【感想】 タマユラミライ(Azurite)
「魔法使い殿……あのモノは、泣いておりましたよ」
「ヒトを襲うかに見えてできず、ワレを傷つけたときも……涙を流していたのです」
「経立……」
「ぐっふっふ、容易くひねってやることもできたのですがな?
ワレの心は、まだあのモノをヒトと認めておりました」
「ゆえに傷つけはしませんでしたぞ! ワレは、誓いを守ったのです」
妖異が交わす約束は重たい。
それがこの者を縛り付けてしまったのか?
ヒトならざる者に、ヒトの理屈を押しつけてしまったのではないか?
けど、そんな迷いを察したように、なおも猿の王は笑うのだ。
「魔法使い殿……ワレは、ワレが主と認めた方に立てた誓いを、決して覆しはしませんぞ」
「もしもこの先……友が去り、あなたが去ったとしても……」
「これは、あなたの智恵に、力に、やさしさに……心打たれたモノが立てた誓いなのです」
「それはワレが、ワレである証のようなもの、もとよりナニモノにも覆しようがなかったのです」
《我、我、我は秘密に通ずる者》
宗教的な理由により、主人公の名前が"睦季(むつき)"という時点で加点です。異論は認めない。
同ライター作品である『どうして、そんなに黒い髪が好きなの?』に続いてプレイしましたが、主人公とヒロインそっちのけで公式HPに名前すら載っていないモブキャラ同士がお涙頂戴のやり取りで盛り上がってくれる展開でしか摂取できない栄養素があるので良かったです。また、いとうかなこ神の主題歌は"GOD"なのでボーカルコレクションCDを買ってきました。本当にありがとうございました。
『タマユラミライ』読了。その昔、深野市には、外つ国から来た魔法使いが住んでいた(BGM:叙情の旋律)。我、我、我はお決まりの"語り"による導入にエモさを感ずる者、我、主人公とヒロインそっちのけでモブキャラ同士がイイ話で盛り上がる展開を好む者。すわ、行使せよ!<a><a><a><a><a><l><u>!! pic.twitter.com/5uGiQt0jNb
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 29, 2022
割と冗談抜きでヒロイン個別√よりも、1章の経立と人狼の話と、2章のゴンゲサマの話の方が感動したかもしれない。いいぞ…もっと主人公とヒロインそっちのけで公式HPに名前すら載っていないモブキャラ同士で盛り上がってくれ…。(由岐奈√の経立も格好良いんだなこれが…) pic.twitter.com/TI9Y6H47F9
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あとライアーソフトの民なので毎回お決まりの詠唱(フレーズ)で戦うのも好きです。<e><k>:<e><k>:<e><k><e><r><i><l><a><R>(我、我、我は秘密に通ずる者)! pic.twitter.com/75ZgdkTliQ
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タマユラミライ、どし黒と日本神話的な神様妖異で世界観が似通っているので、しれっと媛神の下りで岩長ノ銀杏媛を混ぜ込んでくれたら良かったですね!(ブランドが違う) https://t.co/3vsIfb9SPm
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どし黒と同じライターさんだなって安心した。 pic.twitter.com/GMXG2OPVYI
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こういう台詞回し好き。 pic.twitter.com/OOcvSv7Dai
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ほな頼むわ。 pic.twitter.com/4WgYJgy4an
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迫真のウシガエルの鳴き真似で笑った。 pic.twitter.com/13mxe0nyeF
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声優さんに迫真の動物鳴き声真似選手権させるエロゲ好き。 https://t.co/HYKrdkYvnr
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タマユラミライ、主題歌いとうかなこ神なの"神"じゃん。 pic.twitter.com/EFRxK5dZTn
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ヒロインの中の人が主題歌カバーするの嫌いじゃないよ。 |ココニイルカラ 由岐奈ver. https://t.co/1FUrvtuq2P
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シナリオライターが主題歌カバーするのは意味不明でワロタ。酷すぎて大草原。 |ココニイルカラ(籐太ver) https://t.co/JefQaRPP2l
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ココニイルカラ(いとうかなこver)←本家。神。
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ココニイルカラ(由岐奈ver)←ヒロインのカバー。わかる。
ココニイルカラ(籐太ver)←シナリオライターのカバー。わからない。
我、我、我はタマユラミライの主題歌フルverが聴きたいので秋葉原ソフマップでボーカルコレクションCDを購入せし者。 pic.twitter.com/6pb1Vb3ZkW
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【感想】 どうして、そんなに黒い髪が好きなの?(ファイヤワークス)

「どんなお姿になったとしても、私にとってお姉様は、お姉様なんですッ」
「ごめんね、咲耶……」
「私が、私がこんなに頼んでもダメなんですか!?」
「お願いですから、お願いですから……」
無様にすがりつき、哀願した。
だが銀杏は咲耶の頭を撫でてあやそうとする。その手が、震えていた。
銀杏の瞳にも涙が光っていた。
「ありがとう、咲耶……咲耶は、優しいから好きぞ?」
「でも、でもね……主様は、妾のことを生まれて初めて可愛いと言ってくれた人なの……」
恋を知ってしまったから。
「もうブスは嫌、嫌なの……ブスは嫌なの…………っ」
ぼろぼろと涙の雨が降ってくる。
咲耶に、どんな言葉がかけられたろう? 咲耶は、己の美醜で悩んだことなどない。
それは二人を永久に隔てる壁だった。
「……ッ…………ッッ」
「わぁあああああ~~~ッ!!」
其れが岩長ノ銀杏媛の御心であるならば、言祝ぎましょう。
ブスの中のブスとして100億パワーのブス力を誇るが故に虐げられた醜女の神の、最初で最期の恋物語。
タイトルと序盤のノリからギャグとイチャラブが主軸の作品かと思いきや要所で繰り出される一撃が"重い"。
例えば、銀杏さん√でタイミングも何も完全に無視したド直球な告白で先手の勝負に出たうららが、うらら√では両想いと判明した後ですら告白できず逆に銀杏さんに告白を先んじられた展開で、「おいおい、お前さん銀杏さん√では先手で告白できてたやんけ~(苦笑)(油断)(慢心)」と内心で野次を飛ばした直後のシーン。
「や、やめてくださいっ……どうして? どうして、貴女には言えるのに、私はっ、私は……」
「さあ……振られることはわかっておったからな」
「開き直りがあったというだけぞ」
その心境たるや唐突に顔面へ即死級のドッジボールが飛んできて"死"を悟ってしまうゴレイヌ。
咄嗟の判断で"白の賢人"を発動しなければ即死だった。√を跨いだ両ヒロインの対比、えげつねぇな…。
また、時系列が『1st SEASON(銀杏orうらら)⇒3rd SEASON(咲耶or水葉)⇒2nd SEASON(銀杏TrueEND)』という変則的な構成であることから、1stでの伏線を基に3rdに至るまでの過程を考察しつつ、2ndの種明かしで「成る程オオオオッッ」と烈海王になれたのも好印象でした。ヘヘッ、ミスリードさせてくるじゃん…(敗北)。
情が移るのは圧倒的に銀杏さんですが、キャラとして好きなのは幼馴染でした。
うらら…ブヒらなければ凄い奴だよお前は…。でも、気になる異性の前でブヒるのは…。
人として、どうなんです…?
『どうして、そんなに黒い髪が好きなの?』読了。タイトルからお馬鹿ゲーだと油断していたら不意打ちで"殺傷力"のある"対比描写(シリアス)"が顔面に飛んできて「強……!速…避……」「否」「死」と爆発四散する作品であり、銀杏さんは可愛い。其れが岩長ノ銀杏媛の御心であるならば、言祝ぎましょう。 pic.twitter.com/b5BwhzFWAd
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 18, 2022
Q. どうして、そんなに黒い髪が好きなの?
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 18, 2022
A. なぜだろうな。性癖だからじゃないか? あらためて問われると答え難いものだな。動機の言語化か……余り好きじゃないしな。しかし案外…いや やはりというべきか。自分を掴むカギはそこにあるか……。 pic.twitter.com/TS1f1DBmtj
焦った幼馴染ヒロインが【幼馴染マウント(※)】を連発してポッと出のヒロインを排除しようと試みるも相手の器の大きさに逆に惨めになり曇っていく展開でしか摂取できない栄養素がある。
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
※主人公と自分しか知らないエピソードを語ることで競わずともマウントを取っていく幼馴染の持ち味を活かした戦術
"覇道" pic.twitter.com/jtzEJfLRO0
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
その仕事お給料いくらですか?転職します。 pic.twitter.com/YviqUuCVFF
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
ちょっと想像よりも辛そうだったので転職は無かったことでお願いします。 pic.twitter.com/BPsSLL8PNf
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
主人公が物語冒頭で死にかける羽目に陥った発端のエピソードが酷すぎる。もう終わりだよこの幼馴染ヒロイン。 pic.twitter.com/2OOBwjCu5Q
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
唐突にハクオロさんをディスるのやめてあげてよぉ!!!! pic.twitter.com/OeOYkgUItI
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
やだよ幼馴染ヒロインが萌え豚なんて…(冷静)。 pic.twitter.com/CmpSV2XWhC
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 14, 2022
「人として、どうなんです?」(正論) pic.twitter.com/NAVgIT1b5Q
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 14, 2022
人として、どうなんです…? pic.twitter.com/gpbRCIkVCT
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それはわかる。 pic.twitter.com/nh39l7WV5g
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 17, 2022
人として、どうなんです…? pic.twitter.com/IsbguprLsF
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 17, 2022
【感想】 いろとりどりのセカイ/いろとりどりのヒカリ/紅い瞳に映るセカイ HD Re:GENERATION(FAVORITE)
「罪を犯した人間が幸福になるには、どうすればいいのか――」
「お前の出した答え、悪くなかったぞ」
「正しいか間違っているかは、知らないが」
「……僕は結構、好きだったぞ」
HD版の為にOriginal版を十数年積んでいたので計画通り。
誠に申し訳ございませんでした(洗練された所作で膝から崩れ落ちる土下座)。
いろとりどりシリーズ三部作の中でも、特に、いろとりどりのヒカリ、イチャラブを主とするファンディスクだろうと高を括っていたら、上げて落として落として更に落としてまだ落とす謝っても許さない泣くまで落とす泣いても落とすという、本編よりも遥かに弩シリアスなクソ重展開を突きつけられ、悠馬くん共々、地面に叩きつけられたトマトのようにひしゃげて潰れました。主人公とヒロインを虐め抜くことに定評のあり過ぎるシナリオライター。私の好きな褒め言葉です。
『いろとりどりのセカイ HD Re:GENERATION』読了。いつかHD版が出るだろうと無印を積み続け、そして十数年の月日が流れた(ナレーション)。さあ、満を持して、儚くも美しい、偽物の世界を創造、構築していこう。贖罪と称しながらも更に罪を重ねた気がしますが、結果が𝙃𝙖𝙥𝙥𝙮𝙀𝙣𝙙ならば全てヨシ! pic.twitter.com/mZepbnfSSq
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
『いろとりどりのヒカリ HD Re:GENERATION』読了。全然ヨシじゃなかった。自業自得、因果応報、偽善も欺瞞も許さない、鹿野上悠馬には贖罪の中で重ねた罪を贖ってもらう。う~ん、この作者、終わり良ければ過程は地獄でも良いと思っていますね(褒め言葉)。もうやめて!悠馬と俺たちのライフはゼロよ! pic.twitter.com/QjMxN9OVRM
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
本編の採点結果は赤点追試とばかりに落として落とすファンディスク。罪を体感して自覚しろ、人を騙したのなら騙されろ、人を殺したのなら殺されろ、まず話はそこからだ。罪を犯した人間が幸福になるには、どうすればいいのか――登場人物の犯した罪をなあなあにせず、"断罪"していく物語、評価したい。
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
Q. ファンディスクって?
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
A. ヒロインに「自分なんか産まれてこなければ良かった」と言わせる後日談(何故そんなことを平然とできる!!!!!)。
でもでも、でもですね、ファンディスクにも関わらずヒロインを後悔で号泣させながら「……こんなダメな子なんて、産まれてこなければ、よかったのに」と慟哭させたシーンは誇張抜きで(――とうとうヒロインにコレを言わせるのか…!!!漆原雪人!!)とワンピースの586話になりましたよ(褒め言葉です)。 pic.twitter.com/gBBImGLhbE
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
『紅い瞳に映るセカイ HD Re:GENERATION』読了。おっかいもの~、おっかいもの~、はじめての~、お使いだよ~、わーい。はい可愛い。いや~やはりファンディスクとは斯くあるべきでsぐわあああああ!(突然のシリアスで木端微塵になった音)。いつかまたこの場所で、最果ての古書店で会いましょう。 pic.twitter.com/qCpxB9CTvO
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
苺ちゃんについて。本編では存在だけ匂わせてファンディスクでようやっと登場したと思ったらガチの吐き気を催す邪悪キャラだったお婆ちゃん。"負けたらギャグ要員"の法則に呑まれながらも、小説版でちゃんと「罪を犯した人間が幸福になるには、どうすればいいのか」に向き合っていたのは好印象でした。 pic.twitter.com/2wqA2ha0Ff
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
苺ちゃんのことを全力で語ろうとしたら俺の本気にTwitterがついてこれなかったので苺ちゃんはすごいってワケ。 pic.twitter.com/ZLzmgWCIyQ
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
こう見ると小説版(いろとりどりのミライ)で補完している部分多いから未読の人は絶対に読んだ方がいいですよって言いたいですが十数年積んでいた輩が言っていい台詞じゃない。罪を自覚しろ。
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
いろとりどり三部作、ずっと積んでいましたが書籍はちゃんと発売当時にゲットしてるので偉い!積んでいる時点で偉くはないですね。 pic.twitter.com/Mr2YTqjYXy
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) December 11, 2022
親の声よりも聞いたイケボで耳が妊娠する。 pic.twitter.com/OTv6BWcwo9
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) November 4, 2022
わかるってばよ。 pic.twitter.com/gTjgRp8RY9
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) November 12, 2022
ごめんそれは分からないというか中毒者だわ。 pic.twitter.com/hc4hFTTq04
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) November 12, 2022
一体何まんが大王なんだ…。 pic.twitter.com/2QCV83Bksn
— みとす@SSR木之本桜★★★★★ (@mitosser) November 13, 2022