでいる》
 《銃で武装して照明も落として、隔壁が開くと同時にあなたたちを全員確保するつもりよ》

 √Aのノーマルエンドで突入してきた連中が保安六課でしたか。
 やっこさんは、すべてなかったことにする気マンマンのようです。

《わたしが悠里ちゃんたちのために、ずっと用意してきたものがあるの》
 《BrainCellの権限を奪う、ハッキングソフトが……!》

 悠里の記憶で言っていた例の勝利フラグですね!
 最後に残ったみちしるべ! もう何も恐くない!

《愛してるわ、夏彦! 外で必ず―――………》
 この状況下、かつ心の中でなら、不器用な美夜子さんも本心を伝えられました。てやんでえ。

「ねぇひこりん、博士がどうして毎日、ラボに寝泊まりしてまで研究を頑張ってたと思う?」
 「博士の研究テーマの1つが、『コミュニケーターの寿命の延長』だったからだよ」

 ~
 「博士が費やした10年間が、コミュニケーター全員の命を延ばすかもしれないんだよ」
 「あんなすごいお母さん、どこにもいないよ……!」

 息子との今を失ってでも、息子の未来を守ろうとしていた美夜子さん。
 そのことを知った瞬間、夏彦が美夜子さんに抱いていたわだかまりは、溶けてなくなったのでした。

・そして√Double Chapter5へ――



前回よりはちょっとだけ短めでしたね!(感覚麻痺)

今回は母と息子の和解という、イイハナシダナーで終わりました。いやあ良かった良かった。
これで夏彦と悠里は、渡瀬に続いて宇喜多・洵・恵那・サリュを仲間にすることができました(ましろんは寝てます)。残ったラスボスは風見さん。その戦闘力は宇喜多と洵を遥かに上回ることでしょう――。

次回、この長かったルートダブル感想も遂に完結!(おそらく!)(きっと!)(そうだといいなあ!)
プロフィール

みとす@ミトシィ

Author:みとす@ミトシィ
生後二年から様々なゲームを節操無くプレイし続け、どこに出しても恥ずかしいゲーマーとなった社会人。救いようのないエロゲマイスターだと近所の奥様方の間では評判。

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